DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

道(74)

2017-04-20 17:37:03 | ButsuButsu


陽だまりのアスファルトに、トカゲが1匹、立ち尽くしていた。

暑かったり、寒かったりして、トカゲも大変なんだろうな。

変温動物の宿命のようなものだが、日陰になれば止まり日向になれば歩む。

その間に、車にひかれたり、天敵に襲われたりしたら可哀そうな話だ。

まるで、今の日本の社会を見ているようだ。

一喜一憂の国際情勢に、立ち止まったり、動いたり。

一体、どこに向かって進めばよいのやら。

成り行きに任せるしかないのだろうか。

そんな春の日の通勤路だった。

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道(73)

2017-04-04 16:08:46 | ButsuButsu


本当に、築地より豊洲が安全なのだろうか。

築地は、約80年間、市場としての役割を果たしてきており、その間、大きな事故(食中毒や発がん物質による食品汚染)を起こしていないはずだ。
一方、豊洲は、まだ一度も使われていない。
しかも、地下から発がん性物質であるベンゼンが揮発している。
コンクリートに割れ目があれば、ベンゼンはいくらでも噴出してくる。

しかも、厄介なことに、豊洲の地下にどのくらいのベンゼンが貯留されているか検討もつかない。
閉鎖性空間で、今後さらに濃度が高くなる可能性もある。

私には、明らかに築地の方が安全だと思われるのだが。
どうも、ネット上で見受けられる豊洲安全論には、根拠が希薄な気がする。
もっと、科学者がきちんと説明するべきなのだろう。

例えば0歳の乳児と、80歳の老人を比較してみよう。
どちらの生存確率が高いのだろうか。

この場合、前提条件を明確にしなければならない。
どちらも身体健全だとしよう。

あきらかに80歳の老人の生存確率が高いはずだ。
なぜなら、0歳の乳児は、自分で食事をとることができないのだから。
生きてきた知恵と経験は、それだけの価値がある。
0歳児には将来の希望があるが、リスクもそれだけ高いのである。
当然、同じスタンダードではない。

このことは、豊洲に市場を移転する場合には最大限のケアが必要であるということを示唆している。
実績のない場所での生鮮食品の取り扱いには、100倍くらいの安全度を見込むべきだ。

もし私が東京都知事で、使う経費に制限がないとするのなら、少なくとも10年間くらいは築地と豊洲を併用するだろう。
それぞれで業務を行えばよい。
そして、10年たって豊洲で事故が出なければ、少しずつ移転すればよい。

ひょっとして、その頃には消費が拡大して、東京には築地と豊洲の両方の市場が必要になっているかもしれない。
その時には、両方を残せばよいではないか。

政治家の自己利益だけで庶民の安全を犠牲にしてはいけない。
都知事には、後で後悔しない選択をしてほしいものだ。
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