花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

糊空木

2008年01月31日 21時24分53秒 | 秋冬の風景
アジサイの仲間だがそれなりに立派な木になるノリウツギ。
初夏にガクアジサイそっくりの花が咲き、実が出来て、全部枯れて終わってもヒラヒラが繊維だけになって残っている。
アジサイのヒラヒラは花のガクの部分なので、花びらは散っても残るのだ。
アジサイのプリザーブドフラワーなどはその部分に色を染めたものだが陰気くさくて嫌いだ。が、自然にあるものなら陽を透かして一風変わったなりの味わいがある。



アメリカで今やってるPMAというカメラショーでSONYのα300/350がお披露目になったとのこと。
この一眼レフに搭載されたライブビューは、ファインダーに写るべき図像を別のカメラセンサーで撮影して液晶画面に表示するモノなので、今までの一眼レフのパタコンライブビューと違って普通に使えるモノだとのこと。
以前から海外メーカーが外付けの(大きい)そういうユニットを作っているので、要するにそれを本体内にコンパクトに収めた、枯れた技術というやつである。
実際に見て触ってみないと、期待はずれの多かったジャンルだけに判断を慎重にせざるを得ないが、本当に普通に使えるものだったら感動的だ。

川鵜 7

2008年01月30日 21時06分20秒 | 
ウが飛び立つ。
頭の白いのは婚姻色になったオス、手前側のもう片方はメスかと思いきや、まだ婚姻色になりきれてないオス。
太ももの辺りに白いものがあるので分かる。頭と腿の一部が白くなる。

ピントは顔に欲しかったが、尻尾から水が散っているのが良い感じではある一葉。


こちらは別の日に撮ったものだが、良い感じのアップ。
背中のウロコ模様が渋ファンシー。
鵜の目はエメラルドグリーンで美しい。しかし賢そうな印象は無い。



鵜の目鷹の目といえば、今日SONYがフルサイズセンサー2480万画素の開発・量産を発表していた。
600万画素の写真を縦横2枚の4枚並べた以上のサイズ。1200万画素あればA3サイズのプリントにも十分といわれているが、さらに倍。
A2サイズに印刷するためのデータを作る機械なら確かに立派な業務用だ。

α200はひとまず置いといてα300/350の情報が漏れ出したりしてるようだが、フルサイズで安いめのα800を期待したくなってきたニュースであった。



椿 3

2008年01月29日 22時03分50秒 | 春夏の花
椿の花は八重咲より、こういう一重のものが好き。しかしこういうピンクや白よりも濃い赤のが好き。
そういう藪椿の類はまだ2,3ヶ月先に咲き出す。


まだ、この辺で我慢。

葉や蕾の硬質感と花びらのしっとり感、しべの束のもったり感がそれぞれに面白い。

深山頬白 2

2008年01月28日 21時48分41秒 | 
黄色モヒカンなミヤマホオジロの、色の薄いのはメス。
普通のホオジロと違って、頬が白くないのはご愛嬌。

どうも、良い環境で向き合えたことがない鳥だがあまり贅沢は言うまい。
去年、大体同じ場所でオスをチラ見できた時よりは多少マシだ。


その上の木に居るところ。
順番で言えばこちらが先で、このあと地面に降りたのが最初の写真。そのすぐあと茂みの向こうに行ってしまった。


このところを撮った数枚で、以前のオナガガモのgifアニメのようにしてみた。





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で、こちらのマイページ写真もこれに変更してみた。
とのネタで不毛な客引きも試みてみたが不発。
gooブログのアクセス状況表示によると、当ブログには大体1日100IP・300PV位のアクセスがあるとのことで、宣伝活動の類をしていない同然にしては多いなぁとは思っているのだが、マー引き続きマイペースでやっていきます。


冠鳰 2

2008年01月27日 21時35分44秒 | 
寝ている鴨類など眺めても仕方ないが、それが遠すぎないあたりに居るカンムリカイツブリとなれば話は別だ。
しばらく眺めながら適当に何回か撮ってみたが、一応、目は開いているものの何をするでもなく流れに乗って遠くへ行ってしまった。


