DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

道(18)

2015-11-30 06:41:26 | ButsuButsu


先週の土曜日に、NPO法人びわ湖トラストの交流会が三井寺で開かれた。

90人近くの参加者で、会場はおおにぎわいだ。

福嶌先生とブライアン・ウィリアムズ画伯の二人が熱心に話をしている。

何の話なのだろうか。

大きないたずらっ子のような笑顔だ。

たまには、こうして異業種の交流を行うのはいいものだ。

準備とか接待とか、お世話役についた人はとても大変だったけれど、地方の食材と地酒が廉価で楽しめる良い企画だ。

山本さんと橋本さんの演奏もよかった。

新作「びわ湖トラストの歌」を披露してくれた。



知らなかったが、朝ドラ「あさが来た」で歌われている「365日の紙飛行機」は、完全版ではないのだそうだ。

テレビでは

「人生は紙飛行機 願い乗せて飛んで行くよ 風の中を力の限り さあ心のままに」

と歌っている。

本当は、

「人生は紙飛行機 願い乗せて飛んで行くよ 風の中を力の限り ただ進むだけ

その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか

それが一番大切なんだ さあ心のままに」

が正しいのだそうだ。

番組では、短い時間なので端折ったのだろうが、

「その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか」

という肝心のフレーズがないのはけしからん、と山本さんは憤っていた。

私も同感だが、結果でしか評価されないことも現実だ。

他者には結果を見せ、自己はプロセスを求める、そう言うことなのだろう。

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道(17)

2015-11-22 21:00:26 | 物語


JRの駅を降りると屋台が並んでいた。

「みなくさまつり」と書いてある。

フーム、何かにおうような名前だ。

ふらふらと通りを歩く。

そうか、南草津だからか。

ここは立命館大学ができてから新たに設置された駅だ。

略して「みなくさ」と呼ぶ。

それにしても結構な人出だ。

大学の屋台も出ている。

よいかな、よいかな。

市民も、学生も、みんな元気だ。

新しい街で、新しい社会ができる。

学生のパワーを感じる。

いい気持で歩道を歩く。



ふと道端を見る。

たくさんのドングリが落ちていた。

あらら、舗装道路に落ちたって、育つわけがない。

どうすんだ。

木の実は、落ちた時の環境を予想することができない。

だからたくさんの実を落とす。

どれかが育つことを期待するのだろうか。

環境はドンドン変わっていく。

雨が降り、風が吹けば、別の場所に移動することだってある。

***

人生は紙飛行機
願い乗せて 飛んでゆこう
風の中を力の限り
さあ心のままに365日

飛んでゆけ 飛んでみよう
飛んでゆけ 飛んでみよう

***


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道(16)

2015-11-19 21:21:40 | ButsuButsu


水の「ゆらぎ」で発電する。

そんな発電装置を作った。

まだ小さなLEDを灯すくらいだが、やがて大きくなる。

そしたら、世界中の渦流から電気が得られる。

原発も火力発電もいらない。

究極のエコ発電だ。

やったね。

新しいエネルギーの道。
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道(15)

2015-11-15 15:28:50 | ButsuButsu


人の生きる道もある。

それぞれの人が、それぞれのこだわりを持って生きている。

昨日は、ブライアン・ウィリアムズの作品とコンサートの催しに参加した。

曲面に描かれたベネチアの風景。

その前で、ピアノを演奏し、歌を歌う。

彼の人柄がよく表れていた。

ほぼ満員の客席は、2時間ほどの楽曲を楽しんだ。

芸術家という職種は、苦しくもあり、楽しくもあるようだ。



率直に語る口ぶりに、彼の人柄がよく表れている。

だからこそ、彼の作品を愛し、彼の人柄を愛する人々が支えるのだろう。

私もこの年になるまで生きてきて、悟ったことがある。

忍耐という言葉だ。

決して自分から先にステージから降りてはいけない。

懸命にしがみついてでも成果を求めることだ。

そのことが結果的に自分を高める。

50歳になって始めたというブライアンのピアノと声楽は、プロとは言えないけれども、結果的に彼の本業である絵画の深みを増している。

ここに到達するまでに、多くの困難があったのだろう。

それを感じさせないところに、彼の作品の深みがある。

少し学習して、リフレッシュした昨日だった。
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道(14)

