旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

柳津虚空蔵尊の秘仏御開帳

2016-04-30 | 旅行

2016年4月27日

久しぶりにマイカーでドライブ。 

柳津虚空蔵尊(宮城県登米市津山町柳津)の秘仏御開帳に行って来ました。

                        ≪柳津虚空蔵尊≫

柳津虚空蔵尊は、確かこれが4回目。

前回は正月だったので、本堂にお参りするまでに随分並んだのを覚えているが、今回は大型連休直前の平日ということで、御開帳のわりには静かな雰囲気。

秘仏のご本尊は、先の東日本大震災でも何とか無事だった様子。

境内の花も終わりかけで、これから新緑の季節を迎える。

                         ≪厄除けそば≫

境内の一角にある「お寺Cafe 夢想庵」で昼食。

「厄除けそば」を注文。エビ天と山菜と登米名物のあぶら麩が入っていてお得。コーヒー付きセット。

大変美味しくいただきました。

                    ≪米山チューリップまつり≫

秘仏のお参りの後は、同じ登米市内にある「米山チューリップまつり」を眺めて帰りました。

柳津虚空蔵尊の秘仏御開帳は5月15日まで。米山のチューリップまつりは5月8日まで開催。


奈良の古道を歩く 秋篠、斑鳩

2016-04-29 | 京都・奈良旅行記

2016年4月16日

奈良の古道を歩く旅、四日目最終日。

夕べ、奈良の地酒をシコタマ飲んで早く寝たせいか、薄暗いうちに目が覚めた。

シャワーを浴びる前にテレビをつけたら、昨日の熊本地震の続報をやっていた。

しかし、「どうも様子が変だな・・・」と思いながら見ていたら、何と、昨日よりはるかに大変な事態が起きている様子。

テレビの前でシバシ呆然。結局、ホテルのチェックアウト時間ギリギリまで、テレビにかじりついていた。

今日は、「古道歩き」の予備日としていたので何をするか決めていない。

帰りは伊丹空港19:45なので、それまでどうするか・・・・。

熊本地震のニュースに気を取られ、考えがまとまらない。

10時近くになってから、取りあえず奈良で時間を潰すことにして、午前は今まで行ったことが無いところ、午後は超有名なところに行く事に決定。

                        ≪秋篠寺 南門≫

10:34 大和西大寺駅からタクシーで、「秋篠寺」に到着。

青モミジが美しいアプローチを進む。

                      ≪秋篠寺 本堂(国宝)≫

薬師三尊像(重文)に、熊本で救出を待つ人々の無事と被災者の健康をお祈りする。

ついでに、有名な伎芸天(重文)にもお参り。

11:02 秋篠寺を出て、西大寺に向かう。奈良で東大寺には何度か行ったことがあるが、西大寺は初めて。

奈良市の「歴史の道」のコース上を歩く事になる。

かなり無理矢理なコース取りだ。

 

 

11:23 秋篠寺から徒歩で約20分。西大寺に到着。

                       ≪西大寺 本堂(重文)≫

本尊・釈迦如来立像(重文)に、熊本地震の被災者を救ってくれるよう祈願。

                     ≪西大寺 四王堂(観音堂)≫

四王堂にも寄って、十一面観音立像と四天王像(各重文)にも熊本・大分の救済をお願いする。

12:20 お寺を出て、大和西大寺駅に向かう。

駅前でタクシーを拾い、「斑鳩の里」の法起寺に向かう。

タクシーの運転手によると、「法起寺まで・・と言われたのは初めてだ」とのこと。

                       ≪法起寺(ほうきじ)≫

11:57 「斑鳩の里」の北端、法起寺に到着。

久しぶりに若い女の子たちが大勢いて、チョットうれしい。今までは、ほとんど貸切状態のお寺や神社ばかりだったので・・・。

現存する最古の三重塔(国宝)。

10:07 午後は、法起寺をスタート地点にして、斑鳩の里を歩く。

「古道歩き」とは言えない立派に整備された道だが、まあ、奈良盆地を歩けば何処でも古道でしょう・・・・。

この辺りで昼食にするつもりだったが、食堂どころかコンビニもない。道には影もなく、ジリジリと暑い。

                         13:17 法輪寺

昨日までのハードワークが祟ったのか、夕べ飲み過ぎたのか、やや足元がフラつき体調不良。

もしかしたら熱中症かもしれないと思い当たり、チョット不安。

ヌルくなったお茶を飲みながら歩く。「自販機が欲しい、影が欲しい」と言う感じ。

このコースのウオーキングは、暑い日はお勧め出来ません。

女性はみんな日傘を差して歩いているが、オジサンはそこまではしたくない。

                        ≪中宮寺 本堂≫

13:40 中宮寺に何とか無事たどり着いた。

アルカイックスマイルを浮かべる菩薩半跏像(国宝)に、早速お参り。

この仏様にお目にかかるのは二回目のハズだが、よく覚えていない。

本堂内がほぼいっぱいになったころを見計らって、録音(日本語)による解説があった。

拝観客の多くが外国人なので、正座して日本語の解説を聞かされるのは相当辛そうだ。

                    14:00 法隆寺 夢殿(国宝)