これは、一度だけ首をブルっと振ったところ。
そのまま、また寝る体勢に戻った。

ちょうど去年の今頃にアップした写真のように、活動している時には長めの首を持ち上げて油断なく流れている。
普通のカモの半分以下の大きさしかないカイツブリの仲間であるが、カンムリ~は普通のカモよりふたまわりほど大きい。
なかなか格好の良い鳥なのでもっと近くで撮りたいものだが、その図体で水中に潜れる深さがあるところにしか居たがらない性質なので、滅多に望遠の届く位置に居てくれない。

百舌 6

2008年01月26日 22時10分31秒 | 
梢で歌う練習中のモズ。
口元の表情が怪傑ゾロの高笑いのような形になっていて面白い一葉。

クリエイティブスタイル:クリアモードにすると空の色がキヤノンのDIGIC1っぽい、こってりと鮮やかな青になったのも気に入った。


もっと広くしたHDサイズ。
空色・金茶色・黒のトリコロールにまとまった色が気持ち良い。


頬白 5

2008年01月25日 21時53分25秒 | 
青空をバックに、ホオジロのカップル。
黒の強いのがオス、黒部分が焦げ茶っぽいのがメス。

ホオジロは一羽で居るところしか見たことがなかったので、自分としては良い位に珍しかった場面。
木の枝の表情と500レフレンズのリングボケの風情で、中央の一番手前の枝が鎖状に見えているのも面白い。


別角度で、メスの方。
なかなか良い具合にホオジロのトサカ頭を撮れていないが、かろうじてそれっぽいトサカが見える。
基本的には地味な鳥だが、見方次第ではもうちょっと派手にも見えるはず。


α-9xiとα700

2008年01月24日 21時41分26秒 | Weblog
カメラ自体が被写体になるというのは奇妙なものだが、珍しいものでもない。
今日も先々日からの続き。宇治の植物公園で、アトリを追いかけて四阿に9xiと荷物を置いてぶらついて、戻って来たら四阿の中の9xiがたいそう良い感じだったので場所を再考して撮ってみたもの。

曲線と曲面で作られた9xiはこういうものと相性がいいのかもしれない。
他の風景との組み合わせも試してみたくなる、ごく個人的に面白味を強く感じる一葉。

ところで今「あずまや」を変換して四阿が出なかったのはちょっとショックで、キムなにがしとかを変換できるよりもっとやることがあるはずだと強く思った。閑話休題。


ついでにフィルムでα700を撮ってみたが、SONYロゴにピントを合わせたはずが後の柱の更に後の土壁辺りにピントが行っているのが憤死もののミステリー。泣きたい。
フィルムカメラはその場でピントチェックできないのが困る。それを味と思うほどには達観できそうもない。

こっちのカメラは、普通にソリッドな物の中に置いた方が普通に映えるカタチだ。

温室の花 2

2008年01月23日 20時52分56秒 | 秋冬の花
引き続き、velvia100ポジフィルムで撮った温室の花。
結露で曇る前にレンズを布やティッシュで覆っておけば撮る時に曇っておらずに済むことに気付いた。





こういう普通モノでない被写体は、普段のものと質的に違うので、撮ってみると面白いがちょっと差別させてもらって、ひとまとめで扱っている。
やはり個人的には、珍しくないもので目を引くような写真を撮れたときにカタルシスが大きい。

温室の花

2008年01月22日 22時01分58秒 | 秋冬の花
琵琶湖の白鳥撮りに、velvia100フィルムを詰めたα-9xiを持っていっていたのだが電池が切れていたので結局一枚も撮れず。
そのフィルムを消費するために宇治の植物公園に行ってきた分の現像が出来上がった。

府立の植物園は入園料が200円に対して宇治市立植物公園は規模が小さくても500円なのが難であるが、府立のは温室が別料金であるのと経営難であるらしいので、文句は言いにくい。

