外野ゴロをトンネルし、フライをバンザイ。
「前へ出ろー!」
「なんでもかんでも前にでりゃいいってもじゃないだろー!」
コーチの怒鳴り声が聞こえます。送球のカバーだ、捕ったらすぐ内野に返せ…。いきなりもの凄い情報の嵐に巻きこまれていきます。
新人部員はこれに耐え、吸収して、監督コーチにアピールしなくてはいけません。考えてみると、ボールを投げることもままならない、打球の捕球経験も乏しい子です。外野に飛んでくるボールを捕ることだけでも難しいですよね。
ここで提案!新人部員は、「まず内野のポジションから修行するべき。」ではないでしょうか。軽い内野ゴロをさばく方が外野フライを捕ることより簡単です。カバーの大切さも自らの送球ミスで理解していきます。
低学年の試合を見ていると、内野の子はまぐれでもアウトをとることができますが、外野の子はかなり高度なまぐれ度が無いかぎりアウトをとることはできません。また、失敗した時のインパクトも内野に比べ、外野の子の惨めさはずっと大きいものです。新人部員をどこから守らせるか? 自分は「内野」から守らせたほうがいいと思うんです。いかがでしょうか?