イチョウの落葉が美しい。
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イチョウという呼び名は、中国語で葉の形をアヒルの足に見立てて鴨脚(拼音: yājiǎo イアチァオ)と呼ぶので、そこから転じたとする説があるが定かではないそうだ。
果実や種子は銀杏(ギンナン)と呼ばれるが、唐音の『ギン・アン』に由来すると見られるという。
エンゲルベルト・ケンペルが、1712年に、著書『廻国奇観 (Amoenitatum exoticarum)』の中でGinkjo, Itsjo(ギンキョー、イチョー)と記述したのが、その後誤植され、Ginkgo, Itsjoとなり、ール・フォン・リンネが著書『Mantissa plantarum II』(1771年)の中ででイチョウの属名をGinkgo とした。
(Wikipediaより)
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飲み屋さんで食べる銀杏は美味しい。
あお異様な臭気から、このような美味な果実が取れるのも感動的だ。
ミャンマーで国民民主連盟(NLD)が過半数をとったらしい。
党首アウン・サン・スー・チー氏の不屈の闘争に、心から祝福を送りたい。
彼女についてはいろいろなことを言う人がいる。
しかし、12年間も軟禁状態にあり、意志を曲げずに今日に至ったのは、マネのできることではない。
非暴力が暴力に勝った瞬間でもある。
今、彼女は70歳だ。
家族と別れ、祖国のために生きる国母となる決意は並大抵ではなかったのだろう。
生命が脅かされる時もあったかもしれない。
それでも意志を貫いたのだろう。
自分に投影したとき、その覚悟はない。
自分にできないことができる人に、素直に敬服してしまう。
彼女が語る「ロミオとジュリエット」の有名な一節
JULIET:
O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?
Deny thy father and refuse thy name;
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I'll no longer be a Capulet.
ROMEO:
Shall I hear more, or shall I speak at this?
JULIET:
'Tis but thy name that is my enemy;
Thou art thyself, though not a Montague.
What's Montague? it is nor hand, nor foot,
Nor arm, nor face, nor any other part
Belonging to a man. O, be some other name!
What's in a name? that which we call a rose
By any other name would smell as sweet.
名前には、何があるというの?
私たちがバラと呼ぶものは他のどんな名前で呼んでも、同じように甘く香るわ。
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過去の忌まわしい歴史を乗り越えて、豊かで美しい国土を取り戻してほしいものだ。
美しいバラに棘があるように
美味しい銀杏に臭気漂う果肉があるように
困難の先に祝福がある。