旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

オッサン一人富士のパワースポットへ

2014-09-07 | 旅行記

2014年8月29日

今日泊ったホテルでも、「中国の団体がいるので、朝食は8時以降にしてほしい」と言われたが、それを無視して7時に一番乗りでバイキング朝食。

今日は「富士五湖巡り」三日目最終日。3時にはレンタカーを返さなければならないので、忙しい。

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                         ≪河口浅間神社≫

朝一番の訪問地は「河口浅間神社」。本殿に向かう杉並木が素晴らしい。

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祭神は浅間大神(木花開耶姫命:コノハナサクヤヒメノミコト)。

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境内には、天然記念物の7本杉など100本以上の大木があって荘厳。

いかにもパワースポットという感じが、ヒシヒシと伝わってくる。

この河口浅間神社を起点とする三ツ峠(御巣鷹山、木無山、開運山)登山コースがある。

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河口浅間神社から登山道を約40分ほど登ったところにある「母の白滝」が、次に目指すパワースポット。

車の場合は、浅間神社の左脇を進んで林道を数分登ると、喫茶店の様な建物と10台分の舗装された駐車場に至る。ただし、舗装はされているが狭い道なので、対向車との擦れ違いには譲り合いが必要。

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建物の脇から河口湖と富士山が見晴らせる。この時は河口湖の左に富士山の山頂だけが辛うじて見えた。

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駐車場の奥に車止めがありそこから登山道に入ると、数分で森の中に滝の音が聞こえてくる。

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                       ≪母の白滝神社と滝≫

森の中にひっそりと鎮座する「母の白滝神社」と、神秘的な「母の白滝」。

河口浅間神社の末社で、祭神はタクハタチチヒメノミコト。

かつて、富士登山をする人々が禊(みそぎ)を行った聖域。

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このところ雨の日が多かったが、水量はイマイチ。

さほど迫力はないが、森の静寂の中に滝の音が美しい。パワースポットというよりは、大変癒される場所だった。

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滝の下まで行けそうだが、しぶきがレンズにかかるのでこの辺りが限度。

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三ツ峠の登山道は、神社の前から裏手に回って、整備された木道を登るようになっている。

世界遺産登録のお陰か、何もかも新しくて立派だ。

遠足なのか、大勢の小学生たちが先生に引率されて登って行った。

私も登りたかったが、3時までにレンタカーを返すとなるとかなりキワドイ時間なので断念。

河口浅間神社を後にして、富士五湖の中で今回唯一まだ行っていない山中湖に向かう。

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                      ≪山中湖 パノラマ台≫

旅の最後というのは何故か天気が良くなるものだが、パノラマ台に到着すると今回の旅で初めて青空が出て来た。

このパノラマ台では、上の写真の左寄りに富士山、右寄りに南アルプスが見えるハズなのでしばらく待ってみたが、再び雲が出て来たので諦めて河口湖に戻る。

河口湖駅前でレンタカーを返却した後は、

河口湖駅(富士急行)→大月駅(JR中央)→東京駅(東北新幹線)と乗り継いで帰宅。

天気に恵まれない、富士五湖巡りでした。


オッサン一人青木ヶ原樹海を行く②

2014-09-06 | 旅行記

2014年8月28日 つづき

前半は、「西湖コウモリ穴」を出発してひたすら青木ヶ原樹海の中を歩き、昼過ぎ「富岳風穴」に到着した。

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                           ≪富岳風穴≫

入場券売り場から樹海の中を数分進むと、「富岳風穴」の入洞口がある。

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階段を下りて風穴の中に入ると、左手に犬の彫刻かと思ったら、氷柱のナレノハテ。

8月末だというのに、まだ氷があった。気温3℃。

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溶岩のながれによって作り出された横穴式洞窟ということで、歩きやすい。

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岩に付いている「ひかりごけ」は、光を当てるとエメラルドグリーンに発色するのだそうだ。

洞窟内は、順路通りに歩いても15分もあれば十分に見ることができる。

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地上に戻る階段の途中で、洞穴の出口がハート型に見えるところがあった。

屋久島のウイルソン株の中から見た景色に似ている。

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「富岳風穴」の周辺は、遊歩道を歩かなくても十分に青木ヶ原樹海の雰囲気が味わえる。

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入場券売り場を出ると、脇に「東海自然遊歩道」の看板がある。

12:37 「鳴沢氷穴」を目指し、東海自然遊歩道に入る。 

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樹海遊歩道と道の作りも景色も同じだが、道標はこちらの方が金をかけてる感じ。

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道は次第に緑のトンネルになった。

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13:00 突然開けたと思ったら、「鳴沢氷穴」の駐車場だった。

ドシャ降りとなったため、お土産売り場などをぶらつきながら雨宿り。

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                  ≪鳴沢氷穴 入口≫

13:25 雨が上がったので弁当にしたいところだが、座れるところがビショ濡れなので先に延ばし、氷穴へ。

こちらの氷穴は、溶岩の水蒸気が吹き出してできた竪穴式洞穴なので、長い階段をドンドン降りて行く。

洞穴内に入ると急な階段になって、突然大渋滞になった。

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一番天井が低いところで91cmしかないので、全員カニ歩きになる。ひたすら前の女性のお尻だけを見ながら歩く状態。

