旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

ひまわりまつり&はらこめし

2013-09-28 | 旅行記

2013年9月27日

昨夜、「東北楽天イーグルス」のリーグ優勝の盛り上がりで夜更かししたものの、あまりにも天気が良かったので、宮城県丸森町の「舘矢間ひまわりまつり」にドライブ。 

絶好の秋晴れの元、丸森に着いたものの予想通り「ひまわり」はもう終わりかけ。

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                ≪丸森町 舘矢間ひまわりまつり≫

昼過ぎに到着した時には、ひまわりも疎らだが客もゼロ。

会場にいたのは、実行委員らしい農家の方が4名ほど。

何とかマシな場所を見つけて写真に収めた。

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しばらく眺めていたら、やっと数名の見物客が・・・。

やはり「ひまわり」というものは午前中に見るものなのでしょうか。

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「楽天優勝記念セール」と言うことで、「トン汁」と栗、枝豆を無料でご馳走になった。

どうも実行委員の方々の昼飯の残り物?らしいが、大変美味しく頂きました。

「秘伝枝豆」(丸森産)があまりにも美味しかったので、一袋お土産に購入。

「まつり」は9月29日まで。

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                    ≪丸森町 不動尊公園≫ 

せっかく丸森まで来たので、少し足を延ばして「不動尊公園」まで行き、腹ごなしにミニ・トレッキングで汗を流した。

帰りは「亘理町」に寄って、季節限定名物「はらこめし」で早めの夕食。

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               ≪和風レストラン田園 特製はらこめし膳≫

「天高く馬肥ゆる秋」を満喫してきました。


利尻・礼文の旅⑤ 利尻島

2013-09-21 | 北海道旅行記

2013年9月5日  最終日

朝5時に起きてホテルの窓から外を見ると、意外なことに青空が広がっている。

慌ててカメラの準備をし、レンタカーで「姫沼」に向かった。湖面に映る「逆さ利尻富士」は、早朝の方が可能性が高いと聞いていた。

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                        ≪早朝の姫沼≫

「姫沼」に着いて利尻山を見上げると、何故かそこだけに雲があって利尻富士の全容が見えない。

しかし、かなり強い風が吹いているので、利尻富士を覆う雲も吹き払われるのでは、と期待して40分待った。しかし段々と雲が多くなってしまった。湖面も風で波立っている。

ホテルに戻り、温泉に浸かった後、朝食を済ませてチェックアウト。

レンタカーで、利尻山の登山口「利尻北麓野営場」に向かう。

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                       ≪利尻山登山口≫

学生時代に一度来ているのだが、全く記憶に無い風景に戸惑う。その頃は、鴛泊港からここまで歩いて来たハズだ。途中でコメを買ったのを思い出した。

駐車場に車を置き、一応、カメラと山装備を担いで歩き出す。

午後の飛行機に乗るのだから、「利尻山」の登山は到底無理だが、手前の「ポン山」くらいは登ってみたい。

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                   ≪日本名水百選 甘露泉水≫

登山口から10分ほどで「甘露泉水」に到着。美味しい水でノドを潤し、カラのペットボトルに詰めてさらに登る。

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                  ≪利尻山とポン山/姫沼の分岐≫

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利尻山ルートから分かれて、「ポン山」への道を歩き出してガクゼン。ひどいヌカルミの上に泥水が流れている。ここで転んだりしたら、そのまま飛行機に乗ることになる。

スゴスゴと引き返す。風もかなり強くなってきた。

思えば、朝から下山する人たちとすれ違ったのが気になってはいたのだが・・・・。

街の方向から聞こえてくる有線放送が、フェリーの欠航を伝えていた。はたして飛行機は飛ぶのでしょうか・・・。

一旦ホテルに戻る。何もしないで帰るのもシャクなので、ホテルの裏にある「ペシ岬」に登ることにした。

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               ≪鴛泊港のシンボル「ペシ岬」(画面右の丘)≫

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登る途中にある芝生の公園。山側と違って、海側は青空が広がる。標高100m足らずの岩山は、この時、楽勝に見えた。

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自然の山道風に作られたコースを登って行くと、次第に風が強くなってきた。

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最後の急坂になったところで、台風の真っただ中に居るような風になり、立っていられなくなった。左手の外海を見ると、海面が激しくウネッていた。

柵にしがみつきながら、断崖絶壁から飛ばされないように登る。

こんな所に来るのではなかったと後悔しながらも、目の前に頂上が見えているので、降りるのも悔しい。

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            ≪ペシ岬頂上から鴛泊港越しに利尻山方向を見る≫

最後は、岩にしがみつきながら這いつくばって登った。港から見ている人がいたら、「あいつは何をしているのだ?」と、不思議に思っただろう。

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                      ≪ペシ岬展望台と灯台≫

