DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

Save the P(ee)

2013-02-28 23:23:38 | ButsuButsu
リンを守ろう。

アメリカのアリゾナ州立大学では、「Save the P(ee)」というプロジェクトを進めている。

Pは、pee(おしっこ)とphosphorus(リン)をかけている。

現在、地球上でリンが枯渇し始めている。

なぜなら地球上でリンは有限な資源であるにもかかわらず、我々は肥料などでほぼ無秩序に消費しているからである。

アリゾナ州立大学の「持続可能なリンイニシアティブ(SPI)」では、

(1)リンの持続可能な取り組みに向けた信頼できる科学的共通認識を構築すること

(2)リンの持続可能性に的を絞った学際的な広域ネットワークを喚起すること

(3)リンの持続可能性を確立するための保全と再利用に関する学術的、企業的、消費的活動を企画し促進すること

を実施している。

「人類が直面している最も重要な問題」を呼ばれるこの取り組みに対して、アリゾナ州立大学ではタイムリーで解決型のSPIを提案している。それは、リンの循環を完結させることによって、国や都市および家庭がより安全で豊かになることを求めている。また、広域的に広がった栄養塩による汚染という悪い影響から開放され、より健康的な環境における生活を取り戻すことを意味している。

こうして、Jim Elser教授を中心としたアリゾナ州立大学のメンバーは積極的な活動を行っている。

日本でも、京都大学生態学研究センターの奥田准教授らのグループがリンに関する研究グループを立ち上げた。

確かに世界中で大きなうねりが起こりつつある。

この種の問題を解決するためには、peeではないが下からの発想が大切である。

下流から出発することによって、初めて上流が見えてくるのである。

行政を当てにしないで、自分たちの力で解決することが、社会全体を動かしうると思う。

そのためには、リンの循環が、社会に経済的な益をもたらすような企画を行うことが必要である。
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2月27日(水)のつぶやき

2013-02-28 05:07:57 | 物語
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不思議な模様

2013-02-27 21:31:18 | ButsuButsu
ニューオリンズからロスアンゼルスへのフライトから不思議な模様を見た。

アリゾナあたりだったと思う。

眼下に多くの風力発電や建設中の太陽光発電所が見えてきた。

それ以外に、網の目のように四角い裸地が点々と広がっていた。

一つの広さは50m四方くらいだろうか。

すべてが同じような広さである。

それが木の葉の葉脈のような道路を結ばれている。

特に何か建設されているようでもなく、住宅地とも違う。

そんなに多くの人が住むとは思えない土地だ。

風力発電所かと思ったが、そうでもないような。

太陽光発電所でもなさそうである。

何かを大量に建設しようとしているのだろうが、裸地だけが異様に多く広がっている。

飛行機から見ている光景なので、結構広い面積を占めているのだろう。

約一時間くらいにあちこちに見られた。

そのうちに、塩湖も見えてきた。

というより、すでに水は干上がって塩田になっている。

塩を採取する設備も見える。

中国やモンゴルで見たことがあるが、アメリカの塩田は初めてみた。

そして、砂漠の中に緑が見えてきた。

水路を引き、水を供給して農地を開発している。

こうしてみると、砂漠が如何に水不足かが良く分かる。

水さえあれば農作物は育つのだ。

アメリカの中西部に広がる砂漠地帯では、何かが始まろうとしているようだ。
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ゴビ紀行-1

