なんくるないさぁ~だんな と わたし と SLE と

  12歳SLE発症。ループス腎炎Ⅳ型。
早発閉経で妊活強制終了。子なし人生の幸せ模索中。

それでも私は産みたいのです

2017年08月25日 | 志織のあしあと
「私は産みたいんだぁー!」って
そんな台詞がクチから出てきそうでしたyellow25

「産みたくなければ産まなくていい」
というセンセーショナルな発言で有名な
作家の下重暁子さんがテレビに出ていました。

これだけ「子ども欲しいー」って
日頃から騒いでる私が言うのもなんですが
産まない人生は全然アリだとは思います。

親として命を育むという責任の重さと
社会人として社会を育む責任の重さは
一生を捧げなくてはいけないくらい
大変なことだと思うので。

…だけど。
言い方を変えれば
「産める身体なのに産まない」ってこと。

私の身体と交換してくれよと
本気で思ってしまいます(ー ー)

「産まない」と「産めない」は全然違うけど。
超ハイリスク覚悟で妊活に取り組む私には
下重さんの言葉を悶々としながら聞いていました。

(下重暁子さんは子どもを産み育てることを
否定しているわけでは無いですよ)

最近、妙に「不妊治療」という
言葉をネットで見かける気がします。
誰々が妊娠したとかも。
単に私が敏感になってるだけかな。

出産して子どもの為に生きるか。
キャリアを捨てるか。

下重さんはキャリアのために
産まない人生を選択したと。

女性が子育てしながら働く環境は
昔に比べたらかなり改善されてきただろうけど。
実際は…女性のココロの中は
何も変わってないですよね。

私はある意味キャリアを捨てた組なのかな。

200床近い大病院のベットコントロールを
ほぼ1人で任される責任重大な仕事をして。

理事長や院長からも一目置かれてる自信もあった。
Dr.たちからも信頼されてる自信もあった。

出世(?)のために県外での学会や
勉強会への出席を勧められたけど、
県外出張で体調崩すのが浮ュて断わっていた。

自分で言うのも何ですが
たぶん、たぶんだけど
私は出世コースに乗っていたと思います。

でも私のこの身体では
仕事と妊活の両立は厳し過ぎました。

ただ「不妊治療」に関して社会がここまで
注目してくれるなんて予想していませんでした。

もしかしたら辞めなくても
なんとかやっていけたのではないか。
辞めされるまで居座って
何も自分から辞めなくても良かったのではないか。

私が声をあげて院内の
「働き方改革」もできたんじゃないか。

そんなことを最近ちょっと思います。
辞めたことに少し後悔があるのかも…yellow3

でも今更悔やんでも仕方ないこと。
「後悔」なんて言葉は辞めたばかりの時は
頭の中に微塵も思い浮かびませんでした。
だからきっと回復してきた証拠ですyellow16

それに不妊治療を始めたことには
後悔はありません。

ちょうど不妊治療を始める時にリリースされた
稲葉さんソロの「念書」という唄の歌詞は
私のココロのど真ん中に突き刺さりました。

「今から自分がやることを
未来において
絶対後悔いたしません
永遠に誓います
って心に彫ってしまえばいい」

まさに今の私の心境だ!って思いました。
今も胸に刻んでます。

そして最後のフレーズにも。

「どんな結果にも目を背けない
誓ったらただ今を生きるのみ…」

明日も平穏無事な1日でありますように。