こんな女将の独り言(神戸福原ぼっかけ「あーちゃん」お店blog)

神戸は福原で細々と営んでいる「ぼっかけうどん」のお店「あーちゃん」の女将がうだうだと日々のあれこれを語ります(笑)

☆・・あーちゃんニュース!・・☆

  ★いよいよお待ちかね!ぼっかけかす汁開始★ 今年は早くも猛暑の頃から「かす汁まだ?!」の問い合わせがあり、10月に突入するや、毎日問い合わせが殺到する事態に^0^; 金時人参や霜の降りた冬大根・・、まだまだ冬野菜が入手できる状態ではありませんが、かす汁ファンのお客様の要望に応えるべく、「ぼっかけかす汁」開始させていただくことになりました(^0^)ノでも、本当に美味しくなるのはまだまだこれからです!!

何時まで鳴くのか閑古鳥・・

2012年06月17日 | Weblog
昨日、古い常連さんでスナックを営まれていた方が来てくださいました。。

席に座り、冷たい夏ぼっかけうどんを食べながら、

その方はしんみりとした面持ちで、私と大将に言いました

「店、閉めたんです・・・。ただ今転職中でね」



・・・・・。


大将も私も、何も言えませんでした。。


先日も、直ぐ近くの揚げ物屋さんの大将も

「今月いっぱいでお店を閉めるんです・・」と挨拶に来られたところで

不景気の煽りで身近な人達が次々に去っていく姿を目の当たりに絶句・・・。

悲しいというより、とても怖い気さえしてくるのです。。

タクシーに乗っても、

「客おらへん・・」

街をあるいてもスーパーで買い物をしていても人が少ないし、

商店街の中でも

「貸店舗」の張り紙が目立ったり・・・。

うちのお店も、

通りを歩く人が無いために

毎日不安になってくるほどです。。


福原の昔を知っている、昔の景気を知っている人たちから見れば

誰がこんな福原を予想した?!と

誰もが言うほど寂れてしまいました。。

今も自分が書いたこの日記の過去ログをみて

一昨年あたりまでは、不景気だったけれど、まだ活気はあったのに・・と

悲しくなりました。。


それでもなんとか、今年のGW前辺りまでは

泣き言を言いながらも頑張れたのに


今年のGWが過ぎた後ぐらいから

徐々に世の中が一変して不景気が加速・・・、

誰もが「神戸の街はいったいどうなってしまったのだろう・・・」

という、不安に駆られてきたというか・・・。



うちのお店もこの10日で開店36年目になり

次女が生まれた時に新装した店舗は

阪神大震災の時からそのまんまの状態でいたために

損傷と老朽化がひどく、

来年までには改装をしなくてはならないのですけれど

返済できないかもしれない借金を増やすことを思うと

頭が痛んでなかなか前向きになれずにいます。。


誰もが「泣いているのはうちだけじゃない、何処も同じなんだ」というけれど

心の中でそれはわかっていても

今はどうすることもできない景気に憤ることしかできず

一緒に頑張ってきた仲間が一人・・、一人と去っていく後ろ姿に

明日はわが身を思い、背筋が凍るのは

私達だけでしょうか・・・。



悲しい世の中ですね。。





コメント
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