教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

2018年ロシア最大のニュース

2018-12-27 00:38:30 | 経済/経済/社会
2018年ロシア最大のニュースは何かご存じだろうか?

これ、日本語で読める記事ではあまり話題になっていないため、よほどのロシアウォッチャーでなければ知らないかもしれない。

簡潔にまとまっているロシア語の原文があったので紹介したい。






Главный итог 2018 года - исчерпан ресурс доверия к Путину
https://www.pravda.ru/politics/authority/24-12-2018/1403452-putin-0/



> Главное событие 2018 года — это не ЧМ-2018 по футболу и не открытие Крымского моста. Главное событие — это пенсионная реформа, которая своим негативным влиянием разрушила "наше всё" — доверие к президенту.

2018年の主な事件、それはワールドカップ2018ではなく、クリミア橋の開通でもない。
主な事件、それは年金改革である。
その悪影響のため私たち全員が大統領への信頼はぶち壊しになった。






これ、実は驚くべきことが1つある。

記事の内容は知っている人にとっては「まあそうだよなー」くらいの話だ。

ではどこか?

これ、ロシアの御用新聞プラウダの記事なのだ。
にもかかわらずガチのプーチン批判だぜ?
どんだけ国民ブチ切れてんですかって話なのだ。




Военный бюджет России в свете глобальных расходов на оборону
https://kaitsen.ee/soiuzniki/voennyj-byudzhet-rossii-v-svete-globalnyh-rashodov



近年、ロシアは軍事予算を減らす方向である。

これは原油価格がひところみたいな高値に戻りそうにないからであるが。
しかし、あのロシアが軍事予算を減らすっていうんだから、財政健全化にむけて相当ガチだってことかと我輩は思っていた。

しかし!

ロシアの国民はそうは思ってはいないようだ。



ロシアは男性の平均寿命が67歳。
にもかかわらず、年金受給年齢を65歳にしようとした。
そこで有権者は
「俺たちに死ぬまで働けというのか!」
と激怒。

「そもそも大企業はクソほど儲かってるのに、そっちには手をつけず、俺たちにガマンしろっていうのか!」
という言い分もあるようだ。

プーチンにしてみれば想定外の強い反発だった模様。
「ぼっ、ぼくが言ったんじゃないし! まっ、まだ案なんだからねっ!」
と、めずらしく言い訳がましいこと言い始めた。

しかし地方選で連戦連敗中。



あんまり事情のよくわかってなさそうな西側の人間のテンプレな視点でいうと、
「プーチンの独裁に苦しんでいる善良な国民が立ち上がり、民主的に政権を崩壊させるはずだ」
なんて夢見がちな感じの人が一定数いそうなイメージだが。
実態はそうではない。

原油安にも負けず、クリミアの件で西側から受けた制裁にも負けず、強いロシアであることを願ってプーチンを支持して困窮に耐えた国民が、こんどは年金問題でプーチンを引きずり降ろそうとしているのだ。

【ハイボクヲ】食い放題、串揚げ屋さん編【シリタイ】

2018-12-23 00:08:55 | 経済/経済/社会
串揚げ屋さんに行ってきた。
食い放題である。
1人で。

なぜか?

この歳になると、食い放題にいっしょに行ってくれるヤツがいねえ。

あるヤツは病気による食事制限を気にし、
あるヤツは年齢による食の細さを気にし、
あるヤツはカロリーとウエストを気にし、
あるヤツは嫁の顔色を気にし、
あるヤツは世間体を気にする。

食い放題とはスポーツである。
多くの者はその過酷な戦場に立つこともできなくなっているのだ。

では本題へ入ろう。






串揚げ屋さん。

好きなタレと好きな具材をセルフでとってきて、
テーブルでセルフで揚げて、
しかるのちに食べる。

言うは易い。
だが満足ゆくまでそれを行うのは難し。



食い放題とはスポーツである。
この場合、たとえばだが、周りの席にいるパーティーより多く食べて帰れるかどうかというのも1つの競技のしかたであろう。

ふだんならば、この串揚げ屋さん、周りの席にいる「人」ではなく「パーティー全員」よりも我輩1人が食べる量が多いというくらい食べて帰る。

夫婦子供2人の家族連れならば余裕だ。
ウエスト100cmオーバーの20代女性4人パーティーという食い放題アスリートチームが隣のボックスに来た際にはさすがに負けたが、それでも1人あたりでは負けた気はしない。

では今日はどうか?

右隣。
男子高校生2名。

左隣。
大学生くらいか、やせっぽちのイケメンと美女のカップル。

「左は余裕だな。右は戦闘力高いかもしれん」

そう思った。
だがそれは間違いだったのだ。






席に案内される。
戦闘開始。

まずタレを取りに行く。

右隣。
ふつうか。

左隣。
タレをカップになみなみと汲んである。

「そんな使い切らんだろ。シロウトさんかな。まあこいつらデートなんだろうし、そんなもんか」

このとき我輩はまだ異変に気がついていなかった。






食い物をとってくる。
我輩、ふだんのペースなら100本超は確実なので、まず肉ばっかりトレイがっつり山盛りにして取って帰る。

右隣の男子高校生。
1本だけ取って帰った。

「そんな食いかたでは腹より時間のほうが先にくるぞ。シロウトさんかな」

もはや我輩と比較する必要すらなさそうだ。

さて左隣のカップル。

かたわれのご婦人。
豚肉だけトレイがっつり山盛りにして取って帰っていった。

「フシギな食いかたをするヤツだな」

そう思って席にもどったが。
その意味がそこで明らかになった。

大学生カップル、6皿。
うち1皿が豚肉だけの山盛り。

「なん…… だと……」

我輩2人パーティーであれば食いきれる量だが、ふつうの人間には食いきらん量だぞ。

まあ人のことはいい。
食い放題とは他の多くのスポーツと同様に時間との闘いでもある。
そんなものは一瞥のみにとどめ、我輩も揚げて食うほうへ着手した。






串揚げ。
揚げて、油を落として、しかるのち食べる。

揚げて油を落としている分だけディレイが発生する。
そのディレイ分だけ先に揚げ物を投入しなければ大きなロスが生じるが、
しかし投入しすぎれば揚げすぎになってしまい、美味しくなくなる。

空腹時の我輩のペースであれば、同時投入は8~10本が最適で、ある程度腹にたまってきたらペースを落とすのがいつものやりかただ。
そしていつのものように流れ作業でひたすら揚げて揚げて揚げて食べて食べて食べまくった。

ふと左隣を見る。

ご婦人のほう、揚げおわって油を落としている串が20本ほど。

「なにぃ……? まさか……揚げるのが楽しいだけで食べてないのか……?」

そんなことはなかった。
山盛りの具材の減りは我輩より速かった。
食い終わった串の本数も我輩より多かった。

なお、男のほうは、もう満腹に近いのか、串には手をつけずにスマホで遊びだした。

「そのペースで食ったのか……? しかも女のほうが……?」

いまだかつてこの串揚げ屋で遭遇したことのないほどの強靭なアスリートが現れたとようやく気がついた。

我輩、ひたすら揚げて揚げて揚げて食べて食べて食べまくった。
130本くらい食っただろうか。

しかし、このご婦人の食った串の山には追いつけなかった。
殿方のほうはご婦人の半分よりはるかに満たない。






「もう油ものは食えん」

ここからが第二ラウンドである。
食い放題で戦う者にとって、デザート用の別腹を保有している者は強い。

しかしいかんせんお腹いっぱい。
ソフトクリームやケーキなどは何個かづつくらいしか入らず。

まあこれは作戦でもある。
いかな別腹でも甘すぎるものは入る余地が少ない。
イチゴフェアだったこともあり、残りはひたすらひたすら半冷凍のイチゴばかり数十個食べた。

「もう食えん。余は満足じゃ」

のこり時間10分あまりとなったとき、我輩の腹のほうが限界に達した。
こんだけ食えれば食い放題へ行ったかいがあるというものだ。

ふと横を見る。
時間からいって双方ともデザート用のペース配分だ。

右隣。
串を1本づつ揚げて食べていたせいか、ロクに食べられてすらいなかった。
そういう戦い方ならそんなもんだろう。

左隣。
そこで見たものは想定をはるかに超えていた。

「食後のデザートに焼きそば大盛りだと……?」

すいません、まいりました。
なお殿方のほうは、あいかわらずスマホで遊んでいた。



これまで我輩は、周りの席にいる「人」ではなく「パーティー全員」よりも我輩1人が食べる量が多ければ勝ちというくらいの感覚だった。
しかしここへきて、とんでもないヤツとバッティングした。
とても食い放題を専門とするアスリートには見えないようなやせっぽちのウエストをしていながらにして、たった1人で我輩を完敗してみせたのだ。

しかしすがすがしい。
みずからより優れたアスリートの生きざまを垣間見れただけでも気分は良いものだ。

ロシア語独習用教材レビュー

2018-12-07 20:37:05 | 経済/経済/社会
ロシア語の独習用に教材のレビューといきたい。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784046026347

語学●入門の入門シリーズ
カラー版 ロシア語が面白いほど身につく本 (カラー版)
中野 久夫/ヴィソーチン,オレグ【著】〈Vysochin,Oleg〉
価格 ¥1,620(本体¥1,500)
KADOKAWA(2011/07発売)



とても簡単。
まずこれを買おうといってもいいくらい。

慣れたら数時間で1周できる。
まあ逆にいうと、中身はその程度しかないともいえる。

これ、人から借りて一瞬使っただけなので、CDの内容までは確認していない。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784384053296

ゼロから始めるロシア語
長野 俊一【著】
価格 ¥2,808(本体¥2,600)
三修社(2005/08発売)



我輩が最初に買った本。
上記「ロシア語が面白いほど身につく本」より難易度はだいぶ高くなるが、最初に買っても読破できるようにできている。

付属のCDは、とてもゆっくりなところから、章を進めればわずかずつ早くなっていくスタイルで、何度も聞いていればなんとかついていけるようになっている。
おっさん声なのが残念だが、発音はとても聞き取りやすい。

ただね。
説明文が簡潔すぎて意味がわからなくてググってようやく理解したとか、
ひどいところになると説明がなく例文を読んで感じろ的なところとか、
あとで文法を調べようとして開いても検索しにくいとか、
若干不十分に思うところはなくはない。

総体としては、かなりよい本だと感じる。
大変オススメ。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784434193910

移動中でもMP3で聞ける!実用ロシア語単語集
松下 則子【著】
価格 ¥1,620(本体¥1,500)
TLS出版社(2014/09発売)



買ったけどほとんど使っていない。
無味乾燥な単語表を1ページ目から馬鹿正直に暗記していくなんていう修行僧のようなマネなどやってられねえというところ。

CDが付属しているが、CDの内容までは確認していない。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784533074776

絵を見て話せるタビトモ会話
ロシア―ロシア語+日本語・英語
玖保 キリコ【漫画】/オオイシ チエ【イラスト】
価格 ¥1,728(本体¥1,600)
JTBパブリッシング(2009/04発売)



基本的にほぼ単語帳だが、ちょっと旅行にというユースケースに特化した内容になっている。

この本はコラムがたくさんあり、多少読み物としての持ち味も有している。
だが、そのコラムの真偽性がビミョー。

ロシア人に聞いたら、
「ん? あー! 昔そんなのあった!」
とか
「そんなの知らない」
とか言われるし、
実際ロシアに行ってみてもコラムの内容とは違っていたし、
ロシアのコラムではなくてソビエトのコラムなんじゃないかという感じ。

あんまり使っていない。

CDは付属していない。
値段は若干安めだが、CDは付属していないことを鑑みるとむしろ割高の可能性……。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784876153060

日常ロシア語会話ネイティブ表現 - 3パターンで決める
大山麻稀子/須藤アレキサンドラ
価格 ¥2,376(本体¥2,200)
語研(2015/12発売)



上記「ゼロから始めるロシア語」の次に買うとよい。
文法書ではないので文法の解説はほとんどないが、動詞の不定形も記してくれているなど、文法書ではないことを考えれば大変丁寧に作られている。

付属のCDは「ゼロから始めるロシア語」を読破している人間なら何度も聞いていればギリギリついていける程度の会話速度。
発音も同様に明瞭で聞き取りやすい。

大変オススメ。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784327394264

CDブック
気持ちが伝わる!ロシア語リアルフレーズBOOK
チローノフ,セルゲイ/吉岡 ゆき【著】
価格 ¥2,052(本体¥1,900)
研究社(2013/02発売)



白黒だが値段のわりに例文盛りだくさん。

日常会話でだけ使うような言い回しを中心に取り上げているので、ちょっとだけ王道から外れた内容。
だがむしろそこがこの本の持ち味ともいえる。

これ、ネイティブ会話速度で、絶望するほど超速い。
最後のほうの章だけ出版社公式webサイトから音声をダウンロードできるようになっているので、それで絶望するか耐えられるか確認してから買ってもいいかもしれない。

そしてこの本の例文にはカタカナの読みはついていない。
まあこれは不親切だという解釈ではなく、これくらい超速いヒヤリングに挑戦しようという人にとってはカタカナの読みなどむしろ邪魔という判断に違いない。

決して内容がひどいわけではないが、買うのは後回しにしよう。
我輩もしばらく放置。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784140395806

CDブック
こんなとき、どう言う?ロシア語表現力トレーニング
貝沢哉
価格 ¥2,160(本体¥2,000)
NHK出版(2016/01発売)



他の本とは異なり、CDの例文は日本語でまず話し、そのあとロシア語で話す。
つまり、日本語の例文を聞いてそれの対訳を考えろという使いかたを想定したものと思われる。
だからヒヤリング用としては、不適切というほどではないが、ベストではない。
そもそもヒヤリング用としては内容が薄い気がする。

音声のスピードや文法の難易度としては「日常ロシア語会話ネイティブ表現」と同じくらい。
しかし解説の文章量はそこそこあるものの、解説の親切さでは「日常ロシア語会話ネイティブ表現」のほうが上。

また。
この本の例文が個人的には嫌い。
非武装平和主義者な左巻きの登場人物がそこかしこに出てきて政治的な話をするところが嫌い。
著者の「うむ、今日もいい例文を作れたな」とでもドヤ顔して書いたのだろうがね。
そしてそう思いながら聞いていると、音声もそこはかとなく厭味ったらしさや投げやり感を含んで発音しているかのような例文が散見されるという……。

非推奨とする。







http://www.naukapub.jp/pdf_files/mestoimeniia.pdf

ロシア語表現辞典―疑問詞・代名詞・繰り返し構文・小詞の用法 付・間投詞/擬声語/擬態語
狩野 昊子/アキーシナ,A./パヴレンコ,G.【著】
ナウカ出版(2009/04発売)
¥2,800



訳し難いヘンテコリンな表現に特化した辞書、というか解説本。

使ってない。
だが、こんな本は2つとないはずで、とりあえず買って本棚に寝かしておくのでもいいかと思って買った。

CDなし。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784434150722

男と女のロシア語会話術―学校では教えてくれない!
ダリア,マフニョワ【著】
価格 ¥1,836(本体¥1,700)
TLS出版社(2010/12発売)



これ、ネイティブ会話速度で超速いが、だいたい短文なので何とかなる。
カタカナ読みは併記してあるのに例文にアクセント記号がついていないので、人によってはかなり読みづらいかと思われる。

なぜか日本語訳のほかに英語訳も併記されているが、それ以外の解説が全くないため、単語を見て不定形の想像がつくくらいの文法の知識がないと読破は難しい。
それから、意味としては正しい日本語訳だが、直訳からは大幅に外れているので、ある程度は辞書でもひきながら直訳は何なのかとチェックしながら進める必要も出てくる。
それが嫌なら買わないほうがいい。

文法的に難解なものはほとんどないが、その反面、他で見たことないような単語が多数でてくる。
それもそのはず、特定の事柄に特化した本なわけだし、そこがこの本の持ち味だ。

発音の明瞭度では他に一歩ゆずる。
ただ、一般人のネイティブ発音を聞き取ろうとするならこの程度何とかしなければということでもあり、必ずしもだからダメというわけではないと思う。







https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784140351420

NHK出版 これならわかるロシア語文法―入門から上級まで
匹田 剛【著】
価格 ¥3,780(本体¥3,500)
NHK出版(2016/02発売)



CDついてないにもかかわらずこの値段だが、それに見合った物量はある。

表紙には入門からと書いてあるが、入門ではない。
後ろのほうで解説する文法を何の説明もなく前のほうで使うなど、入門書としてあつかうには不適切である。
とありあえず「ゼロから始めるロシア語」を読破できた人なら買っても大丈夫。

