花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

目白 10

2009年03月31日 01時20分26秒 | 
白い花と一緒に緑の葉が出るオオシマザクラと、木に花が咲けばそこにいる、おなじみのメジロ。
色がとてもきれいにまとまって、とても気に入った一葉。
ただし拡大するとブレているのがわかる。
鳥の足場が揺れているのだから、これは仕方がない。




ついでに、以前撮ってそのうち使おうと思っていた、飛ぶ瞬間にちょっともたついたメジロ。
陰になっていてキレイという感じでないのが残念だが、良い姿で止まってくれた。

鵺 4

2009年03月29日 23時15分01秒 | 
御所の山桜はもう七分咲きくらいまで咲いていた。染井吉野はまだ、ちらほらから蕾も固いものまでパラついている。

という具合のところで、山桜のそばにトラツグミがいた。
その枝に飛び乗れっ…!と念じながらカメラを向けていたが、結論だけ言うと無理でした。

  

ツグミの類は、なんとなしのユーモラスな雰囲気があって良い。なかでもトラツグミは、なんとなく特に良い。

紅李

2009年03月28日 22時50分34秒 | 春夏の花
今年はずいぶん桜が早いかと思えば、チラホラと咲きかけてから妙に寒くなって、結局例年スケジュールの開花になるようだ。

写真は、今日のベニスモモ。遠目には小さいヤマザクラかと思った。
背景には、ゆっくりな梅と、長いこと咲いている花菜。
場所は、宇治の植物公園。入園料は500円とお高い目だが、年間パスが1500円なので、ちょくちょく行ける範囲なら気軽で良いところだ。


ところで、GANREF、というデジカメユーザー用SNSがある。まだβ版だが。
そこでは、枚数制限はあるが1枚6MBまでの画像をアップできる。
写真をコンテストに応募などはしたくないが、それなりに気合の入った写真をバックアップのために置いておくなら悪くない場所だ。
ということで、これなどもそちらにもっと大きい画像でおいてみている。

ふたつ猫

2009年03月27日 22時49分00秒 | ねこの風景
在庫から、velviaフィルムで撮った猫。
そういえば去年の春以来フィルムカメラを使っていないが、そろそろまたポジフィルムを詰めて使ってみたいタイミングだ。



同じ猫をほぼ同じ時間に別の角度からもう一枚。
猫写真も最近撮っていないが、やはり猫は良い。
それも、またそろそろ良かろう。

雪柳 3

2009年03月26日 22時37分07秒 | 春夏の花
お寺の庭に、一本?、背の高めに持ち上がったユキヤナギがあった。
普通は地面から饅頭状にこんもりとしてある木なので、珍しげで面白い。
花の枝のゴーゴンヘッド的スパイラルが、ユキヤナギ的でなくて良い。




同じ写真の部分拡大。
使用レンズの、シグマ28mmF1.8旧型は色収差の偽色を素直に鮮やかに出すので、こういう白のピカピカした写真を拡大鑑賞する用途にはまるで向かない。
この部分はど真ん中を50%縮小しているのでかなりマシだが、ピクセル等倍で見ると水槽越しの風景のようになる。
個人的にはそれも好きだが、人様に見せたいとは思えない。

花桃 4

2009年03月25日 22時01分56秒 | 春夏の花
御所の桃苑のハナモモ。
無茶なピンク色だが、けばけばしいまでは行かないギリギリの色合い。




こちらは、もっと赤い花。
STFレンズでも狙ってみたが、広角の方がこの花は相性が良いようだ。




これは、そのSTFで撮った、少し前の蕾の写真。
咲いてしまうと一つ一つのカタチの印象が薄くなってしまうので、この姿の方がむしろ好みかもしれない。

山藍

2009年03月25日 02時09分15秒 | 春夏の花
春の花といえば桜やチューリップのようなわかりやすい花が思い浮かばれるが、それ以上に、得体の知れない地味な花が多いものでもある。
具体的には、カエデの花やチャルメル草の花やテンナンショウの花であり、このヤマアイの花も、そのひとつだ。

だいたい、わかりやすい花の付く植物は、世の植物の進化の中でも最後発組なので、サバイバル的やり方に手段を選ばない意地汚さが見える。
もっと先発の、見ごたえのない花しか用意できていない組の不器用さは、それを思うと愛すべきものがある。
に、しても、つまらない花であるが、その分、自然な春を強く感じさせてくれる。

木蓮 2

2009年03月23日 23時32分35秒 | 春夏の花
しつこくも今日はモクレン。
いや、こう花に葉っぱのピロッとついているのはコブシだと聞くが、コブシにしては大きいし花の感じもモクレンっぽく思う。
どうだろう。
いずれにしても、きれいだ。


  

色んなところで咲いている白い木蓮はハクモクレン、言われてみれば案外に見ない紫のが、紫木蓮と言うこともあるが正式にモクレン。
私もこの件では大衆好みで、白木蓮の方が好きだ。
ただ、あまり大きく育った紫木蓮を見たことがないので、先日の御所の白木蓮のようなのを見たら考えが変わる可能性は大いにある。

四十雀 10

2009年03月22日 20時31分45秒 | 
花盗人のシジュウカラども。
この程度で裸になる程度の桜でもないが、近くで咲いている花の方に行って貰いたいものだ。

写真は横向きに撮ったもので、間違って回転させたら案外ハマったので、そのまま保存したもの。
桜は枝垂桜なので、普通に上下方向に伸びている枝だ。が、鳥も縦になっている方が姿が良い。



