旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

東京ぶらぶら散歩 上野篇Ⅲ

2014-03-28 | 東京ぶらぶら散歩

2014年3月27日

仙台から東北新幹線で9時前に上野に到着。

東京上野公園内にある東京都美術館で、日本美術院の「世紀の日本画展」後期分を見てきました。

前期分を見に行ったのが2月21日なので、一か月ぶりの上野です。

前回は大雪の直後で、公園内の日陰には雪が残っていましたが、今回はもうサクラの季節。
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                  ≪東京上野公園 交番前≫

交番前の桜は満開で、大勢の外人さんたちが写真を撮っていましたが、これは「カンザクラ」でしょうか・・・・

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上野公園内の「ソメイヨシノ」は、2分咲きと行ったところ。

あいにくの雨模様でまだ朝9時過ぎながら、大勢の外人観光客が出ていました。

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ところによっては、こんな枝もありました。

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上野動物園の前も、もうじき見ごろを迎えそう。

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                      ≪東京都美術館≫

日本美術院再興100年特別展「世紀の日本画」開催中の東京都美術館は、まだ9時半ということもあって客足はマバラ。

前期開催の時と同じように、会場に入ると直ぐに横山大観の「無我」や「屈原」、狩野芳崖の「慈悲観音」、菱田春草の「四季山水」、橋本雅邦の「竜虎図屏風」など日本画を代表する大作がズラリと並び壮観。

昭和の作品では、小倉遊亀の「コーちゃんの休日」がなかなかのインパクト。

彫刻では平櫛田中の「禾山笑」が人気を集めていました。

岩橋英遠の超大作絵画「道産子追憶之巻」は、圧巻です。

「世紀の日本画」展後期は、4月1日まで開催。

午後からは、墨堤か目黒川あたりのサクラの様子を見に行こうと予定していましたが、外に出ると雨はシトシトと降りつづき・・・・。

外歩きは諦めて、同じ上野公園内にある「東京国立博物館」に行き、「栄西と建仁寺」展を見ることに。

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                      ≪東京国立博物館≫

さすがに、東京都美術館で二時間ほど院展を見たばかりなので、こちらはサラリと流しながら見学し、最後に展示されている「俵谷宗達」の国宝「風神雷神図屏風」をジックリと眺めてきました。

「風神雷神図屏風」の前にソファーがあったので、腰掛けて見ていたらチョット寝てしまいました。

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「栄西と建仁寺」展は、5月18日まで開催。

美術館と博物館をハシゴして外に出ると、やや肌寒くなり雨は横殴りに・・・・。

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雨ながら、午後になったら人出もさらに多くなってきました。

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                        ≪悲惨なお花見宴会≫

 


銀河鉄道で安比高原スキー&温泉③

2014-03-18 | 旅行記

2014年3月10日~12日 つづき

12日最終日。朝6時に起きて、最後の温泉。

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≪ラビスタ安比高原 貸切露天風呂木の湯≫

昨夜もかなり雪が降ったようだ。

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ホテルの玄関アプローチも、すぐ雪で埋まってしまう。

最終日はスキーをやらずに、車で15分ほどのところにある「不動ノ滝」を撮影に行く予定にしていた。

スキー場のオフィシャル・ブログやスキー帰りに立ち寄った人のブログを見ると、一見の価値があるようだ。

八幡平の観光案内を見ると、厳冬期には氷柱になることもあるらしい。

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≪不動ノ滝(観光案内から無断借用)≫

タクシーをチャーターして撮りに行くつもりで、ホテルのスタッフから情報収集。

まず、近くに住んでいるというスタッフに聞くと、「毎日かなりの雪が降っていて、除雪が間に合わないのではないか?」と疑問の声・・・・・。

さらに、「安比にはタクシーが無いので、ホテルに呼ぶだけで4,000~5,000円ほどかかってしまう」というフロントの調査・・・・。

「大金を掛けてバクチに行くようなものだから、もっと良い季節に行った方がいいですよ」とのアドバイスも・・・・。

遭難するほどではないだろうが、残念ながら断念することにした。

列車の時刻までかなり間があるし、ほかにやることも無いのでスキー場に送ってもらうことにした。

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               ≪安比高原スキー場 セカンド・ゲレンデ≫

スキーも3日目でややバテぎみなので、まずは上から下まで圧雪整地されているセカンド・ゲレンデに・・・・。

ほとんど人のいないコースを快調に飛ばし、途中から調子に乗ってコース脇の新雪の中に入ったらイキナリ転倒。頭から深雪に突っ込んで、10分ほどもがく。

今シーズンからヘルメットを着用しているので、頭から突っ込んだ割には雪まみれにならずに済んだ。

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        ≪今シーズンの新兵器 ヘルメットと度付きレンズ付きゴーグル≫