この本は「男と女のロシア語会話術」とは逆のパターンで、カタカナ読みなし、アクセント記号ありとなっている。

前述「ロシア語表現力トレーニング」とおなじNHK出版のくせに、こちらは例文はマトモだった。
NHK出版ならどれ買っても腐ってるというわけではないようだ。

デマの拡散にかかわってしまった話

2018-11-16 21:46:35 | 経済/経済/社会
最近はからずもデマの拡散にかかわってしまった。
当事者のため、ある程度一部始終の観察に成功した。
デマの拡散というのがどういうものなのかを実例をまじえて記したい。






1.
Aニュースサイトにネタが投下される

例:
> ついに日本が報復?フッ化水素の輸出ストップ、韓国の半導体業界に緊張走る



2.
それをBさんが2chなりblogなりに転載することで、そのクラスタ内で話題になる

例:
> 日本政府が韓国に輸出される半導体製造用フッ化水素を承認取り消し !!・・・薬品も、部品を作る工作機械も日本製、石油も日本で精製して韓国へ輸入。韓国の皆さん、こういう事をご存じでしょうか。



3.
Cさん(本件では我輩)がその真実について仮説をたてて公開する

例:
> まさかこれ、北朝鮮の六フッ化ウラン製造施設に密輸出してる韓国の業者の存在が疑われているなんていうもっとヤバい話なのでは……



4.
それを読んだDさんが拡散

例:
> てか絶対そうだろこれ



5.
このあたりからだんだん断定調になってきたり、勝手に尾ひれを追加したりして拡散するEさん

例:
> 韓国が北朝鮮にフッ酸を横流ししていて、北朝鮮がそのフッ酸を使って6フッ化ウランという物質を作ってたみたいです!

> 日本が韓国向けフッ化水素輸出取りやめは北朝鮮国連制裁の一環として日本が先頭きって実施?!


6.
アクセスをかせぐYoutuberのFさん、もはやこのあたりになると商売化

> 韓国が北朝鮮に横流しした日本製高純度フッ化水素が核兵器用高純度ウラン235の濃縮に使われた疑い



7.
反論意見を投下するGさんのような人物もいるが、反論の反論もまた投下され、意見は埋もれていく

> そのイエローケーキなんですけど、ウランの濃縮に使われるという部分に関しても物が違うのではと反論してるユーザーがいるんです!化学反応させてウランガスにして遠心分離するので、今回のフッ化水素とは純度や物が違うって言ってるんです!

> 素直に考えれば、超純度のフッ化水素があれば転用できると思うんです。



8.
このあたりがいちばん盛り上がるタイミングだが、ネタの出どころがわからない点を疑問視するHさんらがだんだんと現れる

> どこもこの重大なニュースを報道してないので、ホントのことなのかを疑うネットユーザーが増え始めてるんです・・・。



9.
中の人らしきIさんらから本当らしい情報がチラホラ投下されはじめ、ネットニュースは大げさすぎたようだということで沈静化に向かう、またはネタ切れになり風化に向かう

> べつに止まってなくね?

> 何か1件が書類不備で突っ返されただけなのでは?






ここで重要なのは、まるごと全部ウソなのではなく、どうやら本当らしいようなニュースがとっかかりであることだ。
そしてその仮説も、そのクラスタの人にウケそうなネタでなければならない。
しかし、しばらくすると基本的にネタ切れになるので、どうやらデマだったのではなかろうかと気づく余地は残る。

まっ、デマの拡散にもノウハウがあるようだね。

トランプの中国潰し(関税)はまだ本気ではない

2018-09-16 21:23:04 | 経済/経済/社会
トランプ大統領、新たな対中関税を発表へ 米紙報道
http://news.livedoor.com/article/detail/15313906/

> ワシントン(CNN) トランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)分に対し、新たな関税を発表するとの見通しが明らかになった。



昨今のこういった報道、トランプによる対中国の関税だが、みなさまこれについてどう思われるか?

「アメリカはついに中国潰しにホンキになりやがった! 今度こそホンキだ!」
とまあ、そんなところだろうか。

しかし!

我輩はまだ本気だと思っていない。

なぜか?

アメリカが中国潰しにホンキになるときは、アメリカがロシアと手を結んだときだ。

現状はどうか?

アメリカの対北朝鮮制裁に穴をあけたということでロシアの企業がアメリカから制裁を受けたし、
さらにアメリカはウクライナが東部の親露勢力を武力鎮圧するための武器供給を決定した。
これに対しロシアは過去最大規模の軍事演習にてアメリカに対しオラつき返した。

つまり、アメリカがロシアと手を結びそうな気配はまったくない。

しかしだな。
我輩には、どうしてもアメリカが中国とロシアの両方とガチで事を構えようとするとはとても思えんのだよ。



昨今のアメリカ内では、
中国とベッタリでかつロシアとガチで戦争しそうなほどロシア嫌いのヒラリーを当選させようとした中国と、
ロシアへの親近感を隠そうともしないが中国が大嫌いなトランプを当選させようとしたロシアとで、
ほとんど表にでてこない謀略合戦がなされていたことはほぼ間違いない。
そしてそれは今も同じだろう。

本当は毛沢東の時代からロシアと中国は仲が悪いのだが、ロシアと中国はお互い仲が良いフリをしていたほうがお互いに対欧米で有益だという認識で一致しており、積極的に仲が良いフリを継続している。
しかしアメリカ内で、ロシアを陥れるように裏工作する中国陣営と、中国を陥れるように裏工作するロシア陣営、これで仲が良いはずがなかろうというものだ。

世間ではロシアゲートなる疑惑でトランプが引きずりおろされるかもしれないと言われているが、実はその逆もしかり。
中国ゲートなる疑惑でヒラリーが中国の操り人形化しそうだったと調査結果が出てしまい、アメリカ人が中国に対しマジギレするという可能性も同じくらいあるだろう。

現状では、トランプが安易にロシアと手を組むと、
「ああやっぱりね。こいつロシアから裏で何かもらってたんだね」
と思われる。
トランプは安易に動けない。
だが、中国ぶちのめせとアメリカの世論が盛り上がったらどうよ、ってぇ話である。
アメリカがロシアと手を組むのはそのときだ。



そのとき世界はどうなる?

まず間違いなくウクライナはほっとかれ、ロシアにとって都合のいい現状が持続する。

恐らくシリアもほっとかれ、ロシアが後ろ盾のアザド政権による現状維持でまあいいやということになる。

ロシアは対中国で強気に出られるまたとない機運になるので、一帯一路関係で中国が手をだしはじめたロシアの裏庭、キルギスとかあそこらへんあたりでひと悶着おきそうだ。

ソ連からロシアになる過程で失われた領土のどこかにロシアが軍事侵攻し、アメリカは非難はすれども口先介入で済ませる、そんな裏取引も実現するかもしれない。
あるとしたらそれはコーカサスだと思われるが、さすがにバルト三国まで譲歩せんよなと思いたい。

ひょっとしたらこのとき北方領土は2島だけ返ってくるかもしれない。
アメリカから「我が国はロシアと手打ちにすることにした。これから日米露で共同戦線はるから、おまえも2島返還でロシアと手打ちにしろ」という勅命がくだるかもしれないという意味だ。

さらにひょっとしたらな話になるが、ロシアの手で自称クーデターが北朝鮮で起き、そしてその実は金三胖も納得済でさっさとロシアへ亡命済、中国軍が動く前に北朝鮮は全土がロシア軍の支配下にはいり、アメリカは白々しくもこれで人権が担保された政権になると支持を表明、なんてウルトラCもないとは言い切れない。

イランはその状況下でもどうにもならんだろうなぁ。
サウジが空気を読まずに勝手に戦争しはじめてるような気もするが。

韓国は今までよりさらに「おまえは中国とアメリカのどちらの味方のつもりだ?」と両方からスゴまれる日々を送ることになるな。



そして。
まだその時は来てはいない。
だからトランプの中国潰しはまだ本気ではない。

プーチン、前提条件なしで平和条約締結を提案、その真実とは

2018-09-13 22:22:53 | 経済/経済/社会
プーチン氏、前提条件なしの平和条約締結提案
https://www.jiji.com/jc/v7?id=201809putin

「プーチン氏意欲の表れ」=政府方針は維持―安倍首相
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180913-00000105-jij-pol



日本の報道だけ見ていると日露間が好転しそうな感じだが……?
ヘタするとついに平和条約締結か!?なんて思うヤツが現れそうな感じだが……?