こちらは普通にこの向きで、蕾を咥えているところ。
花を横向きに咥えていればネタ画像だが、蕾では別に面白くもない。

一応、いい感じの季節感な写真ということで。

2009年03月21日 23時17分27秒 | 春夏の花
紫野・上品蓮台寺のスモモ。
今日は去年も見た招善寺の老木蓮を見に行ったが、花が開ききるまでまだ2,3日かかりそうで、まぁそこそこには良かったが、ちょっとタイミングが合わず、残念。
ちょっと気分を引きずりながらの帰り道に、良い花が咲いていたのでフラフラと立ち寄った次第である。

立派な古木であるが背は高くなく、と言うか途中から横にグネグネと伸びていて、一本の木とは思えない横方向のボリュームのある、豪華なボリュームの花を咲かせている。
スモモの木は初めて見たが、「区民の誇りの木 スモモ」と札が付いていたので、それとわかった。
花の風情は、桜や梅・杏などその仲間たちと似ている。
幹の風情が、桜のみスッとしていて、日本人の気質にはそれがひときわ合うのだろう。
こういうグネグネは面白いが、王者の風ではない。



桜は、門のそばの枝垂が一本だけ咲いていた。境内には他にも多くの桜があったが、まだ2,3週は先のようだ。
花は多くないが、青空に五線譜のごとき電線との奇妙な調和がある。
なかなかきれいなお寺であったので、桜の本番の頃にもまた足を運びたい。

白木蓮 8

2009年03月20日 18時01分50秒 | 春夏の花
一日おき、今週3回目のハクモクレン。
今日は、御所の一番大きい白木蓮が完璧な見頃のタイミングであった。
天気はイマイチ安定しなかったが、丁度このときだけ上手い具合に青空になって、重ねてタイミングの良いことであった。



これだけわっさりとこの木が花をつけることはこの数年なかったことで、α900を買って最初の春に良いものを見せてくれたことは重ね重ねタイミングが良い。




それにしても素晴らしい量感で、見事という言葉はこのためにあるような風景であった。



あと、低いところに咲いていた花で、初めて真上から見られたのでそれも写してみた。
またこれも、物珍しい感がある。

紫花菜 2

2009年03月19日 21時54分01秒 | 春夏の花
柔らかい光源の下で群生しているのを上から見るとしっとりとしているムラサキハナナ。
強い西日で横から見ると、案外に猛々しい印象になった。
花の造作はアブラナの類とはあまり似ていないが、茎から葉っぱの雰囲気が、小さいながらもまさしく同じだ。

珍しい花ではないが、見かたを変えると物珍しげに見えて楽しい。

白木蓮 7

2009年03月18日 23時19分00秒 | 春夏の花
温たい春の夜の空気が流れている。
もう少し気温が上がると尚良いが、一年中で一番好きな状況である。

で。写真は、一昨日と同じハクモクレン。の、夜桜ならぬ夜木蓮。
ライトアップなどというものでもなく街灯が明かり。
花は、一昨日はもう少し開いて欲しかったところだったが、今日は既に、好みでいうと開きすぎになっていた。
昨日がベストであっただろうか。見ていないからわからない。
昨日今日がやけに暖かかったせいであろうが、タイミングが厳しすぎる。
もう少し遅い、他所の木蓮に望みをつなごう。都合よく連休もある。



夜景というには微妙に空に明るさが残る、これくらいのタイミングが夜景の建物を撮る時にはベストな時間帯であるが、光源を画面に含まない写真にするとなると、まだ5~10分、明るかったかもしれない。
ただ、春の黄砂を含んで明るい昼の空と白い花ではコントラストが不十分になるのに比べると、充分以上に青空と白い花のコントラストのある絵になり、これはなかなか嬉しい。



鴨川の五条の、チンケな公園というほどでもない公営の空き地の、この木蓮を反対側の鴨川越しに。
向こうのお店がきれいで、良い絵になった。
川面の見える、もっと引きの図でも撮ったが、イマイチ失敗なものになったので、これくらいで。
西の空はまだまだ明るい。もっと暗くなると三脚が必要になるので勘弁願おう。
ところで、この電線が何とも言えず良い。
電線と電柱は景観に悪いものといわれがちだが、このような図ではこれがないと絵的にしまりがないものになる。

三椏 3

2009年03月17日 22時16分56秒 | 春夏の花
ピカピカのサンライトイエロー色に輝くミツマタの花。
満開にまでなると、去年撮ったくらいにまん丸の花の房になる。まだ七分咲き。




下向きめに花が咲くので、どうしても写真は逆光気味になるが、それもまた良い。
産毛の光っているのは、目で見るとほとんどわからない。
写真にして、この高解像度のおかげで見ほれるほどに美しい。
ブログ画像にはリサイズが必要なので、皆様には感動の2分の1ほどをお届けしている。

白木蓮 6

2009年03月16日 21時55分24秒 | 春夏の花
特別に日当たりの良いところの木蓮は、もう咲いている。
特別でないところのものはまだまだだが、今年は御所の木蓮も蕾が多く、楽しみなことである。
野鳥の時期にひと段落付いたと昨日書いたばかりだが、ハクモクレンの花は桜よりも好きなぐらいなので、待ちかねた感の嬉しさが隠せない。



だがしかし、写真にするのの難しい、漠とした姿の花でもあり、タイミングもこの時期の天候も不安定で、なかなかややこしいものでもある。
とりあえず一発目、写すだけは写したが、勝負はこれからだ。