やっと頂上にたどり着いたが、立ち上がると飛ばされるので、這いつくばったまま片手だけ上げて「登頂証拠写真」を撮った。

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這ったままジリジリと後退りながら下山。やっと危険地帯を無事脱出。

本気で死ぬかと思った。

【強風さえなければ、手軽な良いトレッキング・コースだと思います】

まだ時間があるので、ペシ岬の麓に在住の写真家のギャラリーを訪ね、作品を見せていただきお話を聞いた。

13:30 ホテルに戻って聞いたら「飛行機が飛ぶようだ」ということなので、レンタカーをホテルに乗り捨て、送迎車で空港に向かった。

【今回のレンタカーは、借りる際にホテルまで迎えに来てもらい、返す時はホテルに乗り捨て(無料)、料金は燃料費込みという、大変便利なシステムでした。】

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                          ≪利尻空港≫

天気が良かったのは1日だけという、雨と風に祟られた3泊4日の旅でした。


利尻・礼文の旅④ 礼文から利尻へ

2013-09-20 | 北海道旅行記

2013年9月4日

早朝、礼文島香深のホテルの部屋から利尻島がくっきり見えていたが、予報通り雨模様。

今日は、13:05のフェリーで利尻島に向かう。温泉で朝風呂に浸かりながら、午前中の行動予定を思案するが名案無し。

二泊三日で借りているレンタカーは、燃料費込みの料金設定なので走らないと損をする。ホテルのチェックアウト後、取りあえずドライブに出かけた。

まず、本来は夕景を撮影するつもりだった「メノウ浜」へ。

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                           ≪地蔵岩≫

メノウ浜の奥にある「地蔵岩」まで行ったが、落石の危険があるということで近くまで寄れず、遠目から写真を撮る。

浜でメノウを探しているカップルが1組いた。雨が強くなってきたので、ソソクサと移動。

「桃台・猫台」に行って、昨日のトレッキングで見た「桃岩」と「猫岩」を別角度から眺めた。特に面白いわけではない。展望台は、朝早いためか雨のためか、全くの無人。

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            ≪桃岩≫                     ≪猫岩≫
ここも早めに引き上げ、結局昨日の午後と同じコースをドライブ。何しろ、ドライブ出来る道路が、島の東側の1本しかないのだ。

【旅の情報】どこかの口コミサイトに、「礼文島は道が狭いので車のすれ違いが大変だ」と言う投稿があったが、どの観光地へ行くにも普通乗用車で快適なドライブが出来た。

一か所、メノウ浜へ行く際に2車線でない所があるが、交互通行出来るようになっているので問題は無い。

11時には香深の港に戻り、予定より早くレンタカーを返却。キャリーバッグをフェリーターミナルのコインロッカーに預けて、お土産屋巡り。

店の主人が「利尻島より品質が良い」と自慢する、礼文島の「利尻昆布」を買う。

昼食は、フェリーターミナルの二階の寿司屋で「ウニ丼」を喰った。

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茶碗蒸しとヒズナマス、お吸い物が付いて3,000円。チョット高いのでは・・・・。

フェリーは来る時に比べて混んでいて、モタモタしていたら室内の座席が埋まってしまい、デッキのイス席になってしまった。寒い・・・・。

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                    ≪フェリーから見た礼文島≫

13:45 利尻島の鴛泊港に到着。雨は降っていないが、やはり雲行きはアヤシイ。

迎えの車で、港の一番ハズレにあるホテルにチェックイン。フロントでレンタカーの手配を頼む。すぐに若いお姉ちゃんが迎えに来た。

事務所で手続きを済ませ、「姫沼」への道順を教えてもらい「利尻島ドライブ」に出発。

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                        ≪利尻島 姫沼≫
数分で「姫沼」に到着。ついに雨が降り出した。

晴れていれば、正面に利尻富士(利尻山)が見え、湖面に逆さ利尻富士が映るハズだが、残念・・・・。

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傘を差して、沼を一周する遊歩道を歩く。かなり歩きやすい。

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30分ほど写真を撮りながらブラついた後、車に戻る。

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激しい風雨となり、来た時に止まっていた何台かの大型観光バスもいない。

トイレの軒下で雨宿りをしながら、一人さびしくタバコを吸う。

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         ≪オタトマリ沼≫                  ≪深浦展望台≫

