2014年5月19日
波照間島滞在三日目。今日は、西表島に移動する。
「ペンション最南端」の2階の部屋から見る「ニシ浜」は、三日間で一番の美しさとなった。
八重山一とも沖縄一とも称されるコバルトブルーは、今日は絶好調。
本来は朝一番の船便で島を出る予定だったが、この絶景が勿体ないので午後の便に予定変更。
朝食後、レンタカーで港の安栄観光の事務所に行き、13:10の石垣便を西表島の大原港に立ち寄ってもらうように予約。
10:00 チェックアウトを済ませた後も、ペンション屋上のイスに陣取って「波照間ブルー」を堪能しながらマッタリする。
今日行く西表島もクッキリ見えている。
ニシ浜の沖では、水中で何かスポーツ大会が開かれているらしく、島でただ一人のお巡りさんも心配そうに監視していた。
二泊お世話になった「ペンション最南端」を出発。
ペンションの奥さんに紹介された近所の「モンパの木」というショップで、オリジナルTシャツを二枚買ってドライブ開始。
既に充分に島内ドライブをしたが、レンタカーの料金が燃料費込みなので、走らないとソンをする。
まだ乗船時間まで2時間もあるので、自転車並みのスピードで「島内一周道路」をノロノロ走るが、後ろから追いたてる車も擦れ違う車も全く無い。
周囲に建物が無いと、電柱の整然とした並びがチョット美しい。八重山の離島では良くある風景だ。
サンゴ礁の島らしく、牧場の柵もサンゴの石垣。
≪波照間灯台≫
島の中央に立つ珍しい灯台。この辺りが、島で最も標高が高い。61m。
≪オヤケアカハチ生誕の地≫
集落の中にある、島の英雄の生誕の地。写真に撮らなくてもいいのだが、一応来てしまったので・・・。
≪日本最南端の駐在所≫
入口の上にある日本地図が楽しい。赤く塗られた島が波照間島。左端に台湾もある。
今日もお目当てのカフェが「豊年祭」でお休みなので、共同売店に残っていた焼きそばを買って港の待合室で昼食。と思ったら箸が無い。港の食堂も本日休業なので、仕方なく手で摘まんで食べる。
やたら具の多い焼きそばだなと思っていたら、単なるチャンプルーのお惣菜だった。
「またやってしまったなぁ~」などと反省していたら、島の名勝「高那海岸」の写真を撮るのを忘れていたことに気づく。
「光の状態の良い時間(午後)に来て撮ろう」と思ったのが間違いだった。
「また来ればいいさ」と思い直す。南十字星も見られなかったし・・・。
レンタカーから荷物を出し、港の待合室にある土産屋「アダン」に車のカギを渡してレンタル終了。
思えば二日前、昴レンタカーのオジサンがペンションに車を持ってきてくれて、返す時は港に「乗り捨て」なので極めて簡単だ。結局、事務所がどこにあるのか分からなかった。
≪波照間港≫
13:10 西表島の大原港に向け出港。天気が良いだけに名残惜しいが・・・。
港の出口に「んぎしたおーりょー」と書かれた看板がある。
「ん」で始まる珍しい言葉だ。
インターネットで調べると、ほとんどの人が沖縄本島周辺の「めんそーれ」、石垣島周辺の「おーりとーり」と同じ「ようこそ」という意味だと書いている。
それも正しいのかもしれないが、島の人に聞いたところによると、「行ってらっしゃい。また戻ってきてね!」という意味だと言っていた。
「チョットくだけた言い方なので、お客様に対してはあまり良い表現ではないのだが・・・」と、その人は言っていた。
まあ、出港する船から見易い位置にあるので、「また来てね」という意味で良いのではないでしょうか。
また戻って来ますよ! あの「波照間ブルー」と「南十字星」を見に・・・・