2012年7月1日
ニッコウキスゲを見に、栗駒山の世界谷地に行った。
東北自動車道を北上中にポツリポツリ降り出した雨が、世界谷地の駐車場に到着した途端に本降りとなった。風がないのでガンバって歩き出す。
約20分ほどブナの原生林を歩いて、「世界谷地の第一湿原」に到着。
晴天の日の湿原もいいが、霧に包まれたお花畑も幻想的で美しい。
ニッコウキスゲは盛りを迎えていた。
<ニッコウキスゲ>
<栗駒山 世界谷地第一湿原>
<雨に濡れるニッコウキスゲ>
<ウラジロヨウラク>
盛りはとっくに過ぎたが、ヤマツツジやワタスゲも見られ、可憐な花を咲かせるウラジロヨウラクは当分楽しめそうだ。
<孕(はらみ)坂遊歩道>
世界谷地の駐車場から車で15分ほど。「はらみ坂遊歩道」に移動。
駐車場から「金明水」「孕坂地蔵尊」を経て「行者滝」に至る、3Km弱のコース。
再び霧のブナの森を歩く。まったく人気が無く怖いくらいに静寂。
<雨のブナ林>
<金明水>
車を降りてから約20分で、「金明水」に到着。おいしい湧き水で喉を潤す。
「孕地蔵尊」方面は荒れていることが予想されるので断念し、車に戻って県道を経由して「行者滝」に向かう。
<行者滝>
滝は昔と変わらないように見えるが、その上流部は地震の被害で見るも無残な姿になっていた。
悪天候のため「残雪の栗駒山」は見ることができなかったが、霧の中の「湿原」や「ブナの原生林」は神秘的な美しさがあって、楽しい1日となった。
ただし、フル装備で担いで行ったカメラ機材は、雨のため湿原の木道で出すことができず、またもやコンパクト・デジカメだけの撮影となってしまった。