2015-11-14 06:34:24 | ButsuButsu


街路樹の枝落としが始まった。

冬はもうすぐそこに来ている。

何となく寂しいような

それでいて新しい年を迎える喜びもある。

この一年

うまくいったこともあるし

思うようにできなかったこともある。

一番大きな成果は、「琵琶湖は呼吸する」を出版できたことだ。

いろいろな人から応援してもらった。

この本が、琵琶湖とモンゴル少年にとって大きな救いになればと思っている。

RichardとDorothyの帰国も迫ってきた。



人と人との出会いには、不思議な因縁がある。

ピースとピースのくつけあいだ。

うまくはまったようだな。

そんなに長い人生ではないが、それでも楽しい時間はある。

もうひと花と思って頑張る。

さて、調査船はっけん号の購入が迫ってきた。

1993年に建造してから22年もたってしまった。

考えれば、まだ22歳だ。

自分が作った船だから、最後まで面倒を見てやりたい。

それが自分の生き様だからだ。

そんなことを考えながら大学までの街路樹を歩く。
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道(13)

2015-11-11 02:45:56 | ButsuButsu


イチョウの落葉が美しい。

*****

イチョウという呼び名は、中国語で葉の形をアヒルの足に見立てて鴨脚(拼音: yājiǎo イアチァオ)と呼ぶので、そこから転じたとする説があるが定かではないそうだ。

果実や種子は銀杏(ギンナン)と呼ばれるが、唐音の『ギン・アン』に由来すると見られるという。

エンゲルベルト・ケンペルが、1712年に、著書『廻国奇観 (Amoenitatum exoticarum)』の中でGinkjo, Itsjo(ギンキョー、イチョー)と記述したのが、その後誤植され、Ginkgo, Itsjoとなり、ール・フォン・リンネが著書『Mantissa plantarum II』(1771年)の中ででイチョウの属名をGinkgo とした。

(Wikipediaより)

*****

飲み屋さんで食べる銀杏は美味しい。

あお異様な臭気から、このような美味な果実が取れるのも感動的だ。

ミャンマーで国民民主連盟(NLD)が過半数をとったらしい。

党首アウン・サン・スー・チー氏の不屈の闘争に、心から祝福を送りたい。

彼女についてはいろいろなことを言う人がいる。

しかし、12年間も軟禁状態にあり、意志を曲げずに今日に至ったのは、マネのできることではない。

非暴力が暴力に勝った瞬間でもある。

今、彼女は70歳だ。

家族と別れ、祖国のために生きる国母となる決意は並大抵ではなかったのだろう。

生命が脅かされる時もあったかもしれない。

それでも意志を貫いたのだろう。

自分に投影したとき、その覚悟はない。

自分にできないことができる人に、素直に敬服してしまう。

彼女が語る「ロミオとジュリエット」の有名な一節

JULIET:
O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
Deny thy father and refuse thy name;
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I'll no longer be a Capulet.

ROMEO:
Shall I hear more, or shall I speak at this?

JULIET:
'Tis but thy name that is my enemy;
Thou art thyself, though not a Montague.
What's Montague? it is nor hand, nor foot,
Nor arm, nor face, nor any other part
Belonging to a man. O, be some other name!
What's in a name? that which we call a rose
By any other name would smell as sweet.


名前には、何があるというの? 

私たちがバラと呼ぶものは他のどんな名前で呼んでも、同じように甘く香るわ。

*****

過去の忌まわしい歴史を乗り越えて、豊かで美しい国土を取り戻してほしいものだ。

美しいバラに棘があるように

美味しい銀杏に臭気漂う果肉があるように

困難の先に祝福がある。
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道(12)

