旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

東京ぶらぶら散歩 上野から両国へ

2015-12-19 | 東京ぶらぶら散歩

2015年12月16日

二か月ぶりの「東京ぶらぶら散歩」。

またしても上野からの出発となった。

上野の美術館/博物館を見に行ったついでに歩く事が多いので、このところ隅田川界隈が多い。 

今回は、JR上野駅から浅草を経由して両国駅まで「完璧なオノボリさんコース」を歩く。

                     ≪東京国立博物館 平成館≫

東北新幹線を東京駅で降り、山手線で上野駅に戻って徒歩10分。

10:17 東京国立博物館に到着。

10月から開催されている「始皇帝と大兵馬俑」展を見学。

30年ほど前、仕事で中国に行っていたころは、中国でも日本でも「兵馬俑」なんて話題になっていなかったような

気がするが、いまや大注目。

   

              ≪第二展示場の兵馬俑レプリカ(撮影可)≫

第一展示場の歴史解説や陶器などには目もくれず、始皇帝の馬車(複製)や第二展示場の兵馬俑を丹念に見る。

一時間半ほど見学して上野の公園に出た。

                         ≪上野東照宮≫

12:00 東京国立博物館から上野公園内をぶらぶら歩いて、上野東照宮の前へ。

何度も前を通っているのに一度も入ったことの無い東照宮へ、今回は真面目に参拝。

日光東照宮と同じように、ここも金ピカでした。

東照宮脇のボタン苑は、なぜかここだけが紅葉マッサカリ。

12:20 上野駅公園口脇からパンダ橋を渡って浅草方面へ向かう。

橋の上は、周りに高層ビルなどが無いので眺めも良い。

今日は、冬とは思えないような暖かい天候なので、腰を掛けてお昼の弁当などを食べている人も多い。

パンダ橋を渡ってからは、浅草通りをヒタスラ東へ向かう。

                       ≪かっぱ橋道具街≫

12:40 浅草通りからチョット寄り道して「かっぱ橋道具街」に入り、30分ほどブラブラと店を眺めて歩く。

前から欲しかった鍋を見つけたので買いそうになったが、この後、鍋を持ってウオーキングするのは辛いので断念。

サンプルのお店は、相変わらず若い女性客や外人客で賑わっていた。

                          ≪東本願寺≫

 13:12 「かっぱ橋道具街」から少し東に入ったところで、「東本願寺」に立ち寄り。

                        ≪東本願寺 本堂≫

本堂の中は、大都会の真ん中に居るとは思えない静けさ。

阿弥陀如来の前で合掌した後は、しばし静寂の中で休憩。

13:25 再び浅草寺目指して出発。

                          ≪浅草寺≫

13:45 少し道を間違えたりしながら浅草寺に到着。

相変わらず外人さんばかりで、何か場違いなところに来てしまった様な・・・・。

14:15 けん騒の浅草寺を抜け出して、花川戸を5分ほど歩いて隅田川へ出た。

上野から真直ぐ東向きに歩いて来たが、ここからは隅田川沿いに真直ぐ南向きに歩く。

14:20 「吾妻橋」から対岸に渡り、さらに南にマッシグラ。

14:45 本日の最終目的地「江戸東京博物館」に到着。

新幹線の中で駅弁を喰って以来、食事をしていなかっらので、一目散にレストランに行く。

15:30 レストランで食後のコーヒーを飲みながらノンビリ読書などしてしまったので、入館が遅くなってしまった。

こういうトコロが私の好みかというと、「チョット場違いだったかなぁ~」という感じだが、一応、今回のコース設定の

終点にしてしまったので、観覧料600円分見てきました。

一時間ほど見学。その後、二ヶ所のミュージアムショップでかなり悩んだが何も買わず。

                       ≪JR総武線 両国駅≫

17:15 JR両国駅に到着。本日の「東京ぶらぶら散歩」終了。

 

