旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

2013京都秋② 大文字山登山その2

2013-11-30 | 京都・奈良旅行記

2013年11月26日 つづき

山科の毘沙門堂から登って、大文字山頂(標高466m)で20分ほどの昼食休憩。
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13:45 稜線上の道を「大文字送り火」の「火床」に向かって下る。

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                       ≪大文字火床 最上段≫

14:00 「大文字」のテッペン部分に到着。京都市街地が一望できる。

晩秋の太陽は傾き始めてやや逆光ぎみだが、京都市の街並みが美しい。

手前にある「火床(ひどこ=かまど)」が、大の字の「左払い」の起点。五山送り火「大文字」の一番上の火となる。

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正面に見える山が吉田山。三高寮歌の「紅萌ゆる」丘。

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紅葉を横目に、「大」の字の中心に下りる。

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14:10 ここが、「大」の字の三画が交わる中心の「火床」

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「火床」の前に、弘法大師を祀ったお堂がある。焼けないように鉄で出来ている。 

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京都の街に向かって左端の遥か向こうに、大阪のビル街が見えていた。

地元の人の話では、こんなに見通しが良い日は滅多に無いそうだ。

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                      ≪大の字の右払い≫

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                       ≪大の字の左払い≫

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                     ≪下から見た左払い≫

14:30 「左払い」に沿って、銀閣寺方面に下山を開始。

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                           ≪千人塚≫

「左払い」の下から森に入ると、足利義輝軍の兵士の遺骨が多数出土したという千人塚がある。

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                        ≪銀閣寺 門前≫

15:07 銀閣寺前に到着。

ほとんどひと気の無い山の中を歩いて来たので、大勢の観光客の流れにチョット気おくれしたが、門前で一息入れただけで雑踏の中を歩き出す。

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                 ≪哲学の道≫

銀閣寺橋から「哲学の道」に入り南下。30数年ほど前に歩いた時は、なかなか良い雰囲気の道だと記憶しているが、お土産屋の多さと外国人の多さに暫し呆然。

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                  ≪安楽寺 門前の敷(散り)紅葉≫

15:26 「哲学の道」から山手に入り、秋の特別公開中の「安楽寺」に立ち寄った。

門前の敷紅葉が美しい。本堂で、法然上人と弟子たちの悲話解説を聞く。

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                        ≪安楽寺 山門≫

庭の紅葉は盛りを過ぎていたが、苔むした茅葺の山門と紅葉の組み合わせは風情があった。

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                   ≪哲学の道≫

再び、夕日で金色に染まる哲学の道を歩く。

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猫も紅葉見物

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                          ≪永観堂≫

16:11 永観堂に到着。立ち寄る予定はなかったが、外から見ただけでも余りにも美しい紅葉につられて門内に・・・。 

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                         ≪永観堂 門内≫

さすがに、京都でも五本の指に入る紅葉名所だけあって、観光客が多い。

すでに拝観受付を終了している時間だが、塀の外からでも素晴らしい紅葉を十分に楽しめる。

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格子戸の間から庭園内を覗く。青い部分もあるので、まだ見ごろは続くかも・・・。

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うわさ通り、永観堂の紅葉の赤は他より一段と鮮やかな感じだ。

庭園内部を見てみたいが、次回以降に・・・・。

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                        ≪南禅寺 山門≫

16:25 今回のトレッキング・コース終着点、南禅寺に到着。

このまま東山界隈のライトアップを見ていこうかとも考えたが、山歩きでかいた汗が乾かず、このままでは風邪をひきそうなのでホテルに入ることにした。

体力が残っていれば、夜のライトアップを見に出かけることにする。

歩いた距離:約12Km(大文字山登山7Km+哲学の道5Km)

山科駅→毘沙門堂→大文字山頂→火床→銀閣寺→安楽寺→南禅寺 

立ち寄った場所:毘沙門堂、大文字火床、安楽寺     合計時間 5時間15分

             「2013京都秋③ 青蓮院・高台寺ライトアップ」につづく・・・・

 


