旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

北海道 新千歳空港乗継ぎ

2016-10-11 | 北海道旅行記

2016年9月2日 北海道旅行 五日目

北海道の道東旅行も、この日が五日目最終日。

とは言っても、この記事のアップをひと月半以上も怠けてしまった。原因はWindows10へのバージョンアップで、パソコンにいろいろ問題が起こってしまい、対策におわれたから・・・。

この結果、北海道旅行の最終日五日目の記憶が、かなり曖昧になってしまった。

と言うことで、ここでは北海道旅行の予定を組む場合の参考に、今回も私が遭遇した「新千歳空港の乗り継ぎ」ドタバタ経験を紹介します。

取りあえず、旅ブログのケジメとして、この日の行動を紹介すると・・・

     

本来の予定では、昨日と今日で、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖の三湖周辺でカナディアンカヌーやトレッキングを行うつもりだった。

しかし、三日前の台風10号の大雨の影響で、どちらも取りやめ。イージーな観光へ予定変更。

阿寒湖の遊覧船で「マリモ」を見に行った。たしか、高校生時代の修学旅行以来。

遊覧船を降りてからは、昨夜も行ったホテル近くの「アイヌコタン」を散策。

木彫りの彫刻を製作販売している店に入り、迷った末に「アイヌの魔除け」キーホルダーを購入。

値段も高かったので諦めた素振りを見せたら、ペンダント風に改造してもらったうえに5,000円おまけしてもらった。

12:30 ホテルの駐車場を釧路空港に向けて出発。ホテルのフロントマンから

「今、釧路管内は交通取り締まりが厳しいから、絶対にプラス10km以上スピードを出さないように・・・」とアドバイスを受けた。

そう言えば、昨日、釧路市街地から阿寒湖温泉に来る途中で、パトカーに捕まっている車を見かけた。

ぶっ飛ばしたくなる道路をチンタラ走る。ほかの車の後ろにつきたかったが、みんなけん制し合って先頭を走りたがらない。

追い越し可能な何処までも直線な道を、10台くらいの車が連なってトコトコ走った。

それでも予定の14時(フライトは15時)には空港に着けそうだと思っていたら、ガソリンスタンドを見逃して右往左往。なにしろ釧路空港内のレンタカーショップから10km圏内にはガソリンスタンドが一軒も無い。北海道は広いのだ。

何とかフライト時間の30分以上前に到着。やれやれと思っていたら、ナント、新千歳空港便のフライトが45分以上遅れるということになっていた。

と言うことは、釧路空港発が15:50発だとして、新千歳空港着が16:35。

私が乗り継ぐ仙台便は16:50発なので、乗り継ぎに15分しか無いではないか・・・。

 

 【新千歳空港の国内線乗り継ぎ】

新千歳空港はかなり広い。乗り継ぎには25分以上必要とされているので、15分しかない今回の乗り継ぎは、かなりヤバイ状況だ。
しかし、私は「何とかなるだろう」と楽観していた。

この日の乗り継ぎは、ANAからANAへの乗り継ぎだが、以前、数分というタイトな時間でANAからJALへの乗り継ぎもうまくいっている。

ANAからANAへの乗り継ぎ

今回の場合は、釧路空港発→新千歳空港行のANA便は、定刻を約50分ほど遅れて到着。

急いで機内を出たところでANAの地上スタッフが待っていてくれて、伊丹行と仙台行に乗り継ぐ客(けっこうな数)を誘導。

本来なら、ボーディングブリッジを出た二階から、一階の到着ロビーに降りなければならないが、今回は通路の仕切りにあるドアを開けてくれて、すぐ目の前にある仙台行の搭乗口に行くことができた。

この仕切りのドアの前で、乗り継ぎ客のリストと名前の確認があって、保安検査場にあるのと同じチケット・リーダーにタッチして通過できた。所要時間は約5分と楽勝だった。

 