2015-11-09 07:19:26 | ButsuButsu


秋の風情も、一雨ごとに色合いを変えて、やがて冬を迎える。

とり得ずば消えぬと思へ梓弓 ひきてかへらぬ道芝の露

山名氏清の辞世の句だ。

彼は、南北朝時代に明徳の乱で敗北し斬られた。

享年49歳だった。

戦いに負けてしまえば、露が乾いて消えるように、元には戻らないというほどの意味なのだろうか。、

踏み出せば元に戻らないたとえでこの歌が良く使われる。

決断したのだから、前へ進むしかない。

私たちの人生には、そんな時がままある。

時は流れ、元には戻らない。

後悔をしないように、生きたいものだ。

そのためには、人智をかけて失敗を避けるようにすべきだろう。

その自己管理ができない人は、はなから勝負の場に出ない方が良い。

大切なことは、踏み出したからには、失敗のリスクを最小にする努力をすることだ。

それは、自分しかできないことだから、人のせいにはしたくないものである。
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道(11)

2015-11-08 16:58:04 | ButsuButsu


道を移動するのは、人や電気だけではない。

情報も移動する。

10月5日に発売された「琵琶湖は呼吸する」という書籍の売れ具合を追跡してみる。

AMAZONの売れ筋ランキングだ。

11月3日まで、30万番台だった。

ところが11月5日から一変する。

一時6000番台になった。

実はこれには裏がある。

朝日新聞大阪版の科学欄で取りあげられたのだ。

マスコミの威力をまざまざと知らされた。

できれば全国版で掲載してほしいと思っている。

その意味で、東京というのは圧倒的な発信力を持っている。

人が多いというだけで、地方にない強みがある。

こうしたデータをちょっと解析するだけでも、いろいろ面白いことが分かってくる。

ビッグデータの制御と言いうのが、大きなビジネスになってきている。
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道(10)

2015-11-05 05:10:18 | ButsuButsu


世の中にはいろいろな道がある。

電気が通る道もそうだ。

通りやすい道もあれば、通りにくい道もある。

思わぬことで電気が発生したりもする。

そんな電気の道を作りたい。

面白い装置を試作した。

板を振動させると、電気が発生する。

出力を計る。



うん、なかなか順調だ。

水の揺らぎからエネルギーを取り出そうという試みだ。

これを使って世界を変えれないかな。

こんな夢みたいなことを考えている。
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道(9)

2015-11-04 12:33:21 | ButsuButsu


ホームにつながる道は、旅立ちの起点だ。

これまでに随分と旅行をしてきたけれども、まだ飽きることを知らない。

車窓に身を任せると、なにか安心した気持ちになる。

時間と空間が通り過ぎる。

その間、私は考え事に耽る。

一度に二つのことができるなんて、なんて素敵なのだろう。

移動するエネルギーと、

思考するエネルギーが、

絶え間なく消費される。

なんて贅沢なのだろう。

人はみな旅人。

そこから逃れることはできない。

こうした営みを辛いと思わない間は、まだ生きていて良いのだろう。

そう思いながら、私は歩く。

ありがたいことだ。

感謝をし、そして歩く。

好奇心と克己心で体を支え、私は歩く。

歩みが止まった時、私の人生は終わる。
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道(8)

2015-11-01 22:12:58 | ButsuButsu


湖の道は、カヌーで行こう。

今日は、トヨタのアクアがスポンサーとなり、京都新聞と共催でカヌーを使った清掃活動を行った。

集まった親子が100人ほどだ。

必死で探したけど、ゴミがない!

風向きが違うのかな。

ついにプカプカ浮いていた草魚の死体を向つけた。

やったね。

獲物を見つけた野獣のように、そっと漕ぎより手に取り、持ち上げようとして驚いた。

重い!

抱え込んだら船が傾いて、気がついたら、僕は湖の中にいた。

まずい!

そう思って救助を求めたら、なんと腰までの深さだった。

「浅瀬まで行って、自分でカヌーに乗ってください」

救助艇の暖かいはげまし。

声掛けに従って、湖岸に移動する。

再びカヌーによじ登り、すました顔で漕ぎ出す。

全身ずぶぬれだ。

久しぶりに琵琶湖での遊泳を体験し、今日は思い切り疲れた。

さあ、明日からはまた仕事だ。

また頑張ろう!

オラっちは田舎のエンタイテイナー。。。



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