そんなことないから!!!
ロシアの御用新聞プラウダにあるロシア語の記事を読むと全然違うから!!!

……ということで、ここで真相を記したい。



Япония отказалась от мирного договора с Россией
日本はロシアとの平和条約を拒否した
http://www.rusday.com/articles_new/2018-09-12/dogovor/8708/



そもそも安倍プーチン会談直前にあえてテラ否定的な報道がなされている。
プラウダは御用新聞なんだから、偶然そのタイミングで報道されたわけではないと考えるのが妥当だ。



Путин предложил Абэ мирный договор без Курил
プーチンは北方領土なし平和条約を安倍に提案した
https://www.pravda.ru/news/world/asia/fareast/12-09-2018/1393088-japan-0/



日本では「前提条件なしに」と言われてるヤツだが、
向こうでは「北方領土なしで」と報道されている。

どっちが文面どおりかはともかくとして、
どっちが実態に近いかは推して知るべし。



Мир с Японией: пропагандистский ход или реальность
https://www.pravda.ru/news/expert/12-09-2018/1393139-japan-0/



記事の内容を要約すると
「日本側に問題を解決する気がないので平和条約締結は当面ないだろう」
となる。
そうだよなー。



我輩の肌感覚からいっても、こんなんで突然好転するとか考えにくい。
ロシアの報道のほうが正確なのはほぼ間違いなかろうと言っておく。

ではこれは何なのか?

これは罠である。

日本側としては、ロシアをそこまで信用していないので、
「前提条件なしで平和条約締結を結ぶと北方領土が帰ってくる可能性がさらに減る」
と考えるのが妥当だろう。

そうすると、
「ロシア側は平和条約締結を結ぶ気マンマンだったのに日本のせいで結べなかった!」
という大義名分を与えてしまう。

これはそういう罠なのだ。

我々は喜んでないでうまい返し技を考えなければならなくなっていることに気がついたほうがいい。

サハリンから自作イカダで日本に行こうとしてたロシア人を国境警備隊が拘束

2018-07-06 00:34:47 | 経済/経済/社会
サハリンから自作イカダで日本に行こうとしてたロシア人を国境警備隊が拘束…精神鑑定送りに!
http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/52191992.html#more



>  《 サハリンのプラウダ村に住む男性が、手製の小舟で日本に向かおうと試み、精神鑑定に送られたと、この地区の行政府の長がスプートニクに対し、4日に明らかにした。

>  (略) 取材に応じた関係者は、「30歳の村民、アレクサンドル・コノヴァロフ氏の適合性について、3日に海上で同氏を拘束した地元の国境警備隊員らがすぐに疑念を持った。男性は隊員らに対し、日本までたどり着くとの自らの意向を確認した」と述べている。  》 







プラウダ村とあるが、日本語にすると「本当村」である。
実に率直ですばらしい。
ちょっと興味がわいてきた。







本当村の全景。
人口300人くらいだろうか。

村内にある店舗を見てみると……

Продукты
食料品店「ザ・食料品」

Магазин Рассвет
何かの店「夜明け」

Магазин Центр
食料品店「中央」

素朴だなー。
イオンができてあっという間に消し飛んだ、かつて日本に存在した古き良き時代の零細小売店の面影をそこに見たよ。







本当村のメインストリート。
必敗間違いなしの観光地化に乗り出す前の日本の地方の風景にそこはかとなく似ているような。

ちなみに右に見えるのが食料品店「ザ・食料品」。





Сахалинец, отправившийся на самодельном плоту в Японию, заплатит штраф. 05.07.2018. Новости. Холмск. Сахалин.Инфо
https://sakhalin.info/news/154658



ロシア語の記事で見つけてきた手製の小舟の写真。

日本語の記事では「手製の小舟」となっているが、これはちょっと親切すぎる。
原文では「плот(いかだ)」。

樺太の海峡だけなら40kmくらいかもしれんが、本当村から稚内までは200km弱くらいあるんだが、どうすんのやろこれ。

日本語の記事を読むと国境警備隊員が強制的に保護したのかとも思える。
だが原文を読むと、通知せずに出国しようとしたことで法律違反になり、罰金刑だとのこと。

日本人とロシア人に共通する感覚

2018-05-02 21:25:42 | 経済/経済/社会
これは何度か書いたことだが。

まえにオーストリアにいったとき、ゲルマン民族の本場のメイドさんを見てとんでもなく驚愕した。

なぜか?

すげえ強そうだったからだ。

メルケルみたいなのが出てきたよ。
我輩より肩幅広いんだもん。
これメイドさんじゃなくてガードマンだよね、みたいな。

テラ屈強すぎましたわ。
さすがにあれは異性には見えんかった。

生粋のヨーロッパ人ってみんなこんなんなん?
これがテンプレなんだとしたら白人スキーとか趣味悪くないかおいwww

……とも思っていたんだけどね。

ロシア人はそうでもなかったわけ。
そういうのも中にはいるけど。

で、実際にロシア人と話もしてみたが、これがまたアメリカ人とかよりもだいぶ日本人に近い感じがする。

たしかに日本から一番近い外国はロシアだ。
しかし言語的には日本語と英語よりもロシア語はさらに離れている。
にもかかわらずだ。

なぜか?

というのが当記事の話。







↑これ何だかおわかりだろうか。

海外限定版の岡田真澄の写真集、ではもちろんなくて。
我輩がサンクトペテルブルクの土産物屋で買ったロシアプロパガンダポスターの絵はがき集。

なんと16枚も入っていて99ルーブル(200円くらい)。
安い!!!

まあそれはいいとしてだ。

問題はあれだ。
なぜスターリンが表紙にいる!?

一般的な日本人の感覚からすると、たぶんありえないチョイスだろう。

もしスターリンが好きだなんて公言したらどうなるよ?

日本におけるスターリンのステレオタイプから察するに、そりゃあんた、人が戦争で死ぬのを喜んで見てるような人間かと思われますわ。
日本では。

しかし!

ロシアではスターリンは絵はがき集のトップを飾っている!

なぜか!?

ロシアだからさって片づけてしまえば終わりなのだがw
しかも、ロシアだからって言葉、ロシア人すら使うわけだがw

それでは何の解決にもならんわけ。

では正解は?

我輩が思うに、恐らくロシア人から見たスターリンはだな……

「たしかにスターリンのせいで2000万人死んだかもしれん。
けどな、スターリンは大祖国戦争で我がロシアを守りきり、その後のソヴィエトがアメリカと肩を並べる超大国へと成長する道筋を建てたんだよ」

……という感じではなかろうか。

で、そう言われてみれば、まあたしかにそう思うのもわからんでもない、みたいに思わないだろうか?

ちなみに大祖国戦争というのは、第二次世界大戦においての独ソ戦のことをロシア側から見た呼称ね。
第二次世界大戦においての日米戦のことを日本では太平洋戦争と呼ぶのとたぶん同じ感じ。
うんちくはまあそれくらいにしておいて。



この感覚は韓国人には絶対わからない。

韓国人はすぐ
「ヒロヒトは悪魔! ヒロヒトを擁護するヤツは親日派! 民族に対する名誉棄損で刑務所にブチこんでやれ!」
となる国民性である。

または、
「2000万人死んだのはスターリンのせいじゃない!
たくさん戦争で死んだのは侵略戦争に来たドイツのせいだし、
とんでもない餓死者が出たのはたまたま来た天候不順のせいだし、
めちゃくちゃ粛清されたのは絞首刑にされて当然な反政府テロリストがそれだけいたからだ!
スターリンはすばらしい尊敬すべき人物で、ほんの少しも欠点などない!
それに反論するヤツはグルジア人(スターリンの出身地)に対する差別主義者!」
とまあ、こんな感じにもなろうか。
いまの韓国における金三胖の報道がちょうどこんな感じなので、韓国ウォッチャーにはこの異様さはすごくよくわかるだろう。

ようするに何が言いたいかというと、韓国人は儒教的世界観に過剰適応してしまっていて、日本人には理解しがたいあっちのキチ〇イかこっちのキ〇ガイかのどっちかにしかなることはないということだ。



ではこの日本人とロシア人のこの感覚の親和性はどこから来るのだろうか?

文献を見るに、ヨーロッパ人から見たロシアの異質さは、ロシアのヨーロッパ的なところとアジア的なところのうちのアジア的側面が出たからそうなるのだ、みたいな極めて単細胞な論理であらゆるものは片づけられている。

これで説明になっているだろうか?