ANAからJALへの乗り継ぎ

2013年にあったのは、ANAの利尻空港発→新千歳空港行と、JALの新千歳空港発→仙台空港行の乗り継ぎ。

当初の予定でも30分ほどの乗り継ぎ時間しかなく、チョット心配だった。チケットを手配してくれた旅行会社のオネエチャンは「絶対大丈夫」と保証してくれたのだが・・・。

利尻空港のANAのカウンターで新千歳空港での乗り継ぎ時間があまりないことを言ったら、座席を前の方に変更してくれた。

利尻空港での搭乗手続きは定刻通りだったので、ホッとして乗り込んだら、飛行機が時間になっても飛ばない。どうも直前に着陸する予定の別の便に問題があったようだ。

ナンダカンダで新千歳空港での乗り継ぎ時間が15分ほどになってしまった。

そこで千歳に向けて飛行中にCAさんに事情を話したところ、まず席を一番前に変更してくれた。その上で、地上スタッフにも連絡をしてくれた。

この日は全国的に風が強く、結局乗り継ぎの数分前に着陸。急いで機内を飛び出したら、ボーディングブリッジの出口でJALの地上スタッフが待っていてくれてた。

今回と同じように、到着ロビーに向かう通路の仕切りを開けてくれて、仙台空港行の搭乗口に私一人を案内してくれた。あと数名で搭乗完了というところで列の最後尾にたどり着けた。

ちなみに、どちらの場合も機内預けの手荷物はない。

私は今回も含め、乗り継ぎのために空港内をドタバタ走った経験が4回ある。いずれの場合も私に責任があるわけではない。一番長い時で2時間半の乗り継ぎ時間を取っていたのに、荒天で前の便が大幅に遅れてしまい、乗り継ぎ時間「ゼロ」というより、-20分ということもあった。

この時は、同じ航空会社だったので乗り継ぎ便が待っていてくれた。私も含め7人ほどの乗り継ぎ乗客がいたが、機内で待たされていた乗客の目がキツかった。

そういうこともあるので、飛行機の乗り継ぎの場合は、なるべく大きな荷物は事前に宅配便で送ることにしている。特に航空会社が違う場合は、自分は無事乗り継ぎできても、機内預けの荷物は・・・。

(乗り継ぐ航空会社が違う場合は、機内預けの申請の仕方は違います)

何かの事情で乗り継ぎ時間がタイトになった時は、搭乗カウンターのスタッフやCAにそのことをキッチリ言うことが大切だ。

特に、乗り継ぎ便が別の航空会社の場合、勝手に権利放棄したと思われてしまう。ちなみに、フライトの出発時間というのは、機体のドアが閉まる時、または車輪が動き出す時なのだそうで、最終搭乗手続きは定刻よりもっと前ということになる。


北海道 霧の納沙布岬

2016-09-11 | 北海道旅行記

2016年9月1日 北海道四日目

本日も早朝4時起床。

台風10号の岩手・北海道の甚大な被害状況が徐々に明らかになっているが、昨日全面運休だったJR花咲線は何とか動き出したようだ。

今回の旅の一番の目的は、まだ行ったことのない納沙布岬なので、天気は心配だが行ってみることにする。

          ≪釧路駅 JR花咲線快速はなさき・根室行≫

5:35 一両編成の快速はなさきは、根室に向けて出発。

   

時折、鋭い警笛を鳴らして、エゾシカを追い払いながら進む。

車窓から眺めるつもりだった厚岸湿原も霧多布湿原も、案の定「霧」の中。

レンタカーではなく列車にしたのは正解だった様だ。

     ≪日本最東端の駅 JR東根室駅≫

                ≪JR花咲線終点 根室駅≫

8:03 根室駅に到着。

根室駅から納沙布岬までは、路線バスか遊覧バスで行くことになるが、往復の時間はほとんど変わらないので、気楽に乗っていられる遊覧バスを選択。

8:15 ねむろ半島遊覧バス「のさっぷ号」(Aノサップ岬コース)で出発。

乗客7名。ガイドさんの話では、前回の台風の時は乗客ゼロだったようだ。

                 ≪明治村≫

根室市内の明治村で下車して見学(10分)の後は、車窓から根室半島の名所旧跡を眺めながら突端の納沙布岬を目指す。

9:00 納沙布岬に到着。この時期名物の霧が深い。

         ≪北方四島返還祈念のシンボル 四島の架け橋≫

「返せ北方四島 納沙布岬」の碑の前でガイドさんの説明を聞いた後は、フリータイム。

                 ≪納沙布岬灯台≫

      ≪本土最東端 納沙布岬の碑≫

今回の旅行一番の目的地、「本土最東端 納沙布岬」の碑の前にたたずむ。

これで、民間人が自由に行ける「日本の東西南北」端のすべてに旅したことになる。

ちなみに四か所は、

1.日本最北端の地 碑 北海道 宗谷岬 1972年頃 写真:自宅内行方不明

  (実際には本州最北端、正式な日本最北端は北方領土の択捉島)

2.日本最西端の地 碑  沖縄県 与那国島西崎 2013年7月1日

  (実際に日本人が住む国境の島)

      

3.日本最南端の碑  沖縄県 波照間島高那崎 2014年5月18日

  (実際には日本最南端の有人島、正式な日本最南端は東京都 沖ノ鳥島)

      

4.日本本土最東端の碑  北海道 納沙布岬 2016年9月1日

  (正式な日本最東端は東京都 南鳥島)

      

9:50 納沙布岬を遊覧バスで出発。

                 ≪北方原生花園≫

10:03 北方原生花園に立ち寄り見学。

釧路湿原で見つけられなかったエゾリンドウを発見。

 

 

10:50 北方原生花園の後、途中、金毘羅神社に立ち寄り釧路駅に戻った。

11:08 JR花咲線 快速はなさき・釧路行に乗車。根室駅を出発。

13:18 釧路駅に到着。

釧路駅前の和商市場で昼食。カキ・ラーメン。

食後には市場内で、ホッケ、シャケ、シシャモなどを注文。クール宅急便で送ってもらうように手配。

台風で漁にも宅急便にも影響が出ているので、いつ自宅に届くか分からないが・・・。

ホテルに戻り、レンタカーをピックアップして今日の宿「阿寒湖温泉」(釧路市)に向かう。台風被害で交通規制などあるかもしれないが、カーナビに任せるしかない。

16:30 本日の宿「あかん湖鶴雅ウイングス」に到着。

ちょうど青空が出てきたので、部屋の窓の外に広がる雄大な「阿寒湖」が美しい。

さっそく、温泉へ・・・。

20:20 夕食の後、今日から始まった秋のイベント「千本タイマツ行進」に参加。

阿寒湖畔での点火の儀式があった後、阿寒湖温泉街を粛々と行進。アイヌコタンに向かう。

行進が終了した後は、アイヌコタンのシアター・イコロで「イオマンテの火まつり」を観賞。

        ≪アイヌシアター・イコロ イオマンテの火祭り≫

21:30 アイヌコタンの夜は更けてゆく。


北海道 釧路湿原木道探索

2016-09-11 | 北海道旅行記

2016年8月31日 北海道三日目

4:00 起床。

昨夜から付けっぱなしだったテレビの台風情報を見ると、岩手に上陸した台風10号は、岩手や北海道に甚大な被害をもたらしたようだ。

今日は、釧路を出て根室から納沙布岬に行く予定だったが、インターネットで調べてみると、釧路ー根室間のJR花咲線は全面運休が決定。

レンタカーはあるものの、道路も不安なので今日の納沙布岬は諦めることにする。

ノンビリ最上階の温泉大浴場に浸かりながら、今日の行動予定を検討。

旅行を中止して帰ろうかとも思ったが、被害状況が分かるにしたがって、札幌に戻ることすら出来ないことが分かった。

9:30 レンタカーでラビスタ釧路川を出発。

雨も上がったし、ホテルに居てもしょうがないので、昨日悪天候で諦めた「湿原の木道散策」をやることにした。

10:10 「温根内(おんねない)ビジターセンター(鶴居村)」の駐車場に到着。

ビジターセンター(建て替えで仮設)で情報収集。

10:30 釧路湿原の木道散策に出発。

 

 

 

 

  

 

  ≪鶴居軌道敷跡(馬引きトロッコ列車) 現在 釧路湿原探勝路(北海道自然歩道)≫ 

ビジターセンターで、エゾリンドウが2,3本咲出したと教えられたので、必死に探したが残念ながら見つからなかった。

台風の影響で釧路に取り残された観光客がここに集中したのか、思ったよりハイカーが多かった。ガイド付きのツアーも行われていた。

12:00 駐車場に戻る。

次はやはり昨日行けなかった、釧路湿原の北部、コッタロ湿原展望台(標茶町)に向かう。

コッタロ湿原は、釧路湿原の中でも太古の自然景観が残っていると言われ、国立公園の特別保護地区に指定されている地域。

途中のコンビニに寄り昼食用の弁当を購入。ここで温根内の木道散策でお会いしたご夫婦とまた一緒になったので、しばらく情報交換。

ご夫婦はコッタロ展望台より先の、サルボ・サルルン展望台まで行くらしい。

13:00 コッタロ湿原展望台(第一展望台)に到着。

何と、展望台に上がる通路のシャッターが閉まっている。愕然!

ここまでは舗装された道路を快適にドライブして来たのだが・・・。

この先のサルボ・サルルン展望台に向かう道路は完全に通行止め。この道は舗装もされていないので、台風の直後はクローズも予想して来たが・・・。

この先9kmほどで、塘路湖、サルボ展望台、サルルン展望台方面なのだが・・・。

           ≪コッタロ湿原の第二か第三展望台からの眺め≫

13:15 最初に行った温根内ビジターセンター方面に戻る。

14:00 釧路市湿原展望台の駐車場に到着。

今日予定していなかった「サテライト展望台」を目指すことにする。

14:15 駐車場から反時計回りで散策路に入る。

                 ≪サテライト展望台≫

14:35 サテライト展望台に到着。

青空が見えてきた。強烈に蒸し暑い。

昨日行った、釧路湿原東端の「細岡展望台」とは正反対の眺め。

西側からは、水の流れが見えない。

15:15 駐車場に戻り、シバシ休憩。

本日の釧路湿原散策を終了し、ホテルに向かう。

                   ≪霧の幣舞橋≫

18:30 今日も炉端焼きに向かう。昨日はサンマ焼きから始めたので、今日はサンマ刺しから。


北海道 雨の釧路湿原

2016-09-09 | 北海道旅行記

2016年8月30日 北海道二日目

            ≪JRタワーホテル日航札幌の部屋から≫

5:00 起床。札幌の天気は今は良さそうだが・・・。

5:50 ホテルをチェックアウト。

6:02 JR札幌駅から新千歳空港行きの快速電車に乗る。

今日はJRではなく、ANA便で釧路に向かう。今日から釧路に三泊する予定。

「大人の休日クラブパス」があるので、釧路まで特急(4時間)で行けるのだが、今日の時間と体力の配分を考えて、朝一番の空の便に決めた。

朝早くから、スマホにANAからのメールが何通も届き、「視界不良のため天候状況確認中」のメッセージ。

取りあえず、新千歳空港に行くしかない。

7:40 結局、「釧路空港に着陸できなければ新千歳空港に戻る」という条件でフライト。

札幌は天気が良かったものの、帯広上空辺りから雲の塊に突入。

                    ≪釧路空港≫

8:25 定刻通り釧路空港に着陸できたものの、かなり強い雨。

しかし、この飛行機に乗らなければ、今日中に釧路に来ることが出来なかったかもしれない。夜になって分かったのだが、この後の空と地上の交通機関は大混乱だったようだ。

8:45 空港で駅レンタカーの手続き。JR駅のない空港で駅レンタカーというのも変だが、何故か可能だった。システムは良く分からないが、ニッサン・レンタカーが代行。

予定では、今日は一日かけて釧路湿原を堪能するつもりだったが、何しろ台風10号の影響で、時折、雨と風。

途中の駐車場で、地図を見ながらシバシ検討。

JR特急券の権利を放棄して、飛行機でわざわざ釧路まで来たのだから、是非とも湿原は見たい。

悪天候にもめげず、釧路湿原で一番人気があるという「細岡展望台」(釧路郡釧路町)に向かうことにする。

              ≪釧路湿原 細岡展望台(大観望)≫

10:00 「細岡展望台」の駐車場に到着。第一展望台までは、傘を差して徒歩10分。

緑の湿原の中を、銀色に光る釧路川が蛇行しながらゆったりと流れる・・・そんな風景を想像してきたが、見晴らす湿原はいたるところが「沼」状態。

最近、立て続けに3本上陸した台風の影響らしい。この後も台風10号の影響で最悪の降雨量が予想されるので、湿原は水没してしまうのではないか・・・。

この細岡展望台に来る途中、わきを通った達古武沼は、道路とほぼ同じ水位だったので、チョット怖かった。

釧路川の流れが本当はどこなのか分からない。

雨が次第に激しくなってきたので、途切れずにやって来ていた観光客もいなくなり、私も退散することに・・・・。

駐車場までの戻りは、森の中の遊歩道を行く。

途中で、エゾシカの親子が藪の中から飛び出して来てビックリ。かなり至近距離だったので、ヒグマでなくてヨカッタ・・・。

第二展望台の東屋に寄り、荷物の中から「熊除けベル」を取り出す。

               ≪細岡ビジターズラウンジ≫

10:40 「細岡ビジターズラウンジ」に入って雨宿り。朝食代わりのコーヒーとバタジャガを注文して、テレビの前で台風関連のニュースを見る。

各地でかなりトンデモナイことになっているようだ。

11:30 細岡展望台の駐車場を出発。

せっかく借りたレンタカーなので、釧路市内をドライブしながら時間をつぶす。

14:30 天気が回復する気配もないので、釧路湿原散策は諦めて、早めに今日のホテル「ラビスタ釧路川」にチェックイン。

有名な「幣舞橋(ぬさまいばし)」のたもとに立つ、温泉大浴場付きビジネスホテル。雨でどこにも行けない時は、温泉があるので嬉しい。

                ≪幣舞橋と2泊したホテル≫

二度目のお風呂の後、雨も小降りになってきたので散歩に出た。

幣舞橋を往復して眺め、ホテルの向かいの「フィッシャーマンズワーフMOO」に立ち寄る。

18:30 風も出てきたので、ホテルの近くの「炉端焼き」で夕食。

活きの良いサンマを焼いてもらう。

ずいぶん昔になるが仕事で釧路に来たとき、市役所の人に「釧路に炉端焼きの発祥の店があるから・・・」と、最初の炉端焼きの店に案内されたことがあった。

店に入って、さっそく女将さんに「こちらが炉端焼きの発祥の店だそうですね」と聞いたら、

「いいえ、違います。炉端焼きの発祥は仙台ですよ。ここに吊るされている自在カギも後ろにある箪笥も、みんな仙台から取り寄せたんですよ」と言われた。

連れてきてもらった立場としては、「えっ、そうですか~」としか言いようがなかった。

女将さんから「ところでお客さんたちは、どこから来たんですか?」と聞かれ、「あの~、仙台からです」と小さな声で答えた。

今では、釧路の街の中には炉端焼きは何軒かあるようだ。

釧路名物の「ザンギ」を食べるころには、店の入り口にかかっている暖簾が、激しくバタついてガラス戸を叩くようになった。

今日は、地元の客はあまり訪れず、ホテルの泊まり客が数名といったところ。

果たして、明日はどうなることやら・・・。 


北海道 大沼公園

2016-09-09 | 北海道旅行記

2016年8月29日

北海道新幹線開業記念「大人の休日パス」というのを手に入れた。

8月29日から9月7日までの間に、JR東日本とJR北海道の全線を5日間乗り放題(指定席6回)で26,000円という超格安チケットだ。

取りあえず出発を8月29日と決めてチケットを購入し、それから旅程を考えた。

函館までは新幹線でイッキに行けるものの、それからの列車の旅は距離が相当に長くて時間がかかる。

いろいろ考えた結果、JRのほかに飛行機と駅レンタカーも利用することにする。

この「大人の休日パス」があると、駅レンタカーも格安になる。

航空券やレンタカー、ホテルの手配も何とか済んで準備完了。

しかし、心配なのは迷走台風10号だ。どうもこちらのルートを追いかけて来そうだ。

6:40 仙台駅始発の新幹線はやぶさ95号で、終着駅の新函館北斗駅へ。

10:07 新函館北斗駅へ到着。10:24発の特急スーパー北斗7号で大沼公園駅に向かう。

このまま特急に乗っていれば、本日の目的地札幌まで行けるのだが、新幹線を降りたばかりで続けて3時間半の列車の旅は、さすがにお尻や腰に負担がかかる。

大沼公園でウォーキングなどしながらストレッチ。

                   ≪JR大沼公園駅≫

10:34 大沼公園駅に到着。仕事やプライベートなどで5回目の大沼公園。大沼から見る駒ケ岳が好きで、学生のころにはキャンプをしたこともある。

今にも雨が降り出しそうな天気で、やや不安。

大沼公園駅の隣にある観光案内所で観光mapをもらい、時間の許す限り自然観察路を片っ端から歩くつもり。

11:00 まずは、冬にも歩いたことがある「島巡りの路」コースから。

残念ながら、私の好きな景色、駒ケ岳の雄姿は雲に隠れて見えない。

2013年の2月に歩いた時には雪に覆われていた太鼓橋も、夏は歩きやすい。

もう終わっているかと思っていた「睡蓮の花」が、まだけっこう残っていた。

   

11:45 「島巡りの路」コースを一周して、そのまま「大島の路」コースに入る。

のんびり歩きだしたら、中国人の団体客がコースに大勢入ってきたので、早々に切り上げて昼食。

冬に来た時と同じ、「夢屋」の名物あんかけ焼きそばを喰う。

                 ≪JR大沼公園駅≫

13:00 大沼公園駅の脇にある踏切を「小沼」側に渡り、午後は「夕日の道」コースを歩く。

「大沼」側のウォーキング・コースとは違い、「小沼」側は如何にも自然散策路と言った感じ。誰も歩いていない。

ちょっと心配になって、熊除けベルをならしながら歩く。

「小沼」の方は、日当たりが良いのか睡蓮はやや終わりかけ。

13:45 大沼公園駅に戻る。心配した雨にも合わず、十分に足腰を伸ばした。

14:21 JR特急北斗13号に乗車。

17:41 札幌駅に到着。駅に隣接する「JRタワーホテル日航札幌」にチェックイン。一番安いシングルルームを予約したハズだが、眺めの良い34階のWベッドルームに通された。

部屋から眺めた夕焼けが美しかった。

ホテル内の温泉大浴場チケット付きなので、さっそく初日の疲れを取りに温泉へ。

のんびり汗を流した後は、居酒屋を探して街に出た。当然、ホッケの一夜干しでサッポロ生ビール。