DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(70)

2013-09-30 20:27:54 | ButsuButsu


びわ湖トラストの誕生会を行います。

5歳になりました。

もしよろしければご参加ください。

***************

さて、大切なびわ湖を未来へ伝えていくために「特定非営利活動法人 びわ湖トラスト」を設立して今年、5周年を迎えました。

そこで、この5年間のびわ湖トラストの歩みとこれからの展望を皆さまにご報告かたがた、日頃のご支援に感謝する「5周年記念 会員の集い《ありがとう! びわ湖」》を下記の通り開催することにいたしました。

近江と、そしてびわ湖のステキを再認識していただける会にしたいと思っております。

ご家族、ご友人、お知り合い…、お誘い合わせでお越しください。 お待ちしております。

1 日時  2013年11月16日(土)14:00~18:00

2 会場  大津港 琵琶湖汽船乗り場 1階 研修室、待合室、喫茶キャピターノ

(大津市浜大津5-1-1/京阪電車浜大津駅から徒歩3分/JR大津駅から徒歩15分。琵琶湖湖岸)

3 参加費 2000円(講演会、交流会とも共通)

4 概要  

第1部「学びの時間」14:00~15:30  於 研修室

「琵琶湖とともに」 琵琶湖汽船取締役     桂 陽三 氏

「近江の水と酒」  藤居本家7代目当主    藤居鐵也 氏

「華麗なる漁と美味なる食」 安土城考古博物館 副館長 大沼芳幸 氏

※休憩 15:30~16:00  於 研修室、待合室 他

ポスターセッション 「びわ湖トラスト5年の歩み」

DVD「びわ湖トラストの活動」状況  etc.…

第2部 「交流の時間」 16:00~18:00 於 喫茶キャピターノ他

湖の幸、川の幸、平野の幸…、& 湯がきたて〝トラスト蕎麦〟

〈水の国・近江〉の地酒、ビール(有料)も準備いたします。

※地酒・ビールなど、アルコール類も準備しておりますので、当日は公共交通でお越しください。

お車の方は近くに大津港駐車場、浜大津公共車場等々があります。

※お手数ですが、準備の都合上、出欠のご返信を葉書で11月2日までにお知ら下さいますようお願い申し上げます。 

※ご同伴の方がいらっしゃいます場合、ご同伴の方のご氏名もご記入ください。


○参加

○不参加

おところ

お名前

お電話

E-mail

●ご同伴の方のご氏名


●びわ湖トラストへのご希望、ご意見、ご要望等々、お聞かせください。

(御返信締め切り11月2日(土))

〒520-0047
滋賀県大津市浜大津5-1-1
びわ湖トラスト事務局
TEL : 077-522-7255/FAX : 077-572-7265
Email : biwako-trust@road.ocn.ne.jp
URL : http://www.biwako-trust.com
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖の鎮魂歌(69)

2013-09-30 15:37:51 | ButsuButsu


急募です!!!

びわ湖トラストでは、沖島湖岸の漂着ゴミ回収を行います。

○開催日時 平成25年10月5日(土) 9時から15時(予定) 荒天中止

○参加費  無料

○スケジュ―ル  集合場所 国民休暇村近くの小田ヵ浜園地(9時まで)

車以外の参加者はJR近江八幡駅改札口(8時10分)、近江八幡駅からタクシーに分乗し小田ヵ浜へ。

8:00 小田ガ浜園地で受付を開始

9:00 開会式

9:15 小田ヵ浜で乗船開始後出港

カヌーの運搬と沖島への曳航

9:30から11:30頃 沖島の現場へ到着後

12:00 漁港会館で昼食(無料)

13:30 頃 沖島漁港を出発

小田ヵ浜着 到着次第ゴミの分別と整理

14:20 解散  

申し込みは今日中にホームページから。

http://www.biwako-trust.com/

あと10人足りません。

たまには環境によいことをしましょう。

宣伝、よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月29日(日)のつぶやき

2013-09-30 05:08:01 | 物語
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大丈夫か(20)