本日のコースタイム

   JR上野駅-(10')-東京国立博物館-(10')-上野東照宮-(10')-パンダ橋-(20')-かっぱ橋道具街

   -(5')-東本願寺-(20')-浅草寺-(15')-吾妻橋-(25')-江戸東京博物館-(5')-JR両国駅

歩いた時間 2時間

所要時間 7時間

  


奈良の古道を歩く 北・山の辺の道(2)

2015-12-06 | 京都・奈良旅行記

2015年11月27日 奈良四日目

奈良に来て四日目で、初めての青空。それもほぼ快晴。

しかし、今日は最終日。

予定では、奈良の古道歩きの最後として、旧柳生街道を歩く事にしていた。

しかし、石畳が続く柳生街道は、二日続いた雨でかなりウエットな状態だと思われる。

苔むした石畳に落ち葉が積もった状態で濡れると、極めて滑りやすくなって危険だ。

スタート地点と考えていた円成寺も紅葉が「終わりかけ」ということなので、方針を変更。

二日目26日に中途半端に終わった「北・山の辺の道」の続きを歩く事にする。

8:44 今回の旅でお馴染になったJR帯解駅(奈良駅から二つ目)に到着。

青空は眩しいが、チョット寒い。手袋を置いてきてしまったのを後悔。

8:50 まずは「山の辺の道」に向かって歩き出す。

9:10 山村町バス停前の分岐に到着。

ここから、一昨日雨で中断した「北・山の辺の道」ハイキングを再開する。

東海自然遊歩道と同じく車道をヒタスラ歩く。両側に竹林がつづく。

  

       ≪正暦寺への分岐≫                   ≪不思議な時計台≫

一日目に臨時バスで行った正暦寺の分岐を右に曲がり、「弘仁寺」へ向かう。

 

                         ≪弘仁寺山門≫

10:00 弘仁時寺に到着。本堂が閉まっていたので、外でお参り。 

広いお庭の境内を歩くが、ひと気が全く無い。

10:20 しばらく前からトイレに行きたいのをガマンしていたので、御借りしようと思い外トイレを探すが見つからず、

諦めてコースに戻る。

弘仁寺の詳細は公式ホームページ

清く正しく美しい、日本の風景。

延々と車道を下って行く。車道歩きばかりなので、古道を歩いている感じがしない。

車が猛スピードで行き交う脇を歩いていると、何か間違ったことをしている感じだ。

一昨日歩いた、春日大社から円照寺までの「北・山の辺の道(1)」だけで良かったのではないかとやや後悔。

東海自然歩道の道標も、弘仁寺を過ぎた所からは「北・山の辺の道」の終点、と言うよりは

「南・山の辺の道」の起点となる天理の「石上神宮」しか出てこない。

とはいえ、下半身の方に逼迫した事情を抱えているので、必死に足を進める。

                         ≪白川ダム≫

10:44 白川ダムに到着。 

周辺は広大な公園になっていて、トイレを探すのにひと苦労。

やっとトイレを済ませたところで道標を見失って、広い公園を右往左往。

11:15 やっと東海自然歩道の道標を探し当て、天理・石上神宮方面へ向けて出発。

                        11:18 柿の木畑

  

    11:20 名阪国道の高架下をくぐる 

11:30 竹林に入る。荒れた竹林で、強い風が吹くと、そこらじゅうでバキバキと竹の折れる音がする。

11:43 今日、初めてハイカーのグループと擦れ違う。

11:48 天理教と思われる大きな建物が見えて来る。

11:52 豊田城址の方向に向かって、田んぼの畦道を行く。

  

道は間違っていないと思うが、「山の辺の道」の道標は全く見当たらず、東海自然歩道の道標だけが

曲がり角ごとに現れる。

12:12 天理教の寮の様な建物の裏を行く。同じような建物が次々現れる。

イノシシ避けか?