                 14:25 法隆寺 金堂と五重塔(国宝) 

中宮寺の「菩薩半跏像」を見たところで体力を使い果たし、「法隆寺」は素通りしただけという感じ。

収穫は、前に来た時に本物を見られなかった「玉虫厨子」をジックリ見たことだけか・・・。

15:30 門前のお店で一休みしたところで、体調も回復。今回の奈良の旅はこれで終了。

 

京都経由で伊丹空港に向かう。


奈良の古道を歩く 柳生街道(滝坂道-2)

2016-04-29 | 京都・奈良旅行記

2016年4月15日 つづき

朝、春日大社を出発。午前中、柳生街道(滝坂の道)を石仏を巡りながら歩いてきて、石切峠の「峠の茶屋」に到着。

午後からは、峠を「柳生の里」に向かって下る。

12:15 「峠の茶屋」を出発。

歩き出して直ぐに、集落に入る。

とある家の玄関にぶら下がっているのは、これは「龍吐水(りゅうどすい)」ではないでしょうか・・・。

家の飾りとしては、あまりにも「カッコ良すぎ」だ。

ネットや電気柵でガッチリ守られた田んぼ。シカ避けなのかサル避けなのか、あるいはイノシシ避けなのか・・・。

           

次第に道は細くなり・・・。

こんな道になってしまった。雨の日は最悪。

「滝坂の道」のゴール「円成寺」は、もう直ぐだ。

 

13:30 やっと車道が見えて来た。

半日以上も山道を歩いて来たので、走り過ぎる車が速過ぎて、道を渡るのが怖い。

              ≪忍辱山 円成寺(にんにくせん えんじょうじ)≫

13:33 「滝坂の道」のゴール地点、「忍辱山 円成寺」に無事到着。

ここで、若かりし天才仏師「運慶」(25歳)が製作した「大日如来坐像」(国宝)を拝観するのが、今日の最大の目的。

まずは本堂で、ご本尊の阿弥陀如来坐像と四天王像(いずれも重文)に、熊本地震の一日も早い復興を祈願。

つづいて多宝塔に移って、運慶作の大日如来坐像(国宝)を拝観。

いやぁ~・・・良かったです。

庭園内の食事処にあった、大日如来坐像の写真。

 

14:30 すっかり遅くなってしまった昼食。円成寺の見事な庭園を眺めながら、里定食をガッチリ喰う。

ところで、「柳生街道(滝坂の道)」コースはここで終了したものの、当初の計画ではここからさらに歩を進め、「柳生街道(剣豪の里)」コースを歩いて、「柳生の里」を見物するつもりだった。

しかし、スタートの遅れから途中もいろいろあって、既にスケジュールは大幅に遅れている。

このまま「柳生の里」まで歩くと、見物どころか17時5分の最終バスにも間にあわない可能性がある。

柳生行きのバスも16時台までないので、これ以上進めないのが決定的。

仕方が無いので奈良市内に戻ろうと思うが、16時7分までバスは無し。

お寺に戻り、また「運慶の大日如来」などを見せていただいた。

それでも1時間近く時間が余ったので、お庭をブラブラ。

結局、お寺に2時間半もいた。

16:07 2時間ぶりにやって来たJR奈良駅行きのバスで、奈良市内のホテルに戻る。

快晴の天気が勿体ないので何処かに行こうか考えて、名案が浮かんだ。

ホテルでタクシーを呼んでもらい、若草山の山頂へ向かう。

18:10 若草山山頂展望台。

タクシーの運転手も、「こんなに美しいとは思わなかった・・・」と感動。

まあ、タクシーで夕日を見に来る観光客は少ないのでしょう。

本来ならもっとヒキの画が良いのでしょうが、カメラをもっているみんなが集まってくるので難しいのです。

一眼レフの高級カメラを持って来た人は、早々と諦めていた。

このアングルを撮るには、地面に腹バイにならないとファインダーを覗けないのだが、地面は鹿の糞だらけ。

私のカメラは、液晶画面を動かせるコンパクトカメラなので、地面スレスレでもOK。

二匹いた鹿が移動すると、カメラやスマホを持った人たちも一緒にゾロゾロと・・・。

18:30 真っ赤な太陽は、生駒山の裾野に沈んで行きました。

  

