旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

宮古島 ホテルで野鳥観察

2016-07-18 | 八重山・西表島旅行記

2016年7月9日 宮古島四日目,最終日

6泊7日の西表島・宮古島の旅も、今日が最終日。お昼の那覇便で宮古島を去る。

8:00 朝食を済ませキャリーバックとお土産を宅配に出して、チェックアウトの準備完了。

11時にレンタカーを返却するまで3時間もある。

昨日、大野山林でリュウキュウアカショウビンの撮影に成功し、チョット気をよくしているので、残された時間を近場でバードウォッチングすることに・・・・。

三泊した部屋の廊下から見渡せる、宮古島東急ホテル&リゾーツの庭園。

毎日見ていた景色だが、めずらしい野鳥もいるのではないかと期待して、散策することに・・・。

               ≪トロピカルガーデン≫

ホテルの中から見ていると聞こえないが、庭園やパークゴルフのフィールドを歩くと、けっこう鳥の鳴き声が聞こえてくる。

リュウキュウアカショウビンの鳴き声も聞こえる。

昨日、大野山林までわざわざ行かなくても、ここで十分バードウォッチングが出来たのではないか・・・。

              ≪リュウキュウキジバト≫

           ≪国指定天然記念物 リュウキュウキンバト≫

10:30 チェックアウトを済ませ、レンタカーで空港に向かう。

6泊7日のチョット贅沢旅が終了。

旅の初日に台風1号が発生してかなり計画に影響がでたものの、ジャングルトレッキング、鍾乳洞探検、サガリバナカヌー、星空観察、バードウォッチング、陶芸、三線ライブと、なかなか充実した一週間でした。

ビジネスホテルに泊まっても、高級リゾートホテルに泊まっても、ほとんど行動パターンの変わらない私でした。


宮古島 野鳥観察と陶芸

2016-07-18 | 八重山・西表島旅行記

2016年7月8日 宮古島三日目

心配だった台風1号は、今日宮古島に最接近しているハズだが、ホテルのロビーに張り出された台風情報では、進路は台湾の方にズレて行ったようだ。

宮古島は、辛うじて強風圏からも外れている。

海のアクティビティは当然全面禁止だが、今日予定しているバードウォッチングは、「大野山林」と言う森の中なので問題ないと判断して出発。

昨日行った「宮古島市熱帯植物園」の西隣り、「沖縄県立宮古青少年の家」の入り口までレンタカーで行き、「展望台」駐車場に車を止める。

カメラの準備などをしていたら、激しいスコールが来てシバシ車の中で待機。

雨は10分ほどで上がった。

リュックにカメラなどを詰め込み、ここからは徒歩で青少年の家に向かう。

大野山林は広大な森なので、どこに鳥の水場があるか分からない。

探し回るのもアホらしいので、青少年の家の事務所で教えていただくことにする。

「りゅうの池」という水場に通じる遊歩道の入り口を教えてもらい、ずうずうしく地図もいただいた。

地図と言っても、「大野山林 たんけんの本」という子供たちのオリエンテーリングで使用する教材で、ほとんど平仮名と簡単なイラストでできている。

野鳥の水場(りゅうの池)までは遊歩道に入る石段を下りると真直ぐ歩いて数分なので、この資料をもらわなくても簡単にたどり着ける。(野鳥の水場に行くには、他にも幾つかの入り方があるようだ)

一応念のため、「この森は雨上がりにはヒルが出ますか?」と聞いたら、「ええ、皆さん・・%&♯¥♭$@・・・です」と語尾が聞き取れなかったが、たぶん予想したとおりだ。

