DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

林(66)

2024-05-28 16:47:32 | ButsuButsu


5月25日 土曜日に びわ湖トラストの総会がありました。年に一度 琵琶湖の環境に貢献した会員に ブルーパール賞を授与しています。今年は 琵琶湖畔に住む風景画家 ブライアン・ウィリアムズさんに特別賞を贈りました。副賞には ジュニアドクター1期生の佐藤爽音さんが作成したタペストリーをお渡ししました。はっけん号と淡探を水中で描いているブライアンさん。なんと美しい青と光の出会いでしょうか。彼女には特別な才能があることを改めて認識しました。ブライアンさん、おめでとうございます。よかったね!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(65)

2024-03-07 11:53:31 | ButsuButsu


今年は琵琶湖の全循環が完全に停止している。
湖底の溶存酸素濃度は、20%のまま推移している。
こんなことは初めてのことだ。2019年に全循環が止まってから、湖底環境は急激に悪化してきた。
我々の調査では、深水層でミジンコが死ぬ確率が高くなっている。
漁師さんに聞くと、魚が取れないらしい。
エリの網も片づけたらしい。
このままでは、琵琶湖の回復は難しいかもしれない。
一度坂道を転がると、途中で止まることは難しい。
残念な話だが、これが現実だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(63)

2024-02-26 17:23:26 | ButsuButsu


セミナーをします。
無料ですので、興味がある人は聞きに来てください。
場所は、琵琶湖大津港観光船「ビアンカ」の船内です。
日時は、2024年3月1日の午後2時から4時30分までです。
なんと私も話します。
面白いかどうかわかりませんが、めったにない機会なので、ご来場ください。

お問い合せ先:立命館大学 琵琶湖・環境イノベーション研究センター事務局( 担当:大久保・中村)
E-mail:o-kb@st.ritsumei.ac.jp TEL:077-561-2802

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(62)

2024-02-24 17:41:47 | ButsuButsu


古い友人であるJor Imberger教授が、病気療養されている。
島根大学の矢島先生の依頼で千羽鶴を折ることになった。
いい加減年を取っているので、細かな手作業ができない。
仕方がないので、ジュニアドクターの学生さんたちに応援を頼んだ。
驚いたことに、27名の小中高大生が熱心に鶴を折ってくれた。
ありがたいことだと思う。
世の中も捨てたものではないと再認識した。
小さなことだが、こんなボランティアの暖かさを繋ぎたいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(61)

2024-02-23 13:18:41 | ButsuButsu


 蘇東坡(蘇軾)41歳の時、弟の轍(てつ)とともに暮らした彭城(ほうじょう=江蘇省銅山県)での作である。
 *銀漢というのは天の川、玉盤 は満月のことである。

 日が暮れて雲もなくなり 大気は寒々と冴えわたる
 天の川は深閑とし 満月が空を渡る
 この人生この夜 いつまでも良いわけがない
 この明月を来年 一体どこで見るのだろうか 

 無常を詠んだ七言絶句である。
 事実、翌年には作者は江蘇省の徐州の地に移り、病床にあって中秋を迎えているし、弟は南京に行ってしまった。
 この作者の詩は「春夜」の「春宵一刻価千金」があまりにも有名だけれど、この秋の詩も奥が深く捨てがたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(60)

2023-11-05 14:58:28 | ButsuButsu


キンネレット湖は、ガリヤラ湖とも呼ばれる。
表面積は琵琶湖の4分の1ほどである。
この湖が重要なのは、イスラエル唯一の淡水湖であることと、イエスの奇跡にちなんだ旧跡が多いこと、そしてゴラン高原のふもとにあることである。
私たちは2019年からキンネレット湖陸水研究所と共同調査を行っている。
その現地の研究者から、メールが届いた。

