見逃し三振

2019年07月24日 06時10分00秒 | 少年野球

我がチームの最大の課題

『見逃し三振するくらいならバット振って三振しなさい』です。

見逃し三振って、ベンチからも応援している保護者の方も(球審をしている時の私も)「なんで振らないの!」と思ってしまいます。
更にベンチに戻ると
「振らなきゃ始まらないよ。」
「気持ちの問題だよ。」
ここぞとばかり叱られるのが見逃しの三振です。

こんな場面を見るたびに、少し選手が気の毒になります。
皆さんはご自身で打席に立ち、見逃し三振をした事がありますか?
私は小・中・高校生の試合や練習、更には草野球で何百打席立ったか分かりませんが、結構な数の見逃し三振をしたと思います。(思い出したくない…)
そして、それらがすべて気持ちの問題だったかと言うと、絶対にそんな事はありません。

プロ野球選手も見逃し三振をします。
生活をかけてやっているプロ野球選手は、やる気がないから見逃しを三振をしているのでしょうか?
絶対に違いますよね。

しかし、選手達のバッティングを見ていると、弱気が原因の見逃し三振もあるとは思いますが、技術が原因の見逃し三振の方が多いと私は感じています。
今回、この見逃し三振について書かせて頂きます。

素振りやトスバッティングは素晴らしいけど、打席に立つと全く別人というタイプの選手はいます。
このような選手は、タイミングをとる技術がまだ習得できていないので、タイミングの取り方を身に付ける練習してあげた方が良いかと思います。
気持ちの問題だけで片付けるのは、かわいそうかなと感じます。
構造的な観点で考えると、打席でスイングをするためには、投手がリリースした時です。
しっかりとテークバック(トップ)ができていることが重要で、そのタイミングが遅れると見逃しとなってしまいます。
(これは前のブログの"ゾーンでとらえる"参照ください。)

また、テークバックをしていない選手も見かけます。
初心者(入部したての選手)にありがちなパターンです。
テークバックをせずに、突っ立った状態からいきなりスイングする選手が子がいます。
このフォームですと、見逃し三振は火を見るより明らかです。
私も球審をしながら「あ~、やっぱりな」と思ってしまいます。
これもとにかく練習するしかないですね。

最後に、あまり少年野球ではないですが、思いがけないコース・速球で来た場合です。
先に述べたタイミングと似ている所もあるかと思います。
体と心の"ふんぎり"がつかない事でしょうかね。

では、それらをどのように選手たちに指導していけばよいのでしょうか?
まず、先に述べたように見逃しが技術の問題なのか、気持ちの問題なのかを見極めようとする意識を持たなければと思っています。
もしそれが、本当に気持ちの問題であれば、「どのような気持ちの持ち方をすれば良いか」や励ましたりしてあげることで、次の打席ではしっかりスイングができるようになると思います。
しかし、もしそれが技術の問題なのであれば、叱れば叱るほど本人はどうして良いかわからず困ってしまうと思います。
つまり、それが「気持ちの問題」なのか「技術の問題」なのかを見極める事が指導者ができる事で、だいぶ成果がかわってくるのではないかなと思います。
そして技術的な問題だと思ったら、それを克服するための練習方法を考えて練習するしかないです。

さあ、来週は審判部が休みですので、その辺を中心に指導してみたいと思います。




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