2013京都秋① 大文字山登山その1

2013-11-30 | 京都・奈良旅行記

2013年11月26日

昨年に引き続き、紅葉シーズン真っただ中の京都へ行ってきました。

二泊三日の旅。昨年より8日遅い旅程だが、紅葉の状況に凶と出るか吉と出るか・・・。

まずは山歩き。昨年は、「高尾から清滝を経て嵐山まで」のトレッキングをやったが、今回も「山科の毘沙門堂から大文字山を経由して銀閣寺に下り、哲学の道を南下して東山に至る」ロングコースに挑戦。

それも、前泊ではなく仙台発の無謀とも言える計画。

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         ≪京都 山科駅≫                 ≪琵琶湖疏水≫

仙台から、東北新幹線と東海道新幹線を乗り継ぎ、京都駅から東海道本線をひと駅戻って、10:56山科駅到着。

11:10 コンビニで弁当などを買いトイレを済ませてイザ出発。途中で「琵琶湖疏水」を渡ってテクテクと北へ向かう。

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                       ≪山科 毘沙門堂≫

11:28 毘沙門堂に到着。さっそく旅の無事を祈願。

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              ≪勅使門 参道の敷紅葉≫

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庭園を拝見したかったが、先を急ぐことに・・・。紅葉のトンネルをくぐって裏の駐車場へ廻る。

車を誘導していた警備員に大文字山の登山口を聞いたが分からず、茶店の女将さんに聞いてくれたが、「たしか、その細い道を・・・・・だと思うけど?」とやや不安。

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駐車場まで行く時、この看板の左に小さく書かれた「大文字登山道」の「小文字」に気づかなかった。

そもそも今回は明確なルート地図を入手出来なかったので、登山経験者のブログを頼りにしている。その資料には無い「毘沙門堂参拝」をしたので、ルートが違ってしまった様だ。

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「山科聖天」の前を通り、右手に紅葉のきれいな古民家風の家(蕎麦屋さんらしい)を眺めながら進む。

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12:00 いよいよ山道に入る。舗装が途切れたところで、沢沿いの道となったが、いきなり道の路肩が崩れて狭くなっている(写真右上)。先が思いやられる。

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暗渠を渡る道が崩落(写真左上)していて消滅。かろうじてピンクのテープが結んである場所を迂回して沢を渡る。

道が陥没していてその上に倒木が横たわっている場所(写真右上)では、黄色いテープに矢印が書いてあった。いったん陥没穴に降りて、倒木の下をくぐる様になっている。

しばし呆然となって引き返すかどうか思案。黄やピンクのテープで目印があるので行けると判断して前進。

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こうなってしまうと(上の写真)どこを歩いたらいいのでしょうか・・・・?

ここから下って引き返すのはかえって危険と判断して、何とか進むことにする。もう少しで沢道から出られるハズだ。

左手の丸太の束が臨時の橋だと判断。カメラをリュックに戻して、慎重に歩き出す。

思えば、今年9月16日に起きた京都の「数十年に一度の大洪水」の時、全国ニュースでは「桂川の氾濫で渡月橋冠水」だけが何度も報道されていたが、それだけで済むハズが無いのであった。

たしか京都市長が、「秋の観光には何も問題ない」と宣言していたハズだが・・・・。

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やっと沢道を出て杉林の上り道になると、「A7」の標識(消防119番通報ポイント)から上は安定した 登山道(写真左上)となった。

下山してくる数組のハイカーと出会う。皆、私と同年輩の夫婦や男性一人だ。

情報を交換し、下りの沢道の注意を呼び掛けた。一人、スニーカーの男性がいたので、チョット心配だったが・・・・。

13:00 稜線(写真左上)に出た。小休止。風があって急に寒くなる。

緊張していたせいか、汗をかいているのに気付かなかった。

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13:16 「京都一周トレイル」との出合い。

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                        ≪大文字山 山頂≫

