グラセン

2018年11月24日 05時50分00秒 | 少年野球

いつからか、グランド整備をグラセンと呼んでました。

しかし、なぜ「グランド整備」がグラセンになったのか…不思議です。

 

今回は皆さん(お父さんコーチ)も必ず行った事のある「グラセン」についてです。

まず初めにグラセンは何故必要なのでしょうか?まずは、

『グラウンドを平坦(凸凹がなく)にして、イレギュラーや怪我を防ぐため』

が一番だと思います。また

『次に使う人やチーム、団体の事を考えて』

だと思います。

 

うちのチームもそうですが、ほぼ練習や試合を行う場所は小学校の運動場だと思います。

だからこそ、学校で使う子供達の為や、次に使うチームが気持ちよく使えるためにグラセンは必要です。

また、整備だけでなく、小石・ゴミや枯葉や小枝など、あったら障害になる物も排除です。

使わせて頂いたお礼で整備・清掃を行う事は当たり前なのです。

 

では、次にグラセンの仕方について。

 

グラセンのメインといえば、やはりブラシやトンボがけになります。

バッターボックス・ピッチャープレート付近など、土が極端に積もったり抉れる部分があるので、その部分は重点的にトンボをかけて均していきます。

そして、最後はマウンドから円をかくようにして均していきます。

学校でなく本物のグランドは、少し高くなるように土が盛られているので、均等になるように磨り減った分を戻します。

トンボは、土が積ったところは押して削り、引っ張るときに土を撒いてならしていきます。

グラセンが立派にできるチーム=強豪というのが野球の世界では常識となっています。

 

参考までに、神奈川県で強豪校の横浜隼人高校のグラセンを見てください。




横浜隼人園芸 グラウンド整備



如何でしょうか?もはやグラセンと言うより、芸術作品ですね。

非常に楽しくグラセンをしている姿や、職人のようにグラセンをしている姿が見れます。

ただ早いだけでなく、綺麗でしかも均一に仕上がってます。そして見ていて美しい。

これはチームが強い事と関係がありそうですね。

 

ちなみに、甲子園では阪神園芸という会社が整備していて、この会社のグラウンド整備も芸術とも言われています。

特に、水まきの際にかかる虹は甲子園名物とも言われています。



グラセンは本当に奥が深いのです。

グラセンの"いろは"を理解せず、中学野球や高校野球になってしまったら恥をかいたり怒られたりします。

そうなる前に、野球だけでなく今回の『グラセン』の意味も教えてあげたいと思っております。



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