そんなんでいいわけあるかwww

っていうか、サンクトペテルブルクの街の雰囲気なんて、東欧の雰囲気そのまんまで、とてもアジア的な気質をそこで感じ取れるものは無かったぞ。

では実際はどうなんだ?

何かを守るためにその身を犠牲にしたことに対するヒロイズムの感覚が近いのだろうか?

たしかに日本もロシアもアメリカナイズなスーパーヒーローは定着しなかった。

はかなさに対する美学を持ち合わせているところが近いのだろうか?

たしかにドイツ人ようなまっちょしぃではなく、もっと日本的なはかなさを感じる。

まあしょうがないねぇ、みたいな運命に対する諦観の感覚が近いのだろうか?

たしかに韓国人のように何かがおきたら誰かのせいだといって喚き散らすような下品さよりも、日本人のように耐えてしのぶほうに近い感じはする。

とはいっても我輩まだそこまではよくわかっていない。






追伸:

日本人とロシア人は「近いところがある」とは言うけど、「近い」とまでは言わないよ。
アメリカ人より近いんじゃないかという感じはするけどね。










追伸2:

我輩のアタマの中を画像化するとこんな感じ。
実際そのとおりのはずだとまではとても言えんけど。

マルクスの末裔よ墓穴の中へ帰りたまえ

2018-04-26 21:33:20 | 経済/経済/社会


“デジタル以外は全て縮小”、日米の広告市場規模から見る深刻なテレビ離れ - 一歩先を行くデジタルマーケティング:日経 xTECH Active
http://tech.nikkeibp.co.jp/it/atclact/active/15/102900129/032600130/?mkt05

> 広告市場全体は過去最高レベルにまで拡大しているものの、テレビ広告市場に絞ってみると、その規模は縮小していることが分かる。少なくともテレビ広告市場に関しては、2016年第三四半期(7~9月)以降、ずっと対前四半期割れの状況が続いてきた。そしてそれは、間もなく第1四半期が終わる2018年以降も変わらないと予測されている。



これ、記事では驚くべきレジュームチェンジが行われているみたいなニュアンスで書いてあるのだが。

個人的には思いのほか来るのが遅かったという印象だ。

一般家庭のPCがブロードバンドでつながる時代にTVなんか斜陽だろ……と思っていたところ。
その時点ではまだ斜陽はそれほど目立ってはいなかった。

わたしの見解では、フジテレビが韓国から安いドラマを買ってきて流すだけの安易な商売に走り、番組の企画能力という競争力の源泉を自ら毀損してしまったことこそが終わりの始まりだと思っているが、まだその当時は斜陽はそれほど目立ってはいなかった。

そして今。
誰でも持っているスマホでTVも見られるが、しかし誰もTVなど見ずにYouTubeばかり見ているか、ソシャゲばかりしているかのどちらかだ。
この時代になってようやくだれが見ても明らかな斜陽が訪れたのだ。

でだ。
一見これと無関係に発生したと見えるもう1つの事件がある。
それは、放送法の改正案である。



放送法及び電波法の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備案の概要
http://www.soumu.go.jp/main_content/000334867.pdf



現時点での放送法のコンセプトは、あんまり極端なことをしはじめないように規制を設けるが、
そのかわり誰でもは入ってこれないように参入障壁をあえて作って既存メディアを守ってやる、みたいなようになっている。

そして今回の改正案で、そのへん大幅に緩和しようとしている。
ようするにアメリカナイズな自由競争の始まりである。

これはどうなのか?

30年前、一般家庭にはTVか新聞かくらいしか情報源がない時代には正しい。
あんまりおかしなニュースを流して世論を扇動するヤツをお上が叩き潰せるようにしてあったのは、その時代は正しかった。

今はどうか?

放送法で守られている既存メディアは今だって同じことを言っている。
「極右の放送局ができたらどうするんですか!?」
だってさ。

こんなん笑いますわwww

いいか、
「極右や極左の放送局ができたらどうするんですか!?」
とは言わず、
「極右の放送局ができたらどうするんですか!?」
って言ってるんだぞ!?

なんで
「革マル派や中核派の放送局ができたらどうすんですか!?」
「北朝鮮資本の放送局ができたらどうすんですか!?」
と問い詰めないんだい?

おまえら放送局は自分から我々は極左ですって言ってるに等しいじゃないかwww



ようするにあれだ。
放送法の法の網をかいくぐった極左メディアだらけになってしまっていて放送の公共性がすでに担保されなくなっているし、
そもそもTVが主たる情報源なヤツなんて近い将来あっという間にいなくなり世論を扇動できるだけの力を失う未来が来るのは確実なので、
そんな有名無実の法律なぞいらんだろうと総務省は判断したのだ。

そして規制を緩和すれば、まったくの異分野からの参入により良好な自由競争が行われ、そしてあわよくば何らかのイノベーションが起きてくれんだろうか……、という腹積もりだろう。

30年前はTVがないというと宗教キチガイじみた偏屈オヤジのいるかわいそうな家庭なんだという話になっていたが、
いまやTVがないといっても「そうだよねー。YouTube見てたほうがおもしろいもんねー」というだけになってしまっている。

さらば放送局!
マルクスの末裔よ墓穴の中へ帰りたまえ!!
つぎはNHK、おまえの番だ!!!

八方塞がりのプーチン(笑)

2018-04-18 21:33:37 | 経済/経済/社会
カール・ビルトなるスウェーデン元首相らしい人物の書いた記事が、端から端まで全てにおいてツッコミどころ満載だったので、注釈をつけながら全文掲載したい。



八方塞がりのプーチン、軍拡競争の「代償」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180415-00215694-toyo-bus_all



> 再選は果たしたものの、八方塞がりのロシアのプーチン大統領(写真:Alexander Zemlianichenko/ロイター)

>  ロシアのプーチン大統領は再選されたが八方塞がりだ。経済成長率は極めて低く、プーチン政権が発足した2000年代初頭の好景気とは比べようもない。西側諸国との関係改善なくしてロシア経済が好転するとは考えにくいが、西側との対立は深まる一方だ。

>  経済成長に投資は欠かせないが、成長のカギとなる技術や国際金融市場へのロシアのアクセスは限られている。プーチン氏と親密なロシアの企業や大富豪には経済制裁が科せられており、成長投資の足かせになっている。



ロシア経済はモノカルチャー経済で、原油価格に連動するので、「西側諸国との関係改善なくして」ではなく「原油価格の上昇なくして」のほうが正しい。
たぶん本質的なところは経済制裁ではない。



> ■年次教書演説で将来への不安を露呈

>  西側からの経済制裁に耐えかねたロシア政府は、投資・通商の拡大を狙い、中国との関係強化を模索した。だが、米中首脳会談で習近平国家主席がトランプ米大統領を皇帝級の特別待遇でもてなしたことで、プーチン氏の望みはついえた。対米関係改善も同様だ。



実は中露は毛沢東の時代からすでに仲が悪かったことが後世になって判明している。
自由主義陣営に対する政策として、自分たちは仲がいいフリをしているほうが都合がいいのでそうしているだけだ。



>  3月の年次教書演説でプーチン氏は、図らずも将来に対する不安を露呈してしまった。ロシアが他国に後れを取る可能性があるとして、危機感をあおる場面がいつになく目立ったからだ。

>  「技術進化は一気に加速している」とプーチン氏は分析し、こう言った。「技術進化の波に乗ることができた者ははるか先を行く。波に乗れなかった者はおぼれる」。おぼれかかっているのがロシアであるのは明らかだ。

>  また、プーチン氏は年次教書演説の相当部分を、CGを駆使した最新鋭兵器のプレゼンに費やした。超重量級の大陸間弾道ミサイル、迎撃システムが追いつけないほど速い超音速兵器、核弾頭を積んだ長距離魚雷、原子力エンジンを搭載した無限の射程を持つ巡航ミサイルなどである。米国がどのような防衛網を構築しようとも、ロシアにはそれを突破する力があると証明したかったようだ。

>  だが、そのような言動に出ることで、プーチン氏は自らの恐れをうかつにもさらけ出してしまった。ロシアの戦略核兵器が時代遅れのものになることへの恐怖だ。



プーチンは、たとえばマッハ10で飛ぶミサイルを開発し、しかもすでに量産開始しはじめたと言っている。
だが、どうやらみなさんこれ本当にできたんかよと思っているようだ。

