旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

大和七福八宝めぐり①

2020-01-30 | 京都・奈良旅行記

昨年秋から我が家のインターネットが絶不調で、ブログを更新出来ませんでした。
あらゆる検討を重ねて、無線ルーターを三台更新。

やっとサクサク動き出したので、旅のブログを再開します。

今回の旅は、またもや奈良。
このところ毎年つづけている「奈良の古道歩き」は、昨年出来なかったので今年は1月に決行。
とは言え、厳冬期の1月に「古道歩き」や「山歩き」はチョット辛い。
そこで今回は、正月らしく「七福神めぐり」を旅の目的に無理矢理コジツケて見ました。

調べてみると、奈良には「七福即生 八方円満 大和七福八宝めぐり」というのがあるようなので、これに決定。

【大和七福八宝めぐり】
ふつう七福神と言えば、毘沙門天、布袋尊、寿老人、大黒天、恵比寿天、弁財天、福禄寿の七神が一般的だが、ここではさらに、日本で最も古い神社の「三輪明神」が加わって、「大和七福八宝めぐり」となる。


 大黒天:長谷寺 桜井市初瀬
 弁財天:安倍文珠院 桜井市阿部
  福禄寿:談山神社 桜井市多武峰
  恵比寿天:おふさ観音 橿原市小房町
 寿老人:久米寺 橿原市久米町
 布袋尊:當麻寺中之坊 橿原市當麻
 毘沙門天:信貴山朝護孫子寺 生駒郡平群町信貴山

   三輪明神:大神(おおみわ)神社 桜井市三輪

              ※イラストは「大和七福八宝めぐり」HPからお借りしました。

以上、二社、六寺を調べてみると、大和盆地の東から西へ大きく広がっている。
どの名称も、地域の名前と同じ由緒ある寺社ばかり。日本の歴史、文化発祥の始まりに関わってきた古刹、古社。
この8か所の内、7か所には「古道歩き」の途中などで行ったことがあるが、「おふさ観音(恵比寿天)」だけは初めてとなる。

この8か所を、できれば二日間(一日目は昼過ぎ到着なので実質一日半)で回りたい。
レンタカーで走れば一日で回れそうだが、冬に慣れない土地の山道を運転したくないので、今回は公共交通機関のみで走破する。
本来、私の住む仙台から大和地方へは飛行機(伊丹経由)のほうが一時間ほど早く着くが、料金が片道二万円ほど高くなる。今回は、電車の乗り継ぎで奈良を往復し、差額分をタクシー代に充てたい。

今までかなりの数の神社仏閣を訪ね歩いたが、今流行りの「御朱印」は頂かないことにしている。
しかし、数年前の1月に京都で「都七福神めぐり」をやったときだけは御朱印を貰っている。

今回も正月の縁起物ということで、御朱印集めをすることにした。

1月20~22日の二泊三日の旅。

      
通常、「大和七福八宝めぐり」では、上のパンフレットの中央にある「お福掛(すべて印刷されてある台紙;無料)」に御朱印だけ押してもらう、いわゆるスタンプラリー形式のようだ。
私は出来れば正式な御朱印帳に、墨書してもらったうえで御朱印を頂くつもり。
そもそも、お福掛の大きさは52.5cm×36.5cm。半分の大きさに折りたためるようだが、私のカメラ・リュックには入らない。

2020年1月20日
朝一番の東北新幹線で、まずは東京へ向かう。
我が家を出る時はまだ暗かったが、宇都宮を過ぎたあたりから空は快晴。絶好の旅行日和だ。
車窓の右手を見れば、富士山がクッキリ見えて縁起がいい。


             <東北新幹線の大宮付近から見た富士山>
朝日を反射するビルがチョット眩しいが、富士山はビルや山に見え隠れしながら、東京都内まで見えていた。
今朝のように、冬の快晴の日は条件が良い。
富士山が珍しいわけではないが、見えると何となくうれしい。
早朝の東北新幹線には頻繁に乗っているが、ほとんど寝ているので、見ることはめったにない。

                <東海道新幹線から見た富士山>
東海道新幹線から富士山が見えるチャンスは多いが、今日は裾野までクッキリ。
車内でも、「今日は富士山が非常に美しいので、是非ご覧ください」とアナウンスがあった。

仙台市地下鉄→東北新幹線→東海道新幹線→近鉄京都線特急(橿原神宮前行)→近鉄南大阪線と電車5本乗り継いで、当麻寺駅を目指す。

                      ・・・【當麻寺篇】へつづく



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