                       12:20 豊田神社

12:24 「布留(ふる)の高橋」に到着。

万葉集にも詠われた橋。

      石上(いそのかみ) 布留(ふる)の高橋 高高(たかだか)に

                      妹(いも)が待つらむ 夜ぞ更けにける・・・・詠み人知らず

ここでは石上神宮の神事もとり行われるらしい。

橋の下には、滝が二つ見えていて下りて行けるようになっている、が危険。

突然現れた僧侶の一団も通り過ぎて行き、チョット時代がタイムスリップした感じ。

鉄筋コンクリートの橋というのが残念!!

12:45 裏手から神宮に入る。

                ≪石上神宮(いそのかみじんぐう)≫

12:50 石上神宮に参拝。

石上神宮は、日本書紀や古事記にも記述があるそうで、伊勢神宮と並ぶ日本で一番古い神社と言うことになる。

 

神の使いであられる鶏が自由に駆け回っている。

詳しくは石上神宮ホームページをご覧ください。

紅葉はこれから期待できるか・・・・・。

この時点でまだ13時。京都駅での新幹線の時間が19時過ぎなので、あと2,3時間は歩ける計算だが、

さすがに四日目ともなるとバテ気味なので、「石上神宮」をもって今回の古道歩きは終了とする。

石上神社から30分ほど歩いて、JR天理駅に向かう。

四日目で、古道歩きにあきてしまったのかチョット盛り上がらないコースでした。

弘仁寺から石上神宮までのコースは、無理やり作ったという感じで、道も面白くないし見て楽しむ様な場所も無し。

紅葉の時期で天気も最高なのに、擦れ違うハイカーもあまり多くはありませんでした。

私が25日に歩いた「北・山の辺の道(1)」だけで満足できない方は、24日に先に歩いた「正暦寺から円照寺」

加えると、ケッコウ充実した歩きになると思います。

 

参考にしたMAP・・・・近鉄てくてくまっぷ奈良-8 北・山の辺の道コース(2)

コースタイム

JR帯解駅-(15分)-山村町バス停前の分岐-(48分)-弘仁時-(22分)-白川ダム-(70分)-

布留の高橋-(10分)-石上神宮-(30分)-天理駅

      歩いた時間:3時間15

      歩いた距離:約13km

      所要時間:約5時間(白川ダムでトイレと道標探しで30分以上時間を消費)

 


奈良/京都の古道を歩く 当尾の石仏巡り(2)

2015-12-06 | 京都・奈良旅行記

2015年11月26日 三日目つづき

「ミロクの辻」からスタートした「当尾の石仏巡り」は、岩船寺を経て浄瑠璃寺側の「大門石仏群」まで来たところで

強い雨に降られて一時中断。

 

          ≪春日神社≫                     ≪大門石仏群≫

神社の祠の脇にある東屋(?)で雨宿り。

リュックの中の、カッパ上下、スパッツ、傘などを、取り出しやすいように調整。

昨日の「北・山の辺の道」も雨で中途半端に終わっているので、今日のコースは何とか「完歩」したい。

10:56 雨がやや小降りになって来たので、出発することにした。

と言うよりは、雨宿りの場所が不気味なところだったので、早く出たかった。

「雨がどんなに強くなろうと、ゴールの浄瑠璃寺まで歩き通すぞ!」と心に決めて歩き出す。

カッパを着るほどではないので、傘を差して濡れた道を歩く。

一応、この辺りはアスファルト舗装なので歩き易い。

  

11:03 「大門阿弥陀磨崖仏まで0.3km」の道標に到着。

しかし、道と思われるものは藪の中に消え、とても谷に下りて行ける状況ではない。そして雨。

近くまで行くのは諦め、大木の下で雨宿りしながら、木の枝越しに対岸の磨崖仏を眺める。

この地で最大の磨崖仏ということだが、何しろ300m先にある仏さまなので、見た目に小さい。

すぐ下から仰いで見たら、きっとすごい迫力なのだろうと思うが・・・・。

          

