旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

台風の屋久島、滝巡り

2012-10-31 | 旅行記

10月18日 屋久島滞在三日目

台風が最接近しているため、朝からホテルの外は強風と激しい雨。

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ガイドショップ「和蔵」の田中さんから電話があり、本日予定の「白谷雲水峡トレッキング」について検討。

沢が増水のため渡れない可能性が大きいため、明日に延期することに決定。

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ホテルにいてもしょうがないので、屋久島南部の増水した滝を巡ることにする。

昨日まったく使用しなかったレンタカーで、雨の中を出発。

途中の海岸には、波が激しく打ち寄せる。

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               大川(おおこ)の滝

安房の屋久島グリーンホテルからおよそ1時間。途中で雨も小やみになり、大川の滝に無事到着。

増水のためか、ガイドブックの写真より迫力がありそうだ。

屋久島最大の滝と言われ、「日本の滝100選」、落差88m。

私の様に台風で予定が中止になったのか、登山装備の人たちがチラホラ。

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            千尋の滝

屋久島で最も有名な滝。大川の滝から安房方向に40分ほど戻ったところ。

落差66m。左側の岩壁は花崗岩の一枚岩で、約400m×200mのド迫力。

水量も激しく、水煙が高く舞い上がっている。

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                   トローキの滝

さらに安房方向に戻ると、トローキの滝がある。

海に直接流れ落ちる珍しい滝。

落差は6mと小さいが、増水のため入り江に轟音が響きわたる。

「大川の滝」や「千尋の滝」のような観光地とは違い、撮影ポイントまでの道は悪い。


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縄文杉にたどり着けるか

2012-10-30 | 旅行記

2012年10月16日 屋久島トレッキング

昨年まで、秋は3年連続沖縄の西表島へ通ったが、今年は方針を変更して鹿児島県の屋久島へ。

一生に一度は訪れて見たい縄文杉、映画「もののけ姫」のモデルと言われる「白谷雲水峡(苔むす森)」を二大目標とする。

とは言え、縄文杉までは往復で22kmの山歩き。還暦のオッサンが果たして行けるのだろうか?

すでに屋久島方面に近づきある台風21号。そもそも屋久島へたどり着けるのだろうか?

先週ひいた風邪の影響で微熱もあり、不安だらけのオッサン一人旅である。

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小型のプロペラ機(JAC)で鹿児島空港から屋久島空港まで30分。なんとか運休にならず無事到着。

空港前でレンタカーを借りて「屋久島グリーンホテル」へ。

今回の縄文杉、白谷雲水峡のトレッキングはガイドショップ「和蔵」に案内をお願いしており、夕方電話で打ち合わせ。明日の「縄文杉コース」は警報が出ていないということで、催行が決まった。

10月17日 縄文杉トレッキング

4:15 ガイドの有賀氏がホテルに迎えに来る。近所の弁当屋に立ち寄り屋久杉自然館へ。

4:40 ここで登山バスへ乗り換え(一般車は乗り入れ禁止)、山道を40分ほど揺られて荒川登山口へ到着。途中からバスの屋根を激しく叩くように雨が・・・

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               荒川登山口

6:25 小屋の中で朝食弁当を食べていよいよ「縄文杉」に向けて出発。

土砂降りの暗闇を、上下カッパ、スパッツに身を包み、さらに傘を差して歩き出す。森の中は風が無いので傘は有効だ。

本来、写真を撮るのが目的の旅だが、このコースでは体力を考慮して一眼レフのカメラと三脚は諦め、コンパクト・デジカメを2台。1か月に35日雨が降ると言われる屋久島では、防水カメラは必須だ。

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             トロッコ軌道

8kmほど、かつて木材の切り出しに使用していたトロッコの軌道上を緩やかに登る。枕木の間に水が溜まり、所々小滝が出来ている。

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              小杉谷橋

明るくなってくると、増水で激流と化した沢が足下に見え、恐怖感が・・・

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            大株歩道入口

9:05 トロッコ軌道はここまで。これより3kmほど本格的な山登りとなる。

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歩きにくい岩や樹の根の登り。木道やハシゴ、階段などの急坂が続く。