最近のアメリカは、テロリスト相手の非対称戦用の装備を特に充実させてきたんじゃないだろうか。
そういう意味では、注目してなかったロシアでそんな兵器がポンと登場したのであれば、西側諸国にとって一応それなりのサプライズになったんじゃなかろうかと思われる。
もし本当なのであればの話だが。



>  核戦力と国連安全保障理事会常任理事国としての拒否権を別にすれば、ロシアの戦略的影響力を支える基盤は弱い。経済規模は実質的にイタリア程度でしかなく、仮にプーチン氏が本気で米国と軍拡競争を続けるつもりなら、軍需産業を除く主要セクターは相当な経済的犠牲を強いられる。一般ロシア人の生活水準もさらに低下する。



アメリカにとって最重要なのはGDP成長率かもしれないが、どうもロシアはそうでもないようだ。
わたしもまだよくわかっていないが、ロシアにとって最重要なのは、たぶんソ連崩壊の悲劇を繰り返さないことである。
そのためには今現在の多少の困窮には十分耐えられる。

ソ連崩壊の悲劇とは、たとえば、かつてロシアの影響力の最前線は東ドイツだったが、東欧の旧共産圏諸国のかなりの部分はNATOに加盟し、ロシアに向いたミサイルを配備している、というようなことだ。
ロシア人は、クリミアをウクライナから強奪……ゲフンゲフン、クリミアの同胞を保護するのに成功したことで、やっぱり軍事力って大事だよねって絶対思ったはずである。

ロシアは軍事セクターのために経済を犠牲にしているという説はソ連時代から数多くみられるが、本人たちにしてみればそんな西側からの指摘にはほんの少しも情報量がない。
ロシア人なら、アメリカの靴にキスしてGDPがなんぼ上がったところで、キエフとミンスクとアスタナにNATOのミサイルが配備されたら何の意味もないと言うだろう。

いまのロシアは原油の相場のわりには思ったよりマシである。
ソ連が崩壊してしばらくは食べるものにも困窮し、たしか平均寿命が10年短くなるようなひどい有様だった。
いまさら多少困窮するといったところで、あのころに比べればどうということはないわっ!……と皆が言うだろう。



> ■軍拡競争はロシアを崩壊へと導く

>  一方でプーチン氏は近頃、紛争が泥沼化している東ウクライナに国連平和維持部隊を派遣する案を容認する考えを示している。年次教書演説で最新兵器を披露したのは、さらなる軍縮や開かれた対話の必要性があることを西側諸国に悟らせるためだったのだろう。



ドンバスの自称政府がロシアへの併合を望もうと、もとよりロシアは(クリミアと違って)ドンバスを併合する気はないと明言している。
どうやらプーチンは東ウクライナにキエフの手のつけられない親露の自称政府をこさえて緩衝地帯にするところまでで満足したようだ。

で、ロシアが文句を言っているのは、ウクライナ政府が選挙で選ばれたわけでもない暴力革命で乗っ取りした政権であり、それは民意を反映してないだろ、だからこの政府の言うことをそのまま鵜呑みにするわけにはいかんだろ、と言っているだけだ。
プーチン一味はドンバスを併合しようとして絶賛裏工作中だったのが急旋回して態度変えたみたいなニュアンスで書くのはよくない。



>  だが、たとえプーチン氏が対話を望んでいたとしても、ロシアの元スパイとその娘が神経剤によって襲われるという、3月に英国で起きた暗殺未遂事件を見過ごすわけにはいかない。放射性物質を用いた2006年の元スパイ暗殺と同様、英国政府は今回の事件もロシア政府の仕業だと結論づけている。

>  ロシア政府は事件への関与を隠そうと、うそと情報操作という露骨なやり方で対抗してきている。言うまでもなく、人を殺し、うそをつくような政府を対話の相手として歓迎するわけにはいかない。



これはかなり独善的な思考だな。

外交の世界では真実がどうなんかということは案外どうでもよかったりする。
そうじゃなくて、自分が仲良くしておきたい国の親分が何と言ってるから支持するとか、そういうのが外交だ。
たとえばベラルーシなら「ロシアが俺がやったんじゃねえって言ってるんだからロシアがやったんじゃないんでしょ」と表明しているはずだ。

ちなみにたしか日本は「真相の究明が必要だよね」みたいな超玉虫色なこといってたような気がする。

もちろん、誰が見てもロシアがやったようにしか見えないけどね。



>  だからといって、米国とロシアが真摯な対話を行わなくていいというわけではない。両国は核戦力の近代化を進めているからだ。長年にわたって機能してきた軍縮枠組みが無力化する危険性がある。

>  新たな軍拡競争はロシアを含む全世界を脅威にさらすものだが、それだけではない。かつてのソビエト連邦がそうだったように、軍拡競争はほぼ確実にロシアを崩壊へと導く。プーチン氏は4選を果たしたが、その未来は極めて不透明だと言わざるをえない。



だからロシアの未来が不透明なのは軍拡競争によるものじゃなくて、
アメリカのシェール革命のせいで原油価格は昔みたいに1バレル100ドルとか絶対無理ってなったからでしょうに。



> カール・ビルト :スウェーデン元首相



これで元首相かよ……、と思ったのだが、我が国には鳩山がいたでござる。

時事問題とは(笑)

2018-03-27 16:39:39 | 経済/経済/社会
モルドバでルーマニアとの統合交渉をしはじめたヤツがいるらしい。(※1)

…という話をとある男にしたところだな。

そんなものに興味はないということである。
そりゃーそんなもんだろう。

しかしだな。
その理由に驚愕したのだ。

その理由とは?

「時事問題ではないから」
というのだ。

これが時事問題ではない?
なぜ???

ということを問い詰めたところだな。

時事問題とは、自分に関係があることだというのだ。

どうやら時事問題とは、近所の人のことくらいがせいぜいで、芸能ネタとかはいっさい含まないらしい。

定義はそれでいいのか?
直感的に反してる気がするが???

…という話をしたところだな。

アメリカとか中国とかは時事問題に含むらしく、ロシアとかは時事問題に含まないらしい。

いったいどうやったらそんな絶妙なところに線引がなされる?
アメリカとか中国とかは自分に関係があり、ロシアとかは自分に関係ががない??
両方関係あるか両方関係ないかならまだしも、そこに線引がなされるのはなぜなんだ???

…という話をしたところだな。

どうやらYahoo!のトップニュースになるかどうかが時事問題であるかどうかの閾値らしい。

こいつは驚いた。
時事問題であるかどうかの閾値を決めるにあたり、他人が知っているかどうかが最大の評価ポイントだということになるが……?

…という話をしたところだな。

どうやらそのとおりらしい。
朝だれかと出会って会話になるような話題、それを時事問題というそうな。

その定義によると、けものフレンズのたつき監督が降板というニュースも時事問題に含めるわけだが、本当か?

…という話をしたところだな。

それはYahoo!のトップニュースになっていて、自分も知っているから、時事問題であると定義した。

どうやら重要度というのは評価尺度ではないらしい。
芸能人のAさんとBさんが結婚したという話より、モルドバとルーマニアが統合しそうかどうかというほうが、どう考えても重要度は高いだろう。
重要度でそうなるのは先の男も同意するところだが、しかしながら時事問題であると定義できるかどうかについては意見は対立したままだった。

我輩はこれを聞いて戦慄を憶えたよ。
Yahoo!のトップニュースになりそうなくらいのニュースかどうかという評価軸で記事を摂取するかどうかを決めるその自称「一般的な社会人の姿」というものに。

その男の主張に沿うならば、たとえば全盛期のAKB、その総選挙の上位者の順位と名前と顔は一致できるくらい暗記しなければ社会人として片手落ちだということになるわけだ。
その思考に戦慄を憶えないわけがなかろう!



