花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

深山茜

2009年09月30日 22時00分50秒 | 
栗とミヤマアカネ。
赤トンボは秋らしいモチーフではあるが、トンボなら上向きの枝の先などに停まってもらいたいものだ。
この辺はミヤマアカネが多かったが、どれも地べたに直接停まるばかりで絵になりづらかった。
交尾すら、地べただ。

まぁ、格好良くはないが、素朴な味わいの図であるといえなくもないのではないだろうか。

台湾杜鵑

2009年09月29日 20時05分23秒 | 秋冬の花
大原の道端の溝に生えていたタイワンホトトギス。
色のグラデーションが味わい深く、斑紋のグロテスクなホトトギスの花も、若干素直にキレイだと思える。



蕾と、咲きかけと、咲いた花と、花が終わって実になろうとしているもの。
それぞれに美しい生命活動だ。

薄色笹螽斯

2009年09月28日 22時57分45秒 | 
野芥子か何かの上にいたのはウスイロササキリ。
透き通るような体色は、脱皮したてなのかと思ったが、名のとおりのそういう種類だったようだ。

顔の外骨格のディティールが良い感じで、縮小して潰れるのが惜しいが構図は崩したくなかったので大きめ画像でアップ。


水引

2009年09月27日 21時14分59秒 | 秋冬の花
ミズヒキの花。
遠目に見れば、黒い茎に紅いゴマのようなものがついている程度にしか見えないが、近づいて見るとそれなりに花の形をしている。
しかし花の蕾はやはりゴマのようで、咲いあとより蕾の時間が長いので、これがゴマの印象になるものだろうか。

案外キレイな花ではあるが、華美という字にはやはり縁のない草。

ご神鶏

2009年09月26日 21時59分18秒 | 
そろそろ伊勢から鳥羽のネタも終了。ラストは伊勢の内宮の芝生を闊歩するニワトリ。
なにやら、ご神鶏というものであるらしい。



奈良の鹿ほどの量と自由さには程遠いが、コレもなかなか良い感じだ。
鶏は鹿より獰猛なので、あまり多いとトラブルの元でもあろうが、観光客としてはもっとたくさん、エリア拡大して放されていたりすると楽しそうだと思う。



以上!

磯鵯

2009年09月25日 22時36分40秒 | 
いるところではありふれた鳥であるようだが、無海の地には縁のないイソヒヨドリ。
これも鳥羽での写真。
良い図ではないが、次の撮影チャンスはいつになるやらわからない。
ロケーションの割には警戒心が強いようで、陽に当たってくれれば胸のオレンジが輝くはずだが日陰から日陰へ飛び去ってしまった。




こういう日陰などは意地悪にも程がある。
もっとも、日差しが強く暑いほどの日だったので仕方ないともいえるか。
もっと涼しくなってからであれば、と思いつつもなかなか海まで再チャレンジの用事はない。

答志島

2009年09月24日 21時54分08秒 | 秋冬の風景
鳥羽の海にはいくつかの大きい島が浮かび、それぞれに市営の連絡船で渡れる。
そのうちの2番目に大きい菅島に渡ってみようと思ったが、船の時間の都合が良くなかったので、一番大きく船の便も多い答志島に渡ってみた。
目的は海を眺めるだけなので、実際のところどこでも良かった。

 

とにかく好天に恵まれ、風も穏やかで、存分に主目的を果たすことができた。
しかし現実時間で連休も終わって、既にかなり昔のことにも思える。

 

夕日の前に撤退。

彼岸花 14

2009年09月23日 21時23分43秒 | 秋冬の花
お彼岸なので、一旦、先の流れから外れて京都・大原のヒガンバナ。
これだけの量があるとは知らずに出かけたが、素晴らしい風景に大満足だ。
写真は昨日のものだが、まだ蕾が多いので、この週末でも充分見頃だろう。



画面の切り取りようによって、この世の風景とも思えない風景になるのがこの花のなによりの魅力だ。



どちらかというと陰にこもる方の幻想世界的だ。が、それが良い。

賢島行き

2009年09月23日 16時05分43秒 | 秋冬の風景
田舎電車旅情。
電車待ちの暇の埋め草に鉄ちゃんごっこは最も似つかわしい。



写真は通過の特急だが、それですら3両編成だ。普通列車は2両、他は無し。
こういうのんびりしたものに関わって一生を安泰に過ごす人生は美しいと思うが、しかしこのご時勢だ。
安泰の見えない私の人生とも一期一会の淡い交差。