「柳生街道(滝坂の道)」コースタイム(単位:分)

春日大社拝殿-(5)-若宮神社-(25)-柳生街道入口-(27)-寝仏/夕日観音/三体地蔵

-(8)-朝日観音-(7)-首切地蔵-(24)-地獄谷石窟仏-(44)-春日山石窟仏-(20)-

峠の茶屋-(80)-円成寺

 

     歩いた距離:約11.5km

       歩いた時間:4時間

         ※地獄谷石窟仏と春日山石窟仏を見る順番が、逆の方が良かったかもしれない.


奈良の古道を歩く 柳生街道(滝坂の道-1)

2016-04-29 | 京都・奈良旅行記

2016年4月15日

今回の奈良の古道歩きも三日目。

今日は、去年の秋に歩けなかった「柳生街道 滝坂の道」を歩く予定。

7時にはホテルを出ようと思い、6時起床。

天気予報を見ようと思ってテレビをつけたら、何と熊本で大地震が発生していた。

しばしテレビの「災害報道」を見る。

こんな時に、遊んでいていいのか?・・・・とも思ったが、どうなるものでもない。

予定より1時間ほど遅れて、ホテルを出発。

                          ≪春日大社≫

8:15 春日大社に参拝。熊本の地震で被災した方々の無事と一日も早い復興を祈る。

 

8:20 春日大社の拝殿を後にし、若宮神社の方に廻って十五社巡りをしながら、全ての神々に被災者の無事を祈る。

昨日までは、自分の健康のことだけを祈っていたが、今日は熊本の被災者のことを優先する。

         

十五社巡りを済ませて「上の禰宜道(かみのねぎみち)」を、旧柳生街道へ向かう。

朝のお参りに来る近所の方と擦れ違うだけで、静寂そのものの道だが、時折、鹿の鳴き声が聞こえる。

8:50 昨年の秋、北・山の辺の道で行った「白亳寺」への分岐。

いよいよ、「柳生街道の滝坂の道」へ入る。

取りあえず、道の真ん中にある汚水マンホールの蓋を撮影。

この通りには二種類あったが、上の写真は鹿と桜の模様で、中央に「奈」の文字をデザイン化した市のマーク。

         

8:55 道の舗装も無くなり、やっと古道といった雰囲気になる。

新緑が朝日にキラめいて美しい。

今回の旅では、いつも持ち歩いている大型の一眼レフカメラは持たずに、コンパクトカメラ二台にしたので、荷物は非常に軽くなったが、木漏れ日や逆光でのマニュアル撮影が難しい。

         

新緑の美しさのほかにも、渓流の音やウグイスの鳴き声が盛んに聞こえて癒される道だ。

頭上の緑や脇の流れにばかりカメラを向けていたら、肝心の石仏を次々見逃してしまい、途中から引き返したりして右往左往。

                           ≪寝仏≫

          

写真の中央上の矢印が「夕日観音」、その右下の矢印が「三体地蔵」。非常に分かりにくい。

                          ≪夕日観音≫

「夕日観音」は遥か崖の上にあった。仏像観賞用の単眼鏡で探し出し、予備に持ってきたコンパクト望遠カメラで撮影。

                          ≪三体地蔵≫

「三体地蔵」は、一度目は分からずに通り過ぎたが、他の石仏を探しに戻った時に気がついた。

                          ≪朝日観音≫

どう見ても「観音さま」とは思えない「朝日観音石仏」。夕日観音とのゴロ合わせでしょうか・・・・。

横目で見るだけなら15分ほどで通り過ぎる石仏群だが、かなり時間を掛けてしまった。

タイムロスを取り返すため、誰もいない山道を急ぐ。

                         ≪首切地蔵≫

10:02 剣豪・荒木又右衛門が試し切りにしたという「首切地蔵」に到着。

いろいろなハイキングコースが合流するところなので、広場になっていて、ハイカーもチラホラ。

なるほど、首が切られたようになっている。

ここにはトイレや休憩所があるので、シバシ休憩。

 

ここからは「春日山石窟仏」が見られる真直ぐのコースと、「地獄谷石窟仏」が見られる右の迂回コースとに分かれる。

最近、石仏マニアに成りつつある私としては、どちらも見たいのだが・・・・。

近くで休憩していた地元のハイカーと思われるグループに、「どちらも見られる効率的な方法はないか?」たずねたところ、一組のご夫婦がこれから行くと言うことで、「ご一緒しませんか」とご親切に誘われた。