                ≪大門仏谷(ほとけだに)阿弥陀磨崖仏≫

今回、予備の予備で持ってきたコンパクトカメラPower Shot SX60HSで撮影。

さすがに1400mm望遠の威力はすごい(画質は別として)。

11:17 小雨に煙る真直ぐな道を、ひたすら下る。

どんどん下っているが、ゴール地点の浄瑠璃寺は山の中にあるハズなので、この反動がチョット恐ろしい。

ここまでは北西方向に下って来たが、ここからは急激に方向を変えて、南東方向に戻る感じ。

                         11:24 焼け仏

この切通しを抜けると、後は幅の広いバス通りを浄瑠璃寺に向かって、ヒタスラ登りになる。

                       11:32 たかの坊地蔵

雨が降り続く車道を、傘を前に倒して必死に登る。

                   11:47 長尾の阿弥陀如来磨崖仏

磨崖仏の上に笠を被せた珍しいつくり。

11:53 本日の「当尾の石仏巡り」ゴール地点、浄瑠璃寺の参道に到着。

久しぶりに、大勢の観光客を見た。

                         ≪浄瑠璃寺≫

                ≪浄瑠璃寺本堂 九体阿弥陀堂 国宝≫

「阿弥陀如来坐像(国宝)」など数々の国宝、重文などの仏様を拝観しました。

本堂の横幅いっぱいに並んだ九体の阿弥陀仏は壮観です。

本堂前から見た三重塔。

三重塔付近から見た本堂(九体阿弥陀堂)。

12:40 浄瑠璃寺の国宝などの寺宝を拝観し、美しいお庭を一周して「当尾の石仏巡り」無事終了。

後半、雨の中のトレッキングとなったが、お寺も石仏もなかなか面白いコースだった。

やはり、奈良・京都は観光大寺を巡るよりは、中心部から離れ、郊外の山中にある古寺を訪ねる方が

絶対に楽しい。

12:40 参道わきにある食事処で昼食。

「そば定食」。オタマをドンブリの中に突っ込んで出すのは、この辺の風習なのでしょうか?

雨の中を歩いて来たので、温かいお蕎麦は大変美味しかった。

 

                  ≪当尾名物  吊り売りの無人販売所≫

浄瑠璃寺の前から奈良交通バスで奈良に戻る予定だったが、予定より早く終了してしまったので

バスの便がない時間帯になってしまい、タクシーを呼んで本日の宿「ホテル日航奈良」に向かった。

参考にした資料:「片手で持って歩く地図 奈良・大和路」成美堂出版

           近鉄てくてくまっぷ京都4 浄瑠璃寺・岩船寺石仏巡りコース 

 

ここまでのコースタイム 

 

ミロクの辻-(8分)-三体地蔵-(11分)-岩船寺-(9分)-一願不動尊-(9分)-わらい仏

-(10分)-カラスの壺二尊-(9分)-あたご灯籠-(4分)-藪の中三体仏-(4分)-首切り地蔵

-(4分)-大門石仏群-(8分)-大門仏谷磨崖仏【対岸】-(10分)-焼け仏-(7分)-たかの坊地蔵

-(15分)-長尾阿弥陀如来磨崖仏-(8分)-浄瑠璃寺

 

      歩いた時間:2時間(写真を撮りながら)

       歩いた距離:約7km

       所要時間:4時間15分(岩船寺/浄瑠璃寺の拝観、雨宿り、道間違いなど含む)

                  岩船寺拝観時間:50分、浄瑠璃寺拝観時間:40分

           天候:雨

 


奈良/京都の古道を歩く 当尾の石仏巡り(1)