2013-09-29 23:22:44 | ButsuButsu


キクさんは、鳥澤晃氏の奥さんである。

この夏に、99歳で永眠した。

私の母親のいとこでもある。

ずいぶん長い間、親しくさせてもらった。

彼女は、いわゆる日系二世である。

国籍はアメリカで、英語と日本語のバイリンガルでもあった。

彼女の家に行くと、よく英語の発音の誤りを指摘された。

ひどく楽天家で、細かなことは何も言わなかったが、英語だけはうるさかった。

最期は、ロサンゼルスにあるケアハウスだった。

彼女のような日系人が、アメリカにはたくさんいる。

そこでお世話をしてもらいながら、愉快に過ごしていた。

訪米するたびに時間を作って訪ねていたが、これからはそれもなくなる。

少し寂しい気がする。

日本とアメリカの架け橋となって90年あまり、よくがんばってきた。

ごくろうさまでした。

世界には、このような日本人がたくさんいることだろう。

私たちは、日本という島だけで生きているわけではない。

太平洋の向こうにアメリカがある。

いつまでも放射性物質を太平洋に垂れ流すわけには行かない。

事実をきちんと認めて、制御に向けて最大限の努力をする必要がある。

それには情報の開示が何よりも大切だ。

10月に、福島第一原発の汚染水問題の担当者と会うことになった。

出来る限りの協力をしたいと思っている。

そのことが、いつも親身になって面倒を見てくれたキクさんへの恩返しでもある。

心からありがとうと言いたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖の鎮魂歌(68)

2013-09-29 11:49:32 | ButsuButsu


特定非営利活動法人 びわ湖トラスト では、秋のトチノキ観察会を開催します。

無料です。

10月19日に、朽木にある中牧というところにあるトチノキの巨木を見に行きます。

数百年の歴史に耐えてきたトチノキを親子で見学しましょう。

専門家による説明もあります。

申し込みは、びわ湖トラストのホームページからお願いします。

参加をお待ちしています。

熊谷
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月28日(土)のつぶやき

2013-09-29 05:10:29 | 物語
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖の鎮魂歌(67)

2013-09-28 20:05:18 | ButsuButsu


なまず目というのは世界のどこにでもいるらしい。

南極でも化石で見つかるというのだから、よほど古いのだろう。

3000種近くいるらしいが、日本では3種類しかいないのは何故だろうか。

しかも、そのうちの2種類はびわ湖の固有種であるらしい。

イワトコナマズとビワコオオナマズだ。

モンゴルのフブスグル湖でも、流入河川でなまずを捕まえた。

早速調理して食べてしまったが、なんとも愛らしい顔をしていた。



他にもいくつか魚を捕まえたが、結局人間のエサになっただけだった。

この湖の魚は、動物プランクトンと底生動物を食している。

次回は専門家と一緒に行って、もう少しきちんと勉強したい。

食べるだけでは魚に申し訳ない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大丈夫か(19)

2013-09-27 23:54:53 | ButsuButsu


パースにある西オーストラリア大学のキャンパスで石碑を見つけた。

1994年のことだったように思う。

石碑には「seek widsom」と書かれていた。

この大学のモットーだ。

知恵を探せ。

素敵な言葉だ。



いったい、人類はいつ知恵という言葉を見つけたのだろうか。

文献をたどると面白い事実に突きあたる。

ヨーロッパで始めて知恵という言葉を使ったのは、古代ギリシアのプラトンだ。

インドでは、仏典の中に智慧という文字が出てくる。

中国では、老子が知恵を説いている。

いずれも紀元前500年頃のことだ。

何故この時代に知恵が誕生したのだろうか。

いつも不思議に思っている。

よほどの困難があったのではないか。

今、人類は大きな困難に直面している。

この困難は、残念ながら日本から起こった。

東日本大震災を見たときに、思わずそう思った。



津波で流されていく人々、爆発する原発。

地獄かと目を疑った。

でもこれらが序章に過ぎないかも知れないことを否定することはできない。

紀元前500年頃に多くの哲学者や宗教家が出たのは、それなりに理由があったのだろう。

歴史は繰り返す。

人類は、大切なものを探す必要があるだろう。

やっと日本政府も目覚めたようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月26日(木)のつぶやき

2013-09-27 05:10:25 | 物語
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大丈夫か(18)