       ≪青少年の家の中庭前、りゅうの池コースの出発点≫

せっかく、車の中でスコールを避けていたのに、森に入ったら暑さと湿気で全身汗でズブ濡れ。

ヒルを気にしながら進む。一人でこんなところに入った場合、身体の後ろにヒルが吸い付いていても気が付かない。

            ≪りゅうの池(野鳥の水場)≫

数分で「りゅうの池」に到着。

池のフチにバスタブのようなものが置いてある。渇水時の貯水槽ということか・・・。

リュックを足元に置いて顔を上げたら、何とバスタブのところにリュウキュウアカショウビンが来ていた。

慎重にカメラを向ける。

今まで、リュウキュウアカショウビンは2度撮影しているが、どちらもサイズが小さくピンボケ。

それまで自分がバードウォッチングをするなど考えてもみなかったが、チョット悔しくて意地になっている。

            ≪リュウキュウアカショウビン≫

背景のオオタニワタリの緑とアカショウビンの赤の対比が美しい。

最初、一眼レフカメラの EOS 5D markⅢ+400㎜レンズで撮ったが、当然、望遠が足らず即諦め。

こんな時のコンパクトカメラ Power Shot SX60HS(CANON) で挑戦。

豪快にバスタブに飛び込んで水を飲む。水際までヨチヨチ歩いて行って水を飲むものだと思っていたので、ビックリ。

何しろ、バードウォッチングなどしたことがなかったので、かなり勉強不足です。

SX60HSは、さらにズームUPができるのだが、オートフォーカスが暴走してしまう。

マニュアルフォーカスも練習はして来たのだが、フォーカスリングがあるわけではない。

したがって、動きの速い野鳥などピントが合う頃にはどこかへ行ってしまう。

使い切るにはもっと研究しないと・・・・。それとも所詮コンパクトカメラなのか?

リュウキュウアカショウビンは、立て続けに三羽現れた。

三羽目がいなくなったところで、高速連写モードに設定して次の野鳥を待ったが、その後はパタリと現れなくなった。

12:30 水場が急に暗くなり、スコールがまた来そうな状況なので、慌てて機材をかたずけ車に走る。

取りあえず、宮古島までやってきた目的を一つ達成。

           ≪宮古市体験工芸村 LOHAS DINING≫

13:30 青少年の家から車で1分。

昨日と同じ宮古市熱帯植物園内の体験工芸村に行き、LOHAS DININGで昼食。 

ランチセット(デザート付き)を注文したら、「ランチの内容が昨日とほとんど同じだから」といって、今日のマカナイ料理まで付けてくれた。

大野山林周辺には食堂がないので、この店にはバードウォッチングの人々がけっこうやって来るそうだ。

本日のデザートは、自家栽培の紫芋のアイス、アセロラのシャーベット、特製のフィナンシェ。

昨日同様、美味しくいただきました。

                ≪宮古市体験工芸村≫

午後は特に予定も立てていなかったので(簡単にリュウキュウアカショウビンを撮れると思っていなかったので)、体験工芸村をブラブラと散策。

            ≪陶芸工房 シーサー陶房「球」≫

陶芸の工房に入ったところ1時間くらいでできるということなので、シーサー作りに挑戦してみることに・・・。

一人旅も数日続くと、「いい年して、ハズカシイ!!」ということをあまり気にしなくなる。

我が家の玄関には、今まで買い集めた小さなシーサーがたくさん並んでいるのだが、自分で作ったシーサーがあるのも面白いかも・・・。

粘土の塊を整形して・・・・。

いろいろなパーツを作って貼り付けると、約1時間で完成。

体験はここまでで、乾燥と焼きは工房にお任せして、後日自宅に送られてくる。

15:30 ホテルに戻り、与那覇前浜海岸と伊良部島が見渡せる風呂にノンビリ浸かり、1日の汗を流す。

風呂の後は、ベランダで地ビールとKANZOUマモルくん。

20:00 ホテルの中庭で三線ライブ。

昨年来た時にも、この「宮古島東急ホテル&リゾーツ」と「琉球の風」でライブを見てすっかり好きになってしまった「川満七重」さんのステージを観賞。

独特の語りとさわやかな歌声の川満七重さん。

ステージ終了後、握手と一緒に記念撮影もしてもらい、オジサンはすっかりオッカケ気分。

今日は、リュウキュウアカショウビンと川満七重のオッカケに成功。

21:00 夕食はまだだが、レストランのラストオーダーが終わってしまっているハズなので、プールサイドのバーに・・・。

昨夜は和風レストランで贅沢に「料理長おまかせコース」を食べたが、今夜の夕食は質素に「宮古島焼きそば」でビール。

宮古島焼きそばを食った後にカクテルというのもどうかと思ったが、取りあえず、今夜は南国リゾートの最後の晩なので・・・ 


宮古島 ドライブ

2016-07-18 | 八重山・西表島旅行記

2016年7月7日 宮古島二日目

与那覇前浜ビーチは、今朝もエメラルド色に輝いて美しい。

しかし台風の影響で、海は今日から9日までアクティビティが全面禁止。

ダイビングをしに宮古島に来たわけではないので、海のアクティビティ中止は問題ないのだが、今日行こうと思っていた宮古諸島一番のパワースポット「大神島」に渡るフェリーも欠航のようだ。