2013-02-27 09:48:29 | ButsuButsu
ゴビに行こう。

思い立ったら同行者を募っていた。

2011年夏のことである。

砂漠との出会いは2度目。

1996年にアタカマ砂漠(チリ)を見て以来である。

ゴビとはモンゴル語で砂漠を意味する。

中国北西部からモンゴルにかけて広がる砂原で東西1600㎞、南北970㎞の広大な一帯である。

山歩会から藤井・市田の両氏が、そして高木家の長女、愛ちゃんが参加した。

これに友人である清水さんと私の総勢5名がメンバーである。

再び、ハドことハドバータルが現地案内人として参加することとなった。

拠点にしか宿泊施設(ゲルキャンプ)がないので、藤井氏と私がテントを用意した。

二張りのテントと寝袋、食料などを買い出し、いざ出発。

空港には高木夫妻が見送りに来ていた。

2011年8月28日のことである。

夏休みの終わりで直行便が終了していたので、関空からソウル経由でウランバートルへ向かう。

仁川空港に着き、時間待ちの間に朝鮮民族衣装の試着をした。

藤井、市田、愛ちゃんが挑戦したが、みなよく似合っている。

特に藤井ドクターは、朝鮮の王さまそのものである。

彼のルーツを知ったようだ。

夜遅くなってウランバートルのチンギスハーン国際空港に到着した。

昔はボヤント・オハー空港と呼んでいたのだが、2005年に名称変更した。

現在、別の新飛行場を建設中だという。

22時00分 Palace Hotelに投宿。

新しいホテルもどんどん増えている。

経済成長率が15%を超える若い国だ。

明日から始まる冒険に一同興奮気味ながら、さっそくオヤスミなのだ。

*****

鳥になって飛んでいく
白い雲が尽きて
青い空が見えてくるところまで
昔から
ずっとそうだったように
さえぎるもののない
モンゴルの大地
いつかまた
きっと来るだろう
そんなふうに
大地は続いていく

馬になってかけていく
緑の草原が尽きて
遠くの山が見えてくるところまで
昔から
ずっとそうだったように
風が吹く
モンゴルの大地
走り抜け
丘を越える
懐かしさが
この大地にはある
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2月26日(火)のつぶやき

2013-02-27 04:21:28 | 物語
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モンゴル紀行-13

2013-02-26 14:14:05 | ButsuButsu
2008年8月21日(木)

いよいよ西モンゴル探訪の旅も終わる。

7時30分 朝食

少々足が痛い。

昨日の山登りがきつかったせいだろう。

古田さんとブライアンの言い争いも昨日で終わったはずだ。

男同士の喧嘩は、国籍が違ってもすがすがしいものだ。

飛行場まで送ってくれた運転手のTulgaaさんともお別れだ。

風貌と挙動がトドのようなので、ずっと「トドさん」と呼んでいた。

そう呼ぶと、本人は嬉しそうに返事をしていた。

おそらく生まれてこの方、トドなど見たことがないのだろう。

Tulgaa 54才 男
子供3人(男、女、女・・・私と同じや)
Uvs aimag, Ulaangan City
3-street 2/64 #60
Mongolia
電話99459292

ハドバータルが運動靴を盗まれたのは彼のせいだと言って、車代の値引きをしたらしい。

トドさんは、ちっとも嫌な顔をしないで対応していた。

値引きしても結構儲かったのだろう。

ウランバートルでモンゴル相撲の元チャンピオンだったトドさんが本気を出したら、ハドなどめじゃない。

9時30分 飛行機が出発した。

トドさん、さよなら。

ありがとう。

乗り込んだEVNIS92nは、ムルン経由でウランバートルを目指した。

11時30分 ムルン着、給油

12時15分 ムルン発

1時35分 ウランバートル着

私たちの旅は終わった。

これまでのフブスグル湖調査と違って、思った以上につらい旅だった。

僻地に近い西モンゴルでは、あれが普通なのだろう。

喧嘩までして疲れ切った古田さんとブライアンさん、この旅に付き合ってくれてありがとう。

いつものようにいい加減なガイドをしてくれたハドさん、おかげで面白かったです。
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富嶽

2013-02-26 10:57:57 | ButsuButsu
ニューオリンズからの帰途
羽田から伊丹への飛行機の窓に
くっきりと富士山が浮かんだ

今日はやけに快晴で
北岳を盟主とする南アルプスの山々も
白い山肌を美しく見せている

地面から屹立する富士の山は
確かに日本の象徴といえる容姿で
他を圧倒している

そこにはヒマラヤとは異なる美がある
それは日本の曲線美だ
このことが今日やっとわかった
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2月25日(月)のつぶやき

