旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

昔の旅写真 中国SL2

2012-02-24 | 旅行記

1985年6月 旧満州鉄道の遺産

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        <ミカイ形蒸気機関車 湯岡子駅>

中国遼寧省鞍山市の郊外、湯崗子(タンガンズ)駅のホームに停車中のSL。

この湯崗子駅を頻繁に行き来する蒸気機関車に比べると小振りである。

現地の鉄道関係者によると、これは旧満州鉄道(南満州鉄道:通称「満鉄」)で使われていた蒸気機関車で、通常は瀋陽の操車場で現役で稼働しているのだと言う。

満州時代に日本から運び込まれたものか、満州製かは分からない。

車体に、満鉄のイニシャルMTのマークがあるのを見たが、写真に撮っていなかった。

今ならいろいろ激写するところだが、仕事中にサッと1枚撮っただけなのが残念だ。煙を吐きながら走る動画もあるのだが、なにしろ30年近く前のビデオなので・・・

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上の写真は、遼寧省の鞍山駅の操車場。

この脇で三日間ほど仕事をしていたが、夕方ホテルに戻るころには全身ススだらけになり、頭を洗うと炭カスがボロボロと出て来た。

この仕事では、一か月ほど鉄道の近くで仕事をしていた。

旅先で、豪快に煙を吐き出しながら走るSLを見ると感動するが、線路脇で生活するとなるとやはり大変だ。


昔の旅写真 中国のSL篇1

2012-02-22 | 旅行記

昔フィルムで撮影した写真のデジタル化をやっと始めたので、古い記録を照会します。

1985年4月

出張で中国に行った時の記録。私にとっては初めての海外旅行。

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日中国交回復から10年余りたった1985年4月、仕事で中国東北部に行った。

まだ中国は個人旅行の難しい時代で、上海から飛行機やSLを乗り継ぎ艱難辛苦の末やっとたどり着いたのが遼寧省鞍山市。

鞍山は中国でも最大級の鉄鋼の街で、かつて日本の「昭和製鉄」があったところ。

湯崗子は中国でも療養温泉で有名なところ。満州国建国前に、ラストエンペラー「愛新覚羅溥儀」が逗留していたと言われている。(行った当時は、そんなこと知らなかったが・・・・)

写真は、鞍山市郊外の湯崗子(たんがんず)駅のホーム。

仕事の打ち合わせ中に、地響きを立てて近づいて来た貨物列車を撮った。

中国ではこの頃まだ蒸気機関車が主流だった。

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          <湯崗駅(タンガンズ)>

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とにかくホームが長い。地平線の彼方まであるようだ・・・・

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ホームも長いが、この駅に止まる列車も最後尾が見えないほど長い。

蒸気機関車もデカイ。


蔵王の樹氷見ごろ

2012-02-03 | 旅行記

2012年1月30日
大寒波が居座るさなか、1年ぶりに山形の蔵王温泉スキー場へ行った。

山形自動車道で事故があり、昼頃にやっと到着。

早速、悪天候をついて地蔵山頂を目指す。
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             <蔵王ロープウエイ山頂線>

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             <地蔵山頂駅の温度計>

人生で一度も体験したことのない様な気温に驚く。

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            <地蔵山頂駅と樹氷>

駅の前の樹氷は完璧に出来ていたが、樹氷原はホワイトアウト状態で全く見えない。カメラを持つ手が痛い。

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                 <蔵王地蔵尊>

高さ2.34mのお地蔵さんが胸まで雪に埋もれている。旅の無事をお祈りしてザンゲ坂を滑りだす。とにかく寒い・・・・・

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ザンゲ坂を下りたあたりで、突然青空になり樹氷原が現れた。

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              <樹氷原>

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              <モンスターと太陽>

あっと言う間に、樹氷原はまた雲の中へ・・・・・