旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

蔵王の紅葉

2016-10-25 | 旅行記

2016年10月24日

気象協会の紅葉情報を見ていたら、宮城蔵王の滝見台が見ごろとあったので、さっそく行って来ました。

仙台南インターから東北自動車道を南下、村田ICで降りるつもりだったがスキー場に行く時のクセで山形自動車道に入ってしまい、あわてて宮城川崎ICで一般道へ。

青根温泉経由で蔵王エコーラインに入った。

               ≪蔵王エコーライン 宮城県側≫

蔵王エコーラインに入ってすぐは、さすがに紅葉は始まったばかり。

ひたすら宮城蔵王の滝見台を目指す。

一時間ちょっとで着く予定だったが、ナンダカンダで一時間ニ十分ほどで滝見台に到着。

月曜日だというのに駐車場が満杯状態だったが、なんとか一番いいところに駐車できた。

              ≪不動滝≫

              ≪三階滝≫

三階滝、不動滝付近はザンネンながら逆行気味のうえ日陰の中。

その上、紅葉が美しくない。色づいていない木々も多くみられるので、チョット早すぎたかとも思えるのだが・・・。

ということは、もっと上に行けば紅葉の良いところがあるのではないか・・・と再び車を走らせた。

 

結局、感動するような場面にでくわすこともなく、山頂付近を通り過ぎて山形側の蔵王温泉街に到着。

 

                 ≪蔵王ロープウエイ山麓線≫

予定していたわけではないが、成り行きでロープウエイに乗ることにした。

空模様が怪しくなってきたのだが・・・。

さらに山頂線に乗り継いで、地蔵山頂駅を目指す。

 

             ≪蔵王ロープウエイ 山頂線≫

山頂線が動き出したところで、雲の中に突入。紅葉は良いのか悪いのか、五里霧中。

 

地蔵山頂駅の寒暖計は、最初-3℃だったが、太陽が出てきたら-0.6℃

秋の紅葉を見に来たハズなのに、いっきに冬。

駅から出ないでレストランに直行。とりあえず、身体を温める飲み物を・・・ということで、不思議なメニューの組み合わせ。

同伴者が、どうしても帰りにソバを喰いたいと言うので、昼飯はここではオアズケ。

山頂駅のレストランから外を見ると、ナント世界は真っ白。

雪かと思ったが、よく見ると木々の枝についた「霧氷」。

エビのシッポ状態のところもあるので、「樹氷」の赤ちゃんとも言えなくもない。

 

レストランの窓辺の席に腰を落ち着けたあたりで、強風でガスが流され視界が良好になった。霧氷の樹林帯の下に紅葉の樹林帯が広がり、さらに下に山形市街地という珍しい景色になった。

レストランで温まった後は、外に出てチョットだけ散策。

強烈な寒さの中を、お地蔵さんにお参り。

                   ≪蔵王地蔵尊≫

日当たりの良いお地蔵さんは暖かそうに見えるが、背景の北斜面はすでに冬の装い。

                 ≪蔵王ロープウエイから見た鳥兜山≫

秋の空は変わりやすい。下りのロープウエイは、往路とは一転して視界良好。

(注意:太陽が当たっていると今が盛りの紅葉の様に写りますが、実際は終わっています。)

お土産に月山ビールをゴッソリ買った後、十割ソバを目いっぱい食べて、仙台に戻りました。

 


五大明王と帝釈天

2016-10-21 | 東京ぶらぶら散歩

久しぶりの「東京ぶらぶら散歩」は、一泊二日の旅。

2016年10月12日

9:47 東北新幹線で東京駅に到着。テクテク歩いて日本橋方面へ。

今回の旅の最大の目的は、日本橋の「三井記念美術館」で開催されている「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」の観賞。

                     ≪三井記念美術館≫

「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」の中でも、今回特に見たいと思っていたのが、松島の瑞巌寺五大堂の「五大明王像」。

通常は秘仏とされ、33年に一度だけ御開帳される。私は前回の御開帳を拝観していないが、次回は2039年となる。

今回は、瑞巌寺の歴史始まって以来の特別御開帳(東日本大震災復興祈念)となるので、イソイソと見に行ってきた。

展覧会場にいる間の大半の時間を、五大明王像の拝観に当てた。

不動明王を中心に、降三世、軍茶利、大威徳、金剛夜叉の五尊がすべて横一列に展示されている。

平安時代初期の作とは思えない、まるで最近造られたように美しいお姿だった。毎年、奈良や京都で仏像を見ているが、こんなに傷んでいない仏像は初めて見た。

いつもは、家から電車で20分の所にある仏像だが、今日は新幹線で90分かけてやってきた甲斐がありました。

平日の午前中なのに、けっこうな数のお客さんが見に来ていて、年配者が多いが若い人や外人さんもいた。

この展示会では、「秘仏 五大明王像」の他にも、松島瑞巌寺の寺宝や伊達政宗関連などの展示品が充実している。

書をたしなむ人々の来館も多いようだ。

「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」は、11月13日まで。タイヘン良かったです。

午後からは、日本橋から「東京ぶらぶら散歩」しながら山手線沿いに神田まで移動。神保町の書店街や小川町のスポーツ用品街を歩きお買い物。

疲れたと思ったら26,000歩も歩いていた。本日は神田のホテルに宿泊。

2016年10月13日

一度は行ってみようと思いながら、今まで果たせなかったのが「柴又帝釈天」。

今度東京へ行くときは・・・と思いながら、なかなか行けなかった。

神田のホテルで目が覚め、カーテンを開けると天気が良い。今日こそ柴又に行こうと決めて、愛用の東京のウオーキング・ガイドを開いたら、ナント、柴又が載っていない。ガイドブックの圏外だった。

しかたなく、手帳の路線図を参考にしながら行く方法を検討したが、どれが効率がいいのか分からない。結局、

神田から上野まで山手線。

京成上野から高砂まで京成本線。

高砂から柴又まで京成金町腺。

と乗り継いで、11時ごろ「フーテンの寅さん」が出迎えてくれる「柴又」駅に到着。

駅前のインフォメーションで、この周辺のウオーキング・マップはないかと尋ねたら、「柴又七福神めぐり」のコース・マップを渡された。

「お客さんはどちらからイラッシャッタのですか?」と聞かれて、

「神田からからです。初めて来ました」と答えてしまった。まあ、神田のホテルから直行なので、間違いではないが・・・。

「柴又は都心からは遠いですからねぇ。何本乗り継ぎました?」

「ハイ、三本です」

と話が進んで、どこを歩いたらいいか、聞くのを忘れた。

     

とりあえず、表参道の商店街を歩いて、帝釈天に向かう。けっこうな賑わいだ。

 

               ≪映画フーテンの寅さん関連のお店≫

              ≪二天門とネコ≫

               ≪経栄山題経寺 帝釈堂(柴又帝釈天)≫

本来、大勢の参拝客がいたのだが、偶然撮らえた無人の瞬間。

帝釈堂に上がる階段が畳敷きになっていて、チョットうれしい。

帝釈堂をお参りした後は、裏側の木彫ギャラリーを見学(有料)。

「木彫のお寺さん」と言われるだけあって、見事な彫刻の壁でした。内容は、法華経の教えや花鳥風月など。

全面ガラス張りの鞘堂に風雨から守られており、見学コースは二段の回廊がある。(撮影可)

帝釈堂の木彫ギャラリーを見た後は、回廊を渡って庭園見学コース(有料)へ向かう。

回廊を回って庭を眺めることができる。大客殿の座敷には、横山大観の木彫下絵など書画も展示されている。途中で、無料のお茶を飲みながら休憩もできる。

                      ≪寅さん御膳≫

表参道のソバ屋で豪華な昼食。お土産に草ダンゴを買おうと思ったが、今日中に食べなければならない・・・ということなので、あきらめて佃煮をゴッソリ買った。

                    ≪矢切の渡し≫

一応、昼食の後は江戸川の河川敷まで行って、「矢切の渡し」を見学。

どうせ残すのなら、もう少し何とかならないのか・・・という感じ。

 

13:40 約2時間半の柴又散歩を終えて、柴又駅前に戻った。

もう少ししたら、「寅さんの像」の脇に「さくらの像」ができるそうだ。

近くの店のオネエサンに、「寅さんの左足に触ると良いことがあるよ」と言われたので、チョット恥ずかしいけれどスリスリしてきました。

これで、今回の「東京ぶらぶら散歩」柴又篇終了。

 

 

 


北海道 新千歳空港乗継ぎ

2016-10-11 | 北海道旅行記

2016年9月2日 北海道旅行 五日目

北海道の道東旅行も、この日が五日目最終日。

とは言っても、この記事のアップをひと月半以上も怠けてしまった。原因はWindows10へのバージョンアップで、パソコンにいろいろ問題が起こってしまい、対策におわれたから・・・。

この結果、北海道旅行の最終日五日目の記憶が、かなり曖昧になってしまった。

と言うことで、ここでは北海道旅行の予定を組む場合の参考に、今回も私が遭遇した「新千歳空港の乗り継ぎ」ドタバタ経験を紹介します。

取りあえず、旅ブログのケジメとして、この日の行動を紹介すると・・・

     

本来の予定では、昨日と今日で、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖の三湖周辺でカナディアンカヌーやトレッキングを行うつもりだった。

