日光・霧降高原でニッコウキスゲを堪能中のベコです。
見ごろには少し早かったものの、中腹では意外と開花しておりラッキーでした。
振り返ってみるとけっこう登ってきましたね。
ニッコウキスゲも元気いっぱい。
ちなみに、初夏のキスゲ平には早くもトンボさんが!
いやー、さすが高原地帯。
けど、ちょっと気の早いトンボさんですね。
さて、ここから先、散策路はありません。
あの階段を延々と登らなくてはならないのです!
ひょえー!
そう、あの階段は名付けて「天空回廊」。
なんと頂上まで1445段の道のりなのです!
ベコ 「天空回廊に挑戦だべこ!」
ベコも気合たっぷり。
それでは、頑張って上りましょう!
階段は全部で1445段ありますが、途中まで散策路で来たのでちょっと楽ちん。
後半の700段くらいを登るのです。
すでに標高は1450mを超えて、坂道も急勾配になります。
階段から横を見ると、斜面の勾配がよくわかります。
かなりの急勾配です。
しかも、高度が上るにつれて霧がどんどん深くなっていきます。
ベコ 「ひょえー、真っ白だべこ~」
いや、ホントに霧に覆われてしまいました。
完全に視界不良です。
ニッコウキスゲも急な斜面で必死に咲いています。
イヤハヤこれは大変。
ベコもだんだんと息が苦しくなってきました。
ベコ 「そ、遭難しそうだべこ~」
そして、なんとか1000段目。
ちなみに、この高さまでくると所々に展望デッキが設置されています。
天空回廊の階段から斜面側に伸びているのです。
しかし、ご覧の通り…
真っ白で何も見えません!
ちなみに、キスゲ平のホームページによると、晴れた日にはこんな風景が。
いやはや、絶景ですね!
それに引き換え今回は、
まさに地獄のドン曇りです。
けど、不思議なことに雨が降らないのは不幸中の幸い。
ただ、ひたすら階段を上るのです。
ベコ 「はあはあ、ぜえぜえだべこ~」
さすがにここまで来ると足腰もフラフラ。
地獄の天空回廊にベコも休み休みの登頂です。
ふと、登ってきた階段を振り返るとこんな感じ。
ベコ 「進むも地獄、戻るも地獄だべこ」
そう、ここまで来たら戻ることはできないのです。
ベコ 「あ、あと150段だべこ」
周囲は霧に覆われたニッコウキスゲが静かに応援してくれています。
そして、ついに!
ベコ 「やったー!キスゲ平を踏破したべこ~!」
いやー、フラフラになりながらも、なんとか登頂したベコ。
そのベコを待っていたのは、天空回廊のゴールにある小丸山展望台。
ベコ 「大パノラマは真っ白だべこ!!」
あちゃー、やっぱここも真っ白。
本来であれば関東一円を見渡せて、素晴らしい風景が見えたはずですが、
今日は絶景の大パノラマも閉店中。
残念なキスゲ平の登頂となりました。
ま、でも、これはこれでやむを得ませんね。
ここまで真っ白だと、逆に諦めもつくようです。
ベコ 「うおーっ!」
ベコ 「うおーっ!」
さあ、地獄の天空回廊で足腰もヘロヘロ。
日光の温泉に入ってゆっくり骨休めしましょう。
ベコ、お疲れさまでした!
おわり
<ベコたびinformation>
キスゲ平園地と天空回廊
ニッコウキスゲで有名なキスゲ平ですが、もとはスキー場。そのため、かつてはリフトに乗ってニッコウキスゲを眺めることができたそうです。
スキー場の廃止にともない、新たに設置されたのが「天空回廊」という階段。1445段という驚異の段数ですが、怖いもの見たさも手伝ってか、挑戦するお客さんが絶えません。
とはいえ、日ごろ運動不足の体にはかなりの難関。コースの半分くらいはゆるやかな散策路があるので、そちらがオススメです。
後半の800段目以降は階段を登るしかありませんが、ここから上はかなりの急勾配。息も絶え絶えになりながら、なんとか登り切りました。
ゴールの小丸山展望台からは、晴れていれば関東一円を見渡せるとのこと。当日は完全に雲の中で、返す返すも残念なお天気でした。
なお、このキスゲ平の散策は往復でおおよそ2時間程度。登りはかなりキツいですが、直線コースだけに下りはあっという間にふもとに到着します。
なお、キスゲ平の入り口付近にはレストハウスがあります。1階は展示コーナーと売店など。2階は軽食と喫茶のできるカフェ。
このカフェでオススメなのが「日光霧降珈琲」。地元のコーヒー店によるオリジナルブレンドとのことですが、驚いたのはフレンチプレスで抽出すること。
普通のコーヒーかと思って注文したのですが、いつまで待っても出てきません。いい加減しびれを切らしていたら、なんと大きなフレンチプレスで運ばれてきたではありませんか。
エチオピアモカをベースにしたまろやかな味わいで、これはなかなか。天空回廊で疲弊した体にとって、至福の一杯となりました。キスゲ平を訪れた際にはぜひご賞味ください!