2013年11月26日 つづき
山科の毘沙門堂から登って、大文字山頂(標高466m)で20分ほどの昼食休憩。
13:45 稜線上の道を「大文字送り火」の「火床」に向かって下る。
≪大文字火床 最上段≫
14:00 「大文字」のテッペン部分に到着。京都市街地が一望できる。
晩秋の太陽は傾き始めてやや逆光ぎみだが、京都市の街並みが美しい。
手前にある「火床(ひどこ=かまど)」が、大の字の「左払い」の起点。五山送り火「大文字」の一番上の火となる。
正面に見える山が吉田山。三高寮歌の「紅萌ゆる」丘。
紅葉を横目に、「大」の字の中心に下りる。
14:10 ここが、「大」の字の三画が交わる中心の「火床」
「火床」の前に、弘法大師を祀ったお堂がある。焼けないように鉄で出来ている。
京都の街に向かって左端の遥か向こうに、大阪のビル街が見えていた。
地元の人の話では、こんなに見通しが良い日は滅多に無いそうだ。
≪大の字の右払い≫
≪大の字の左払い≫
≪下から見た左払い≫
14:30 「左払い」に沿って、銀閣寺方面に下山を開始。
≪千人塚≫
「左払い」の下から森に入ると、足利義輝軍の兵士の遺骨が多数出土したという千人塚がある。
≪銀閣寺 門前≫
15:07 銀閣寺前に到着。
ほとんどひと気の無い山の中を歩いて来たので、大勢の観光客の流れにチョット気おくれしたが、門前で一息入れただけで雑踏の中を歩き出す。
≪哲学の道≫
銀閣寺橋から「哲学の道」に入り南下。30数年ほど前に歩いた時は、なかなか良い雰囲気の道だと記憶しているが、お土産屋の多さと外国人の多さに暫し呆然。
≪安楽寺 門前の敷(散り)紅葉≫
15:26 「哲学の道」から山手に入り、秋の特別公開中の「安楽寺」に立ち寄った。
門前の敷紅葉が美しい。本堂で、法然上人と弟子たちの悲話解説を聞く。
≪安楽寺 山門≫
庭の紅葉は盛りを過ぎていたが、苔むした茅葺の山門と紅葉の組み合わせは風情があった。
≪哲学の道≫
再び、夕日で金色に染まる哲学の道を歩く。
猫も紅葉見物
≪永観堂≫
16:11 永観堂に到着。立ち寄る予定はなかったが、外から見ただけでも余りにも美しい紅葉につられて門内に・・・。
≪永観堂 門内≫
さすがに、京都でも五本の指に入る紅葉名所だけあって、観光客が多い。
すでに拝観受付を終了している時間だが、塀の外からでも素晴らしい紅葉を十分に楽しめる。
格子戸の間から庭園内を覗く。青い部分もあるので、まだ見ごろは続くかも・・・。
うわさ通り、永観堂の紅葉の赤は他より一段と鮮やかな感じだ。
庭園内部を見てみたいが、次回以降に・・・・。
≪南禅寺 山門≫
16:25 今回のトレッキング・コース終着点、南禅寺に到着。
このまま東山界隈のライトアップを見ていこうかとも考えたが、山歩きでかいた汗が乾かず、このままでは風邪をひきそうなのでホテルに入ることにした。
体力が残っていれば、夜のライトアップを見に出かけることにする。
歩いた距離:約12Km(大文字山登山7Km+哲学の道5Km)
山科駅→毘沙門堂→大文字山頂→火床→銀閣寺→安楽寺→南禅寺
立ち寄った場所:毘沙門堂、大文字火床、安楽寺 合計時間 5時間15分
「2013京都秋③ 青蓮院・高台寺ライトアップ」につづく・・・・