10:08 首切地蔵前を出発して、右手のコースに入りまずは「地獄谷石窟仏」を目指す。私より年上かと思われるご夫婦だが、かなりの健脚でお二人ともお話し好きのようだ。

当然、昨夜あった熊本地震の話になったが、最近、東北の被災地巡りをしてきたばかりだと言っていた。 

                        ≪地獄谷石窟仏≫

10:31 おしゃべりに夢中になっている内に、「地獄谷石窟仏」に到着。

鉄格子と金網に囲まれているが、写真撮影用の窓がついている。

この辺りでは最も古い(奈良時代後期)石仏だということだが、けっこう色が残っている。

地獄谷石窟仏を後にして、ご夫婦はドンドン登って行く。

鎖場もある本格的な登山道といった感じ。

 

道はますます急な登りになり、「石切峠を越えた」と言われたが、それが何処なのか分からない。

逆向きのコース(下り)だったら、相当に膝に負担がかかっただろうと思う。

キツイ峠道も、新緑の中のヤマツツジが癒してくれる。

途中で、ご夫婦の仲間だと言う男性と合流。ガイドブックに載っていない「秘密の石仏を見に行こう・・」ということになり、「春日山石窟仏」は後回しに・・・・。

道標の無い山道に入り、「秘密の石仏」というところに到着。

写真右手奥に、石を切り出そうとした痕跡が残る。この周辺一帯は、東大寺大仏殿建立の際の、石切り場だったらしい。

         

風化があまり進んでいないのか、仏像の姿かたちがハッキリ残っている。お釈迦様でしょうか・・・。

この山の中には、他にもガイドブックや観光マップには載っていない石仏があるそうで、「藪コギ」の話も出て来たので、私はこの辺で分かれて、「春日山石窟仏」に向かうことにした。

親切なご夫婦は、私が若草山の方に抜けると思っていたみたいで、「これから柳生へ行きます」と行ったら、驚いていた。
地元奈良のハイカーの方々は、春日山石窟仏を見たら若草山の方に回って市内に戻るのが一般的らしい。

 

したがって、案内してもらったコース取りが、効率的だったかどうか良く分からない。

しかし、「秘密の石仏」も見ることが出来たし、地獄谷のコースもけっこうハードで面白かった。

 

                        ≪春日山石窟仏≫

11:27 「春日山石窟仏」に到着。ここは「奥山ドライブウェイ」からも入れるからか、囲いが頑丈そうだ。

網目が小さいので、一眼レフカメラだとレンズが突っ込めない。

11:40 いったん横切って来た「奥山ドライブウェイ」との交差点に戻り、水分補給。柳生方向に真直ぐ進む。

                          ≪峠の茶屋≫

11:50 有名な「峠の茶屋」に到着。

ここで昼食にしようと思って来たが、ナント、名物「草餅」が売り切れ。しかたなく「くず餅」を注文。

ご主人に聞いたら、この建物は築180年。

 

地震関係の仕事をしているという一人旅の男性と、シバシ熊本地震の話をしながら「くず餅」を食べる。

 

ここまでのコースタイム(単位:分)

春日大社拝殿-(5)-若宮神社-(25)-柳生街道入口-(27)-寝仏/夕日観音/三体地蔵-(8)-

朝日観音-(7)-首切地蔵-(24)-地獄谷石窟仏-(44)-春日山石窟仏-(20)-峠の茶屋

     歩いた距離:約6km

       歩いた時間:2時間40分

       要した時間:3時間30分

         ※石仏を見逃して右往左往したり、秘密の石仏(?)を見に行くなど時間が掛かった。

         ※地獄谷石窟仏と春日山石窟仏を見る順番が、逆だったかもしれない.

 

 奈良の古道歩き 柳生街道(滝坂の道-2)へつづく


奈良の古道を歩く 山の辺の道(2)後半

2016-04-25 | 京都・奈良旅行記

2016年4月14日 つづき

午前中は、天理市の石上神宮から天理市トレイルセンターまで歩いた。

昼食後は天理市の残りを歩いて、桜井市のJR三輪駅まで歩く予定。

                     ≪天理市トレイルセンター前の路上にあった地図≫

11:50 昼食を終え、「山の辺の道」後半は天理市トレイルセンター前の「そば処 千古」をスタート。

                    ≪行燈山古墳(崇神天皇陵)≫

天気が良くなり、かなり蒸し暑くなって来た。

                    ≪渋谷向山古墳(景行天皇陵)≫

                      ≪野菜の無人販売所≫

12:17 正面に大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体「三輪山」が見える。

道標の下には、「額田王歌碑」。

                    12:29 纒向遺跡(まきむくいせき)

ヤマトの発祥の地、邪馬台国とも言われているが・・・・?

