この8月最後の週末は、久方ぶりに沖へ出て、安穏と暮らしているであろう赤やら青いやつばらを、ガツンとまとめて釣ってやろうかと考えていたのであるが
いやはやこれが、南から接近してくる台風のために、とほほな計画断念と
さすがに天候には勝てませんよね?
御存じ富津新港の堤防
しかしこの土曜の朝は「嵐の前の静けさ」の例えのとおり、360度波風いっさい無しのオール・クリアー状態
よしよし、それじゃ~ちょいとショート便にて勝負してみっか!
台風がなんだ、強風がなんだ、荒れる前に「やっつければ」問題ねーべと、ひどくお気楽に考えつつ、かついそいそと釣支度整えて我が秘密ドッグへと駆けつけたのであるが?いざ到着してみると・・・うぁりゃ~、何てこったい
あまり気にしてなかったのだが、このAM7時は潮の底り真っ最中で、さすがの工作船も出港することままならず貴重な「嵐の前の静けさ」を狙った釣りは、そう泣く泣くあきらめたのでありました。
・・・いや天候には勝てません。
って言うか、ほんとバカなんです船長のくせに潮位気にせず出ようと企むのだから
だがしかし、ここで引き下がると、晩の肴は確実に手に入らなくなるのでね。やおら自宅にターンバックして、今度は潜り支度を整え、一路わが自宅からほど近い富津新港へと猛烈ダッシュです!
最初はココからエントリー
釣りがダメなら、陸ッパリからエントリーして巻貝を・・・そう味は落ちてきたが、ここらでは鉄板のイソモンを一潜りして拾ってみようかと。
釣りも良いが、こうやって近場の海を一潜りするのも、自分は大好きですね。ほんとクールダウンには最適ですよ。
う~む、上記の写真では一体どれ程の獲物を確保したか、ちょいと判別するコト難しいであろうな。
今回は新港の内側を探ってみたのだが、中々に手強かった。
拾えるかと思っていたマダコも、まったく姿見かけず。アイナメなんかもどこに行ってしまったのやら
だけどまぁいつもの貝は拾うことに成功!
はい、こちらがその成果。
今回は意外にも、季節外れのニシガイを拾えたので中々に満足じゃ~
カニがいなかったので、今回は全て茹でましたよ。本来なら蒸すとこなんだけど。
うははは、これだけあればね今宵は木更津駅西口へ遠征して、獲物持込みで・・・と、一人ほくそ笑んでいたところ、仲間のともや氏よりメールが一通。
サンマが手に入ったので今晩どうですか?
おぉ~、やれんねー。
結局数度のメールのやり取りの後、そのサンマ・パーチィーの会場は、この空気頭の自宅と決まったのでありました。大体が「ともや氏」の独断で
それ、準備に余念無し!
しかしこの時期に我家の庭で、この様にアウトドアスタイルにて楽しむこと出来るのは、ホント稀なこと。
なぜかと言うと吸血昆虫が、俺の大嫌いな蚊がブンブンと飛来してくるからなのだよ
異様に多いんだよね、我家周辺には
だがこの日は台風から吹きんで来る南の強風のせいで、にっくき蚊の野郎もそう飛来してくることなし。
味覚の秋です
夜も更けてから、ともや氏サンマとともに登場。
さっそくこの空気頭はサンマの刺身・・・月見サンマをこしらえ、そして炭火焼きへと野外料理に余念無し。
このサンマを自宅で焼くのは、チョイとしたコツがあって。わたくしの場合は、強火の遠火・・・これにつきます。
だけどコレだと、燃料の炭の消耗が大変甚だしいのだね。
ともや氏、ご機嫌です!
しばらくはこの「ともや」氏と二人、サンマの炭火焼き等を肴に飲んでいたのですが、ほどよく全身に酔いが回ってきたところに、今度は泰三キャップが満を持しての登場!
そしてこの泰三氏が持ち込んだ「焼きネタ」が、かなりの高級海産物であって・・・最初スチロールに入ったそ奴らを見たとき、思わず万歳三唱してしまいました
はっきし言って、素晴らしく良いです。ハイこちらがそのネタでございます!
何でも鴨川の知り合いから毎年送られてくるとのことですが、こやつら素晴らしく活きが良くて、アワビ何か「ぐりんぐりん」とクネりまくるは、エビはバシバシと跳ねまくるは
どうやったらこんな活き良く運んで来れるのかしら?オガクズと濡れた新聞紙で包まっていたのだけど、何かほかにコツがあるのかね?