これは目的と結果をはき違えている。

皆が関心を持っているからYahoo!のトップニュースになるのであって、
Yahoo!のトップニュースになっているから皆が関心を持たなければならないのという意味でとるのとは全く違う。

それはとてもファシズム的(全体主義的)だ。
いま冷静に考えてもやはり戦慄を憶えるに値するイデオロギーだ。

私のほうは、人の顔色を見ながらなるべく人にあわせるように注意して生きていく人生、そんなもの犬にでも食わせろという自由主義的な立ち位置のイデオロギーである。

わたしはこの男のような人生は送りたくないと考えているが、どうやらその男も私のようにはなりたくないと思っているらしいのであった。






【※1】

Побочный эффект: Молдавия нечаянно вступила в НАТО
https://www.pravda.ru/world/formerussr/moldova/23-03-2018/1377158-moldavia-0/

タイトルを日本語訳すると「副次的な効果:不注意にもモルドバがNATOに入った」となる。

記事を意訳すると、
モルドバでルーマニアとの統合交渉をしはじめたヤツがいて、NATOに入っているルーマニアと統合されると自動的にモルドバもNATOに入ることになる、といっている。

ちなみにモルドバ国内にはモルドバ政府の統治できないロシアが裏で手をひいている沿ドニエストルという自称国家があり、ようはウクライナ国内におけるドンバスみたいなあれだ。

で、ロシア人によると、アメリカがそこまでやるんならまたウクライナみたいなメチャクチャなことになりまっせと記事は言おうとしているってところだろう。

ロシアから見たプーチンの姿

2018-03-21 21:15:21 | 経済/経済/社会
最近プラウダがおもしろい。

プラウダといっても、ガルパンのプラウダ高校のことではない。
ソ連時代からあるロシアの御用新聞プラウダのことである。

現地語のスペルはправдаで、意味は真実とか本当とか。
つまりこいつは「本当新聞」という名前なのだ。
しかもソ連時代からある御用新聞だけあって、政権側に都合のいいことしか書いてない。

それを皮肉って
「プラウダ(御用新聞)にプラウダ(真実)なし」
と言われる有様だ。

Новости и аналитика - Правда.Ру
https://www.pravda.ru

公式サイトは↑こんな感じだ。

で、なにがおもしろいかというとだな。



オリンピック期間中。
日本では誰がメダルとったとか、そんなのがニュースの中心だった。

日本人ならそうなるのは当然というところ。
だがロシアはそうではなかった。

「国際オリンピック委員会に何度もロシアの事情を説明しにいったのに、全然聞き入れてくれなかった! この欧米の手先どもめ!」
なんてのばっかり。



このまえイギリスでロシア人二重スパイの毒殺事件があったわけだが。

日本人なら
「まー、ロシアって怖いわねぇ」
というところだが、一方ロシアではそうではなかった。

「我が国は何もしてないのに、毒殺事件の主犯だと言いがかりをつけられて外交官を追放させられた!」

これ関連でアメリカが追加制裁したときも
「アメリカの国内事情でまた俺たちが悪者にされた!」
なんて感じだ。



これは正しいのか?

……なんて聞くまでもない。

「そんなんロシアの自業自得じゃん。全く同情できんわ!」
というのが一般論だろう。

そこにどれくらい真実が含まれるかというと、韓国人が書いている中央日報の日本関連記事と同じくらいいってもよかろうて。

だがな。
ここで重要なのは、ロシアの公式見解がそうだということである。
ひいてはロシア国内の世論はある程度そっちのほうを向いているということだ。

つまりこれはどういうことなのか?

ロシア人は、国際政治的な話題ではあんがい被害妄想的だということだ。

ベトナム戦争のころ、アメリカは
「アメリカは悪の共産主義者の国に囲まれつつある」
と国内向けに宣伝したが、当のソ連も
「ソ連は資本主義者の国に囲まれつつある」
と考えていた、なんていうあれですわ。



実際、ソ連が崩壊してロシアは酷い目にあった。

日本では平和的な人物だと評価が高いゴルバチョフだが、ロシアでは無茶苦茶にした張本人としてつるし上げられている。

その無茶苦茶を収拾したのがエリツィン。
だがこいつはこいつでオリガルヒ(新興財閥と訳されることが多い)のやりたいほうだいに手をつけられなかったし、
国際政治の舞台でもほとんどその他大勢の扱いにまで落ちぶれていくのをそのまま座して眺めていただけだった。

ロシアはもうダメなのか?
ソ連時代もひどかったが、ソ連がなくなってもひどいままなのか?

そこでプーチン颯爽登場。

プーチンはオリガルヒを政府の支配下に抑えた。
クリミア問題でもうやむやのままロシアの言い分が通った感で落ち着いたし、国際政治の舞台でも影響力を示せるようになった。
2014年の原油安にも耐えられた。

そりゃーあんた、ロシア人からみたら、善人ではないかもしれんが、ゴルバチョフやエリツィンより遥かに職務遂行能力の高いヤツだと思うだろう。
一部のアメリカのメディアが報道しているような人権を蹂躙する悪玉の親分といったようには大半のロシア人は見てはいないようだ。

韓国を見ていればわかるように、職務遂行能力のないヤツが大統領を務める国は悲惨である。
我輩がロシア人でも消去法でプーチンに入れるかもしれん。
あんがい被害妄想的なロシア世論からすればなおさら強靭なプーチンに入れたくなるのもわからんでもないところ。






追伸:

一部のアメリカのメディアが報道しているような人権を蹂躙する悪玉の親分といったようにプーチンを見ているロシア人もなかには一定数いるようだ。
なぜなら、プーチンのtwitterには、プーチンへの個人崇拝が一定数あるのと同様、一定数そういうところで氏ねみたいなレスがついているからだ。

しかしだな。
逆にいえば、その程度の書き込みは許される程度にロシアは民主的だと自ら示していることに気がついていないのもまた滑稽である。
中国なんて熊のぷーさんが検索不可になるくらいアレな国だし、韓国でも大統領批判したblogを書いた主婦が逮捕されるくらいアレな国なんだから。

ロシアの選挙がどんだけヤバいか

2018-03-20 15:22:43 | 経済/経済/社会
「ロシアにも選挙ってあるの?」
……という質問が来たのでここで答えたい。
ようやく残業時間もひとだんらくしたもんで。






ロシアにも選挙はあるか?

ある。
しかも中国よりマシな選挙が。

かつてソ連だったころ。
ソ連でも選挙はあった。

しかし、候補者を選ぶのではなかった。
候補者に〇か×かどちらをつけるかという信任投票だった。

しかも信任が100%だった。

なぜか?

×にしたヤツはシベリア送りになり、次の選挙では投票できなくなったからだ。

では現在はどうなのか?

反対票を入れても逮捕されない。
なんてすばらしい時代になったのでしょう(棒)。

では選挙結果をごらんあれ。



Почему России не стоит сравнивать свои выборы с западными
https://www.pravda.ru
/politics/18-03-2018/1376112-tochenov-0/

※:gooのフィルタにひっかかるため2行にわけているので注意



これは選挙の途中結果であって確定ではないが、概要はわかる。
状況をまとめて記す。



74.22% Владимир Путин(ヴラディーミル プーチン 現職)
14.03% Павел Грудинин(パーヴィル グルディーニン 共産党)
6.51% Владимир Жириновский(ヴラディーミル ジリノーフスキィ 極右の変人)
1.49% Ксения Собчак(クセーニヤ サプチャーク プーチンの師匠の娘だが反政府勢力側で逮捕歴あり)
0.81%  Григорий Явлинский(グリゴーリィ ヤヴリーンスキィ 親欧(≒売国奴)の野党党首)
0.64% Максим Сурайкин(マクシーム スラーイキン 共産党)
0.63% Сергей Бабурин(セルギェーイ バブーリン 民族主義者らしいが詳細不明)



※日本のメディアがつけたカタカナ名とは異なると思われるので注意



これだけではヤバさがようわからん。
日本で例えると以下のようになる。



[日本国大統領選(仮)候補者一覧]
安倍晋三 現職
志位和夫 日本共産党書記局長
桜井誠 在特会会長
菅源太郎 菅直人の息子
許宗萬 朝鮮総連議長
城崎勉 日本赤軍
百田尚樹 永遠の0作者



あなただったらどいつにする?

これで「ヤバすぎワロタwww」と思ってもらえれば我輩の意図は伝わっている。
どんだけ安倍が嫌いでも入れるヤツは安倍しかいねえと思う人がほとんどだろう。
事実、4人に3人はプーチンに入れているのだ。

そう、ロシアの選挙は、クソなヤツか、超クソなヤツか、超超クソなヤツか、そのどれかから選べという選挙なのだ。

どうしてこうなった?