2013-02-26 04:23:44 | 物語
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上流と下流

2013-02-26 00:19:20 | ButsuButsu
世の中には上流と下流があるようだ。

政治は上流で、経済は下流。

行政は上流で、市民は下流。

科学は上流で、工学は下流。

それぞれにそれなりの意味を持っている。

以前、滋賀県琵琶湖環境科学技術センターに勤めていた頃のこと。

新年の挨拶に、新しいセンター長がこんなことを言った。

「このセンターには、科学はいらないのです。工学さえあればいいのです。」

アホらしいと思った。

確かに、万物は上流から下流に流れている。

しかし、下流から上流へのフィードバックがある。

それがなかったら、持続的に社会システムが維持されるわけが無い。

そんな組織に嫌気がさしていた頃、知事がセンター長にならないかと言って来た。

残念ながらと断った。

好きにさせてくれるなら別だけど、歯車になるつもりは無い。

上流から下流へは、エネルギーの流れでもある。

滝のように流れ、分流しながら末端まで届けられる。

一方自然界でもそうだが、下流から上流への流れはコストがかかる。

それは誰かが負担しなければならない。

上流と下流の社会の維持には上手な仕組みが必要で、どちらか一方では回らないようになっている。

下流から上流を見る目線がないと、社会はじきに枯渇してしまう。

音楽でもそうだ。

今回、ニューオリンズに来てしみじみわかった。

クラシックは上流で、ジャズは下流であることを。

だからこそ、ジャズは民衆に支えられている。
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モンゴル紀行-12

2013-02-25 08:30:05 | 物語
2008年8月20日(水)

7時34分 キャンプ地を出発

北緯49.28815度、東経88.85825度、標高1806m

一路、フィチン峰を目指す。

8時24分 雪をかぶった山々が見えてきた。

北緯49.27172度、東経88.58884度、標高2777m

9時27分 小さな湖に到着

北緯49.10279度、東経88.23034度、標高2603m

これが最後の湖沼調査だ。
水温 11.34-11.37
pH 8.02-8.25
電気伝導度 91.8-92.0
濁度 0
溶存酸素濃度 9.79-10.51
塩分 0