最大のビューポイントの氷柱は、当然ながらこの時期は残骸だけ。

13:45 「鳴沢氷穴」を出発。今度は国道139号線を利用して「富岳風穴」に戻る。

昼メシを食っていないので、大型トラックなどがビュンビュン通る車道を、行動食を食いながら歩く。

14:00 富岳風穴前の「森の駅 風穴」に到着。

名物だという「とうもろこしソフトクリーム」を買ってクールダウン。

ここからは、周遊バス(レトロバス)に乗って、車を置いてある「西湖コウモリ穴」まで行く予定だったが、ソフトをなめて元気が出たところで方針変更。

14:10 県道710号線を、コウモリ穴方面に歩き出す。

車道といっても、左右の景色は樹海遊歩道を歩いている時とほとんど同じ。ただ歩道がないので、車に注意。

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14:25 「竜宮洞穴入口」バス停に到着。

ちょうど、黄色いレトロバスが2台連ねてやって来たがパス。バス停向かいの林道を、樹海の中に入る。

数分行くと紅葉台へ登る登山道との分岐があり広場になっている。

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分岐の道標に従って、右折して樹海の奥に進む。

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14:31 「竜宮洞穴」に到着。

水の神「豊玉姫命」が奉られていて、干ばつの時には「雨乞い」の神事も執り行われた時代もあり霊場として栄えていたらしいが、現在はかなり崩落が進んでいるらしい。

国の天然記念物に指定されているようだが、これまで見てきた観光化された洞穴とは違った趣で、いかにもパワースポットといった感じ。

全く人気が無く、辺りは静寂そのもの。

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少し洞穴内に入ると小さな祠が奉られていて、これ以上は進めない。奥の方は、崩落した岩が散乱している。

お賽銭をお供えして、旅の無事を祈願。

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帰ろうとして振り返り、洞穴の入口を見上げた瞬間、背中がゾクゾクッとして金縛りに遭う。

場所が場所だけにチョットうろたえたが、よく考えたら、洞穴の奥から風穴や氷穴と同じに、冷気が吹き上げているのでした。

ここは、女性一人旅にはお勧めできません。特に天気の悪い日は不気味です。

14:45 分岐の広場に戻って、やっと弁当を食べた。

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14:57 「竜宮洞穴」を出発。再び県道710号線を歩いてコウモリ穴に向かう。

15:15 「西湖コウモリ穴」の駐車場に無事帰還。停めて置いたレンタカーの中でシバシ休憩。

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上の図は、案内所でいただいた「青木が原樹海マップ」(無断使用)

表記時間は、ネイチャーガイド付きのツアーの場合です。

青い線が、今回歩いたコースです。

☆コース

西湖コウモリ穴 → 野鳥の森公園/紅葉台分岐 → 富岳風穴 → 鳴沢氷穴 → 富岳風穴

→竜宮洞穴→西湖コウモリ穴

☆所要時間

  5時間弱(コウモリ穴、風穴、氷穴の見学時間含む)

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16:15 本日の宿に到着。昨日とは別の河口湖畔の温泉ホテル。

部屋に入ったら、窓の正面に富士山の頭が見えた。

              オッサン一人青木ヶ原樹海を行く①は コチラ

 


オッサン一人青木ヶ原樹海を行く①

2014-09-06 | 旅行記

2014年8月28日

富士五湖二日目。

今日は青木ヶ原樹海をトレッキングする予定なので、7時に朝食を食べて直ぐにホテルをチェックアウトするつもりだったが、「先に中国人の団体がレストランに入るので、8時以降にしてくれ」と言われ大幅に予定が遅れた。

中国人優先というよりは、中国人とその他の客を分けたい様な雰囲気だった。ホテルの客の大半が中国人の団体なのでしょうがないが・・・・。

9:30 レンタカーで河口湖のホテルを出発。今日も小雨模様。

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                ≪西湖コウモリ穴 駐車場≫

10:00 「西湖コウモリ穴」に到着。

西湖コウモリ穴案内所で「青木ヶ原樹海マップ」(無料)をもらって、コースの検討。

一応、計画は立てて来たのだが、悪天候なのでコース変更せざるを得ない。

ここを樹海探検のスタートとすることにして、まずはコウモリ穴の見学。

改札口でヘルメットを受け取り、5分ほど樹海の中を歩いて行くと、牢獄の様な洞窟入口に到着。

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                     ≪西湖コウモリ穴 入口≫

10:20 コウモリ穴入洞。

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入洞して初めの方は歩きやすいのだが・・・・。

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低い天井にヘルメットをゴツゴツとぶつけながら、這いつくばって進む。