2013-09-26 21:32:56 | ButsuButsu


子供をよく育てることは簡単なことではない。

私は三人の子供たちを育てた。

それなりに個性的に育ってくれたと思う。

家は貧しくても、しっかりと育った子供は宝だ。

子供たちが小さいときは子育てにかなり時間を使ったが、中学校へ入った頃からはあまりケアをしなかった。

ただ、長男に一冊の本を渡した。

彼の人生を救ったのは、この本だと思っている。

それは宮城谷昌光さんの晏子(あんし)だ。

よい本だと思う。

息子はこの本から中国の歴史に興味を持つようになった。

結果的に国語の成績が良くなり、大学受験でも国語だけはすばらしい成績をとった。

今、中学生や高校生と話すときに、この本を読みなさいと勧めることにしている。



宮城谷さんの本は漢字のもつ意味をきちんと教えてくれる。

子供たちは、この本から知らない間にさまざまなことを学んだ。

**********

晏子は、紀元前500年頃、中国の斉の国の政治家だった。

『史記』「管晏列伝」によると、晏子は身長が「6尺(周代の1尺は22.5cm)に満たず」であったという。

しかし小さな体に大きな勇気を備え、常に社稷(国家)を第一に考えて上を恐れず諫言を行った。

人民に絶大な人気を誇り、君主も彼を憚った。

また質素を心がけ、肉が食卓に出ることが稀だった。

狐の毛皮を仕立てた一枚きりの服を、三十年も着ていたという。

**********

身近な知り合いに、引きこもりの子供を持つ人が多い。

できれば、中学校くらいのときに、晏子を読ませてあげて欲しい。

人間とは如何に生きるべきか。

責任をもつとは。

親を敬うとは。

人として大切なことを、嫌味なく教えてくれる。

中学校の頃から、子供は反抗期に入る。

それは、学校での順位づけが始まる年代だ。

他人との比較の中で、自分の立ち位置を決めなければならない辛さの反動で、親にあたる。

そうやって大人になっていくのだが、時々、自分の立ち位置を見つけられない子供がいる。

そんな子供を、親がきちんと理解してやる必要がある。

どうやってよいか分からなければ、晏子を読ませればよい。

できれば親も一緒に読むとよい。

それだけの価値がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月25日(水)のつぶやき

2013-09-26 05:10:12 | 物語
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖の鎮魂歌(66)

2013-09-25 16:02:04 | ButsuButsu


古い写真が見つかった。

中国へ行った時のものだ。

懐かしい顔が見える。

西條先生や津田先生などすでに他界された方々を懐かしく思い出す。

ずいぶんお世話になったものだ。

この頃は、日本人も中国人も懸命に生きていた時代だった。

私の髪も黒かった。



1986年、太湖で共同観測をやった。

驚いたことにプラットフォームが竹でできていた。

30年前の太湖は、濁ってはいたが、まだきれいだった。

今ではアオコだらけだ。

湖の富栄養化は、贅沢病のようなものだ。

余分な栄養が湖に流れ込む。



みんなが真心でもてなしてくれた。

今、時代も変わり、人も変わった。

ビジネスが優先され、心の付き合いがなくなった。

辛いこともあるが、本音で話し合える世界をつなげていきたいものである。

30年前、私が若いころの話である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月24日(火)のつぶやき

2013-09-25 05:07:26 | 物語
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大丈夫か(17)

2013-09-24 13:16:47 | ButsuButsu


黒田さんから以下のメールが届いた。

CO2 が増え続けると温暖化が進む,というのはわかりやすいですが,CO2を減少させるまでは行かなくても,増加を止めることは可能ですか?
数年前にアル・ゴアが,みんなで頑張ろう的なキャンペーンをしていましたが(不都合な真実),実は臨界点はもう超えてし まっていて,今すぐ,世界中が江戸時代に戻らない限り止められないのではないか?と個人的には思っています.

