花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

斑鳩

2007年09月30日 21時19分46秒 | 秋冬の風景
ヒガンバナの咲く頃になったら奈良で入江泰吉ごっこをしてみようかとはしばらく前から思っていたので、とりあえず斑鳩に行ってみた。
古い人の古い写真のイメージそのままが残っていようとは思わないが、法隆寺のぐるりを回ってみると裏の方は割と良い雰囲気が。
ただしヒガンバナが無いのと、お寺の塔が見えるポジションが無いのは、まぁこんなもんかな、という感じ。


大体はどこを切ってもこんな雰囲気。


寺の中の方が、さすがに良い雰囲気の写真にできる。
奈良の寺は京都の寺ほど計算尽くでないのと、スケールの大きさがあるので撮り甲斐がある。

山雀 10

2007年09月29日 21時21分05秒 | 
粉っぽい蛾か何かを食事中のヤマガラ。
お行儀が良いとは言えない食べ方。

去年の夏にもほぼ同じところで油蝉を食事中のヤマガラ写真を撮ったが、この時期、植物園では似たようなシジュウカラやメジロよりも良く動いているのはヤマガラであるようだ。
手なずければ芸も覚えるというヤマガラだけに、色々はしっこいのであろう。


食事が終わって去っていくところ。
ブレているが、それっぽい雰囲気。

夏茜 3

2007年09月28日 21時59分07秒 | 
完璧な赤トンボ。どう見ても赤トンボ。
見事に色づいたナツアカネ。

純粋な赤さで言えば爪先まで赤いショウジョウトンボの方が赤いが、少しくらい黒がある方が引き締まって、印象的にはより赤く見える。


横からも一枚。
背景の明るさが違うと雰囲気が変わる、かなと思ったがそれほどでもなかった。
停まっているトンボはそうそうかわり映えのするものでもない。

α-Sweet DIGITAL

2007年09月28日 00時24分11秒 | Weblog
マイスウィートが退院してきた。
入院させるときにはずいぶん感傷的な書き方をしたが、まだ2週間もたってないじゃないか。
しかも5000円で済んだ。

それくらいぶりに聴く、αsDのバチコーンというシャッター音は耳に馴染んでもいるし、大袈裟で心地よい。
ついでにファインダーの中が埃だらけになっていたのを綺麗にしてもらったのもありがたい。

もう7Dを買っちゃっているのはそれはそれで嬉しがっているので構わない。
α700を買うときに下取りに出す展開も考えての購入だったがその辺をどうするかはまだ思案中。普通に蒐集欲も沸いてきている。
sDは傷だらけなので下取りに出すっていうレベルではない。
この辺、ちょっとは外装が何か勝手に綺麗にされてやしないかと思っていたが全くその心配は要らなかった。

萩 2

2007年09月27日 21時13分17秒 | 秋冬の花
土と木の曖昧なあたりに生えたてのハギ。ちょっとだけ花も咲いた。
あまりに小ぢんまりとしているので、見た目まるきり雑草であるが無事に来年まで生えていればもっさりとした萩らしい萩にもなるだろう。

彼岸花やコスモスのような押しは無いが、能動的に見ればなかなか味わいのあるポテンシャルの高い花。
この写真のはまだ小さすぎるけれども未来のある勢いが良い。

彼岸花 8

2007年09月26日 22時41分57秒 | 秋冬の花
折からの雨に濡れるヒガンバナ。
天気が悪いなら悪いなりの一葉。を、とも思ったが思った以上に雨が強く難儀したことであった。
去年通い詰めた嵯峨野の彼岸花は、今年は遅いのかと思ったがよく見ると少ないだけで、ハズレ年なのかお百姓さんが用意しなかったのか、残念感が漂う。


てっきり50mmマクロを持ってきているつもりで24-105をカバンに入れてきたのであまり水滴に近づけず、こちらも残念。

まぁ花は綺麗。

紋黄揚羽蝶 2

2007年09月25日 21時39分33秒 | 蝶・蛾
元の形もわからないほどボロなモンキアゲハ。
いったい何に巻き込まれたらここまで破れながらしかも生還できるのか不思議なほど。


角度を変えてみるとそれなりに残っているようだが、右後翅の頼りなさはかわいそうになるくらい。
もうじき死ぬまでのラストスパートな食事風景。

秋桜 2

2007年09月24日 21時55分34秒 | 秋冬の花
STFレンズでコスモス。
蝶を入れようとすると絵的に蝶優先になるので、蝶無しでも一枚。
まだ萎れたり枯れたりの花が無く、蕾率も高い、良いタイミング。