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         大王杉

推定樹齢3,500年。縄文杉が紹介されるまでは、屋久島最大の杉と言われていた。

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           縄文杉前の観賞デッキ

繁忙期にはこの階段を上るだけで、30~40分待ちの列が出来るらしい。今日は、やや季節もハズれ台風の影響もあるのかガラガラ状態。

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       縄文杉の雄姿

11:10 ついに念願だった縄文杉の前に立った。

いろいろ不安もあったが、荘厳な巨木の姿を眺め感無量。

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30分ほどマッタリと眺めたり写真を撮ったりしたが、帰りの登山バスに間に合わないと大変なことになる。

11:40 下山開始。

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             ウイルソン株

13:25 往路では賑わっていたウイルソン株だが、誰もいないので休憩を兼ねて再び切り株の中へ・・・

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切り株の中は10畳ほどの洞穴状態になっていて、とある一点から見上げるとハート型に頭上が見える。

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木漏れ日の差すトロッコ軌道を再び歩く。下りと言うこともあり、かなりのハイペースだ。すれ違う人も、もういない。

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             屋久シカの母子

軌道の脇にシカの母子が現れた。子シカが陰になって見えないのが残念。

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手摺のない橋。夜明け前に渡った時は真っ暗闇だったが、明るくなるとやや怖い・・・

高所恐怖症の人が、渡れずに引き返すこともあるらしい。

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             荒川登山口へ無事帰還

16:10 ついに完走。22km、9時間45分。

今回の旅で最大の目標を達成し、大満足。ガイドの有賀氏に感謝。


蔵王の紅葉はやっぱりまだか?

2012-10-16 | 旅行記

10月7日

先週に引き続き、紅葉を求めて山形蔵王へ。

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先週は山頂付近を歩いたので、今回は蔵王温泉から中央高原付近を散策予定。

宮城県側の蔵王山中には有名な滝がいっぱいあるが、今回は数少ない山形側の滝、「不動滝」を初めて目指す。

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ドッコ沼コースから不動滝への分岐にさしかかったら、何とレスキューが・・・

一人トレッキングなので、不安になる。

しばし様子を見て、滝へ向かう。

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                       不動滝

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あまり大きくはないが、なかなか美しい滝である。

紅葉が盛りになったら、好い感じになるのでは・・・・

腰かける所も無いので昼食をとることが出来ず、立ったまま滝を眺めながら行動食で我慢する。

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霧が出てきたので帰路へ。

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不動滝の水源、ドッコ沼に戻って遅い昼食。

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中央高原の紅葉のピークは、後一週間か・・・

他のハイカーからも「今年は遅いですねー」と声を掛けられた。

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蔵王の紅葉はまだか?

2012-10-16 | 旅行記

9月30日

紅葉の様子を見に山形蔵王へ。

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まずは蔵王ロープウェイ山麓線で「観松平」へ立ち寄る。

湿原の草紅葉はいい色になっている。

 

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熊野岳が美しい。

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盛りを過ぎたリンドウだが、好い具合のも・・・

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観松平から蔵王ロープウェイ山頂駅を目指して歩き出す。

スキーの樹氷原コースをひたすら登る。

最後のザンゲ坂は、文字どおり懺悔の姿勢で喘ぐ。キツイ・・・

ロープウェイに乗ればよかったと後悔する。

 

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山頂駅の前に鎮座する地蔵尊で休憩。

数十年ぶりで、地蔵尊の全身を見た。

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この写真は、今年の3月に撮ったお地蔵さん。

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地蔵尊から三宝荒神山山頂に登り、紅葉を探す。

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三宝荒神山山頂から見た地蔵山と山頂駅前の紅葉。

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            樹氷原コース 百万人ゲレンデ

三宝荒神山からスキーの樹氷原コースを下る。

登山道ではないので、8kmのロングコースをひたすら直滑降のごとく歩く。

休憩を入れて1時間50分で最終の横倉ゲレンデに到着。

4日間太腿が筋肉痛となり、バカなことをしてしまったと反省。