2014年5月20日 西表島二日目
7:00 ホテル ラ・ティーダ西表のレストランで朝食。
コテージ越しに見る朝の海は気分がいいが、雲が多いのが心配。
今日は、今回の八重山の旅で唯一のアクティビティに参加する。
9:00 「西表ゆくる」のオーナー・ツアーガイド桑原さんが、ホテルまで迎えに来てくれた。
「西表島ゆくる」は、主にジャングル・トレッキングを専門とするツアー・ショップ。
今回のコースは、「ゆくる」の中でも「J-3」といって最強のコースのひとつ。
ヘルメット、膝当て、肘当て、フェルトシューズなどを装着して、午前は滝の上のさらに上の滝を目指して沢を登り、午後は未開の鍾乳洞を垂直に降りて探検するという、文字通りの大冒険。
「還暦過ぎた普通のオジサンがそんなことをやってイイのか?」という、体育会系コースだ。
桑原さんは、西表でも数少ない「レスキュー3」の認定者で、世界中の消防士などと同じようにロープ・レスキューの技を学んでいるので、私の様にチョット年が行っているオジサンでも安心して冒険に参加できる。
≪ゲータ川≫
10:00 まずは、ゲータ川の下流域から沢に入る。
≪締め殺しの木とオオタニワタリ≫
滑りやすい足元に気を付けながらも、ジャングルの景色に圧倒される。
≪ゲータの滝≫
途中、ジャングルの植物や昆虫などの説明を受けながら、約35分でゲータの滝に到着。
ここまでは、以前来たことがある。
いつの間にか、梅雨空は青空に変わっていた。
滝を眺めながら、しばし小休止。
いよいよここからが大変。滝の左脇を、道なき道の急坂を登る。
大岩など足の取っ掛かりの無い場所では、先にコブロープを設置してくれる。
≪第二 ゲータの滝≫
第二ゲータの滝を横目に見ながら、シダの葉をくぐって行くと巨大岩壁が目の前に・・・。
この岩壁を安全に迂回するために、まず桑原さんが先行してロープを張り巡らす。
腰に固定したカラビナをロープに通して、万が一に備える。
よくテレビの「山岳番組」で見る光景だが、自分が体験するとは思わなかった。
※この様な装備を使わないと登れないというのではなく、安全性を高めているのだと思う。
ここまでやるツアー・ショップは少ないのでは・・・・。楽しい経験です。
≪第三 ゲータの滝≫
11:20 午前の目的地、第三のゲータの滝に到着。
今日は、水量はイマイチだが、爽快感バツグン。
振り返って見ると、八重山ブルーの海まで見えて絶景。
水が階段状の岩肌を幾筋にもなって流れ落ちるので、音まで心地よい。
ここの苔も、驚くほど鮮やかな緑色で美しい。
貸切状態の滝を昼過ぎまで満喫。
昆虫や植物の写真を撮りながら、ノンビリ下山。
≪オオゴマダラ≫ ≪全身銀色のトンボ≫
「オオゴマダラ」は波照間島でも見掛けたが、動きが早くて撮影できなかた。宿で知り合ったMさんは、「ティッシュペーパーが飛んで来たのかと思った」と言っていた。
サナギが金色になると聞いて、一生懸命さがしていたが・・・・・。
≪名前忘れました≫
≪名前を聞いたのだが忘れた≫
≪サクララン≫
13:15 大見謝ロードパークに到着。
「八重山ソバ」と「ジューシーおにぎり」で昼食。
食後の休憩をしていた時、突然、「リュウキュウアカショウビン」の鳴き声が聞こえた。
何と、至近距離に飛来。桑原さんが指さす方向に、真っ赤な姿を発見。
≪リュウキュウアカショウビン≫
目の前に現れた「リュウキュウアカショウビン」に、慌ててコンパクト・デジカメを向ける。
こんな時に限って、望遠レンズも一眼レフのカメラも持っていない。
それでも、顔の見える所までそっと移動して一枚撮影。アップではないけれど、撮れたということに感動!
午後は、いよいよ今日のハイライト「地底探検」にチャレンジ。
未開の鍾乳洞をオジサンが大冒険・・・・。