                             

三泊四日で借りたレンタカーがもったいないので、午前はドライブをすることに・・・。

昨年も二日間、宮古島、池間島、伊良部島、下地島、来間島を走り回っているので、天気が不安定な今日、特に行きたいところもないのだが、とりあえず「東平安名埼(ひがしへんなざき)」へ向かう。

            ≪東平安名埼と平安名埼灯台≫

東平安名埼の駐車場に到着したとたん、激しいスコールに見舞われてシバシ車の中で待機。

15分くらいで雨が上がったので、カメラを持って岬の端まで歩く。

眼鏡とカメラが湿気で激しく曇る。

何と、岬の突端は雨が降った様子がない。

前回は灯台に登らなかったので、今回は95段の螺旋階段に挑戦。

昭和42年に琉球政府が建設した、白と赤の二色の灯りを持つ珍しい灯台。

灯台の上から、宮古島を振り返る。

風が出てきたので東平和名埼を後にして、ドライブを再開。

島の東側の道を、池間島に向かって北上。

途中には、風光明媚な海岸もあるのだが、たびたびスコールに襲われる。

いつまで走っても宮古島ブルーの海は望めそうもないので、車を島の中心部に向ける。

             ≪宮古島市熱帯植物園≫

市街地に向かう途中で、「宮古島市熱帯植物園」に立ち寄る。

亜熱帯地方の宮古島に、熱帯植物園が必要か?という疑問もあるが・・・。

 

 

 

花や樹木を観察しながら、展望台を目指す。

           ≪展望台から大野山林を眺める≫

この「大野山林」は宮古島で唯一の森で、バードウォッチングで少し有名なところ。

明日は、念願のリュウキュウアカショウビンの撮影に来るつもりなので、調査と下見を兼ねてここに立ち寄った。

とりあえず、大ざっぱな場所だけは確認できた。

熱帯植物園の中にある「体験工房村」で、レストランらしい店を見つけたので遅い昼食にする。

                                         ≪LOHAS DINING≫

「LOHAS DINING」は郷土料理やお菓子の体験工房なので、内部は厨房の方が広く立派。

喫茶スペースのテーブルとイスはチョット・・・。

          ≪本日のランチセット(デザート付き)≫

                ≪本日のデザート≫

宮古島の食材を使ったスパゲティーとデザート。大変美味しくいただきました。

考えてみれば、シェフもパテシェも料理教室の先生なわけで、美味しいのは当たり前かも・・・。

ホテルに戻り、プールをブラブラ。ホテル前の前浜ビーチは台風のため波が強く、立ち入り禁止。

20:00 ホテルのレストランを予約して夕食。

三線ライブを目の前で聞きながら、今日は豪華に料理長おすすめコース。


西表島から宮古島へ

2016-07-17 | 八重山・西表島旅行記

2016年7月6日 西表島四日目

今日は西表島から宮古島への移動日。

本来なら、石垣空港から12時20分の飛行機で宮古島に渡る予定なので、10時30分の高速船で石垣港に戻る予定だったが、台風1号が接近しているのでいつ欠航するかわからないので、早めに西表島を出ることにした。

台風の場合、飛行機はギリギリの時間まで飛ぶが、離島間の高速船は波の影響で早く欠航する場合が多い。

8:45 ドシャブリのスコールの中、石垣島の大原港を高速船が出港。

しかし、40分後に石垣港に着いた時には、すっかり青空になっていた。

飛行機の時間まで約3時間もあるので、石垣島の繁華街で時間をつぶそうかとも思ったが、念のためそのままタクシーで石垣空港に向かった。

                ≪石垣空港≫

石垣空港に着いてみたら、案の定、ANAのカウンター前は空港ビルの外にはみ出るほど、大勢の人々でゴッタガエシていた。

台風が来る前に、八重山を脱出しようとする人々が押し寄せているようだ。

振り替え搭乗を希望する人々に対応するため、臨時便も何機か出るようだ。

私の場合、ANAのスカイホリデーを利用しているので、今日の宮古便が飛ぶ限り、台風が直撃しても旅程の変更が出来ない。

                  ≪宮古島≫

水平飛行に移るとすぐに着陸態勢に入り、30分で宮古空港に到着。

                 ≪宮古空港≫

空港で予約していたレンタカーを受け取り、遠回りにドライブしながら今日からのホテル「宮古島東急ホテル&リゾーツ」に向かう。

ホテルのベランダからの景色。

               ≪与那覇前浜ビーチ≫

                     