13:26 予定を10分ほど遅れて山頂到着。丸太のベンチに腰をおろして遅めの昼食。

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                        ≪京都市街地≫

眼下に京都の街並みが広がっていて気持ちが良い。

山科駅から2時間16分(毘沙門堂滞在30分含む)。

山頂で昼食休憩の後は、いよいよ「大文字送り火」の「火床」に向かう。

            「2013京都秋② 大文字山登山その2」につづく・・・・・

 


楽天イーグルスの祝日本一パレードを見て来ました

2013-11-25 | まち歩き

2013年11月24日

「東北楽天ゴールデンイーグルス」の祝日本一パレードを見てきました。
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                 ≪仙台市 二番町通り五ツ橋付近≫

紅葉真っ盛りの二番町通り。

所用で朝8時半ころに車で通りかかった時には、小雨の中、すでに大勢の人が場所取りをしていました。

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車を自宅に置いて再びやって来た10時40分ころには、広い通りのどこにも隙間が無いほどの混雑。

ここから4Kmほど離れた我が家のあたりでも、駐車場を探す「横浜」など県外ナンバーの車で渋滞が起きていました。

21万4千人の人出だそうな・・・・。

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上空を数機のヘリが飛び交う中、やっと目の前にパレードの先頭が来たはずだが全く見えず。

星野監督を乗せたオープンカーが通り過ぎたらしい。

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やっと選手たちを乗せたオープンバスが数台やって来た。

周囲の雰囲気は絶好調。

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銀次選手

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則本と永井投手

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私の中学校の後輩、斎藤投手。

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反対側に居た田中投手も、何とか撮れました。

これが、仙台で見られる最後の姿なのでしょうか?

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日曜日ということもあって、沿道には家族連れが多く、なかなか良いパレードでした。

 


2013紅葉 円通院のライトアップ

2013-11-20 | 旅行記

2013年11月19日

日本三景松島にある「円通院」の、紅葉ライトアップに行って来ました。
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                   《瑞巌寺参道》
瑞巌寺の山門をくぐると杉並木の中に灯道が怪しげに揺らめいていて、闇の奥に誘われる様に進みます。
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            《臨済宗妙心寺派 円通院の山門》
松明に照らし出された円通院の山門をくぐります。
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庭園の中は、今が盛りの紅葉が照明に浮かんでいます。
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            《伊達政宗の嫡孫「光宗」の御霊屋》
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               《竹林のライトアップ》
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                 《心字の池に映る紅葉》
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           《本堂で行われているライブコンサート》
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「遠州の庭」では、笛の音に合わせて明りが変化しています。
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松島牡蠣と寿司を食べて帰って来ました。

円通院の紅葉ライトアップは、11月24日まで。


2013紅葉 碧玉渓

2013-11-14 | 旅行記

2013年11月12日

紅葉の情報サイトで、小原温泉の「碧玉渓」が今が「見ごろ」というのを見つけたので、ドライブがてら行ってみました・・・・・が。
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          ≪宮城県白石市の小原温泉 碧玉渓≫

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ホテルかつらやの前の遊歩道駐車場に車を止め、さっそく歩き出す。

到着した時は青空も見えていたが天候が急変し、吊り橋を渡る時にはポツリポツリと降り出すあいにくの天気となった。

三脚が冷たくて、手袋を持ってくればよかったと後悔する。

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落ち葉を踏みしめ、細い遊歩道を流れに沿って下る。

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全くひと気が無く、碧玉渓を独り占めした感じだが、紅葉が・・・・・。

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滝の上に、やっときれいな紅葉を見つけた。

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お地蔵さんを寝かせた様な岩を見つけた。

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戻る途中ですれ違った背広姿の紳士ふたりが、「やっぱりここはイイですね」と言っていたが・・・・。温泉の泊客だろうか。

雨が強くなり、「みぞれ」になりそうな感じ。急いで車に戻る。寒い。

帰りに温かい「白石うーめん」を食べよう。

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                     ≪小原温泉≫