もし選挙に出たとすれば唯一当選する可能性が0%より大きい候補である、Алексей Навальный(アレクセーイ ナヴァーリヌイ 最大野党の党首)。
こいつはプーチンの妨害にあって選挙に出れないのだ。

そりゃーあんた、プーチンも安泰ですわ。

一部ではプーチンは開票にまで介入して操作しているなんてニュースがあるが、
このメンツならふつうに選挙してもプーチンが負けるわけがないのであった。

ビットコインの未来

2018-02-03 19:13:36 | 経済/経済/社会
仮想通貨マイニングでPCゲーム好きが大迷惑
https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E4%BB%AE%E6%83%B3%E9%80%9A%E8%B2%A8%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A7pc%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%8C%E5%A4%A7%E8%BF%B7%E6%83%91/ar-AAv8tVw#page=2

> エヌビディア(Nvidia)は小売業者に対して、仮想通貨マイナーよりもPCゲームユーザーを優先するように求めている。



この記事を見たときには、
「大企業がなにをお節介な……」
と思ったものだが。

しかし!



世界最大のBitcoinマイナーはマイニングマシン構築のためNVIDIAよりも大量のシリコン半導体を購入している - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180123-bitmain-buy-large-silicon/

> ビットコインマイニングマシンを製造し、世界最大のビットコインマイナーとしても知られる中国企業Bitmainが、2017年Q4(10月から12月)に半導体製造ファンダリーのTSMCから月当たりに16nmプロセスで製造されたシリコンウェハー2万枚分の半導体を購入していたことを半導体投資を行うARK Investが明かしています。2万枚という量は、その前の四半期の2倍に相当し、なんとGPU世界最大手のNVIDIAの発注量を上回るものだとのこと。



このニュースを見たらちょっと考えが変わったよ。

同じニュースの別の側面から見た↓こんなニュースもある。
こっちのほうが有名かもしれない。



ビットコインは2018年、アルゼンチンの年間使用量以上の電力を消費 | BUSINESS INSIDER JAPAN
https://www.businessinsider.jp/post-159982

> 2018年、ビットコインのマイニングにかかる電力が、アルゼンチンの年間の電力消費量を上回る可能性がある。1月10日(現地時間)、モルガン・スタンレーがクライアント向けの文書に記した。2025年に電気自動車が必要とする電力量を上回るとも言われる。
> 仮想通貨のマイニングによる電力消費量は2018年、世界全体の電力消費量の0.6%に上る見通し。いずれはエネルギー関連企業の株価にも影響を与えそうだ。



なぜこれが成り立つのか?

マイニングの報酬がそれでもペイするほどビットコインの価格が高いから成り立つのだ。



現在、我輩のいる半導体業界は、活況にある。
しかし、我輩からすれば原因不明の活況だ。

ある人はいう。
「AIでGPUがたくさん売れるからだよ!」
と。

AIというといかにもシロウトくさいので我輩はディープラーニングと読んでいるが、
実際のところディープラーニングなんぞ期待が大きい割に実用化は始まったばかりというところで、
たとえNVIDIAの株価つり上げには貢献したとしても業界全体の景気を左右するほど売れるもんじゃねぇだろとしか思っていなかった。

しかし!

NVIDIAが声明を出すほどの割合でマイナーがグラボをしこたま買っていて、
しかもそれで供給が足りないのでNVIDIA以上にTSMCにASICを発注しているとしたら……?

そりゃあんた、活況にもなりますわ。
これで原因不明の活況の謎が解けたんか……。



では。
その先はどうなるのか?

マイニングの報酬が損益分岐点を超えているかぎりは現状の活況が続く。

しかしマイニングの報酬はマイニングすればするほど減る設計になっている。

ということはだ。
ビットコインは値上がりしつづけなければそのエコシステムを維持できないという、人為的に仕込まれた時限爆弾の上に成り立っているということだ。



この時限爆弾が爆発したらどうなるか?

マイナーはASICやグラボを買うのを突然やめるだろう。
大半は中国人だと思われるので、こいつらはTSMCへ発注したASICの買取りを拒否するため計画倒産するところまでやる可能性が濃厚だと我輩は見ている。

そうなると業界全体で生産キャパがあっという間に余りまくる。

「こんなんバブルに決まってるwww 君子危うきに近寄らずwww」
と物見遊山の見物を決め込んでいる我輩だが、なんということかビットコインの相場は我輩の残業時間やボーナスにまで影響するのだ。



ここで
「時限爆弾が爆発したときこそビットコインを買うチャンス!」
と思う人がいるかもしれない。

しかしそれはやめといたほうがいい。

マイナーがマイニングしなくなるということは、だれも取引の検証をしなくなるということだ。
つまりビットコインの取引が機能停止することを意味する。
チューリップの球根とは違って、ビットコインはバブルが弾けたらモノそのものが消えてなくなるのと等価である。

いやむしろ、これはバブルというよりか、親玉がいないのに自己実現化するクラウドなポンジースキームとでもいうほうが近いやもしれない。



ビットコインは「バブル、手を出さず」 機関投資家の見解一致
https://jp.reuters.com/article/bitcoin-summit-investors-idJPKBN1DK09B

> ゆうちょ銀行(7182.T)の佐護勝紀副社長は、ビットコインの適正価格が100ドルとの見方を示し、同行が購入を検討するのはこの水準まで下落してからだと述べた。



↑こんなことを言ってるヤツもいるが、このジジイも何もわかっていない。
100ドルでマイニングを引き受けてくれるヤツいねえだろ。
巨大金融機関の経営陣がこれだから日本はフィンテックで始まる前から敗色濃厚なんだとわからんのかね。



ビットコインの設計上、このバブルが崩壊しないという選択肢は無いように思われる。
我々にできることは、なるべく穏便に崩壊してくれと神頼みすることだけだ。

実際のところ、すでにビットコインは終わりかけている。
なぜなら、当初はたいがいの人がインチキ臭いとしか思えなかったブロックチェーンなる技術がビットコインで実用に耐えるとわかったことで、世界はこのブロックチェーンを使って何をしようかという方向に進み始めているからだ。
その時になれば、ビットコインは終わったというよりか、イノベーションにおける役目を果たして退場したとでも言われるだろう。

韓国・2018年平昌オリンピックに参加する各国閣僚一覧

2018-01-22 20:07:32 | 経済/経済/社会
【韓国・2018年平昌オリンピックに参加する各国閣僚一覧】

[中国]
韓正・政治局常務委員(チャイナセブン)

チャイナセブンの中で唯一の習近平派でない人物らしい。
ようするに、習近平にとって最も死んでも困らない、いや最も死んでほしいチャイナセブン。
こいつがぶっ殺されればトランプにイチャモンつけほうだいな上、政敵も排除でき、一石二鳥ということに。



[アメリカ]
ペンス副大統領

ちょいと前に、アメリカの憲法で、大統領が職務を遂行する能力がないと認められたときは副大統領が自動昇格する、みたいな規定があり、史上初めてトランプ降ろしに使われるのでは?…という憶測がなされたことがある。
ペンス副大統領派遣は、トランプ降ろしと朝鮮戦争がバッティングしないようにするトランプの保身用の奇手ともなっている。
アメリカは戦争中に大統領が急死しても戦争続行には問題ない国だが、その上でもトランプファミリーとMMTが参加しなければ国政の機能不全が目に見えて加速することはないのでは。



[ロシア]
なし

国家として五輪参加を認められなかったという理由でロシア政府からの重鎮派遣は無しとなった。
派遣を断る理由としてこれ以上に説得力があるものはない。



[日本]
阿部守一 長野県知事(日本国政府からの派遣なし)

かわいそうなことだが、この人がどうなろうが国政への影響は皆無。
しかも日本国政府が派遣してすらいないので、何かあってもしらばっくれるのには適当な人物。



[フランス]
ルドリアン外相
フレセル・スポーツ相

ルドリアン外相、かつて北朝鮮問題においての中国の提案を聞いて、その場で失笑してしまい、王毅をマジギレさせてしまう。

フレセル・スポーツ相、「フランス選手団を危険にさらすことはできない」と発言し、選手を派遣するからには自分も行かざるを得ないような墓穴を自ら掘ってしまう。

ようするに人柱としては最適の2名。






ちょっと勘ぐりすぎな感はあるが、どこの国も五輪中に戦争が起きても起きなくてもバッチコイや!という布陣である。
ババを引かされた方々にはご冥福をお祈り申し上げます。

もしこの時期に韓国に出張に行けなんて言われたら、我輩は会社を辞めることを盾に会社と交渉するよ。
職より命のほうが大切なのは当然。