大義なき解散（笑）

小池知事「大義、分からない」　早期の衆院解散を批判
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170918-00000027-asahi-pol



突然こういう話題が席巻するようになったわけだが。

これはどうなのか？

勘違いクソワロタｗｗｗ以外に何モノでもない。

なぜか？

衆院が解散するのはいつなのかを考えてみたことがある人なら誰でもわかる。

もちろん
「民意を問う必要があるとき」
は不正解だ。

正解は４つある。



１つめは、選挙したら負けそうなので任期満了いっぱいまでひっぱったのち、任期満了で選挙になるとき。
たとえば麻生内閣のときがそうだった。

２つめは、選挙したら勝てそうなので今すぐ選挙して任期をリセットして次の任期満了までめいっぱい引っぱりたいとき。
任期満了でない選挙のほとんどがこれ。

３つめは、総理が粗相したとか何らかの理由で与党内に造反者が無限増殖し、本来通るはずのない野党主導の解散議案なぜかが通っちゃったとき。
バカヤロー解散とかたぶんこれ。

最後の４つめは、「ええい！　もうどうにでもなりやがれ！」という破れかぶれの自爆解散総選挙。
野田政権くらいで他に例がほとんどないレアケースである。



で、常にこういう条件で総選挙が行われるとして、いったいいつの選挙なら大義があると言えるのか？

そんなもん、そのとき次第で大義があるとかないとかテキトーに言ってるだけに決まっている！

では、なぜ野党は大義がないとか言っているのか？

与党は勝てそうだから解散総選挙したい、すなわち野党は負けそうだから解散総選挙したくない、ただそれだけの自分の職業的事情で批判しているだけだ。

だからわたしは、野党が大義がないと批判するその姿勢に極めて批判的である。

だいたいなあ。
おまえらがいま解散総選挙したら負けそうなのは、日本に北朝鮮製の核ミサイルが撃ち込まれるかどうかという国家存亡の危機にもかかわらず、あいかわらず国会でモリカケ問題しか議題にしなかったその姿勢が、有権者をシラけさせたからじゃないのかね。

いつ選挙しても議席を増やせるよう、与党よりマシなことを国会で議論しようと努めていれば、こんなことにはならなかった。
これは、自らの無能さを国民に問われる選挙である。



そしてわたしも、どっかの政党を断固支持とは言い難いが、民進党断固反対とだけは言っておきたい。