試合に勝つことよりも大事な事

2019年10月06日 06時04分00秒 | 少年野球

少年野球の試合は、応援に行くと親も我を忘れて応援してしまいます。
斯く言う私も、自分の息子の試合ではテンションが上がっておりました。
さらに試合に勝つと嬉しい。
ですが、少年野球には勝利よりも大事なものがある事に気が付きはじめました。
今日は、ちょっと真面目な話をさせて頂きます。

少年野球で得られるものは、なんでしょうか?
勿論、野球を学ぶので、野球技術は当然のことですが、それ以外にも重要なことが沢山あります。

・努力する事
・仲間を思いやる事
・挨拶をしっかりする事

細かく分けたらきりありませんが、私は大きく分けると上記の事が思い浮かびます。
これらの事項は、試合に勝つ事よりも大切な事です。勿論、試合は勝つ前提での話です。

だから、私は常に自分自身で言い聞かせるようにしています。

「少年野球(学童野球)では技術は二の次」

野球技術は個人によって入部した時から、圧倒的な差があります。
最初から上手な子も居れば、若干劣る子も居ます。
あまり認めたくはないですが、運動神経や体格的な差異もあります。
この差は、個人的には、「勉強における頭の良さ」よりも大きいと思います。
しかし、その事で悲観する事は絶対にないと思っております。
なぜなら、技術よりも大事な事の方が、少年野球にはたくさんあるからです。
技術面で大事なのは、入部した時からどれだけ努力し、成長できたかだと思います。
逆に言えば、入部当初から技術があり運動神経が良くても、成長できなければ意味がありません。
その「努力した事」こそが、これからの選手もは大きな財産になるからです。

あと、仲間(同じ志を持った者同士)を思いやる気持ちが大きく養われます。
エラーをしても「ドンマイ」のひと事が普通に言える事です。
しかし、それは、決して当たり前の事ではないです。
だから、その心を得られたら、それは選手の大きな財産になると思います。
その他人を思う気持ちは、人間として一番大事な部分のひとつです。
逆に、すごく高い技術を持った選手がいても、味方を責めている様では全くの論外です。

少年野球に限らず、スポーツからは「挨拶を率先して出来る子供になる」という良い面があります。
監督コーチより先に、大きな声で、元気よく挨拶をすれば気持ちよく一日が過ごせます。
また、恥ずかしいという気持ちも徐々に克服され、ハートも強く自信にもつながります。

少年野球では、勝つ試合もあれば負ける試合もあります。
しかし、冒頭でも述べたように勝ち負けだけが全てではありません。
だからといって、はなから負けていい試合なんてありません。
やるからには全力でぶつかります。それは、相手がどんな強豪であったとしてもそうです。
試合に負ければ「悔しい」「勝ちたかった」そういった感情が生まれるのが当然です。
今の時代、競争をさせない風潮(参加する事に意義がある等)もあります。
しかし、野球人であれば、「負けて悔しい!次は勝ってやる!」という気持ちが大事だと思います。
その悔しい気持ちが、さらに努力し、人間的に成長できるチャンスだと思います。
そしてその気持ちが、自分自身の為だけのものではないとしたら最高ではないでしょうか。




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