私の家族は今のところ無事ですが、私たちは国として恐ろしい経験をし、いまだにショックを受けています。実際、我々は、レバノンとシリアからすぐ近く、北部で第2の戦闘が展開される可能性を心配しています。また、アラブ系イスラエル人による国内テロという第3の戦闘も心配しています。約250万人のイスラム教徒であるアラブ人がイスラエルの市民です。彼らのほとんどは、私たちの周りのアラブ諸国と比較してイスラエルに住むことの利点を理解し、平和を求める善良な人々ですが、彼らの中には何千人もの過激な人々もいて、機会があれば私たちを虐殺することを躊躇しません。私たちはこのような困難な地域に住んでいるのです。

なんと答えてよいかわからないが、どうか気をつけてというしかない。

ユダヤ人が追放されて2000年もの間、世界各地で成長と繁栄を築いた一方で、厳しい差別や虐殺・追放などの目にもあった。迫害や暴力に見舞われるたびに、自らは「離散者の集合」であり、古代からの故郷に帰りたいと思う個人や集団が増えてきた。19世紀末に創設されたシオニズム運動はこのような思いを信条へと高めたものである(イスラエル大使館より引用)。

今世界で起こっている大きな戦闘を見聞するとき、自分が当事者であったらどう対応するか、と自らに問うことにしている。もし自分がゼレンスキーであったら彼のように行動できるだろうか。もし自分がネタニヤフであればどう対処するだろうか。彼らの発言や行動を注視しながら、自分の限界と可能性を検証している。このことは、もし日本が侵略されたらどうするか、そして何ができるかを自らに問いかけるよい機会だと思っている。

歴史は繰り返すというが、時間と空間の中に充満した狂気のエネルギーを簡単に晴らす方法はない。それは卓球のように、来た球を単純に打ち返すという所作だけではなく、球の周りにべっとりと纏わりついた怨念のようなものがあるからだ。それらを解きほぐすには、腰をおろして時間をかけてじっくりと道筋を正さなければならない。残念ながら、汚れてしまった大気と水と血液は、簡単に浄化はできないのだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(59)

2023-10-28 15:38:07 | ButsuButsu


大学に
幼稚園の
子供たちが
やってきた

心地よい
秋の日の
日差しに
みんな元気

不思議なものだ
おはようございます
元気よく
子供の声が弾む

くたびれた
大学生たちも
心なしか
うれしそうだ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(54)

2023-08-09 15:53:45 | ButsuButsu


皆さま
国際シンポジウムを開催します。
よろしければご参加ください。
テーマ:
BITEX to CITEX:What we have learned and what we can transfer?
国際シンポジウム:
何を学び、何を伝えるか?

申し込みは、

からお願いします。
立命館大学
熊谷道夫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(53)

2023-07-17 18:48:37 | ButsuButsu
昔、そう今から23年前、琵琶湖で淡探(たんたん)という自律型水中ロボット(AUV)を作りました。今は、東京の研究施設でひっそりと保管されています。私はと言えば、いまだに淡探の測定データを解析しています。今回は、その当時、東京大学の浦環先生が書かれた興味深い文章を紹介します。四半世紀前に水中探査に夢をかけたロボットの話です。ぜひお読みください。

https://ameblo.jp/uragoto/entry-12811754816.html

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(52)

2023-06-19 10:06:38 | ButsuButsu


エルサレム
嘆きの壁の前で
不幸な侵略戦争が
早く終わることを祈った

ウクライナの民が
安心して暮らせるように
無残な暴力から
解放されるように

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(49)