2015-12-06 | 京都・奈良旅行記

2015年11月26日 奈良三日目

昨日の「北・山の辺の道」ハイキングは、昼からの雨で中途半端に終わってしまったが、

今日は、「当尾(とおの)」の石仏を巡るトレッキング。

浄瑠璃寺(じょうるりじ)と岩船寺(がんせんじ)の二つの古刹をつなぐ古道を、路傍の石仏を探しながら歩く。

浄瑠璃寺と岩船寺は、京都府木津川市加茂町にある古いお寺。

奈良を旅行しているのに、なぜ京都のお寺に行くのかと言うと、この辺りは元々「奈良の仏教文化」圏。

奈良の旅行ガイドブックには、「当尾」、「浄瑠璃寺・岩船寺石仏巡り」など奈良の観光地として

必ず紹介されているが、京都のガイドブックには載っていないという不思議な場所。

木津川市は県境があるとはいえ奈良市のすぐ隣で、浄瑠璃寺や岩船寺へのアクセスはJR奈良駅が基点となる。

浄瑠璃寺や岩船寺口行きのバスの便も、奈良駅前から奈良交通が出ている。

                         ≪ミロクの辻≫

8:00 ホテルをチェックアウト。フロントでタクシーを呼んでもらう。

8:20 「ミロクの辻」に到着。

JR奈良駅前のホテルからタクシーで「岩船寺」に向かったが、800mほど手前の「ミロクの辻」で下車。

地図にも載っていない場所なので、タクシーの運転手と必死に探して何とか道標を見つけた。

 

                           ≪弥勒如来立像≫

通常、「弥勒」は菩薩とされているが、ここの案内板では未来形の「弥勒如来」となっている。線刻の磨崖仏。

8:26 「ミロクの辻」から岩船寺方面に向かって歩き出すと、右手に細い山道がありそれを登る。

            

                        8:32 三体地蔵

落ち葉が積もった山道をヒタスラ登る。

                          ≪岩船寺≫

8:46 岩船寺山門前に到着。

門前のお土産屋などはまだ閉じられたままで、人影が無い。

うすく朝靄が立ち込めている境内に入る。

               ≪十三重石塔と三重塔(どちらも重要文化財)≫

                    

                        ≪本堂と阿字池≫

私が本日最初の参拝客だったようで、本堂に入ってお参りをしていたら、ご住職が奥から出てこられて

お寺の由来や貴重な仏像のことなどを説明していただいた。

阿弥陀如来坐像と四天王、象に乗って合掌する普賢菩薩像(いずれも重文)などが有名。

数々の寺宝をジックリ拝観。

自由に鐘をつかせてもらえる。余韻が長く残る良い音でした。

「紅葉の見頃」にはやや早かったが、境内のお庭周辺も見どころ満載でした。

9:36 長々とお邪魔した岩船寺を後にして、石仏巡りを再開。朝靄が濃くなって来た。

9:40 岩船寺奥の院の一願不動への降り口。

                        9:42 一願不動尊

一願不動から元の山道に戻ってしばらく行くと、手すりが設置された急な下りの石段が延々と続く。

                          ≪わらい仏≫

9:53 このコースで一番人気の「わらい仏」に到着。

                ≪岩船三体阿弥陀磨崖仏 通称わらい仏≫

                          ≪眠り仏≫

「わらい仏」の脇の地面に埋もれている「眠り仏」

チョット可哀そうな気がするのですが、掘り起こすとマズイことでもあるのでしょうか・・・・

             

なかなか雰囲気のある山道を歩く。

                         ≪唐臼の壺≫

10:07 「唐臼の壺」の案内板につられて、上の写真正面の道を登って行ってしまった。

しばらく行くと道は消滅。仕方が無く戻ってくると、案内板の下にあるのが「カラスの壺」といわれる石だと気づいた。

20分ほどロスしてっしまった。

                        ≪カラスの壺二尊≫

カラスの壺の前にあるのが「阿弥陀仏・地蔵尊二面磨崖仏(通称カラスの壺二尊)」

道路からは「阿弥陀仏」しか見えないが、岩の裏側に廻ると「地蔵尊」が彫られてある。

                 ≪阿弥陀仏の裏側に彫られた地蔵尊≫

10:26 やっと里山の集落が見えて来た。ふと右側を見ると立ち入り禁止の石段が・・・・。

                 

この石段の奥の暗闇には「いったい何があるのか?」興味が湧く。

登ってみたいと思うが、不気味なのでパス。

          

                             10:33 あたご灯籠

          10:37 藪の中三体仏(阿弥陀如来、地蔵菩薩、観世音菩薩)

 