ホテルの前の前浜ビーチでチョットだけ足を濡らした後は、ホテルのショップで地ビールを買い、部屋に戻って海を眺めながら飲む。今日は、外にも飲みに行くつもりなので、「KANZOUマモルくん」も一緒に飲む。

 


西表島 早朝サガリバナ・カヌーと星空撮影

2016-07-17 | 八重山・西表島旅行記

2016年7月5日 西表島三日目

今日は、まず「coral-foundation」の早朝サガリバナ・カヌーツアーに参加する。

本来の計画では、明日6日に参加する予定だったが、接近中の台風1号の影響を考えて1日前倒しに変更。

4:30 ホテルに迎えに来た車で、同宿のご夫婦と出発。

5:10 マングローブの川を、河口から三艇のカヌーで出発。

夜明け前の暗い川を上流に向かってパドルを漕ぐ。

5:50 日の出(6:00)はまだだが、後ろを振り向くと朝焼けが美しい。

上流からサガリバナの甘い香りが濃厚に漂ってくる。

マングローブ域を過ぎると、落下する前のサガリバナが見えてきた。

サガリバナの色は白やピンクが多いが、これはガイドも驚いた真っ赤な花。

かなり上流部に入ったところで、川面一帯にサガリバナが浮いているところに到着。

サガリバナは、6月下旬から7月中、夜に咲き朝方散る「一夜花」。

川に落ちた花は一斉に下流へ流れ、満潮で上がってきた潮目の辺りで川幅いっぱいに集まる。

今年は今がピークだということだが、2013年に来た時には水面に隙間がないほど沢山漂っていた。

今回はやや少ない感じだ。

      

防水カメラ≪OLYMPUS  TG-4≫の顕微鏡モードで撮影。

カヌーには、≪CANON EOS5D markⅢ≫も持ち込んだが、コンパクトカメラの方が撮影しやすい。

今回もサガリバナを十分堪能し、すっかり夜が明けたマイラ川をサガリバナと一緒に下る。

               ≪前良(マイラ)川≫

8時過ぎにホテルに戻り、シャワーを浴びて遅い朝食。

10:00 今日の予定が変わってしまったので、この後はレンタカーを借りて滝巡りのドライブ。

               ≪ピナイサーラの滝≫

海中道路わきの駐車場に車を止め、船浦湾越しにピナイサーラの滝を眺める。

5,6年前に、カヌーとトレッキングでこの滝の上まで行った時には、ド迫力の水量だったが、今日のピナイサーラはチョット寂しい。

つづいて島の反対側まで車を走らせ、浦内川を観光クルーズ。

遊覧船を降りて、往復2時間のジャングル・トレッキング。

               ≪マリュドゥの滝≫

               ≪カンピレーの滝≫

                ≪イシガキトカゲ≫

17:00 オリックスにレンタカーを返却し、ホテルに送ってもらう。

夕食後、空を見上げると絶好の星空撮影チャンス。

島の人から、台風直前は天気が良いと聞いたが、まさに今夜がそんな感じ。

部屋のウッドデッキに三脚をセットして、暗くなるのを待つ。

空の状況は最高だが、やはり目の前の従業員宿舎の灯りがジャマ。

深夜12時半を過ぎて従業員宿舎の灯りが消えたところで、天の川だけ撮ればなんとかなるが・・・。

           ≪部屋のウッドデッキと星空≫

従業員宿舎(写真左下)の灯りは消えたが、コテージや本館の方のポーチ灯や路側灯、街灯などは常夜灯なのでどうしても光が漏れてくる。

スローシャッターの撮影では、地上の景色が昼間のように明るくなってしまう。

八重山地方は、今年中にでも「国内初星空保護区」として国際認定確実なのだから、何とか考えてもらいたい。

 


ホテルの部屋から星空を撮影するというのが、手を抜きすぎているのかもしれないのだが、ビールや泡盛を飲みながら、ノンビリ星空を眺めるのは最高です。

明日は移動日なので、このまま徹夜してもイイつもりで、長時間露出やインターバル撮影などもやって見たが、この後、雲がドンドン流れて来て、上の写真を最後に後は全滅。