昨年の秋に神田のスポーツ用品店街に行った際に、V本店で「度付きレンズ装着のゴーグル」というのを見かけ衝動買いした。

ゴーグルの内側に、プラスチックの度付きレンズをハメ込んだ構造になっている。

メガネを掛けてるスキーヤーの私としては、レンズが曇らないようにすることが重要なので、今までは電動ファン付きのゴーグルを使っていた。

今回で4度目の使用だが、けっこう曇り難くて良い感じである。

ただし、汗をかいた後などに装着したままゴンドラに乗ったり室内に入ったりすると、曇る場合がある。

外側のシールドと度付きレンズの間が曇るので、完全に曇るとやっかいなことになる。

曇りだしたらヒドクなる前に、いったん顔から外すと良いようだ。

V本店で買ったが、スポーツメガネ店が併設されている店なら、どこでも置いてあるようだ。

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                  ≪海用マスク(左)とスキー用ゴーグル≫

私が持っている海用のマスク(写真左)とゴーグルは、前面のシールドが度付きレンズになっているが、スキー用ゴーグル(写真右)の場合は構造がやや野暮ったい感じだ。

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昼食の時、私の隣のテーブルに居た年配者のグループ(たぶん70代)の人たちは、皆さんけっこうハデなヘルメットを持っていた。カッコイイ。

私ももっとハデな色にすれば良かったと後悔。

レストランの中を見渡すと、年配者の男性の6割くらいがヘルメットを持っていた。女性は少ない。

以前、専門家の方に「スキーヤーがヘルメットを被るのは常識だ。日本人は危機意識が無さ過ぎる」と言われたことがある。

 

13:00 送迎バスに迎えに来てもらいホテル「ラビスタ安比高原」に戻る。

乾燥室でスキーとブーツを急いで乾かし、宅配便用の荷造りをして、しばしロビーでマッタリとする。

売店で盛岡ラーメンと冷麺、前沢牛のシュウマイをお土産に購入。

その後、外に出てホテル周辺の雪景色を撮影。

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雪に埋もれたままのペンションがかなりあった。

最近は若いスキーヤーが減って、年配スキーヤーが増えているようだが、私のように「温泉が無ければスキーじゃない」と言う人がけっこう多いのだと思う。

15:00 またもホテルの送迎バスでJR安比高原駅まで送ってもらう。

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                       ≪JR安比高原駅≫

JR花輪線安比高原駅は無人駅だが、待合室は暖房が効いて暖かい。

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吹雪の中を定刻通りにやって来た列車に乗り、「いわて銀河鉄道」経由で盛岡駅0番線へ向かう。

盛岡駅でお土産の追加「ジャジャ麺」を買い、東北新幹線へ・・・・・・。

 


銀河鉄道で安比高原スキー&温泉②

2014-03-17 | 旅行記

2014年3月10日~12日 つづき

スキー場から吹雪に追われるようにして、二泊三日でお世話になるホテル「ラビスタ安比高原」に送迎バスで戻る。

フロントで館内の説明を受けた後、預かってもらっていた荷物を持って部屋に入る。

JTBで取ってもらったのは、「連泊貸切露天でモルデンの湯独り占め」と言う長い名前の宿泊コース。ひとり旅可能。

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8畳和室+ツイン・ベッドルームに広い浴室付きという豪華版。

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男ひとり旅なのでシングルベッドさえあれば間に合うのだが、このコースしか取れなかったので・・・・。連泊必須条件で料金はかなりリーズナブル。

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残念ながら一階なので窓の外は雪の壁だが、全く気にならない。屋根から落ちた雪が積もって出来た壁のようだが、窓を開けると室内にこぼれてくる。

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                 ≪大浴場(写真右奥に露天風呂もある)≫

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                ≪貸切露天風呂(左:木の湯、右:岩の湯≫

私が滞在中に主に利用したのが、写真左上の貸切風呂「木の湯」。他にも写真右上の「岩の湯」があり、湯船以外は同じ造り。

「木の湯」はあつ湯ということで44°C、「岩の湯」はぬる湯で42°Cに常時設定されているようだ。

このホテルの温泉は「美人の湯」と称しており、入ると肌がツルツルする。女性客のリピーターが多いそうだ。

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貸切露天風呂の眺めも部屋と同じで雪ばかりだが、吹雪になっても脱衣場から4歩で湯船に浸かれるので、吹雪でも寒い思いをしなくてすむ。

