旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

2015西表島宮古島2 オジサンの大冒険Ⅱ

2015-07-19 | 八重山・西表島旅行記

2015年7月6日 オジサンの大冒険Ⅱ

 朝6時起床。

日の出が6時25分なので、まだ薄暗い。南の島は夜が明けるのが遅い。

ベランダに出て海を見ると、沖のリーフに白波が立っている。

部屋にいても海鳴りの音がかなり聞こえてくるので、確実に台風の影響が現れているようだ。

今日は、ジャングル・トレッキング専門店「西表島ゆくる」のツアーに参加する。

ガイドの桑原さんにお世話になるのは今回で三度目。

今回は無理を言って、レギュラーのJ-2コースを変更してもらい、スペシャルコース設定でジャングル探検を楽しむつもり。

「それでも良いから参加したい」と言う若いカップルもいて、ガイドの桑原さんを入れて4名のジャングル探検隊となった。

9:45 ツアー開始。

第1ステージ 沢トレッキングで滝の上を目指す。

ヘルメットに膝当て、手袋にフェルト底の沢靴で身を固め、イザ出発。

県道の路肩からイキナリ道なき道に入り込む。

                   ≪ゲータ川≫

ゲータ川の下流部は、ちょうど満潮時間の影響でケッコウ深い。恐るおそる足を入れる。

ジェラシックパークの様なジャングルの景色を眺めながら沢を登る。

 

苔むした岩に足を滑らせながら、さらに上流へ・・・・。

爽やかカップルの邪魔にならないように、必死で歩く。

                         ≪締め殺しの木≫

時折立ち止まって、桑原さんから珍しい植物や生き物などの説明を受ける。

                  ≪ゲータの滝≫

ゲータの滝に到着。滝修業などしながらクールダウン。

さらに上を目指します。

滝の脇の急斜面を迂回しながら、オジサンは必至。

                        ≪第3ゲータの滝≫

11:00 第3のゲータの滝に到着。火照った身体にマイナスイオンが気持ち良い。

振り返れば、台風が近いとは思えないような美しい八重山の海が望める。

若者たちは元気です。

オジサンは、滝をスローシャッターでゲイジュツ的に撮影しようと、カメラと三脚をセット。「さあ撮ろう!」と思ったら、NDフィルターを車に忘れて来たことに気づき、芸術は断念。

今日は、体育会系に徹することにする。

 

滝の上で45分ほど遊んで下山。

13:00 眺めの良い東屋で昼食。

後ろに浮かぶ島は、「ちゅらさん」で有名な小浜島。

                      ≪ゆくる特製八重山ソバ≫

桑原さん絶妙の味付けで、驚愕の美味しさ。

今日参加の若いカップルは、どうしてもこの「ゆくるソバ」を食べたくてツアーに参加したのだそうな・・・・。

西表パインなどもいただいて、しばしマッタリ。

第2ステージは、鍾乳洞探検(ケービング)。

おそろいのロゴ入りのツナギを身につけると、ちょっと盛り上がります。

14:30 茂みの中にポッカリ開いた穴に、一人ずつ垂直に下りて行く。

はたして次に太陽の光を見られるのは何時のことか・・・・。

湿度100パーセントの洞窟内を汗と泥にまみれながら、探検隊は次第に地底の奥深く下りて行く。

ヘッドランプの灯りに浮かぶ鍾乳石。

見事な鍾乳石にシバシ呆然。

ガイドの桑原さんが、真っ暗闇を駆けずり回って幻想的なタッチライトを当ててくれました。

最後は、わずかな岩の割れ目にホフク前進で突入。

オジサンは、腹がツッカエないように息を詰めてカラダをコジ入れる。

無事、海岸に脱出成功。

第3ステージ キャニオニング。

鍾乳洞から車で大見謝川に移動。

探検隊のツナギのユニフォームは脱いだものの、ライフジャケットとヒップカバーが増えて重装備。

                        ≪大岩のスベリ台≫

                          ≪飛び込み≫

オジサンは「絶対にこんな危険なことはしない」と思っていたのだが、「えっ、えっ!」と思っている間に、ドボン。

元サッカー部だという若者は、ガイドの桑原さんにソソノカされて、さらに高いジャンプ台を求めて・・・・。

17:00 ジャングル探検隊は全員無事帰還。装備を解く。

かなり疲れました。ガイドの桑原さんに聞くと、「ゆくる」で催行するコースの中では一番距離の長いコースなのだそうだ。

オジサンは、楽をしようとしてコースを変更してもらったハズなのだが・・・・。

西表島の良さを十分に楽しむことのできた1日でした。

ガイドの桑原さんに感謝!!

18時過ぎにホテルに戻ったら、台風9号の進路がマズイことになっていた。

台風は私を目掛けて進んでいる模様。

ホテルのフロントマンも、「強制は出来ませんが、早めに西表島を出ることも検討した方が・・・」と歯切れが悪い。

問題は、西表島から空港のある石垣島までの移動手段は高速船しかなく、これが波が高くなると運休してしまい、最悪二、三日は島に閉じ込められてしまう可能性がある。

旅行代理店に電話を入れ状況を説明。旅程変更も含め検討を要請。

19:00 結論が出ないまま、本日は時間切れ。

身体が泥まみれ汗まみれだったことを思い出し、浴室へ。

20:00 レストランへ行き生ビールで一人乾杯。

長い長い一日でした。


2015西表島宮古島1 三連台風に突っ込む

2015-07-19 | 八重山・西表島旅行記

2015年7月5日 

今年2度目の八重山への旅。

今回は「西表島」三泊の後、初めて「宮古島」へ渡り三泊する予定。

したがって、「八重山諸島」の旅というよりは「先島諸島」の旅ということになる。

心配なのは三つ連なった台風、9号、10号、11号。

ジョウダンのように三つ並んだ台風が、全て沖縄に向かっている感じ。

しかし、「何とかなるさ」と楽観、というよりは飛行機が飛ぶ限り、キャンセルが難しいフリー・ツアーのツライところ。

                        ≪宮古島上空から≫

8:55 仙台空港から出発。中部国際空港経由で石垣島へ。

旅の後半に訪ねることにしている、宮古島を過ぎたあたりで着陸態勢へ。

                         ≪石垣島空港≫

14:20 定刻に石垣空港へ到着。台風が三つも近づいているとは思えないような青空。

しかし、タクシーで石垣港の離島ターミナルへ向かう途中、激しいスコールに遭遇。

                     ≪石垣港 離島ターミナル≫

15:30 石垣港を高速船で出発。海はやや荒れ気味。すでに台風の影響が出ているようだ。

                       ≪新城島(パナリ島)≫

通常は定期便の来ない「新城島」を経由して、西表島に向かう。

新城島は「秘祭」の島として有名。一度シュノーケリングをしたことがあるが、海も島も相変わらず美しい。

                        ≪西表島 大原港≫

16:17 新城島を経由した分、10分以上遅れて西表島の大原港に到着。

港近くのオリックス・レンタカーで車を受け取る。

5日から8日までの三泊四日で予約していたが、スタッフから「8日は台風の影響で船が運休する可能性が高いから、7日の内に島を出た方が良いのではないか?」とアドバイスを受ける。

そのほか、停電など台風の場合の注意事項をいろいろ教えてもらう。

料金は前払いではなく出来高払いにしてもらった。

16:30 車で出発。ホテルに入るのも早いので、反対方向にドライブ。

久しぶりに「由布島の水牛車渡し」の写真でも撮ろうと思い、水牛車の乗り場に行く。

夕方5時近いので営業は終わったらしく、水牛車は既になし。

その代わり、日傘を差したオバサンが、「由布島」から「西表島」側に歩いて渡ってくるという「不思議な情景」に遭遇。

                          ≪由布島≫

                     ≪ラ・ティーダ西表リゾート≫

17:30 ホテルにチェックイン。

                       ≪西表島の天の川≫

20:00 西表に来た時の恒例となった、星空見学ツアーに参加。

ガイドの宮沢さんの車で、同宿の4人と街灯の無い場所へ。

近づく三連台風もナンノソノ。ほぼ満天の星空を満喫。

一番近くにいた台風10号は、西表島を逸れて台湾の西側に向かっているようだ。

                      ≪リュウキュウコノハズク≫

帰りの路上を、「リュウキュウコノハズク」が歩いていた。


鎌倉 あじさいハイキング

2015-07-03 | 旅行記

2015年6月26日

JR東日本「大人の休日倶楽部」の15,000円チケットを利用して、東京とアジサイ咲き乱れる鎌倉に行って来ました。

6月25日に仙台から東京に入り、昼ごろ銀座で写真展を見た後、神田のスポーツショップ街と秋葉原のヨドバシカメラで買い物をしてホテルに一泊。

6月26日朝、品川から横須賀線で北鎌倉へ移動。

今が盛りのアジサイを眺め、「鎌倉アルプス」を伝いながら「天園ハイキングコース」を歩く予定。

9:36 JR北鎌倉駅の円覚寺側臨時改札を出て歩きだす。

線路沿いを7分ほど進み、左折。アジサイ寺で有名な「明月院」を目指す。

「明月院」にたどり着く前から、道端にはアジサイが咲き乱れる。

9:51 北鎌倉駅から15分ほどで、「明月院」に到着。

この写真では、たまたま静かな雰囲気だが・・・

境内の散策コースは、「オスナオスナ」の大変な人出。

今日は平日だが、前の週末(20、21日)は身動きできないほどの混雑だったらしい。

肝心のアジサイは今がピーク・・・・と言うよりはやや終盤の様相。

それでも、もうシバラクは楽しめそう。

10:25 見物客が多すぎマトモに写真など撮っていられないので、次の目的地に向かう。

                             ≪建長寺 三門≫

10:40 明月院から徒歩15分ほどで、「建長寺」に到着。

11:00 本堂でお参りした後は、「半僧坊道」をさらに奥へ奥へと進む。

色とりどりのアジサイを眺めながら「半僧坊道」を10分ほど進むと、いよいよ石段の登りとなる。

11:18 「烏天狗」に迎えられて「半僧坊」に到着。烏天狗が見つめる先には鎌倉の海が見えるハズだが、天気がかなりヤバそう。

「半僧坊」の上に「富士見台」があるが、富士山は雲の中。

ここでついに雨が降り出す。一緒に登って来た遠足の小学生たちは、カッパを着こんで走る様に石段を下って行った。

私もここから建長寺に引き返すかどうかシバシ悩んだが、せっかく「天園ハイキングコース」のスタート点まで来たのだからと、先に進むことにした。

11:22 コース終点の「鎌倉宮」を目指して、天園ハイキングコースに踏み出す。

「天園ハイキングコース」は、鎌倉のトレッキングコースの中では一番本格的なコースだということだが、道はかなり整備されていて歩き易い。

                       ≪鎌倉の街並みと海≫

正面に見えるヒトキワ大きな道は、鶴岡八幡宮の参道か・・・?

雨は降ったり止んだりを繰り返し、かなり不安定な天気。

「ロープ場」もあります。

コースの前方から元気の良い子供たちの声が聞こえてきて、チョット厭な予感。

案の定、遠足の全校生徒から「コンニチハ」の挨拶をされる。

全員カタマッて来れば適当に誤魔化すのだが、何しろ山道では体力の個人差で長々と列が伸びる。

したがって、ほとんどの生徒と挨拶を交わすことになる。

去年の秋、福島の五色沼コースを歩いた時と、全く同じ。

この数百人と挨拶する作業は、大変なんですよ・・・・。

挨拶をスッポカシて先生に叱られている子供がいるので、オジサンはシッカリと挨拶を返さないとマズイ。

途中の「峠の茶店」で昼食をとる予定だったが、雨に急きたてられるように通過。

ビールの看板がウラメシイ・・・・。

13:00 変なところから突然車道に出た。建長寺の半僧坊から約3.8kmの地点。

ここからは、住宅街の舗装道路をトボトボと歩く。町内で管理しているのか、道端のアジサイが疲れを癒してくれる。(写真撮り忘れ)

13:15 天園ハイキングコースの終点「鎌倉宮」に到着。ここでも僅かながらアジサイが出迎えてくれる。

参拝をして、山歩きの無事を感謝。

この後、JR鎌倉駅まで歩く予定だったが境内にタクシーがいたので乗車。

朱色の線が本日の歩きのコース。

JR北鎌倉駅9:36→9:51明月院10:25→10:40建長寺・半僧坊11:22→

(天園ハイキングコース)→13:15鎌倉宮

※天園ハイキングコースは、通常コースタイムが2時間30分ほどらしいのですが、今回は雨模様で、休憩時間無し観光ポイントでの見学時間無しの2時間弱でした。

※コースは濡れると滑りやすい岩場や泥濘があるので、年配者はスニーカーよりは山靴の方が安全です。

アジサイ観賞とハイキングの組み合わせは、なかなかグッドです。