腰が悪い人はチョットやめた方が良いかも・・・・。

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ここから先は、コウモリ優先。

たまたま他の客がいなかったので二周してしまい、また貴重な時間を使ってしまった。

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11:07 いよいよ青木ヶ原樹海に突入。

駐車場の一番奥に樹海への入口があって、脇に地図の看板があるので分かりやすい。

ただし、表示はないが地図の北が下になっている。(クリックすると大きくなります)

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案内所近くにある四カ国語の地図では、北が右になっている。

案内所でもらった地図は、普通に北が上なのでコンガラガッてしまう。

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まずは「西湖野鳥の森公園」方面に進み、途中の分岐を目指す。

樹海遊歩道は完全に整備されていて、道標も所々にあって歩きやすい。

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いたる所に溶岩の割れ目や、ガスの噴出口跡が口を開けている。

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小雨が降っているハズだが、樹海の中にはあまり落ちてこないので傘はいらない。

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                   ≪溶岩棚≫

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11:22 分岐に到着。ここにも地図の看板があるが、こんどは上が北。

本来は、ここから「竜宮洞穴」を経由して、「紅葉台」→「三湖台」と登山して、「西湖民宿村」に下りるのが理想だが、雨の降る中で展望台に登っても仕方が無いし、三湖台は工事中だという情報もあるので断念。

この分岐からは「富岳風穴」を目指す。

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やや道幅が狭くなって来た感じ。

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雨降りだからか鳥の声も聞こえず、樹海の中は深閑としている。スタート以来、誰とも会わないのでチョット不安。

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森の色どり。

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自分の重さに耐えられなくなったのか、それほど古くもない木が倒れていた。

溶岩台地には土が無いので、横から見ると根の張り方が薄いのが良く分かる。

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12:10 車道に出た。右に折れて、車道を3分ほど歩く。

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                 ≪森の駅 風穴≫

12:13 「富岳風穴」の前にある「森の駅 風穴」に到着。

着いた途端、雨が急に本降りになって、軒先で雨宿り。立ったままの休憩となった。

          オッサン一人青木ヶ原樹海を行く② につづく 


富士五湖をドライブしてきたのですが

2014-09-04 | 旅行記

2014年8月27日

突然思い立って「富士五湖巡り」でもしてみようと、超メジャーな観光地に行ってきました。

東北新幹線、東海道新幹線と乗り継いで、9:34静岡県富士市の新富士駅で下車。

10:00 駅前でレンタカーを借り、西富士道路を北上。予想通り渋滞に巻き込まれながらグズグズ走っている内に、小雨が降りだす。富士山の方向は、暗雲立ち込める最悪の天気。

11:00 富士宮市郊外の「白糸の滝」の駐車場に到着。

雨がやむ様子も無いので、傘をさして滝に向かう。

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駐車場を出ると直ぐ左手に渓流があり、結構な水量。

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先を見ると、ゴーゴーと音を立てて早くも滝の雰囲気。

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                         ≪音止の滝≫

「白糸の滝」へ行く道の左側に、「音止の滝」がある。幅5m、落差25mでけっこう豪快な滝だ。

ただし、この滝を眺められる崖づたいの道が崩落寸前のため近寄れず、三脚を置ける場所は狭い一か所だけ。

お土産屋などの立ち並ぶ坂を下って行くと、右手に「白糸の滝」が見えて来た。

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                         ≪白糸の滝≫

雨と靄で見通しが悪い。ザンネン。

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富士山の伏流水がここの地層の隙間から流れ出ているのだそうだが、カメラをアップにしても霞んで良く見えない。

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レンズに雨があたるので撮影を早々と切り上げ、駐車場近くの食堂で昼食。

富士宮市名物の「焼きそば」を食べたが、鉄板の隅に長時間置いといた感じで・・・。

12:45 再びレンタカーに乗り、富士五湖に向かう。

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                        ≪本栖湖 西側湖岸から≫

13:30 「本栖湖」の西端で車を止め、写真を一枚。

正面に富士山があるハズだが、厚い雲が垂れこめている。

旧五千円札と千円札の裏側の絵の撮影ポイント(故岡田紅陽氏)まで登るつもりだったが、富士山が見えないのでは意味が無いので断念。

本栖湖を一周して、「精進湖」に向かう。

「精進湖」と「西湖」もそれぞれ湖岸を一周ドライブするが、天気はずっと小雨模様。

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                      ≪河口湖 大石公園から≫

16:00 河口湖の北岸の大石公園に到着。

ここも正面に富士山があるハズだが、雲の中。かなり薄暗くなって来た。

晴天ならば富士山を入れ込んだ夕景、星景の撮影を目論んでいたが、これでは無理。

富士五湖の残りひとつ「山名湖」は諦めて、本日の宿に向かう。

今日は、あえてビジネスホテル系の宿にしたのだが、中国人の団体客が入っていて日本人はマバラ。

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                     ≪河口湖畔のホテル街≫

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本日の夕食は、ホテル近くの食堂で、ワカサギのフライで生ビール。〆は山梨名物の「ほうとう鍋」。