おはらい町

2009年09月22日 18時08分43秒 | 秋冬の風景
伊勢神宮の内宮からのびる土産物屋が並ぶ通りが、おはらい町と名づけられている。



いかにも、な古い町並みフィーチャーはどこの観光地でも似たようなもので、強いてここの特色を挙げるならちょっと道が広く建物も大きいめである事か。
全体に、三重は広々としていて、車道も看板も広大で、密度が低い。
気分は悪くないが、歩きを移動手段にしようとするとこれがなかなか忌々しい。



あと、三重の地酒は「おかげさま」と「八兵衛」と「義左衛門」を呑んでみたが、近頃珍しいほど田舎の地酒らしいあかぬけない味わいであった。
あれは働く人用の塩気濃いい味付けの料理のためのものと言うのであろうが、別に京都の酒でも塩い料理に合わないことのあるはずもない。
ただ「おかげさま」の店で、その場で飲むしか出していない絞りたて生原酒は、生酒の濃さはそれとしてクセがなく旨かった。どれも高いのは普通に旨かったのかもしれない。

鳥羽の海

2009年09月21日 18時32分26秒 | 秋冬の風景
鳥羽から見る海は狭く、海を見るという目的に不向きであったのはちょっと迂闊であった。しかし景色は良く、まずまずの所であった。


船も、今まで被写体に選んだことがなかったがこれも良いものだ。
ただし被写体としてはアプローチが限られて、誰でも撮れる写真以外を考えると難しい相手だ。
今回は主目的ではないので、おまけ的に気軽に。本格的に船を撮るなら、近場なら舞鶴が良いだろうか。




山から望遠で。
大きい船はもっと良い。
海写真はとりとめがなくなりがちで、これくらいのモノを入れないとまとめにくい。
そういえば他人の海写真も注意して見たことがなかった。要研究か。


三重の海は東向きで、沈む夕日は撮れないかと思ったが、島に行けば水平線に沈むまではいかなくてもかなり低いところまで夕日が見える。
少なくとも、盆地の京都市内よりはずいぶんお付き合いいただける。
これにも、ただし、が付いて、帰りの船の時間というのがあるので、私はこれくらいで我慢して帰る方を選んだ。
これくらいでも、まあまあ良いカットではあろう。

お伊勢さん

2009年09月20日 23時17分38秒 | 秋冬の風景
ちょうどさまざま良いタイミングであったので、そういえば行ったことのなかったお伊勢さんから鳥羽の島まで足を伸ばして海でも眺めようかと、一泊で気のおもむくままぶらついてみていた。
お伊勢さんに関しては、道なりの決まっていることでもあるし、一番肝心のところは撮影禁でもあるし、まぁ、普通に通って普通にお参りを済ませた。
京都や滋賀の神社とはまたずいぶん雰囲気の違うようではあったが、語るならまた別に出雲大社なども詣でねばなるまい。
なんとも感想は保留である。



宇治橋はちょうど架け直しをしていた。
こういう風景は、むしろ嬉しい。

伊勢神宮は下宮、内宮ともあっさりめに通り過ぎたが、他でたくさん撮ったので以後しばらくそのネタを。

大透翅蛾 11

2009年09月18日 21時25分55秒 | 蝶・蛾
下からオオスカシバを、青空の中に見ることは珍しい。
珍しくも爽やかな絵になりそうだが、腹が黒いのが目立って、横や上から見るよりも虫っぽさが際立ち、良い絵だとはいえない。





そんな腹黒いオオスカシバの、いつもの背景でのちょっと下から2葉。
これくらいの角度だと白い胸毛で黒い腹毛が隠れて問題ない。

藪茗荷 2

2009年09月16日 23時11分29秒 | 秋冬の花
逆光の夕日を受けてきらめく、ヤブミョウガの実。
画面下の葉の光が強烈ながら柔らかい描写になっているのがレンズのお手柄。
花の頃にも撮っておけばよかったと少し後悔。



こちらは望遠で、丸い光を入れてみた図。
実のなった草としては例外的なまでに姿の良いのが、この草の良いところ。