きちんとした答えはできないのですが、今一般的に判断の基準になっているのはラブロックがNatureに書いた論文です。

あのガイア仮説を唱えたおじさんです。

上の図でもわかるのですが、大気中のCO2が500ppmを越えると、不可逆過程が発生します。

これは、CO2のシンクを海洋と陸に分けた場合、海の生物(藻類)が吸収するCO2が先に減少するところからきています。

海が加熱されると成層が発達するので、位置エネルギーが増大し、深層の栄養が表層まで届かなくなります。

そうすると藻類の増殖が減少するわけです。

現実に瀬戸内海で起こっています。

もっと気温が上昇すると、陸上の植物も枯渇します。

今年の5月に、ハワイのマウナロア観測所で計測されたCO2濃度が400ppmを越えました。



CO2は季節的にも変化するので、平均値としてはまだ400ppm以下ですが。

しかし、現在の上昇率は大きくなっているので早晩、500ppmを超すでしょう。

そうすると気温が6℃急激に上昇し、それ以降CO2濃度が下がっても気温は低下しないというのがラブロックの仮説です。

海に鉄をまいて藻類を増やすとか、まことしやかなアイデアが提唱されましたが、どれも現実的ではありません。

今私が懸念しているのは、土中からのメタンガスの発生が増えているのではないかということです。

メタンガスは地球温暖化係数がCO2の21倍もあります。

琵琶湖の調査をしていて、実感として増えています。

これは、底泥の嫌気化が進んでいるからです。

そういう意味では、ティッピングポイントを越えているのかもしれません。

CO2の増加率が大きくなっていることがその証拠かもしれません。

現在の温暖化モデルには、泥からのメタン発生は入っていないと思います。

人間にすぐできそうなことは、排出を削減することと、陸上植物を増やすことでしょうか。

可能な限り植林をする。

できれば砂漠をなくす。

海や湖はドンドン熱くなっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖の鎮魂歌(65)

2013-09-23 23:56:24 | ButsuButsu


画家のブライアン・ウィリアムズから怒りのメールが届いた。

セシウム含む木片チップが、4月から琵琶湖の近くの河川敷に放置されていたという。

**************

滋賀県は9月17日、高島市安曇川町下小川、琵琶湖近くにある鴨川の河川敷などに、放射性セシウムを含んだ木材チップや、チップを入れた土のう200~300トンが無断で放置されていると発表した。

県によると、付近の平均の空間線量は毎時約0・24マイクロシーベルト。
一日8時間で1年間積算すると許容線量の1ミリシーベルトを超える数値となる。
既に現場を立ち入り禁止にして、シートで覆うなど飛散防止の措置を取っている。

今年4月以降、福島第一原発事故の被災地などのものが持ち込まれたとみられる。
県は持ち込んだ男性を特定。
河川法に基づく原状回復命令を出し、廃棄物処理法違反(不法投棄)にも当たる可能性があるとみて刑事処分を求めることも検討している。

チップは河川工事などの通路に敷かれていたほか、円柱形の土のう77個にも入っていた。
4月下旬に住民から情報提供があった。
嘉田由紀子知事は「琵琶湖の河口部であり、無断放置は悪質。
厳正に対処する」とコメントを出した。

**************

ブライアンは、次のように言っている。

「健康に被害はない、と言っている部分だが、どのくらいの時間、どの程度の距離で被爆しても良いのかについて、滋賀県は何も述べていない。今週になってやっとビニールシートで覆っただけで、警告の看板もないし、湖岸に放置されたままだ。」

このことは、共同通信を通じてすでに海外にも発信されている。

OTSU – Radioactive cesium has been found on an estimated 200 to 300 tons of wood chips that were left months ago near Lake Biwa in Shiga Prefecture, prefectural officials said.

Samples of the chips show a reading of up to 3,000 becquerels per kilogram, the officials said Tuesday. The readings are below 8,000 becquerels, the threshold requiring special measures such as keeping the contaminated material from coming into contact with water, but exceed 100 becquerels, the maximum allowed for reuse.

The Shiga government started an investigation to determine where the chips came from. They were found in the dry bed of the Kamo River in Takashima and other locations near the lake, officials said.

Some of the chips were laid on a path used for river embankment work and some were found in 77 sandbags, the prefecture said.

Nearby residents alerted the prefecture in late April that the chips had suddenly shown up.

A man suspected of leaving the chips there said he laid them on the path to make it easier to pass through, the officials said. The prefecture has not been able to contact the man since April 30.

The prefecture plans to issue a removal order for the chips, saying that leaving the material there may violate the river law.

“The site is an estuary leading to Lake Biwa, and leaving (the chips) there without permission is extremely malicious. We will deal with the matter strictly,” Gov. Yukiko Kada said.

びわ湖に放置されている毒ガス弾についてもそうなのだが、行政にあまりにも毅然とした覚悟が無さ過ぎる。

誰かが死傷したりして始めて動くのだろうか。

まるで江戸末期の幕府のようだ。

事なかれ主義もここまで来れば見事といえるだろう。

絵に描いた餅を追い続けているうちに、深い淵にはまらなければよいのだが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする