旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

2013八重山の旅⑫ 小浜島

2013-07-22 | 八重山・西表島旅行記

2013年7月7日 八重山の旅最終日

ホテルの朝食をとるためにベッドを出てカーテンを開けると、朝日が昇るところだった。

八重山地方は、日の出の時間が遅い。

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               ≪ホテルグランビュー石垣の部屋から≫

今日は、八重山の旅の最終日。13:55のフライトまで、何をするかまだ決めていなかった。近くの島なら、観光もできる時間だ。

西表島の知人は、「黒島は癒されるから好きだ」と言っていた。

昨晩行った石垣島の「居酒屋るか」のママは、「何かあってフライトに間に合わなくなるといけないので、近くて船便も多い竹富島にいったら・・・」と言っていた。

黒島に行くか、一度行ったことのある竹富島に行くか、迷いながらホテルから灼熱の外に一歩出たところで、「小浜島」に方針変更。

特に小浜島に行きたいと思ったわけではないが、黒島と竹富島は、島内観光するとしたらレンタサイクルか歩きになる。

この炎天下、帰る日に熱中症にでもなったらバカバカしいので、レンタカーのある小浜島に行くこと決めた。

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                    ≪小浜港 ちゅらさんばし≫

石垣港から高速船で30分。今日も晴れ渡る小浜港に到着。

港の前のレンタカー屋に予約なしで行ったら、この時間ならまだ車が空いているということなので、さっそく軽乗用車を2時間借りた。(燃料代込み料金)

事務所でもらった手書きの観光地図を見ながら、取りあえず360°のパノラマが見渡せるという「大岳(うふだき)」へ直行。

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車を降りて、ジャングルの中を標高99mの山頂展望台へ登る。階段を真っ直ぐ登るので、けっこうキツい。

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                        ≪大岳から≫

展望台の東屋で、汗を拭きふき八重山の島々を眺める。

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                        ≪シュガーロード?≫

私は「ちゅらさん」というテレビドラマを見ていないので感動はないが、やたら観光ガイドに出てくるので、一応、「シュガーロード」という場所を探してみた。

この道ではないかと思うのだが、もらった地図も道標も分かりにくい。他にも2,3本同じような田舎道があるのだが・・・・。道標が朽ちて、地面に落ちているものが多い。

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地図も道標も無視して走りまわったら、岬の突端のようなところの海に出た。

遠浅で美しい。

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今回の八重山の旅は、天候には完璧に恵まれた。

与那国島(二泊)、西表島(二泊)、石垣島(二泊)、小浜島と7日間で巡って来たが、どの海も奇麗だった。

今回は4回目の八重山旅行だったので、離島の生活感のある写真も撮ろうと思って来たが、やはり他人の生活にカメラをむけるのは素人には難しい。

撮れたとしても、個人的なブログに掲載するのは迷うところである。

伝統的な集落のたたずまいや、伝統習慣を観光化している島もあるのだが・・・・。

今回も、旅の記録ということで終了。


2013八重山の旅⑪ 浜島+シュノーケリング2

2013-07-20 | 八重山・西表島旅行記

2013年7月6日 石垣島二日目 つづき

幻の島「浜島」をあとにしたボートは、シュノーケリングの第一ポイントへ移動。

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絵具を流した様な緑の海、青い空、白い雲。船の上からしか見ることのできない海の絶景。

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                      ≪エダサンゴの群生≫

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                         ≪エダサンゴ≫

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                            ≪?≫

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                            ≪?≫

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                     ≪竹富島 竹富港桟橋≫

第一ポイントでのシュノーケリングを終えた後は、竹富島でお弁当タイム。

竹富島に来たのは二度目。港の桟橋もターミナルも大勢の観光客で賑わっている。

ボートの中では、真水を浴びるために10人くらいの女の子たちが一斉にビキニ姿に・・・。

カメラを2台も持ったオジサンは、あわてて一足先に上陸した。

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竹富島でマッタリした後は第二ポイントへ移動。石垣島の西側の海岸だと思うが、今までとは海の色が違う。ちょっと深そうだ。

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太陽も傾きかけた頃、これで終わりかと思ったら、さらにポイントを移動して今度はマンタがよく現れるポイントへ。

オジサンは、足がツッタりするとみんなに迷惑をかけるのでキャンセル。この時のインストラクターのホッとした表情が印象的でした。

みんなが一列縦隊で離れて行ったあと、木の葉のように揺れるボートの中で一人、写真を撮っていました。

ホテルでシャワーを浴びた後は、石垣島に来たら必ず行く居酒屋「味処 るか」で夕食。

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                      ≪おまかせセット≫

元気なママと、若い女性スタッフが気さくに話しかけてくれるので、一人でもペアでも行きやすい店だ。

タクシーの運転手が、「あの店はラーメンが美味いんだよ」と言っていた。

ホテルのフロントの女性は、「あの店は餃子が美味しいのでよく行きます」と言っていた。

私は、生ビールをグビグビ飲みながら、ラーメンも餃子も美味しく頂きました。

石垣島で5本の指に入るといわれるラーメンは絶品。

しばし、女性スタッフと「ゆんたく」。

本当は、早くホテルに戻って荷造りしないとヤバいのだけれど・・・・。

 


2013八重山の旅⑩ 浜島+シュノーケリング1

2013-07-19 | 八重山・西表島旅行記

2013年7月6日 石垣島二日目

「シュノ-ケリングが特別好きか」というとそれほどではないのだが、今回の八重山の旅では与那国島(八重山の旅③参照)に続いて二度目。人生四度目。

与那国島の場合は「海底遺跡が見られるから」という参加理由だったが、今回の場合は、「浜島に行けるから」というのが本当の理由だ。

「浜島」は、潮が引くと出現するという「幻の島」で、CMの撮影などで使われる草木一本ない白砂の島である。

以前から行ってみたい、写真に撮りたいとは思っていたが、定期船があるわけではなく、シュノーケリングかダイビングのツアーに参加しないと行けないので、今まで躊躇していた。

今回は、与那国島の「海底遺跡シュノ-ケリング(もすらのたまご)」を申し込んだ勢いで、「浜島+シュノ-ケリング(催行:SANTEN)」も申し込んだ。

家から持ってきたオリンパスの防水カメラを、西表島で壊してしまったので、急遽、石垣島の「B電気」で昨日ソニーのCyber-shotを買った。(借りれば良かったのだが・・・)
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9:00 石垣島を出港。ダイビングボートで約30分、浜島に到着。海上からは島が低すぎてよく見えないが、すでに沢山のボートが停泊している。

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                        ≪幻の島 浜島≫

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かなりの遠浅なのでボートは砂浜に着けることが出来ず、腰まで海水につかって上陸。

したがって、大切な「一眼レフカメラ」の持ち込みを断念。ザンネン・・・・。

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昨日買ったばかりのカメラで、マニュアルも見ないで来たので、何か色具合が・・・・。

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真っ白な砂をイメージして来たが、潮が引いたばかりのためかやや赤っぽい。

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どこまでも遠浅なので、遥か彼方にいる人の膝から上が見えている。

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オジサンは、女の子二人と超初心者コースでレッスン。写真を撮ってるヒマがない。

SANTENのシュノ-ケリングでは、真夏でも全員ウエットスーツを着用する。安全性を考慮した、なかなか真面目なショップだ。

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石を打ち付けると、小魚が寄ってくる。決してイジメているのではない。インストラクターのパフォーマンス。

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                           ≪ウミウシ≫

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オジサンは、ナマコでお遊び。やっぱり「酢のもの」でしょうか。

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レッスンも終わって、いよいよシュノーケリング・ポイントへ出発。

私の場合、すでに「浜島を見る」という目的は達成しているのだが・・・・・。

船に乗り込むのも、オジサンはいつも遅い。若い子たちについて行くのも大変です。

                         ・・・・・・・・つづく

 


2013八重山の旅⑨ 石垣島サンセットカヌー

2013-07-17 | 八重山・西表島旅行記

2013年7月5日 つづき

西表島の「早朝サガリバナ・カヌーツアー」終了後、ホテルで朝食をとりチェックアウト。

3日に借りたレンタカーをほとんど走らせていないので、島内ドライブに出た。

泊っていたホテル・ラ・ティーダ西表からは島の反対側にあたる白浜まで行ったが、ちょうど干潮時で途中のビーチも撮影するにはイマイチの状態。

予定より早めにドライブを切り上げ、竹富島経由の高速船で石垣島にわたった。

ホテル・グランビュー石垣にチェックイン。与那国島と西表島ではリゾートホテルだったが、予算の関係で石垣島は市街地のビジネスホテルとなった。

街中をブラついて買い物などし、夕方からは今日2度目となるカヌーツアーに参加した。

GLOW STARの「サンセット&マジックアワー・カヤック」である。
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                          ≪名蔵大橋≫

18:30 GLOW STARから迎えの車がホテルに到着。一人旅の女性が先客として乗っていた。事務所となっているCafeでレンタカーの二組4名の参加者と合流。

手続きの後、ツアー催行の場所「名蔵川」の河川敷に移動。 

マングローブの名蔵川が流れ込む名蔵湾の干潟一帯は、「名蔵アンパル」と呼ばれ多くの動植物が生息する保護地区である。カンムリワシもいる。

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二人艇3、シングル艇1(私用)で、まずはマングローブの川に漕ぎ出す。

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ガイドさんからマングローブの説明などを聞きながら、日没を待ってマッタリと・・・。

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いよいよ夕暮れの名蔵湾に漕ぎ出す。夕焼けもいい感じ。

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写真を撮るため他の艇の脇に出たら、浅瀬に座礁してしまい一人取り残されて焦る。

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名蔵湾をしばし漕いだところで上陸し、マジックアワーを待つ。

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日没後の夕焼けショーを期待したが、ちょっとショボイ感じ。

与那国島のマジックアワー(2013八重山の旅②参照)が感動的だっただけに、少しガッカリ。自然現象なので仕方ないが・・・・。

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ややウネリの出て来た暗闇の名蔵湾を漕いで、名蔵大橋まで戻る。

来た時と同じで、一人旅の若い女性と一緒にオーナーの運転する車でホテルに向かう。

途中オーナーに美味しい居酒屋を教えてもらったが、二人の泊っているホテルが近かったので、必然的に夕食はご一緒に・・・・。

 


2013八重山の旅⑧ 西表サガリバナ・カヌー

2013-07-16 | 八重山・西表島旅行記

2013年7月5日 西表島最終日

3:00 起床。

三日連続の「Coral-foundation」のアクティビティー。最後は、「早朝サガリバナ・カヌーツアー」だ。

4:00 ホテルまで迎えに来てくれたガイドの宮沢さんと、車に乗り込みマイラ川(前良川)へ出発。日の出の遅い西表島では、早朝と言うよりはまだ夜。
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                    ≪真っ暗闇の前良(マイラ)川≫

サガリバナもピークの時期なのでツアーの混雑が予想されるが、我々が一番乗り。

さっそくカヌーを満潮の川面に降ろして、二人だけで漕ぎ出す。

漆黒の闇の川、宮沢さんのパドルの音だけを頼りに、必死に後を追いかける。

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                      ≪落下前の満開のサガリバナ≫

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しばらく行くと、上流から白っぽいものが流れてくる。

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カヌーの脇をかすめて、落下したサガリバナが流れて行く。

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サガリバナが沢山漂っている場所に突入。この辺りが、潮目に当たる流域だろう。すごい数のサガリバナが、潮に押し戻されて水面上に漂っている。

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一番乗りの特権で、サガリバナが集中している場所にカヌーで突入。

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徐々に空に朝の雰囲気が現れ、周りの輪郭が見えて来た。真っ暗闇よりは、これからの時間の方が、幻想的な雰囲気が出てくる。

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カヌーを止めてしばし眺めていると、後続のツアーのヘッドランプが近づいてきた。

ものすごい数のカヌーだ。脇によけて、邪魔にならないように引き返す。

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辺りが明るくなってくると、目の前で次々に開いたサガリバナが水面に落下する様子が見られた。

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                      ≪落下前のサガリバナ≫

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                     ≪水面を漂うサガリバナ≫

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明るくなってきた川を、サガリバナと一緒に河口に下る。

明るくなってからのサガリバナ・カヌーも、なかなか美しい。

幻想的な風景に巡り合えたので、いい写真を撮りたいと思ったのだが、なかなか難しかった。暗い水面を漂う白っぽい花を撮影するのは、かなり優れた撮影技術と経験が必要だ。

それに良いアングルで撮ろうと思ってもカヌーを操る技術も必要で、全く思い通りの位置関係になってくれない。

カヌーの操船も撮影技術も未熟な私が、左手にパドル右手にカメラという状況では、運まかせになってしまう。

両手にカメラを構えて水面スレスレの絵を撮ろうと思うと、バランスを崩してカヌーごと引っくり返ってしまう可能性が大だ。

二人艇の前に乗って撮るという方法もあるが、後ろの漕ぎ手と余ほど気が合わないと・・・。宮沢さんの話では、プロの写真家でも「かなり難しい」と言っていたそうだ。

明るい時間の方がピントが合い易いと思うが、潮が引き出すと花が流出してしまう。

サガリバナ・カヌーは体験するだけでも十分面白いのだが、いい写真を撮りたい場合は、コンパクト・デジカメで百枚くらい撮れば、偶然素敵な一枚が撮れるかも・・・。

あとは台風が来ないことを祈るだけ。

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日の出の海に向かって、ゆっくり帰る。

「コーラル・ファンデーション」に三日間お世話になって、西表島を堪能しました。