2014年11月25日
小豆島二日目。
5:30 今日は「寒霞渓/星ヶ城山登山」の予定だったが、朝、ホテルで目が覚めたら外は雨。
瀬戸内海どころか、部屋の前の庭も霞んでいる。
温泉に入りながら思案した結果、今日の登山計画は断念。
7:00 バイキングの朝食。朝から小豆島名産の素麺をチョイス。
朝食の後は、部屋でノンビリと本日の計画を練る。
せっかく借りたレンタカーを活用して観光名所巡りをすることに・・・・。
9:20 ホテルオリビアン小豆島をチェックアウト。
まずはホテルから比較的近い、「中山の千枚田」を目指す。
こんな時便利なのが、観光地のレンタカー。カーナビの履歴を探せば、ショップか客がほとんどの名所を登録していてくれる。
≪中山の千枚田≫
9:45 カーナビに導かれて棚田の最上部に到着。急坂の極細道がチョット怖かった。
棚田の数が多すぎ、写真に全部入りきらない。緑の季節に来たら、相当に美しいのだろうと思う。
千枚田の最上段にお寺さんがあるので、お参りをしていくことに・・・・。
≪小豆島八十八ヶ所巡り第四十四番札所 湯舟山蓮華寺≫
「小豆島八十八ケ所」は、当然「四国八十八ケ所」とは別で、小豆島内に霊場88ケ所と奥の院6カ所が公認されている。
弘法大師(空海)が讃岐出身のため、小豆島にはよく足を運んで修業をしたらしい。
全ての霊場が、弘法大師によって開かれた真言宗のお寺さんである。
私の旅はお遍路ではない(遊びです)が、たまたま最初にお参りしたお寺さんが88ヶ所のド真ん中、44番札所だった。
棚田の最上段にあるので境内は狭いようだが、本堂を取り囲む巨木は見事。
いかにも名水の森と言う感じだ。
≪名水百選 湯舟の水≫
飲んでみると、軟らかくて美味しい湧水でした。
雨の紅葉もシットリして、なかなか風情があった。
10:20 下山。車一台分の幅の道を、「対向車が来ませんように!」と神仏に祈りながら慎重に下る。
中山は「農村歌舞伎」でも超有名だが、舞台の見学は歌舞伎が開催されるときにまた来ることにして・・・・。
中山から35分ほど車を走らせ、醤油の醸造元が立ち並ぶ「醤の郷」へ移動。
≪ヤマロク醤油 天然もろみ蔵≫
ドシャブリの中、「マルキン醤油記念館」で車を停めて見学。二軒目は昔ながらの製法を守り続ける「もろみ蔵」へ移動。
11:15 すごく分かりにくい場所だったがカーナビのお陰で何とか「ヤマロク醤油」のもろみ蔵へ到着。見学会は、突然行っても随時開催で無料。
ちなみに「マルキン醤油記念館」は、入場料¥210だが醤油の小ビンが1本もらえる。
「ヤマロク醤油」では、若いスタッフから懇切丁寧に醤油造りのお話を聞かせてもらえる。
上の写真の大きな木桶は、今では生産者がいないそうで、右側の新しい桶は自分たちで造ったのだそうだ。
現在、小豆島には全国で一番多い千本以上の桶があるそうだ。
≪醤油かけかけアイス≫
醤油二種類の小ビンを購入し、シト降る雨の軒下で「醤油かけかけアイス」を食べた。
≪駅の道・小豆島オリーブ公園≫
小豆島と言えばオリーブ。
お土産に頼まれていたオリーブ・オイルを購入。純小豆島産の高級品をゲット。
早くも、カメラバッグの中は醤油やらオリーブ・オイルなどのビンがゴロゴロ。重い・・・。
晴れていれば、紅葉やオリーブの向こうに青い瀬戸内海が見えるのだろうが、陽が高くなっても海はドンヨリ。
急遽計画した雨対策用の観光地巡りは一応終了し、お土産も買ってしまったがまだ昼過ぎ。
観光パンフレットを検討した結果、島で一番宣伝している観光地「二十四の瞳映画村」に行くことに・・・。
≪二十四の瞳映画村≫
13:25 岬の突端にある「二十四の瞳映画村」に到着。
映画「二十四の瞳」は私は見たのだが、よほど高齢の方しか分からないのでは・・・。何しろ60年前の映画なので・・・・。
≪岬の分教場≫
≪岬の分教場 教室≫
こういう所にも大勢の中国人観光客が来ているのだが、見て分かるのだろうか・・・・。
腹が減ったので映画村内のソーメン屋に入ったら、午前中に行った「ヤマロク醤油」の店だった。
14:15 映画村を出発。土庄方面に戻る。雨は、降ったり止んだり。
≪ギネスブック認定 世界一狭い海峡 土渕海峡≫
15:30 土庄町役場の近くに車を停めて、しばし散歩。
「世界一狭い 土淵海峡」の脇を通って、「迷路のまち」に迷い込む。
≪迷路のまち≫
全国的にも珍しい小豆島の「迷路のまち」は、南北朝時代の動乱の際、防御システムとして作られたものらしい・・・・。
「迷路のまち」は、どの角を曲がっても先が見えず、次第に自分がどこにいるか分からなくなる。
≪小豆島八十八ヶ所巡り第五十八番札所 西光寺≫
「迷路のまち」のシンボルになっているのが西光寺。
黄色いイチョウの大木と三重塔の朱色の組み合わせが美しい。
≪土庄港フェリー・ターミナル≫
16:30 本日の宿、土庄港前の温泉ホテルにチェックイン。
さっそく温泉大浴場に駆け込む。貸切状態。ホテルの目の前は海だが、残念ながら露天ぶろは無い。
19:15 ホテルのレストランで夕食。
腹の調子がイマイチなので、今後の旅のことも考え本日三食目となるソーメンを注文。
海鮮鍋の素麺にジャコ飯が付いて来た。「全部食えるかなぁ~」と考えていたら、さらに天ぷらとお造りが出て来てビックリ・・・・!。
「素麺御膳」と言うのだそうだ。