 

         12:31 相撲神社

                    ≪檜原神社(ひばらじんじゃ)≫

13:00 「檜原神社」に到着。

「しめ縄」をくぐり「三ツ鳥居」に向かおうとしたら、参道の白砂の上に真直ぐの砂紋がでクッキリと・・・。

足を踏み出すのを躊躇していたら、私の後から来て隣に立った一人旅の女性も困った様子。

二人同時に踏み出したが、何か勿体ない事をしているような・・・。

                      ≪檜原神社の三ツ鳥居≫

檜原神社はこれから訪ねる「大神神社」の摂社。本殿や拝殿はなく、この「三ツ鳥居」の前から御神体の三輪山を直接遥拝する。

神社の前の茶店で休憩タイム。滅多に喰わないソフトクリームでクールダウン。

          

ここからは地道となって、古道の雰囲気が出て来た。

                     12:28 玄賓庵(げんぴあん)

          

                     ≪狭井神社(さいじんじゃ)≫

13:46 「狭井神社」に到着。

大神神社の摂社で、病気平癒のご利益がある。 

三輪山の唯一の登拝口が境内にある。山頂までは1時間くらい掛かるらしい。社務所で受付け。

登拝のルールはかなり厳しい。写真撮影不可。登ってみたかったが、時間的に断念。

三輪山から湧き出る神水を拝受する「薬井戸」。コップは滅菌室に入れられてあり、使った後はすすいで戻す。

神水は汲んで持ち帰り可能。

三輪(桜井市)側から山の辺の道を歩く方は、是非、カラのペットボトルを持参しては如何・・・。

                   ≪大神神社(おおみわじんじゃ)≫

14:06 日本最古の神社の一つ、「大神神社」に到着。

荘厳なたたずまいの拝殿から三輪山を遥拝。

大神神社(三輪明神)は、昨年の11月にも参拝している。(三輪ソーメンを食べに来たのだが・・・)

                     ≪大神神社 二の鳥居≫

                          ≪平等寺≫

14:33 大神神社の拝殿前から横に抜けると、数分で平等寺に出られる。

聖徳太子が開祖といわれる古刹。 

                    ≪桜井市の汚水マンホールの蓋≫

亀甲文様で、中央はサクラの花をデザインした市のマーク。

                     14:47 金屋の石仏

釈迦と弥勒の線刻。もとは平等寺にあったものとされる。格子戸越しに拝観。

 

 

                    ≪海拓榴市(つばいち)観音堂≫

宿場町のような風情の集落を歩いて行くと、「海拓榴市」の説明板を見つけたが「観音堂」がどこか分からない。

近くに居た住民の方に尋ねたら、とても親切に教えてくれた。道標の裏手の方にあって分かりにくい場所。

民家の様な造りで、ガラス戸越しに観音様と思われる仏像を撮影。

15:05 「山の辺の道」歩きが完了。

15:30 雰囲気の良い通りを20分ほど歩いて、JR桜井線「三輪駅」に到着。

「北・山の辺の道」、「南山の辺の道」の完全制覇の自己満足に浸る。

駅前のお土産屋で生ビールを飲んでいる、一人旅のオネーちゃんがいた。

私は、奈良市内の行き付けになった居酒屋まで、必死にガマン!!

 

南・山の辺の道のコースタイム(単位:分)

石上神宮-(12)-内山永久寺跡-(25)-夜都伎神社-(12)-竹之内環濠集落-(17)-

萱生環濠集落-(14)-念仏寺-(14)-長岳寺-(3)-天理市トレイルセンター前

【昼食】

天理市トレイルセンター前-(27)-額田王歌碑-(13)-纒向遺跡/相撲神社-(29)-

檜原神社-(24)-狭井神社-(4)-大神神社-(4)-平等寺-(6)-金屋の石仏-(14)-

海拓榴市観音堂-(20)-JR三輪駅

    歩いた距離:14km

      歩いた時間:4時間

      要した時間:7時間(拝観時間、見学時間、昼食時間などを含む)

参考までに

  北・山の辺の道(奈良 春日大社 ~ 奈良 円照寺)

          2015年11月 奈良の古道を歩く 北山の辺の道(1)

  北・山の辺の道(天理 円照寺 ~ 天理 石上神宮)

          2015年11月 奈良の古道を歩く 北山の辺の道(2)

  南・山の辺の道(天理 石上神宮 ~ 天理市トレイルセンター)

         2016年4月 奈良の古道を歩く 山の辺の道(1)