11時00分 車で行ける最終点である山小屋に到着。

北緯49.18357、東経88.09195度、標高2723m

山小屋の横に狼の子供がつながれていた。

この周辺で捕まえられたという。

どうするつもりなのかは聞かなかったが、たぶん殺されるのだろう。

かわいそうな気がする。

ブライアンが、フィチン峰が良く見える峠まで登って絵を描きたいというので、ハドバータルが画板を持って付き合うことになった。

運動不足の古田さんはここが限界だ。

私はしばらく古田さんに付き合っていたが、間近に山を見たくなったのでブライアンらを追いかけることにした。

彼らはかなり前を進んでおり、なかなか追いつくことが出来なかった。

13時41分 途中で引き返すことにした。

北緯49.14272度、東経88.00739度、標高3037m

やがてブライアンとハドバータルも下山してきたので、一緒に山小屋に帰ることにする。

山小屋へ到着したのが遅くなったので、古田さんが大変心配していた。

ブライアンが遅くなったことを謝罪しなかったので、古田さんが怒り出した。

アメリカ人であるブライアンは、何故謝る必要があるのか分からなくて、二人が口論し始めた。

文化の違いかもしれないが、両方の言いたいことも分かるだけに私は何もいえなかった。

ブライアンは峠まで行って写生をしたが、とても寒くて絵を描いている最中にキャンバスが凍ってくるので大変だったようだ。

結果としてあまりよい絵もかけなかったし、往復でとても疲れていて古田さんの気配りに配慮できる余裕もなかった。

第一、何故古田さんが怒っているのかが理解できなかった。

一方、山小屋で長時間待っていた古田さんは、することもなかったのでひたすら我々の心配していたようだ。

それに出来れば今日は町まで降りて、ゲルに泊まりたかった。

二人は言いたいことを言い合って、最後に大人の手打ちをした。

少しはわだかまりが残っているのかもしれないが、長期間の遠征ではよくある話だ。

帰りは時間切れでゲル間で行けなくて、昨夜のキャンプ地で泊まることになった。

北緯49.29100度、東経88.85657度、2141m

明日は、ウランバートルへ帰る日だ。
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2月24日(日)のつぶやき

2013-02-25 04:25:55 | 物語
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私の嫌いなもの

2013-02-24 15:39:56 | ButsuButsu
私が嫌いな人間に2種類ある。

一つは、私の前で他人の悪口を言う人間である。

そういう輩は、きっとよそで私の悪口を言っているからである。

特に、人が持って生まれた資質や形態を悪く言う人間は最低である。

その人がいくら努力しても直せない事を悪く言ってはいけない。

それは相手を傷つけるだけであるから。

もう一つは、実力もないのに権力をかさに着る人間である。

そういう輩に限って、目下と目上に対する態度が豹変する。

滋賀県庁にはそういう人間がたくさんいる。

私よりずっと若いくせに、私に威圧的に話す輩がいる。

私が居直ると、急に弱腰になる。

知事の前では借りてきた猫のようにゴロゴロしている。

権力者は、よほどそういう輩が好きと見えて、何かと取り立てる。

浅薄な知識は、ゴミや傷を消すペンキのようなものだ。

すぐにはがれたり、汚れたりする。

大切なことは、他人の悪口を言わないで、自分の資質を磨く人であり、

自分よりどんなに弱い人に対しても変わりない態度で接する人である。

私は、出来るだけそんな人になりたいと思っている。

また、そういうことを心がける人以外は弟子にはとらない。

自らを省みて恥じない人生を送りたいものである。
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モンゴル紀行-11

2013-02-24 07:44:46 | ButsuButsu
2008年8月19日(火)

昨夜の温泉ははずれだった。

ブライアンの機嫌が悪い。

6時54分 出発

8時38分 休憩

少しずつ晴れ間が広がってきた。

まだ寒さが残っているが、澄んだ空気が気持ちいい。

10時30分 休憩

だんだん疲れてきているので、休憩が早い。

10時42分 出発

12時00分 昼食

北緯48.72334度、東経88.88877度、標高1986m

13時40分 出発

15時45分 Tsengel到着

ガソリンの輸入量が減って、入手しにくくなっているらしい。

おかげで給油所を探すのが大変だ。

値段も上がっている。

やっと給油所を見つけてガソリンを入れた。

北緯48.94618度、東経89.14733度

16時38分 Ulaankhus到着

北緯49.03983度、東経89.42964度

一度引き返してから、さらに西に向かうことになった。

一路、アルタイ山脈の最高峰フィティン(4374m)を目指す。

みんなあまり話しをしなくなってきた。

疲れをとるために寄り道した温泉が、かえって疲れを生み出した気がする。

でもあと少しでこの旅も終わるのだ。

ガンバ!
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2月23日(土)のつぶやき

2013-02-24 04:21:21 | 物語
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バーボンストリート

2013-02-23 17:14:06 | ButsuButsu
粋な名前だバーボンストリート

小雨なんか気にしない

連なる酒場にあふれる人々

もし君にチャンスがあったら

行ってみるがいいFritzel'sへ

バンドが奏でるJazzの響きに

疲れた心がよみがえる


おかしなもんだバーボンストリート

君のことなど気にしない

軒下に飛び交う嬌声と笑い

もし君に迷いがあったら

行ってみるがいいFritzel'sへ

運がよければきっと聞ける

心を癒すJazzの声



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