う~む、今度ヒマな時ちょいと調べてみたいと思います。自分も獲物の搬送には気を使うほうだから・・・だって、せっかく釣った魚の活きが下がったりしたら、その辺のスーパーで買ったのと同じレベルになっちまうからね。
そうそうアワビはもう一個あって、そいつは我がつたい手により刺身となったのでありました。
うははは、思わぬ高級海産物パーチィーの晩となったが、いや良い・・・良いったら酔い!
この宴の〆は、焼いたイセエビの殻から出汁を取った「イセエビ・ラーメン」で決まりです!昔は南房の白浜でよく作ったが・・・野菜にね、エビの出汁が「からまって」いや旨いのなんの!
泰三氏、そしてともや氏も、全くもってありがとうございました。おかげ様で久方ぶりに記憶に残る楽しき宴となりました。
だからよ、今週末も高級海鮮パーチィ-どうですか?獲物お持込みで、ぜひともよろしくお願いいたします、ぶふっ
・・・う~ん「お主が潜ったほうが話が早い」と、すかさず切り返されるだろうな、うふふのふ。
・・・そして翌日の午後。
楽しき宴が明けての翌日、わたくしまたまた懲りもせず、こんどは碧丸に飛び乗り、富津新港北側にて一潜りです!
そう台風の接近の合間をぬって、ちょいと今年最後のイシガニを押さえようと思ってね。
味は落ちてもそれはソレ、夏の酒の肴はやはりね、濃い~味の凶暴凶悪赤太郎でなくては
テトラの向こうは最終処分場。
同道は昨晩サンマを持ち込んで、一緒に高級海鮮パーチィーでオダ上げた「ともや」氏と、その愛娘のさくらチャン5歳。
船に乗せて上げるとそう「ともやパパ」は言い聞かせて連れて来たとのことですが・・・さくらちゃん、地に足が着かない状況をかなりビビっていると、はたから見ていたこの空気頭には思えたね。
あれだよ、今度は2年後ぐらいにまたいらっしゃい。こちら潜っていてもね、気になってそれどころでは無いのだよ
三年ほど前だったか、同じこのポイントで「末っ子を乗せたままのボート」が流されてしまったことがあって。
原因はアンカーの効きが弱かったからなのだが、いやあの時はホント大変でしたからね。
泳いでいる途中にね「溺れているヤツを助けに行って逆に死んじまう」と言うのはこのことかと、けっこう冷静に思ったほどですから・・・この空気頭がよ。
なんとか泳いで泳いで、最後は息も絶え絶えの状態でボートにたどり着くこと出来たのだが、それ以来チビを残してボートから離れることはて出来なくなったワタクシであります。
ともやパパ、がんばってー
でもまぁ~この一潜り、最高に気分良い良いですね。
これであと透明度が良ければ全くもって言うこと無し。ターゲット総取りといきたいトコロなのだが、中々に旨くはいきませんな
ハイこちらが今回の酒の肴となる獲物たち!
イシガニが少なかったので、普段手を出さない巻貝を思わず拾っちまったぜ肴と言うより、狩猟本能を満たすためと言ったところか・・・。
喰ったってそう旨くは無いのだから、間違っても真似してはいけませんよ。いやホントだって!
ワタなんかね、紫色しているのだから・・・食べているモノで味が違ってくるのだよ、お分かりか?
朝日屋のカウンター
潜った後はすかさず木更津駅西口に移動して・・・そうキツイ焼酎ロックで一杯です。
この西口の居酒屋「朝日屋」には、イソモン&イシガニボイルを持ち込んだのであるが・・・上記の写真お分かりか?
えり嬢達がカニバサミ片手にね、このカニ肉を自ら食べやすいように「せせって」くれて
・・・俺は恐れ多くて喰わなんだ
もう大変に根気と時間のかかる手作業なのだが・・・東京は銀座あたりの姉々にやってもらったら、はたして幾らかかるのか
いやしかしホント最初から最後まで、実に充実した週末でありました。
欲を言うなら・・・タイラバに行きたいと、そう赤くてキュートな憎いやつを、ゴガガと言うアタリを楽しみつつ上げたいと本気でそう思っているのだが、天気には勝てないからね。
さてさて今週末のお天気はどうなのかしら?今現在の関東地方は、これまでの「渇き?」を取り戻すような勢いで、各地かなりの豪雨に見舞われているようです。
それはそれで良い良いのだが、今週末こそね・・・バシッと釣りに出ようと目論んでいるので、悪天候は勘弁よ、ぶふっ!
そう週末は沖に出られるような状況であってほしいと、心よりそう思います。潜りもよいが、やはり碧丸は沖に出てこその工作船。
出る時は告知ブログ出すので、そこんとこ宜しくです。
それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!