コスモスらしさでいえばピンクだが、ワインレッドのけばけばしさが好み。
花びらの質感が素晴らしい。

並揚羽蝶 8

2007年09月23日 21時43分08秒 | 蝶・蛾
コスモスの花壇をヒラヒラするアゲハ。
読みどおり右下の花から中央上の花へ飛び移るところの一葉。

コスモスの花はあまり大きいイメージが無いが、蝶と並べると意外に大きく、対比としてはむしろ蝶が小さく見えるので少し損した気分になる。

蝶は羽が痛んでしまっているが、花が若いので全体的には綺麗な絵になってくれた。

翡翠 6

2007年09月22日 22時35分22秒 | 
α-7D初出撃で、久々にカワセミ包囲団に遭遇。おこぼれにあずかることができた。

高感度画質は変わらず厳しいが、こういう背景で測光が普通にバッチリ決まってくれたのは、たぶんsweetDより上等な感じ。
やはりスポット測光をメニューへ潜らずにパチっと決められるのはありがたい。

十数枚撮ったがマシな写りをしたものがコレくらいなのは、まぁこんなもんだろう。
カワセミ写真は道具とウデの上下が顕著に出るので、難しいシチュエーションでは勝負を避けることにしている。

嵯峨野の田園

2007年09月20日 20時57分41秒 | 秋冬の風景
雲の多い土曜日であったが、さっと日が差すと見渡す限り金色に輝く田園の風景のイメージ。
実際には少し視点を動かすと収穫済の乾いた田んぼの地面が見えるのだが、見えない部分は存在していないのが写真の醍醐味。
そんな場面をvelviaフィルムで。

米作りに何も携わっていなくても、なんとなく心満たされる景色である。

α-7 DIGITAL

2007年09月19日 23時53分41秒 | Weblog
欲しかったんですこのカメラ。
諸般の事情により、つい。
キタムラのネット通販でお取り寄せ。

これが出た始めはまだpowershot-pro1を使いこなすことに精一杯であったし、いよいよ一眼レフという段になって、sweetDが出ると、実は7Dに出来てsweetDが出来ないことが特にないというコニカミノルタの妥協なき姿勢のために、そのデザインには一目ぼれしつつも後継機種を待つ選択をしたことは何度も書きました。

撮れる写真の画質としては後発のsweetDの方がむしろ高感度ノイズ処理の面で優れていると言うし。
道具としての7Dの良さは、ファインダーの明るさと、各機能をメニューボタンから十字キーで選ぶよりも本体各所にちりばめられたスイッチ類でじかに触る使い勝手がポイント。
全体的な見た目・手触りはさすがに高級感ある造りで、触り心地がうれしい。
以前に触ったα700も、まぁこんな感じ。

とりあえず手近にあったポストカードとフィギュアでためし撮り。

だから中身はsweetDと差がないので、やはりあらためてα700に期待しつつ、それまで長年の想いを果たさせていただきたく。

芙蓉 2

2007年09月19日 21時17分03秒 | 秋冬の花
velviaポジフィルムで花マクロ。八重のフヨウの花。
めしべに絡みつく花びらの複雑な造形美が素晴らしい。
背景の濃い緑がいかにもvelviaの色で、薄ピンクとのコントラストもなんともいえない。


縦型で、こちらは単(ひとえ)の白い芙蓉。
これから次々に咲く蕾と、終わったあとの茶色いゴニョゴニョと綺麗に咲いた2つのバランスを上手いこと撮れればいいと思って撮った。
ちょっとピント位置が微妙か。


こちらは濃いピンクの芙蓉。
蕾から覗く赤が鮮やか。
花びらのカーブも美しい形。

彼岸花 7

2007年09月18日 21時27分26秒 | 秋冬の花
真夏も終わり、久しぶりにvelviaポジフィルム装着のα-9xiの出番。
ポジフィルムは現像前には15℃以下で保存してくださいなので、撮るものの少ない真夏には避けていたのだ。

早い年ならもうかなり咲いているはずだが、今年はまだまだなヒガンバナ。
去年も撮りまくったが今年はアナログとSTFが増えたのでまた撮り甲斐がある。
デジタルの故障はこの時期には特に痛恨だが。

上の写真はこれまた久々の出番だがフルサイズとの相性が良い50mmF3.5マクロレンズ使用。
ちょっと手ブレたのか、シャープではないがアナログらしい感じ。


こちらは多分STFレンズ使用。
奥のひと房以外は開きかけで、湿気のある良い色をしている。
花の真上の米が妙に気になる妙な絵になった。
面白いといえないこともないのではないだろうか。