2014年1月28日
今年初めてのブログの更新です。
「明けましておめでとうございます」と言いたいところですが、すでに1月ももうじき終わり。
ずいぶんと更新をサボってしまいました。
今回の旅は、以前から一度は食べてみたいと思っていた「深川めし」を求めて、東京深川へ出かけました。一泊二日の旅。
「深川」は私がよく読む江戸を舞台にした時代小説に、頻繁に登場する場所。
地下鉄東西線沿いは結構行ったことがあるものの、観光はしたことがないので、少しでも江戸の雰囲気が残っているのか、ぶらぶら歩いてみることに・・・・。
まずは深川の二大名所「深川不動堂」と「富岡八幡宮」を参拝。
≪深川不動の参道≫
11:40 地下鉄東西線の「門前仲町駅」で降りると、目の前が「深川不動堂」の参道。
今日は1月28日で「初不動」の御縁日ということで、参拝客で大変な賑わい。
≪深川不動堂≫
私も多めのお賽銭を入れて、「家内安全無病息災」を祈願。
しかし、帰ってから分かったのですが、私が一生懸命拝んでいたのは写真右側の建物。これは旧本堂で、現在の本堂は左の黒い建物なのだそうで・・・・知りませんでした。
そう言えば左側の建物では、「護摩祈祷」が途切れることなく続いていて、迫力あるお経と太鼓の連打で、何かコンサートを見ているような感じでした。迫力満点。
後ろにある「内仏殿」も一階から四階まで拝観しましたが、ものすごい数の仏像があって、途中でお賽銭が切れてしまい、果たして御利益があるのかどうか・・・・?
12:25 お不動さんを出ると、東隣に続くのが「富岡八幡宮」。
≪富岡八幡宮≫
こちらも「ご縁日」ということで、江戸一番の八幡様にふさわしく、沢山の露天が並び人出も多い。
江戸勧進相撲の発祥の地なのだそうで、相撲ゆかりの碑があったり、伊能忠敬が測量探検に行く際には必ずここをお参りしたということで、歩く姿の銅像があったりで、見どころが多い。
展示されているお神輿は一見の価値あり。
12:50 富岡八幡宮に祀られている「恵比寿神」は「深川七福神」のひとつなのだそうで、これからは「深川七福神」巡りをしながら、深川ウオーキングをすることに・・・・。
≪弁財天 冬木弁天堂≫ ≪福禄寿 心行寺≫
13:00 冬木弁天堂に到着。そそくさとお参りを済ませ、数分で福禄寿の心行寺へ到着。やや入り難い雰囲気なので、門前で手を合わせ北上。
≪海辺橋≫ ≪仙台堀川≫
13:15 やはり江戸時代小説に良く出てくる「仙台堀」に至り、「海辺橋」を渡りながら眺める。仙台在住の私としては、いつかは見てみたい「江戸」の風景だった。
当時の面影は全くないのでしょうが・・・・・。
この後、「深川七福神巡り」をいったん中断して、昼食タイム。
今回の旅の最大の目的、「深川めし」を食べるためコースを外れる。コースと言っても無計画に歩きまわっているだけですが・・・・。
≪深川宿≫ ≪深川宿店内≫
13:25 「深川江戸資料館」前にある「深川宿」に到着。
「初めてのお客様には是非お勧め」と言われた「深川めしのミニどんぶりセット」を、迷わず注文。
≪深川めし ミニ丼セット ¥2,100≫
試食用の「あさりの佃煮」などを頂きながら待つと、出て来たのは上の写真。
「深川めし」は、ネギとアサリを味噌で煮込んでご飯にぶっかけた、江戸時代の漁師メシだ。
左のどんぶりがアサリの炊き込みごはん。右がぶっかけ。
全部食べられない場合は、炊き込みご飯をオニギリにしてくれる。
美味しいので、一気に全部食べてしまったが、お腹がギュウギュウ。
食後に「くずきり」のデザートが。セットの中に「白玉」もあるのだが・・・・もしかして。
大変美味しく頂きました。満腹。
満足。
14:00 お店を出て、「深川七福神巡り」再開。
≪大黒天 円珠院≫ ≪毘沙門天 龍光院≫
≪間宮林蔵の墓≫
園珠院と龍光院の間の町角に「間宮林蔵」の墓があった。
14:45 七福神巡りを再び中断し、「清澄庭園」に立ち寄る。
三菱財閥の創始者岩崎彌太郎が造った、回遊式林泉庭園。
≪清澄庭園 右の建物が涼亭≫
1時間ほど散策しながら鳥の写真などを撮ってノンビリする。
15:50 ちょっとマッタリし過ぎたので、いそいで「七福神巡り」に戻る。
≪布袋尊 深川稲荷神社≫
5分ほどで「深川稲荷神社」に到着。お賽銭がちょっと少なくなって来た。
≪小名木川 萬年橋≫ ≪隅田川との合流≫
16:05 やはり江戸時代小説に良く出てくる「小名木川」に到着。「萬年橋」を渡る。
橋の上から左手を見ると、すぐそこが隅田川への合流地点。
≪芭蕉稲荷神社≫ ≪正木稲荷神社≫
萬年橋を渡る終えると直ぐに、真っ赤なノボリが目立つ「芭蕉稲荷神社」。
ここから30mほどで、「芭蕉庵史跡展望庭園」との案内あり。
途中に「正木稲荷神社」。ここも七福神ではないが「おできの神様」ということなので、一応お賽銭を投入してお参り。
≪芭蕉庵史跡展望庭園の松尾芭蕉像≫
16:15 石段を登ると目の前に隅田川が流れる展望台があった。
松尾芭蕉はこの辺りに庵を設け、ここから「おくの細道」に出発したということだ。
深川という所は、伊能忠敬、間宮林蔵や松尾芭蕉など長距離を歩きまわる人に関係する土地柄らしい。
景色が良いのでノンビリしたいところだが、日没がもう間近。「七福神巡り」もあと一か所残っているので、10分ほどでいそいそと出発。
≪寿老神 深川神明宮≫
16:35 「深川七福神巡り」最後の一か所、「深川神明宮」内にある「寿老神」に到着。
最後に一枚だけ残っていた500円玉を賽銭箱に投入。本日最高額のお賽銭だったので、念入りにお参りをした。
取りあえず、「深川七福神巡り」完歩。神社が3か所、お寺が4か所。
恵比寿神(富岡八幡宮)→弁財天(冬木弁天堂)→福禄寿(心行寺)→大黒天(円珠院)→毘沙門天(龍光院)→布袋尊(深川稲荷神社)→寿老人(深川神明宮)
※深川七福神巡りだけを行う方は、コース取りや時間経過は参考になりません。
≪隅田川≫
16:50 新大橋のたもとにある「御船蔵」跡から隅田川のテラスに下りて、夕暮れの川べりを写真を撮りながら戻ることにする。
≪清澄橋と東京スカイツリー≫
≪ライトアップの永代橋≫
≪永代橋から月島方面を見る≫
17:35 永代橋から夜景を撮影。
出発地点の門前仲町に戻り、夜の「富岡八幡宮」と「深川不動堂」を見学。
18:40 本日のウオーキングを終了し、秋葉原のホテルに移動。
ちょうど7時間、無駄の多い無茶苦茶なコース取りで約19,000歩の「東京ぶらぶら散歩」でした。
※明日2日目につづく。