この「るろ剣」かなり以前、少年ジャンプに掲載されていましたが、ライブで読むことは有りませなんだ。ワタクシ、もうそんな歳ではないからね。
しかしコミックは全て楽しく読ませてもらいましたよ・・・君津図書館にて「全巻オトナ借り」してね、ぶふっ!
そう今でもたまに借りることがあります。単行本ではたしか・・・24巻だったかな?主人公の妻が登場するあたりです。
漫画原作者の和月氏曰く「エヴァの綾波レイもどき」になってしまったと言うキャラ、「雪代巴」が登場するあたりが一番好き。
白い小袖、紫の肩掛、漆黒の目、そして闇に浮かぶ赤い鮮血・・・暗殺家業真っ只中の主人公が、この巴と出逢う冒頭シーン。
なぜかの~、たまに読みたくなるんですよ。まっ、人好き好きなのでしょうが。
芸能関係に全く疎いワタクシ、今回のこの映画も8月に入ってからその存在を知ったのでした。
すなわち封切寸前・・・制作していた事さえ、全く知らなんだ
そう、それで動画サイト「You Tube」にて検索してみると、おおっるろ剣の予告、ばっちりUPされているではありませんか・・・いやはや便利な世の中じゃー!
しかもかなり面白そう
と言うわけで、公開よりはや1カ月以上経ちましたが、ようやっと実写版「るろうに剣心」をみに行くこと出来ましたよ。
うふふ、してその感想は?
面白いではないですかかなり上出来だぞ
主演の剣心役「佐藤健」の演技、全くお見事。そしてそのアクション、体のキレも良く見ていてほれぼれしましたね!
そう言えば彼は「ルーキーズ」にも出演していましたっけ・・・あの映画こそよかったな~。エンディング「greeen 遥か」をバックに、皆々一同で河川敷を歩き去るシーンがあったのですが、ワタクシ「ああ、こいつら制服着て歩くのもこれが最後なんだな~」と思うと、無性に泣けてしまってね。
木更津の映画館を出て、オノレの「まぶた」がはれ上がった顔を見て「ギョッと」したものでした・・・・あっ、いや今は「るろ剣」のお話でしたね、すまんすまん。
敵方の武田観柳を演じた「香川照之」なんかはもう完璧はまり役快演?怪演と言うのかな?それ以上当てはまる言葉なし。
そう個人的要望としては、葉巻咥えてガトリンクガンを掃射するだん、口のもう片方から「だらだらと」ヨダレをたらしてくれれば、それはそれは完璧だったのにな~・・・おしい
吉川晃司も格好良し。前回出演していた時代劇、藤沢周平原作の「必死剣・鳥刺」よりも、はるかに動きがあってよろしいですな。
あのデカイ体で激しく動き回るのですから、さぞかし「ハぁ~ハぁ~」した事でしょう!しかし出来上った作品を見て、ご自分の演技に「むふふ」となったであろうことは、想像にかたくないですね、ぶふっ!
いや本当にかっこ良かっぞ~
この映画の中で唯一、原作との違和感があったのが、江口洋介演じる「斉藤一」か。原作ではね、その生き様「悪・即・斬」という、かなりストイックな設定だったのですが・・・どうも変に「ふてぶてしい」というか、態度が悪いというか。
初めて「るろ剣」に触れる人には、全く問題なく楽しめたのでしょうが・・・でも、ソレを差し引いても、なるべく原作に忠実にと思わせる、完成度の高い映画でした!
そうそうあと一人、相良佐之助!最初どんなキャラに?と思ったものですが、最後まで安心してみること出来ました。
この佐之助、原作とは違いラスト観柳邸にて、一対一で悪役の一人と、激しく素手でのド突き合いをするのですがその殴り合いの途中、食糧庫なのかな?そこで「ちょっと待て」と、やにわに食いものを漁りだすのですよ。
なかんずく敵にも「お前も食うか?」なんて勧めたりもして・・・うふふ、その「やりとり」が、オレ可笑しくってね。
敵も「俺は・・・コレを!」なんて言って、ワイン?かなんか佐之助から手渡されて飲むのですよ。そこだけみていると「互いに直接怨み無し」と言った、なんともさばけた様なんですが。
そして腹ごしらえの終えた二人、猫科動物闘争第一段階の様に、どちらともなく「うぉ~」なんて唸り声を上げながら、またまたさらに激しくド突き合いになって行く・・・ここの段でワタクシ、あまりの可笑しさに耐えきれず、思わず声に出して笑ってしまったのでした
うははは!いや笑ったよ、面白し!
しかし、ちょっと気になって後ろを振り返り「スクリーン」の明るさで、客席透かして見てみれば・・・笑っているのはどうも俺だけでした
う~む、感性が違うのか?それとも別な意味で俺が「オカシイ」のか?まぁ、良い良い!
いや~「るろうに剣心」面白し!
心あたたまる話でもなく、また泣ける映画でもないのですが、胸のすく時代劇アクションものとしては、久々のヒットではあるまいか。あのカムイ外伝よりは、少なくとも20倍は楽しめたぞ。
だいたい白土三平を実写するのが・・・・いや、しつこいですね、だまります。
あっ、書いてて今思い出した、佐之助のド突き合いの相手。映画の一番最後、エンドロールにて「戌亥番神」と出ていたな・・・それだソレ。映画の中では、名前呼ばれてなかったから(名前出ていたかな?)分から何だぞ。
長編モノの「るろ剣」では終わりのほうに出て来る敵キャラ。しかもそ奴、原作では「無敵手甲」と言う武器を使って佐之助達を苦しめるのだが・・・うふふ、もしかして復活するのかしら?続編あるのかしら?
うふふ、今から楽しみですね。
そう最後に、これから映画「るろ剣」を観ようと思うならば、映画館では「真ん中より後ろ」をお勧めします!
アクションが、そう殺陣が速すぎて前席では「何が何だか分からなかった」と言うことになりますからね・・・・いやはや今回は、悲しいかな俺がそうだったのだよぶふっ!
うふふ、たまの映画も良い良いですね。それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!