ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

ベコの山形紀行7 弥陀ヶ原は天空のお花畑だべこ!

2020年09月06日 | ベコの山形紀行2019

昨年訪問した猛暑の山形紀行が続きます。

次にやってきたのは出羽三山の主峰である月山。

残念ながら山頂までは行けませんが、八合目にある湿原・弥陀ヶ原をハイキングしましょう!

ふもとはお天気でしたが、八合目まで来ると周囲はすっかり霧の中。

しかもヒンヤリしてちょっと肌寒いくらいです。

さすが八合目、標高も1,400mです。

そして、霧に包まれた湿原もちょっと神秘的。

湿原に霧が流れていきます。

霧深い湿原ですが、ハイカーもチラホラいますね。

それでは、木道を歩いて湿原をぐるりと一周してみましょう!

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

あたりには小さな池塘が散在してますね。

周囲の緑を映す池塘です。

そして水辺にはチラホラと小さな植物が。

どこまでも木道が整備されていて、歩きやすいのは助かります。

てくてく歩いて行くと、湿原の中にある神社に到着。

これはウサギの神様でしょうか?

ちょっと怪しい神様かも。

さて、そんな弥陀ヶ原は、天空のお花畑と言われるほどの高山植物の宝庫。

ほー

はー

ふー

ピークはちょっと過ぎたようですが、まだまだたくさんの高山植物がありました。

うん、鮮やかな黄色です。

一方こちらは紫色。

たくさん咲いています。

これも紫色です。

不思議だったのはこれ。

緑色の植物です。

それにしても、今回もお花の名前は分からずじまい。

残念ですねー。

さて、そうこうしているうちに、スタート地点に戻ってきたようです。

猛暑の下界と比べて、ヒンヤリ爽やかな弥陀ヶ原湿原。

ホッとするひと時でしたが、

見るとあたりには黄色の植物の群落が!

ほー、これも鮮やかな黄色です。

いやー、霧に包まれた弥陀ヶ原ですが、これはこれでいい雰囲気でした。

ちなみに月山山頂はここから歩いて2時間半ほど。

さすがに山頂を目指すのは無理ですが、代わりに「おくのほそ道」から一句。

  雲の峰 幾つ崩れて 月の山

さあ、羽黒山と月山の二つの山を巡礼したベコ。

今日のところはここまでにして、宿に戻ることにいたしましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

月山

2番目に訪れた月山は出羽三山の主峰。生まれ変わりの旅の中では、極楽浄土を司る阿弥陀如来を表し、死後の安楽と往生を祈る「過去」の山です。

標高は1,984mとそれほど高くなく、遠くから眺めるとてっぺんがテーブルのような台形で、ちょっと不思議な山です。日本百名山や花の百名山に選ばれています。

しかしながら、日本海から湿った風が吹き付けるため、気象条件は厳しい模様。夏場はガスが湧きやすいため「ガス山」と言われたり、冬は日本有数の豪雪地帯で、夏場でも残雪が見られるとのこと。

そして、その月山神社にお参りするのはかなりの重労働。なんと、神社本宮は月山山頂にあるのです。八合目の弥陀ヶ原から歩くとおおよそ2時間半。強風が絶えない山頂に石積みて作られた塀の中に建っているそうです。

さすがにそこまで訪れることもできず、月山神社にはお参りできませんでした。だからこそ、羽黒山の三山合祀殿でお参りするのですね。なるほど合点したのでした。

弥陀ヶ原

その月山八号目にあるのが弥陀ヶ原という湿原。標高1,400mあたりに位置しており、さすがにヒンヤリ。枯れた草も腐らずに長い年月をかけて積み重なってできた湿原です。

130種類以上の花が咲き誇る高山植物の宝庫だそうで、夏には様々な花が咲き乱れるお花畑になるとのこと。8月に入っても、きれいな花をまずまず楽しめました。

湿原の中には木道が整備されており、ぐるっと一周すると約1時間ほど。天空のお花畑を楽しめます。当日は残念ながらガスに覆われていましたが、それはそれで神秘的な雰囲気。

そんな弥陀ヶ原ですが、問題はそこまでのアクセス。羽黒山を訪れた後、県道211号線を通っておよそ1時間ほどなのですが、その211号線は恐怖の山岳道路。訪れる前は、爽快なドライブルートかと思っていたのですが、行ってみると断崖絶壁の細い道路が延々と続く絶体絶命の山道でした。

対向車が来たらその都度退避エリアまで後退しなくてはならず悪戦苦闘。とどめは大型の観光バスが行手に立ちはだかるなど大ピンチに遭遇。

手に汗握る山道を完走して、ようやくたどり着くのが八合目駐車場。もはや弥陀ヶ原を散策する気力もなく、折り返し下山しようかと思ったほどです。

なお、弥陀ヶ原までは路線バスもありますが、羽黒山経由で123便のみ。便数が少ないのは難点ですが、山道の運転に自信のない方は一考の価値はあるかも。


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする