ロンドンオリンピックで活躍している選手の方々の応援をしつつ、
途中で流れるニュースに、
一日一回は必ず出てくる「いじめ」問題。。
しかも、一度そういう問題が起こると
次から次に「いじめ問題」ばかりが浮上するのは、どういうことでしょうか・・
うちの娘たち世代で
“ずっと友達”のことを「ずっ友」って言うらしいですが、
トイレに行く時も、なにをするのも一緒なのが「本当の友達」って言うのでしょうか・・・
でもって、
グループで群れて行動していて、ちょっと単独行動をすると
「アイツ、明日から仲間外れだね」ってことになるとか・・・
それって、どうなのでしょうかねぇ。。
動物って、「群れる」と必ずその中に「仕切る」奴が出てきて、
それがその「群れ」の「ボス」ってことになるから、当然、「ボス」の言うことは絶対で、
少しでも「群れ」の中の空気を乱すような「単独行動」をとったり、みなされたりなんかすると、
それが「ボス」や「群れ」の中にちょっとした「乱れ」た空気を生み出して、
即「仲間外れ」という行動に移ってしまう・・・。
「ボス」は自分のポジションを崩されたくないし、
そういう「空気」を乱す奴は、許せないワケで、だから「除外」しようと思うのか、
それとも、そういうことをする奴には
自分の存在を認識させるために「制裁」を加えなければならないとおもうのか否か
(って、単に自分が一人になることが怖いだけかもしれませんが)・・・。
兎に角、「群れる」ということ事態に問題があるのではないかと思うし、
一緒に行動をとらなければならない・・という重圧とか、
そういう「群れ」意識の中でマインドコントロール・・っていうものが生じてしまうことの恐怖を感じます。
昔、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
って流行語になったことがありましたが、これが「群れ」の中の怖いところではないかと私は思います。
一人だと何もできなくても、「群れ」るとなんでもできてしまう。
それが良いことでも悪いことでも“一人じゃない”から、
大勢で何か起こしても責任は「群れ」で解決できる・・と思い込んでしまうのかも。
けれど、その「群れ」って、案外崩れる瞬間はあっという間なのですよね。
なにか悪いことをしたり、「群れ」がいけないことだと認識すると、
「群れ」の命名が責任逃れを始めて「私じゃない」「私は関係ない」と「逃げ」の体制に入る。
で、「誰が悪い?」になると、皆が皆「自分じゃない」と言い張り、
気が付けば、ボス的存在な奴が真っ先に逃げていたりすることもあるのではないでしょうか。
大体、
ゲーム感覚で自分の大切な仲間を虐めて喜んでる奴が、本当の友達でしょうか。
本当の友達って何??どんな人の事をそう呼ぶの?
ずっと一緒に居るのが本当の友達なの?嫌なことをしても、
言っても離れないで自分の傍にいるのが本当の友達?
秘密を分かち合えるのが本当の友達?
意地悪しても、最後は必ず自分の元にかえってくるのが本当の友達?
私がまだ高校生ぐらいの時に、
近所にいたおっちゃんとなにかのはずみで「友達」について語り合ったことがありました。
その時、おっちゃんは
「自分の人生の中で、本当に〝親友″と思える存在が一人いたら、それは素晴しいことだと思う」と言いました。
その話を聞いたときに、人生の中で一人しか親友がおらへんって、
なんて寂しいことだろう・・とおもいましたが、今の自分がその時のおっちゃんの年齢に達して、
やっとおっちゃんの言っていたことが身に染みて解るようになったのは、
「本当の親友・友達」の意味が昔(思っていたこと)とは違うということがわかったからかもしれません。
友達・・というのは、
どんなに遠くに居ても、何年離れていても、
ふと何かの拍子に思い出して「元気?」と声をかけてくれたり、
本当に困った時に、さりげなく手を差し伸べてくれる。。
喧嘩をしても、どちらともなく「ごめんね」とお互い素直に謝れる。。
いけないことをした時は「それは間違っているよ」と、嫌われることも覚悟で言ってくれたり、
何をするにも、常に自分を良い方向に導いてくれる人の事を
本当の友達・親友・・というのではないでしょうか・・・。
もともと人間は群れて生活をしてきた生き物ですから、
そういう習性がいつまでも離れないのは理解できるけれど、
群れの中の一人をターゲットにしていじめを繰り返し、
それでもその群れから逃れられないというのは一人ぼっちになるのが怖いだけで、
そういう気持ちにさせるのもまた「群れ」の呪縛にかかっている証拠だと私は思います。
大体、誰からも好かれたい、好かれなければならないと思うこと自体、それは無理に近いことだと思うのです。
この世の生き物全てには相性というものがありますよね。
気が合う人もいれば、見た瞬間から「あ、ダメ;」と、拒否する人もいますよね。
そういう拒否する人に自分が好かれようとすることは、それはそれで大切なことかもしれないけれど、
どうしても好きになれない相手というのは、必ずいるのです・・・。
そういう人に好意を求めても無理なだけで、
気を引こうとすると余計にこじれて嫌われたりすることだってあるかもしれません。
だから、無理に努力をしなくても、今、目の前にいる人、自分と相性が合う人と、
細く長くお付き合いができる努力をすればいいのです。
それが例えば、10人のうちの一人でもいいじゃないですか。
一人のその友達を大切にすればいいのです。
でももし、10人全員と相性が合わない時は・・・、
その時は、別の10人を探せばいいのです。
この世の中、自分を嫌う人もいれば好いてくれるひとも必ずいます。
自分を必要としてくれる人のほうが拒絶する人よりも多いのです(それは、自分の人間性次第ですが)。
決して一人ぼっちの人間なんて、この世にはいないはずです。
見ず知らずの人でも、こういうネットの場でつぶやけば、必ず好感を持ってくれる人はいるのですから。
だからもし、今、「群れ」の中でハミだしてしまった人がいるならば、
勇気を持ってそんな「群れ」からは脱出しましょう。
外の空気を思いっきり吸って、本当の「世界」を知って、嫌な「群れ」の呪縛から解き放たれてください。
しばらく一人でもいいじゃないですか。
一人になって、誰が自分のことを親身に思ってくれているか・・・よぉく考えてみましょう。
なんだかとりとめのないことをダラダラと書いてしまいましたが、
巷で「いじめ」があまりにも流行しすぎて、悲しさ通り過ぎて憤ってしまっています。
今、虐めにあっている人、一人で悩まずに、周りの人に相談してください。
頼りない大人もいるでしょうが、少なくともあなたよりも年上の人は、
みんなあなたの倍を生きて色んな人生を歩んできた人たちばかりなのだから、
あなたの知らない世界の話を知っているし、たわいのない話でも、
聞けば必ず何か生かされることもあると思います。
だから、どうか一人で悩まないでくださいネ。
mixiニュース
「ゲーム化するいじめ「○日で潰した」とクリア感覚で喜ぶ子も」
に書いた日記より・・・