2023-05-15 13:23:54 | ButsuButsu
先日、久しぶりに京都大学理学部へ行った。ある先生との面談だったが、時間があったので「まつお」に皿うどんを食べに行った。私の大学入学が1970年で、まつおは、確か1972年頃の開店だったと思う。下宿からすぐに近くだったので、特に印象深く覚えている。当時、皿うどんが300円だった。生協のとんかつ定食が60円、「ますたに」のラーメンライスが80円だった時代にである。最初はずいぶん高いなと思って、店内に入るのを躊躇していた。そのうちに通うようになり、やがて常連となった。初代店主は年配のおじさんで、結構うまかった。皿うどんとちゃんぽんしかない。今は3代目なのだろうか。初代から2代目、3代目と店構えは同じだが、それぞれに味は引き継いでいないようである。昔うまかった北白川の料理店のほとんどが消え去ったり、代替わりしたりして、寂しい限りである。時代と言えばそれまでだが、まつおやますたには、ぜひ続けて欲しいものである。ついでに、味もそこそこにお願いしたい。そのあとで「進々堂」へも行ったが、入店時に支払いを要求されたのには驚いた。店内の内装はそのままだが、気質やサービスは大きく変わったのだろうか。これも時代の変化だと思ってあきらめましょう。いくつかの古い店が、まだそのまま残っていると言うことだけに感謝して。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(48)

2023-04-01 21:53:52 | ButsuButsu
3月31日 3度目のイスラエル・キンネレット湖訪問です。
形が竪琴(キノル)に似ていることからの呼称のようです。
なんだか、琵琶湖に似ているので、親近感がわきます。
これが最後かな、と思いながら湖畔のホテルの窓から湖を眺めています。
この湖は、当地ではガリラヤ湖と呼びます。
イエス・キリストの有名な山上の説教や奇跡もこの地で行われたようです。
明日、4月2日から、SASVによる調査が始まります。
2020年に計画してから、コロナによる中断を経て3年ぶりの挑戦です。
この調査がうまく完成するようにと、心より祈っております。

SASVを作ってくれた春山さん、西さん、尾上さん。
協力、ありがとうございました。
これは現代の奇跡につながるのかもしれません。

尾上さん、E/SASVのスタートおめでとうございます。
きっとうまくいくように、この奇跡の湖に頼んでおきます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(47)

2023-03-19 21:02:20 | ButsuButsu

一筆 啓上
陽春 湖上
進水 船上
平和 献上
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(44)

2023-03-01 18:27:32 | ButsuButsu

https://outreach.bluebacks.jp/project/home/28
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

林(41)

2022-12-31 13:03:17 | ButsuButsu


そうか。
来年は、3.11で亡くなられた方々の13回忌になるのか。
時がたつのは早いものだと、最近つくづく感じる。
2011年5月に南三陸町を訪れた時、津波の生映像を見せてもらって、人の生死の無常さを再認識させられた。
濁流に流されてゆく遭難者の断末魔が、ロシアの無差別爆撃に晒されるウクライナの人々の姿に重なる。
狂い始めた自然の猛威
修羅とも思えるプーチンの所業
果てることなく続くウィルスの感染
生きとし生けるものたちが、生まれ、育ち、死滅する。
昨日まで確かに呼吸をしていたものが、今日、突然動かなくなる。
「死はもしかしたら、生命体が秩序立った量子の世界との結びつきを断ち切られ、熱力学のランダムな力に対抗するパワーを失うことかもしれない」
書籍『量子力学で生命の謎を解く(Life on the Edge)』の一節である。
当時は眉唾な話かなと思っていたが、今年のノーベル物理学賞で驚いた。
「もつれ合った光子を用いた実験,ベル不等式の破れの確立と量子情報科学の開拓」が受賞理由となっている。
いわゆる量子のもつれの証明である。
こう考えると、死はそんなに特異な事象ではなく、単に量子のもつれがなくなるということなのかもしれない。
此岸から彼岸へ移ることが死であることを説く仏教のように、三途の川が熱力学のランダムな力なのかもしれない。
いずれにしても、災害や戦争のような巨大なエネルギーの暴走によって、生命を紡ぐ量子のコヒーレントな秩序が破壊されることは、御免こうむりたい。
今年、不幸にして亡くなられた多くの方々や生ある物の冥福を祈りたい。
彼らの量子は、今、自由エネルギーとなって空間に解き放たれたのだろう。
そう思えば、少しは気が鎮まるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする