花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

鬼百合

2011年07月31日 20時37分50秒 | 春夏の花
上からの木漏れ日を透かすオニユリの花の部分アップ。
毒々しい斑模様と独特の形状が、ユリの花という言葉のイメージに合っていないのか、これはこれで合っているのか、判断に迷う。

朱色と背景の青緑色は綺麗で、しべの先の花粉の赤褐色も良いアクセントになっている。
その点は素直に良い。


百合と蜘蛛

2011年07月30日 21時03分13秒 | 
大きい花の中をよく見るとほぼもれなく何かの虫が入っているもので、花写真を撮りたいときには邪魔。
しかし何でもいいから虫写真を撮りたいときには都合が良い。

写真はアヅチグモ。
白っぽい個体の方がそれっぽくて好ましいが、これはずいぶん黄色い。
顔が特徴的なので、他の種類と間違うことはない。




隣の花の中の、ハナグモ?
小さいクモの種類の判別は難しい。
奥から光がさす花がキレイだが花びらのボツボツが気味悪くもあり、色鮮やかなクモの棲家に似つかわしい雰囲気。

クモは、目の多さが見慣れれば愛嬌にも感じられる。
ただし、アップにはしすぎないのがコツ。

向日葵 9

2011年07月29日 21時24分19秒 | 春夏の花
天蓋付き、のように、もう萎れている大きいヒマワリと今が盛りの普通サイズのヒマワリ。
ここ数日は不思議に暑さが和らいでいるが、もう間もなく8月である。



ある種のヒマワリのアップ。
小さい花が密生してひとつの大きい花のようになっているのが、こういう種類だとよくわかる。
前年にも同じようなことを書いたか。



これはぼやかしすぎでもあるが、ぼやけたところもこの花らしい陽性のグラデーションで美しい一葉。
萎れているものも、新しい花との対比であればもうちょっと画面に収めても良かった。

いずれにせよ、非常に夏らしい風情で良い。

団扇蜻蜒 6

2011年07月28日 22時30分26秒 | 
停まる場所を探してホバリング中のウチワヤンマ。
鬼ヤンマや銀ヤンマなどガチなヤンマに比べて、行動がランダムで掴みづらいやつだが、運良く空中でじっとしているところに遭遇できた。
羽の角度から前に進んでいる場面でないことはバレバレで、折角だがちょっと安い写真。



こちらも同じく、後ろから。
ウチワ部分にピントを合わせたものか、普通に胴体に合わせたものかは考えどころで、両方撮ったがやはり普通で良い。

黒せせり蝶 4

2011年07月27日 21時48分50秒 | 蝶・蛾
桔梗の花の背に乗るクロセセリ。
セセリ蝶としてはずいぶん大型の蝶であり、こう見ると羽より虫部分のゴツさが目立ち、妙な具合。



すぐ傍の撫子の蜜を吸う。
目で見ていた時には渋い良い雰囲気であるように思えたが、止めて大きくまざまざと見ると気味悪くさえあり、やはり虫マクロ写真は悪趣味の範疇だとの思いを強くする。

柄長 18

2011年07月26日 21時33分46秒 | 
若エナガの大人になりかけの姿。

若エナガは顔の側面全体が黒く、目に赤いアイリングがある。
大人エナガは、眉毛状に目の上だけが黒く、アイリングは黄色い。
このエナガは、頬のあたりはもう白くなっているが、アイリングはまだ赤い。
まぁ、だいたい一丁前といっていいくらいだろう。

目線の先の葉っぱの裏に虫の卵のようなものがついていて、それを食べようとしているところ。
つつましいエサだ。

蓮 8

2011年07月25日 22時21分46秒 | 春夏の花
良い感じに見ごろのハスの花。
花によってはあえて彩度を落とした写真にすることがあるが、この花はこってりと彩度・コントラストを上げたい。



嵯峨野、朝の大覚寺の蓮。
上の写真も、ここ。



嵐山、昼の天竜寺の蓮。
元写真は昼の黄色っぽい光の風景だが、上に合わせて改竄。
こちらは小さい放生池で、微妙な雰囲気だが花が近いので香りが強く漂い、その点は良い。


殿様蛙 3

2011年07月24日 20時51分50秒 | 
チョウトンボの群れが産卵にやってきたのに合わせて、水草の上に這い出してきたカエルさんたち。
多分こういうのはトノサマガエルだと思うが、念のため図鑑を見てみると全然姿が違う。
かといって別の何かと照合することもなく、珍しい種類ではあり得なさそうなので、とりあえずトノサマで。
画面下にまだしっぽの付いているものもおり、模様とかはこれからなのかも知れん。

捕食シーン的なものをみられるかと期待したが、そういう雰囲気はなく、おまえら何しに群れているのかと。

蝶蜻蛉 5

2011年07月23日 22時07分50秒 | 
水草が茂る池の上を飛ぶチョウトンボ。
羽の光り加減はなかなか期待するようには撮れない。
数を撮って、中にうまく写ってくれるのを期待するのが正解か。



素早くはないが、小さくて動きがランダムなのと、基本真っ黒でピント位置がわかりづらいので飛ぶ姿を撮るのは意外に難しい。
やはり普通に停まっているところを撮ってるのが正解だろうか。

祇園祭 宵山の夜

2011年07月18日 21時33分26秒 | 春夏の風景
流石に土曜の夜のお祭りであると、のんびりまともな写真を撮れるような空き空間はどこにもない状態になるのだが、一応。



長刀鉾を、空に青みが残るくらいのタイミングで撮ろうと時間を見計らったのに、人の波が予想をはるかに超えて進まず、結局真っ暗の空になった。
みなさんケータイや小さいデジカメで撮ろうとするのは良いけれども、皆が皆30秒も1分も足を止めるからどうにもこうにも。
これからの簡単なカメラはもっと手早く写真を撮れる方向に進化しないといけないだろうと思う。

祇園祭 宵山の昼

2011年07月17日 22時00分23秒 | 春夏の風景
今朝に本番の巡行があった祇園祭。
写真は昨日の宵山のお昼の風景。
巡行は3年前2年前で、まぁこんなものだろう、という気分のものがあるのでスルーしたが、あからさまに天気が良かった今日などは撮り直しに行っても良かったかも知れない。



毎年のことなので今更目新しいこともなく、といってもこういうものなので、また来年、といったところ。

睡蓮 5

2011年07月15日 23時06分05秒 | 春夏の花
温室系の熱帯のスイレン。
蓮の花でも単のものと八重咲きのものとがあるが、睡蓮は色と大きさがちょっと違うくらいで、変化の幅が少ない。
それが悪いとは言わないが、この花が案外に大人しい印象しか持てないのもそのためだろう。



花と花との距離も開きがちなので、いち画面にたくさん収めるためには望遠効果が必要になる。
これだけ入れれば、まずまず。



私としては前にも書いた通り、水面に花を映した感じが好み。

灯篭に猫

2011年07月13日 22時03分17秒 | ねこの風景
いろんな生き物にとって厳しい夏本番である。
少しでも涼しいところ、安全なところといって、そこがそうであるかは微妙な線であるが、なかなかインパクトがあるのは確かな昼寝姿。



猫ならばここに収まるのも問題なさそうながら、アクロバティックなことだ。

桔梗 6

2011年07月12日 21時32分25秒 | 春夏の花
見返り美人的に後ろを向いてすっくと立つキキョウ。
と、いうには数箇所の突込みどころがあるが、妙に樹勢のひ弱な姿はたおやかさと言っていえないこともないのではなかろうか。



別に、柵の向こうで藪のようになっているもの。
急に雑草くさくなるものの、わちゃついた感は悪くない。