予約なしで、誰でも自由に入れる。二つの貸切風呂は隣合わせなので、ペアで入る時は会話に注意した方が良いかも・・・。

「ハイ、ポーズ!」などと言う声が聞こえてくると、チョットうらやましい。

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                      ≪一日目の夕食≫

連泊コースの夕食は、主菜がいわて八幡平牛(A5)の「しゃぶしゃぶ」か「炙り焼き」の会席料理となり、他にお造りや天ぷらからデザートまで10品くらい出る。ご飯は釜めし。

一日目の夕食は、しゃぶしゃぶコースを選択した。

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                       ≪二日目の夕食≫

二泊目の夕食は、炙り焼きのコースを選択。

今回の旅行では、あまり酒は飲まないようにしようと心に誓ってきたが、結局二晩ともスタッフに勧められるまま「飲み放題コース」にしてしまったため、生ビールから始まって赤ワイン、芋焼酎と行き過ぎてしまった。反省・・・・。

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                      ≪バイキング朝食≫

朝食は、写真上の松花堂の膳が基本的に出るが、その他にバイキングスタイルでトッピング出来る。右下の椀は、岩手名物の「ひっつみ汁」

今まで「安比高原スキー場」に泊る場合は、オフィシャル系のホテルを利用していたが、今回このホテルを選択したのは大正解だった。

温泉も食事も部屋も大満足だったが、なによりスタッフの方々の心配りが嬉しかった。

無料送迎バスでは、安比高原駅とスキー場へ計8回も送ってもらい、ドライバーさんには親切にしてもらった。

三日間とも平日ということもあり年配の泊客が多かったが、若いペアも目立った。

70代のボーダーや80代のスキーヤーもいて、チョットびっくり。

                        ・・・・・・つづく・・・・・・


銀河鉄道で安比高原スキー&温泉①

2014-03-15 | 旅行記

2014年3月10日~12日

実に約20年ぶりに「安比高原スキー場」に行ってきました。

若いころはマイカーで行っていたのですが、何度も東北自動車道で吹雪に会い恐い思いをしたので、今回は初めての列車の旅。

盛岡まで東北新幹線で行き、その先は「いわて銀河鉄道」と「JR花巻線」を経由して安比高原駅までのローカル線の旅。

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盛岡駅で約30分の待ち合わせの後、「0番線ホーム」から「いわて銀河鉄道」大館行きの二両編成普通列車に乗車。

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盛岡を出るとすぐに、左手に秀麗な「岩手富士(岩手山)」が見えてくる。

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「好摩駅」を出ると、列車は乗り換えることなく「JR花輪線」に入って行く。

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盛岡駅を出発して以来、列車は岩手山を反時計向きに回り込むように走る。

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                   ≪通称岩手富士 岩手山≫

昨年行った北海道の「ニセコ」では、「蝦夷富士 羊蹄山」が常に見えていたのを思い出す。

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前方に「安比高原スキー場」が見えて来た。

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列車が雪深い山間部に入って行くと、途中の駅から保安要員が乗り込んで来た。

雪崩や吹き溜り、倒木などを監視するのだろうと思われる。

トンネルでは双眼鏡を出して、出口付近をチェックしている。いつの間にか、外は吹雪模様。

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                        ≪安比高原駅≫

10:46 盛岡からちょうど1時間で「安比高原駅」に到着。

お願いしておいた宿の送迎バスが待っていた。

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                ≪モルデンの湯 ラビスタ安比高原≫

駅から約10分で、本日から二泊三日でお世話になる「ホテル ラビスタ安比高原」に到着。

この宿は初めての泊り。ペンション・エリアの奥にある小じんまりした良い感じの宿。

私の場合、「温泉でなければスキーじゃない」という考えなので迷わず予約した宿である。

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                     ≪玄関前から見た景色 ≫

玄関前に立って外を眺めると、雪に埋まっている感じ。

外は吹雪の状態になって来たので、「このまま温泉に入って・・・」という感じになったが、まだ部屋には入れないしこのホテルには昼食がないので、取りあえずスキーの準備をして送迎バスでスキー場まで送ってもらった。

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                     ≪安比ゴンドラから≫

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                     ≪ザイラー・ゴンドラから≫

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山頂から「セカンド・ゲレンデ」に移動しようとしたら突然晴れ渡り、目の前に岩手山が・・・・。

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                 ≪スキー場山頂(前森山)から見た岩手山≫

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                       ≪セカンド・ゲレンデ≫

誰もいない。ゲレンデ独り占め。

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吹雪がひどくなって来たので、念のため初心者用のヤマバト・コースで下山。

本日のスキーは終了。

16:00 送迎バスに来てもらい宿へ戻る。

                    ・・・・・・・・つづく・・・・・・・・・