「姫沼」から東周りで30分ほど走って、島の反対側(南)の「オタトマリ沼」に到着。

依然、雨と風が強い。大型観光バスの団体も、バスを降りると沼をチラッと見ただけでお土産屋へ一目散。

しばし休憩した後、沼の近くにある「深浦展望台」へ移動。銘菓「白い恋人たち」のパッケージ写真の撮影地ということだが、やはり視界が悪く利尻富士は全く見えない。

この先も、所々に景勝地の看板があったが、どこにも止まらず、島を一周してホテルに戻った。

ドシャブリの雨の中では、何も撮影出来ない。まあ、温泉と生ビールがあるからガマン出来るが・・・・。


利尻・礼文の旅③ 岬巡りコース

2013-09-17 | 北海道旅行記

2013年9月3日 つづき

礼文島「岬巡りコース」(ドライブ篇)

午前中、「桃岩展望台コース」をトレッキングした後、ホテルでシャワーを浴びて、まずは昼食。香深港の前にレンタカーを止め、近くの食堂へ・・・。

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            ≪ホッケのちゃんちゃん焼き(炉ばた ちどり)≫

鮭のちゃんちゃん焼きは喰ったことがあるが、ホッケは珍しい。普通、ホッケ焼きは一夜干しを使うが、ここでは前の海で獲れたばかりの「生ホッケ」なので、実に美味しい。

焼けた身は簡単にホグレ、ネギ味噌を付けて食べる。皮の上に味噌だけ残ったところで、ご飯をノッケて和えて食べるとこれまた美味しい。最後は、皮だけパリパリと食べて完食。

13:00 レンタカーで出発。

午前中は島の南で「桃岩展望コース」を歩いたので、午後は北端の「岬巡りコース」に向かう。

本来、「岬巡りコース」をトレッキングする場合、島の最北端の「スコトン岬」までバスで行き、西側の海岸線を歩きながら「ゴロタ岬」、「スカイ岬」を巡って、最後は車道を浜中というバス停まで歩くのが正規のルート。

しかし9月のダイヤ編成では帰りのバスが無いので、トレッキングは断念。無理をせず、レンタカーで廻ることにした。

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                    ≪浜中からスカイ岬への道≫

両側にクマザサの多い草原を眺めながら、丘陵地地帯を走る。思った以上に快適な道だ。

トレッキング・コースとは逆向きに廻る。

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                         ≪スカイ岬≫

13:35 香深港から約35分のドライブで、「スカイ岬」に到着。駐車場は大型観光バスが何台も止まれる広さがあり、お土産屋などもある観光地だった。

駐車場から歩いて5分で展望台に着く。

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「スカイ」は漢字で「澄海」と書くが、文字通り、海の透明度が抜群に高い。

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                        ≪ゴロタ岬 入口≫

14:10 「スカイ岬」から浜中に戻って、約10分で「ゴロタ岬」の入口に到着。数台分の駐車スペースがあるが、大型観光バスは素通りして行く。

ここから「ゴロタ岬」へは、車を置いてトレッキングとなる。

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10分ほど登って振り向くと、絶景が広がる。

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ひと一人が通れるほどの泥道をさらに登ると、右手が断崖絶壁となる。

午後に出て来たからか、見渡す限り全くひと気が無い。

急坂を上り、そろそろ展望台に到着かと思われたころ、泥濘がひどくなり頂上を断念。

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                  ≪ゴロタ岬からのパノラマ≫

左の岬が、これから行く「スコトン岬」。その奥に「トド島」が見える。

中央に見える海が「船泊湾」、その奥にうっすら見えるのが「金田ノ岬」。

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                  ≪ゴロタ岬から見たスコトン岬とトド島≫

14:50 車に戻って「スコトン岬」目指して出発。

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                  ≪江戸屋山道の鮑古丹分岐≫

正面がゴロタ岬、スカイ岬方面。左に行くとスコトン岬行く「江戸屋山道」。

右側を徒歩で行くと「鮑古丹海岸」のトレッキングコースに下りられるが、ここには駐車スペースがほとんど無い。

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                        ≪スコトン岬≫

15:00 礼文島の最北端、「スコトン岬」に到着。

大型バスで引っ切り無しに観光客が来て、売店でお土産を買い漁っていた。

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「最北限の地」と書いてあるが、ちょっと苦しい。

宗谷岬が「最北端の地」と言っているので、ここでは「最北限」なのだろう。

実際の日本最北端の地は、「択捉(えとろふ)島・カモイワッカ岬」である。

沖に浮かぶ島が、冬にトドがやって来る「トド島」。

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                  ≪スコトン岬から見た利尻富士≫

15:50 一応、予定は消化したがまだ時間があるので、船泊湾を挟んだ反対側の「金田ノ岬」に向かう。

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                         ≪金田ノ岬≫

16:10 「金田ノ岬」着。左の岩が岬の先端。観光地ではないので、駐車場はない。

「運が良ければアザラシを見ることができる」と何かに書いてあったので来てみたのだが、車を止めて海を見たら、目の前に居た。

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                        ≪ゴマフアザラシ≫