                          10:45 首切り地蔵

懐かしい火の見櫓と消防センターの裏に「阿弥陀石仏(首切り地蔵)」がヒッソリとある。

再び森の中に入る。森が深いからか、かなり暗くなってきた。

                       ≪大門石仏群≫

10:50 森の中の薄暗い中に、突然現れた不気味な石仏群。

その途端、急に大粒の雨が落ちて来た。

避難できるところはないかと振り返ると、都合良く神社の東屋があった。

 

名前も書かれていない神社。ガイドブックの地図では「春日神社」とある。

いい雨宿りの場所が見つかったと思ったが、チョット不気味で長居はしたくない。

昼なお暗く、靄が立ち込め、雨がシト降る。そう言えば、30分以上も人の姿を見ていない。

参考にしたMAP ・・・・近鉄てくてくまっぷ京都4 浄瑠璃寺・岩船寺石仏コース

                    ※参考にしていますが、コース取りはかなり違います。 

                       ・・・・・・奈良/京都の古道を歩く 当尾の石仏巡り(2)につづく


奈良の古道を歩く 北・山の辺の道(1)付録

2015-12-03 | 京都・奈良旅行記

2015年11月25日 奈良二日目つづき 

午前中、「北・山の辺の道」を春日大社から円照寺まで張りきって歩いたものの、降り出した雨にその先は断念。

11:45 雨のシト降る中を、最寄りのJR帯解駅に向かった。

 

                           ≪帯解寺≫

12:05 帯解駅に近い「帯解寺」に立ち寄り。

今のところ、腹帯を巻く事にも解く事にも縁は無いが、昨日も近くを通っているのでお参りして行くことにする。

大安ということもあり、「七五三」や「お宮参り」の家族連れが参拝していた。

 

 

                  ≪JR万葉まほろば線(桜井線) 帯解駅≫

12:13 帯解駅に到着。

「奈良の中心部に戻って昼飯にしようか」と考えた時、ふと名案を思い付き、奈良とは反対の三輪駅に向かうことにした。

「名物三輪そうめん」を喰いに行く。

                    ≪大神神社(おおみわじんじゃ)≫

13:03 JR三輪駅から徒歩7分ほどで、大神神社に到着。

三輪そうめんを喰う前に、一応お参りを・・・・。

薄暗い境内に灯籠の灯が美しい。

幸い雨は小ぶりに・・・・。

                      ≪大神神社の 七五三≫

                       ≪大神神社 拝殿≫

大神神社は本殿が無く、拝殿から御神体の「三輪山」を拝む。

雨に濡れた紅葉が美しい。

参拝後は、神社の近くで温かい「三輪にゅうめん柿の葉ずし付き」を美味しくいただきました。

雨で冷えた身体に大変嬉しい。

今日は、山の辺の道の一番北「春日大社」から歩き出し、最後は一番南の「大神神社」もお参りしたことになる。

かなり中抜けですが・・・・。

                    ≪箸墓古墳(はしはかこふん)≫

三輪駅に戻る途中で田んぼの方に寄り道して、「箸墓古墳」を遠望。

一時は、「卑弥呼の墓に間違いなし」といわれて盛り上がったが、地元の人に聞くと冷静に首を傾げる。

三輪駅から再びJR万葉まほろば線に乗り、奈良方面へ。

途中、天理駅で下車して、一度は見たいと思っていた「宗教都市 天理」を眺めることにする。

天理駅から天理教教会本部まで、約1kmつづくアーケード街。

雨が強くなって来たので、アーケードはうれしい。

                    ≪巨大な天理教教会本部≫

                       ≪教会本部 正門≫

何だかよく分かりませんが、強大な建物がソコラ中にありました。

雨が激しくなって来たので、天理観光は諦めて再びアーケード街へ。

 

 

お年寄りも、ネエチャン達も、カップルも、イヤフォンのオニイチャンも、外人さんも・・・・

かの有名な「天理教の黒い半纏」を着た人たちが大勢歩いています。

オジサンはチョット驚いてしまいました。