しかし、三日前の台風10号の大雨の影響で、どちらも取りやめ。イージーな観光へ予定変更。

阿寒湖の遊覧船で「マリモ」を見に行った。たしか、高校生時代の修学旅行以来。

遊覧船を降りてからは、昨夜も行ったホテル近くの「アイヌコタン」を散策。

木彫りの彫刻を製作販売している店に入り、迷った末に「アイヌの魔除け」キーホルダーを購入。

値段も高かったので諦めた素振りを見せたら、ペンダント風に改造してもらったうえに5,000円おまけしてもらった。

12:30 ホテルの駐車場を釧路空港に向けて出発。ホテルのフロントマンから

「今、釧路管内は交通取り締まりが厳しいから、絶対にプラス10km以上スピードを出さないように・・・」とアドバイスを受けた。

そう言えば、昨日、釧路市街地から阿寒湖温泉に来る途中で、パトカーに捕まっている車を見かけた。

ぶっ飛ばしたくなる道路をチンタラ走る。ほかの車の後ろにつきたかったが、みんなけん制し合って先頭を走りたがらない。

追い越し可能な何処までも直線な道を、10台くらいの車が連なってトコトコ走った。

それでも予定の14時(フライトは15時)には空港に着けそうだと思っていたら、ガソリンスタンドを見逃して右往左往。なにしろ釧路空港内のレンタカーショップから10km圏内にはガソリンスタンドが一軒も無い。北海道は広いのだ。

何とかフライト時間の30分以上前に到着。やれやれと思っていたら、ナント、新千歳空港便のフライトが45分以上遅れるということになっていた。

と言うことは、釧路空港発が15:50発だとして、新千歳空港着が16:35。

私が乗り継ぐ仙台便は16:50発なので、乗り継ぎに15分しか無いではないか・・・。

 

 【新千歳空港の国内線乗り継ぎ】

新千歳空港はかなり広い。乗り継ぎには25分以上必要とされているので、15分しかない今回の乗り継ぎは、かなりヤバイ状況だ。
しかし、私は「何とかなるだろう」と楽観していた。

この日の乗り継ぎは、ANAからANAへの乗り継ぎだが、以前、数分というタイトな時間でANAからJALへの乗り継ぎもうまくいっている。

ANAからANAへの乗り継ぎ

今回の場合は、釧路空港発→新千歳空港行のANA便は、定刻を約50分ほど遅れて到着。

急いで機内を出たところでANAの地上スタッフが待っていてくれて、伊丹行と仙台行に乗り継ぐ客(けっこうな数)を誘導。

本来なら、ボーディングブリッジを出た二階から、一階の到着ロビーに降りなければならないが、今回は通路の仕切りにあるドアを開けてくれて、すぐ目の前にある仙台行の搭乗口に行くことができた。

この仕切りのドアの前で、乗り継ぎ客のリストと名前の確認があって、保安検査場にあるのと同じチケット・リーダーにタッチして通過できた。所要時間は約5分と楽勝だった。

 

ANAからJALへの乗り継ぎ

2013年にあったのは、ANAの利尻空港発→新千歳空港行と、JALの新千歳空港発→仙台空港行の乗り継ぎ。

当初の予定でも30分ほどの乗り継ぎ時間しかなく、チョット心配だった。チケットを手配してくれた旅行会社のオネエチャンは「絶対大丈夫」と保証してくれたのだが・・・。

利尻空港のANAのカウンターで新千歳空港での乗り継ぎ時間があまりないことを言ったら、座席を前の方に変更してくれた。

利尻空港での搭乗手続きは定刻通りだったので、ホッとして乗り込んだら、飛行機が時間になっても飛ばない。どうも直前に着陸する予定の別の便に問題があったようだ。

ナンダカンダで新千歳空港での乗り継ぎ時間が15分ほどになってしまった。

そこで千歳に向けて飛行中にCAさんに事情を話したところ、まず席を一番前に変更してくれた。その上で、地上スタッフにも連絡をしてくれた。

この日は全国的に風が強く、結局乗り継ぎの数分前に着陸。急いで機内を飛び出したら、ボーディングブリッジの出口でJALの地上スタッフが待っていてくれてた。

今回と同じように、到着ロビーに向かう通路の仕切りを開けてくれて、仙台空港行の搭乗口に私一人を案内してくれた。あと数名で搭乗完了というところで列の最後尾にたどり着けた。

ちなみに、どちらの場合も機内預けの手荷物はない。

私は今回も含め、乗り継ぎのために空港内をドタバタ走った経験が4回ある。いずれの場合も私に責任があるわけではない。一番長い時で2時間半の乗り継ぎ時間を取っていたのに、荒天で前の便が大幅に遅れてしまい、乗り継ぎ時間「ゼロ」というより、-20分ということもあった。

この時は、同じ航空会社だったので乗り継ぎ便が待っていてくれた。私も含め7人ほどの乗り継ぎ乗客がいたが、機内で待たされていた乗客の目がキツかった。

そういうこともあるので、飛行機の乗り継ぎの場合は、なるべく大きな荷物は事前に宅配便で送ることにしている。特に航空会社が違う場合は、自分は無事乗り継ぎできても、機内預けの荷物は・・・。

(乗り継ぐ航空会社が違う場合は、機内預けの申請の仕方は違います)

何かの事情で乗り継ぎ時間がタイトになった時は、搭乗カウンターのスタッフやCAにそのことをキッチリ言うことが大切だ。

特に、乗り継ぎ便が別の航空会社の場合、勝手に権利放棄したと思われてしまう。ちなみに、フライトの出発時間というのは、機体のドアが閉まる時、または車輪が動き出す時なのだそうで、最終搭乗手続きは定刻よりもっと前ということになる。