路上に駐車して岩の上のアザラシを激写。路線バスの運転手も気がついたようで、私の後ろに停車して客へのサービスタイム。数頭が泳いでいた。

16:30 「金田ノ岬」を出発。

時々、利尻富士の写真を撮りながら、香深のホテルに帰った。

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17:30 ホテルに無事到着。長い長い一日だった。

南北に細長い礼文島を、足と車を使い今日一日で縦走したことになる。

温泉大浴場に一人で浸かり、一日の疲れを癒す。


利尻・礼文の旅② 礼文島桃岩コース

2013-09-14 | 北海道旅行記

2013年9月3日 

礼文島「桃岩展望台コース」トレッキング

朝4時半に起床し部屋のカーテンを開けると、利尻島が姿を現していた。

雲がかかっていたものの、昨日見ることが出来なかった「利尻富士」が山頂まで見える。

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                    ≪礼文島から見た利尻島≫

ノンビリ温泉に浸かりながら、利尻富士の雄姿を眺めた後、6時に朝食。

ホテルの朝食を「おにぎり弁当」に変更してもらう積りだったが、必要なかった。島の朝は早い。

明日は、北海道全域で悪天候が見込まれるので、今日は徹底して礼文島内を見て廻る予定。

7:00 予約していたタクシーに乗り込み、まずは礼文島の南端の集落「知床」に移動。香深のホテルから約10分。1,470円。

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                       ≪知床バス停前≫

礼文島で最もポピュラーなトレッキング・コース「桃岩展望台コース」を、通常とは逆向きに歩く。

7:10 カメラと登山のフル装備を入れた重いリュックを背負って、歩き出す。上の写真の正面の路地を入る。

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             ≪桃岩展望台コース 知床口≫

しばし丘を登って行くと、コースの始点に至る。

看板は立派だが、コースの入口がチョット・・・・。

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コースは前日までの雨で道悪だったが、諦めていた花がチラホラと・・・。

礼文島は、緯度の関係で海抜0mから高山植物が生えている。

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時折青空が広がる天気で眺めも良いが、予想以上に蒸し厚い。無人の草原をひたすら登る。

遥か前方の丘の上に、灯台の先端らしいものが見えて来た。

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                   ≪元地灯台≫

最初の目標地点、「元地灯台」に到着。コースを外れて灯台前の展望台に・・・。

草が生い茂っていて道が分かりにくいが、掻き分けて進む。下半身が泥だらけになった。

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              ≪元地灯台越しに見た利尻島≫

運良く、休憩中に利尻富士の山頂が見えて来た。

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                 ≪元地の港と海岸≫

利尻島と反対側は断崖になっていて、元地の海岸が見える。

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元地灯台からは、丸太の柵に沿って崖伝いに歩く。両側に海が見えて気持ちの良いコースだ。

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所々に残っている草花を眺めながら、草原を行く。

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遥か彼方まで続く草原の道。6、7月頃には、見事な「お花畑」だったのだろうと思う。

しかし、誰も歩いていないのが気にかかる。タクシーを降りて以来、誰にも会っていない。

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コースの殆どの場所で利尻富士が見える。

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       ≪レブンウスユキソウ(エーデルワイス)のナレノ果てか?≫

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桃岩展望コースの丘陵地帯も終盤。ここまで出会った人は、結局4人だけ。

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9:40 無事「桃岩展望台」に到着。

ノンビリ写真を撮りながら歩いて2時間30分。

ここに来てやっと、ガイド付きのトレッキング・ツアー客や車で来た観光客と出会った。

一時は、誰もいない異次元の世界に入り込んでしまったかと思ったが、出発が早すぎたのかも・・・・。

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右が「桃岩」、中央の海に浮かんでいる小さな岩が「猫岩」。

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10:00 桃岩展望台を出発。

バスかタクシーでホテルに戻る予定だったが、バス停が見つからずタクシーもどこへ呼んだらいいのか分からないので、結局、道標に従って香深港まで歩くことにした。

林の中や舗装道路を1時間歩いて海岸に出て、ホテルとは逆に海を眺めながら海岸線を歩いた。

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11:30 利尻富士が雲に隠れてしまったので、撮影トレッキングを終了。たまたま通りかかったタクシーを拾う。(礼文島では、流しのタクシーを拾うのは奇跡に近い)

運転手に「どこから歩いて来たの」と聞かれたので、「知床から」と言ったら呆れられた。

5分ほどでホテルに到着。泥と汗をシャワーで流し、着替えて再びホテルを出発。

昼食の後は、島の北側の「岬巡りコース(通称4時間コース)」へ向かう。

                           ・・・・・・・つづく