2018年11月21日 赤目四十八滝
奈良に来て三日目、最終日。
いつもは奈良か京都の観光で時間をつぶしてから仙台に帰るのだが、今回は、趣を変えて三重県の「赤目四十八滝」を見て帰る。
とは言え、あまり交通の便が良いとは言えないので、早朝の出発となる。
奈良6:55発のJR桜井線、桜井駅から近鉄大阪線と、通勤通学列車二本を乗り継ぐ。
通常、赤目四十八滝に行くには、近鉄「赤目口駅」で降りて三重交通バスに乗り継ぐのだが、バスの始発が10:00なので、これでは滝を見ている暇がない。
そうなるとタクシー利用と言うことになるのだが、赤目口駅にはタクシーは居そうもないので、一つ先の特急が停まる近鉄「名張駅」まで行く。
8:08 名張駅到着。
タクシープールに急ぐ。待機車両はなかったが、タクシー乗場の看板前に一番乗りで並ぶ。
しかし、10分経っても20分経ってもタクシーは現れない。
私の後には病院を予約したオバアサンやビジネスマンなど、数名がイライラして並んでいる。
タクシー会社に電話を入れても、「いつになるか分からない」と言うばかり。
結局、最初の空車がやって来たのは、40分後の8:50だった。
一人旅なので小型車で良いのだが、やって来たのは中型車。選んでいる余裕はない。
8:50 タクシーで名張駅を出発。
ドライバーに聞いたところ、名張市のタクシーは、人口比率(名張市は8万)では日本で一番台数が少ないのだそうだ。したがって、一台当たりの稼働率は日本で最高らしい。
9:10 赤目四十八滝に到着。
名張駅前のタクシー乗場の看板には、小型車2,440円と書いてあったが、私が乗ったのは中型車なので、3,050円かかった。
≪赤目四十八滝の入山口 日本サンショウウオセンター≫
9:00からの営業なので、まだ数組しか入っていないようで、ハイカーはマバラ。
入口付近の紅葉を見ると、期待できそうな感じだ。
9:15 受付でコースMAPをもらって滝巡り開始。時間の許す限り歩くつもり。
≪不動滝≫
紅葉は、これから盛りを迎えるのか、終わりかけなのか、状況はあまり良くない。
もしかしたら、こんなものなのか。
≪千手滝≫
≪布曳滝≫
≪百畳岩≫
≪荷担滝≫
≪琵琶滝≫
11:00 赤目五瀑の五つ目、琵琶滝に到着。
滝の撮影の場合、いちいちカメラ三脚を広げることになるので、時間がかかる。
受付でもらった地図によれば、ここまで標準コースタイムは80分のようだが、私は110分かかった。
ここまで紅葉はチョット残念な状況だった。
秋の滝は水量が少ないので、きれいな紅葉が一緒に写り込まないと面白くない。
もう少し上流まで行ってみたい気もするが、なにしろこの三重県の山奥から今日中に仙台まで帰らなければならないので、そろそろ切り上げ時だ。
11:15 琵琶滝の撮影を切り上げ、今来た道を下山開始。
11:50 来る時には無人だった「百畳岩」では、たくさんのハイカーが弁当を広げていた。
12:25 千手茶屋まで戻って昼食。キツネそばとおでん。
13:05 スタート地点の「日本サンショウウオセンター」に戻って来た。
≪オオサンショウウオ≫
13:20 お土産屋や宿が立ち並ぶ温泉街に出て、シバシ休憩。
≪へこきまんじゅう≫
渓谷の紅葉はイマイチだったが、温泉街の紅葉は絶好調。
百地三太夫の子孫の店でお土産を買う。
13:45 三重交通バスで近鉄赤目口駅に向かう。
三重交通バス、近鉄三本、東海道新幹線、東北新幹線、地下鉄と合計7本乗り継いで無事帰還。