花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

羽黒蜻蛉 4

2011年08月24日 21時22分37秒 | 
日陰の水路をひらひらふわふわと飛ぶハグロトンボ。

飛ぶトンボの写真には普通、シャッタースピード1/1000秒以上欲しいところだが、このトンボはゆったりしているので1/320でも上手く止まってくれた。
ただし、動きはスローでも優雅な様子ではなく、妙にせわしない雰囲気。
どこがどうということは難しいが。

帝泥蜂

2011年08月21日 21時29分25秒 | 
昨日分の白蝶と同じ松虫草で蜜と花粉を集めるドロバチの類。
たぶん、ミカドドロバチ。
ずいぶん大層な名前の冠と、泥の付く下の名に親和性がなく、命名者の人格を疑う。
虫的には非常に小さな蜂で、先の白蝶と一緒にいるとゴミが写り込んでいるようにも見えた。
蜂的な脅威は一切ない。

そんな他所のこととは関わりなく、この虫はこの虫で頑張って生きている。

黒山蟻

2011年08月17日 21時45分07秒 | 
大荷物を一匹で運ぶクロヤマアリ。
蝉の羽、必要なのは付け根にちょっとだけこびりついてる肉だけなのだろうが、ワイルドな仕事ぶりだ。



こう要領の悪いことでは仲間の協力もなく、後ろ足2本で後じさるようにじりじりとひきずっていた。
頑張ってはいたが、最終的にはどうしたんだろうか。

にいにい蝉 3

2011年08月01日 21時52分30秒 | 
細い枝に停まったニイニイゼミを腹側から。
木の他の枝に阻まれて構図はこれしか撮りようがなかったが、太い幹に停まるのが蝉らしいイメージなので、ちょっと目新しくはあるか。

羽の黒と透明のマダラ模様がわかりやすく、内側の短い羽も見えるのも良い感じ。
色も造形も地味なのばかりは仕方ない。

百合と蜘蛛

2011年07月30日 21時03分13秒 | 
大きい花の中をよく見るとほぼもれなく何かの虫が入っているもので、花写真を撮りたいときには邪魔。
しかし何でもいいから虫写真を撮りたいときには都合が良い。

写真はアヅチグモ。
白っぽい個体の方がそれっぽくて好ましいが、これはずいぶん黄色い。
顔が特徴的なので、他の種類と間違うことはない。




隣の花の中の、ハナグモ?
小さいクモの種類の判別は難しい。
奥から光がさす花がキレイだが花びらのボツボツが気味悪くもあり、色鮮やかなクモの棲家に似つかわしい雰囲気。

クモは、目の多さが見慣れれば愛嬌にも感じられる。
ただし、アップにはしすぎないのがコツ。

団扇蜻蜒 6

2011年07月28日 22時30分26秒 | 
停まる場所を探してホバリング中のウチワヤンマ。
鬼ヤンマや銀ヤンマなどガチなヤンマに比べて、行動がランダムで掴みづらいやつだが、運良く空中でじっとしているところに遭遇できた。
羽の角度から前に進んでいる場面でないことはバレバレで、折角だがちょっと安い写真。



こちらも同じく、後ろから。
ウチワ部分にピントを合わせたものか、普通に胴体に合わせたものかは考えどころで、両方撮ったがやはり普通で良い。

殿様蛙 3

2011年07月24日 20時51分50秒 | 
チョウトンボの群れが産卵にやってきたのに合わせて、水草の上に這い出してきたカエルさんたち。
多分こういうのはトノサマガエルだと思うが、念のため図鑑を見てみると全然姿が違う。
かといって別の何かと照合することもなく、珍しい種類ではあり得なさそうなので、とりあえずトノサマで。
画面下にまだしっぽの付いているものもおり、模様とかはこれからなのかも知れん。

捕食シーン的なものをみられるかと期待したが、そういう雰囲気はなく、おまえら何しに群れているのかと。

蝶蜻蛉 5

2011年07月23日 22時07分50秒 | 
水草が茂る池の上を飛ぶチョウトンボ。
羽の光り加減はなかなか期待するようには撮れない。
数を撮って、中にうまく写ってくれるのを期待するのが正解か。



素早くはないが、小さくて動きがランダムなのと、基本真っ黒でピント位置がわかりづらいので飛ぶ姿を撮るのは意外に難しい。
やはり普通に停まっているところを撮ってるのが正解だろうか。

小鬼蜻蜒 7

2011年06月27日 22時28分21秒 | 
コオニヤンマ、真横から。
冴えない日陰の光線の色具合で、よく見るとなげやりなポーズでの停まり方で、だらしない雰囲気の一葉。




また別に、草むらのコオニ。
やはり、日なたで色のある背景を持ってきた方が、このトンボらしいスタイルであるだろう。

蝸牛 3

2011年06月03日 21時39分03秒 | 
今年の5月は酷い黄砂が舞い込んで五月晴れというものがなかった上に早めの梅雨まで始まって、なんだか嫌な感じで終わった。
で、6月になっている。

湿気の強い空気の中カタツムリが這っていると、鬱陶しいながらそういう雰囲気が強く感じられ、趣深いものではある。
高い木の葉っぱのない枝で、どこから来てどこへ向かうのかちょっとわからない感じで、さてどうなのであろうか。

深山川蜻蛉 3

2011年05月31日 21時59分16秒 | 
間もなく6月になろうというのにえらく涼しい日が続いている。
写真趣味的に好ましくない展開だが、このまま夏まで涼しければ節電の話的には良かったりもするのだろう。

写真は以前晴れていた日のミヤマカワトンボ。
カワトンボやイトトンボはフワフワヒラヒラとしたばかりの印象で心浮き立たせるものが少ないが、イマイチ晴れない気分をゆるゆる持ち上げるには向いているかもしれない。

鼈 2

2011年05月29日 21時55分20秒 | 
お寺の池を亀が泳いでいる、普通の風景だが、亀がスッポンであると何か物語性を受け取らざるをえないものがある。
野生のものが混ざってくることがないタイプの池であるので、誰かが放しているものであるわけで。
名前は知っていても、生き物としても食材としても馴染みは全然ないものだけに、そこに馴染んだ姿だけを見せられると、奇妙な印象だけが浮かぶ。