今回の写真は蘭の類。
冬空に不用意に温室内に突撃したら金属とガラスのカメラなど結露地獄に陥ることは確実なので、デジタルはコインロッカーに預けてプラスチック完全武装の9xiを使用。
ただしレンズは、暗めの室内になるのでフルメタルだが明るい80-200F2.8で。
案の定、みるみるレンズが曇ってしまったが、湿気的雰囲気が被写体に合ったので良い。


こちらはハイビスカスの類。
ピンボケ等の失敗がその場で分からないのは、今更ながらにシビアだ。
velviaフィルムの作る緑色は相変わらず美しくて嬉しくなる。

黄鶺鴒 6

2008年01月21日 21時13分19秒 | 
公園の、フェンスで囲った池のその上を器用に走るキセキレイ。
普通にピーカンのお天気であったので油断していたら1/125秒しかシャッタースピードを稼げていなくてブレ気味の写真になってしまったが、この距離で障害物もなくキセキレイと向き合えたのは稀なことで、ラッキーだ。

暖冬ではあるが曇りや雨になるととたんに寒い今日この頃。
そういえばキセキレイは冬毛になると胸までは白く、尻辺りでようやく黄色いはずなんだが、この個体はそうでもないようだ。
色具合で言えばこのような感じがキレイなので、特に文句はない。

扁虻

2008年01月20日 21時40分08秒 | 
これくらいの小虫だと、特に暖かい日だからとかでもなく普通に居る。
ヒラタアブ。
詳しくは、ヤマトヒラタアブとかナミホシヒラタアブとかの種類があるようだが、その辺までは、ちょっと。

虻ではあるが、よくよく見るとそれなりに愛嬌のある形をしている。
また、幼虫の時はアブラムシを食べるので園芸の友でもあるらしい。

一度、ちゃんと写してブログネタにしたいと思っていた虫で、今回のはあまり良い写りではないが、しばらくぶりの虫写真カテゴリでもあるので、今日の更新に。
腹部分の金属光沢っぽい色具合は良い。

十月桜

2008年01月19日 20時58分19秒 | 秋冬の花
この桜もそろそろ仕舞いかなーとか言うのは季節が微妙だが、これは秋から冬に咲くジュウガツザクラという品種の桜。
花が小さく、まばらで、見てもあまり嬉しくはならないが、辺りに振りまく匂いは立派に桜の花の匂い。

近くでは蝋梅が満開、紅梅も気の早いものから咲き始めている。
去年は冬はずいぶん暖かだったが春先に妙に冷え込んで、普通の桜の開花は例年通りのスケジュールであった。今年はどんなだろうか。

嘴広鴨 2

2008年01月18日 22時56分56秒 | 
冬場に毎日更新を続けようとしたらどうしても鴨に頼らざるをえないが、嫌いでも嫌なこともない。
今回はハシビロガモの繁殖カラーになりかけの図。
不自然にクチバシが長く、その幅も広い素敵フォルム。その他の部分は普通だが、ここだけでも見ごたえがある。

繁殖カラー完全版に比べるとグズグズの汚い色であるが、この写真の表情であればこの色具合でなければつまらない。

水面は、川の対岸のマンションの色が映っている色。つまらない。

神子秋沙

2008年01月17日 21時15分58秒 | 
昨日の白鳥らの群から遠くない辺りにミコアイサを見ることが出来た。
漢字名は作りすぎの感があるが、神子秋沙または巫女秋沙でミコアイサ、綺麗な名が付いている。
波間に浮かんだり沈んだりの白黒を、黒白のキンクロハジロの中に探すのは目が痛かった。


何かまた違う鴨が飛んできたのは、実はミコアイサのメスだった。
鴨のメスにしては凝った模様になっている。

大きめサイズ。
最初から遠くに豆粒くらいにしか見えない距離であったが、とうとうこちらに一瞥もくれずに連れ立って沖の方へ行ってしまった。

やはり琵琶湖は無駄に大きいのが気に食わない。
30年ほど昔のバードウォッチングの本によると桂川や鴨川にもアイサ類が来るとのことであったので、身近な辺りでも気を入れて探してみるか。