ボナファイド

2020年07月14日 07時10分12秒 | 少年野球

2020年7月12日のジャイアンツ対ヤクルトスワローズの試合で、発生した事案を今回議題としました。

6回裏 ジャイアンツの攻撃。1塁にパーラ選手がいて打者は炭谷選手。

炭谷が打った打球はゆるいショートゴロ、ショートンのエスコバー選手はダブルプレーを狙うべく、2塁の山田選手へ送球。

2塁山田選手は捕球したが、2塁へ滑り込んだパーラが障害となって1塁への送球は出来ず結果ダブルプレーは免れた…のように思えた。

しかし、ヤクルト 高津監督から「2塁へのスライディングが守備妨害ではないか?」との指摘がありました。

詳細は【巨人】パーラのスライディングで適用されたボナファイドとは…

審判が集まりリプレー検証の結果、パーラのスライディングに守備妨害が適用され、併殺となり得点も取り消されました。

 

このボナファイドですが、プレーの内容はわかってましたが、これが「ボナファイド」っていう言葉っていうことは初めて知りました

よく、MLBではダブルプレー崩しは当たり前で、酷い時にはベースでなく野手に向かってスライディングする選手もいました。

しかし、近代野球ではこのような大怪我につながるプレーはルール的に大きく改善されてます。(コリジョンもこの理由です)

このようなプレイは野球の醍醐味・駆け引きではありましたが、そこは選手ファーストだと思います。

ボナファイドとは日本語で「誠実な、真実の、善意のある」を意味するもので、公認野球規則にも記されている言葉のようです。

 

先に述べましたように、野球の楽しみが少しだけ減った気もしますが、やっぱり野球は正々堂々と戦ってプレイすることだと思います。

そういった気持ちで選手たちにも、中学・高校野球 将来的には選手を指導する人になってほしいです。

 

私はジャイアンツファンですが、今回のパーラ選手のプレイはあまり好きではありませんでした。

選手も決して「相手を怪我させてやろう」と思ってプレイしている訳ではありません。

ダブルプレーを阻止する「チームプレイ」がそうさせたと思っています。

私もYOUTUBEで再確認しましたが、今回のケースは、ベースに向かって真っすぐにスライディングこそしていました。

しかし、審判は「あまりにも近くから、勢いをついてベースを越えた」との説明でした。

つまり、野手を負傷させかねない、危険度の高いものだったと判断されたということですね。ナイスジャッジでした。