花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

泰山木 6

2012年05月31日 23時15分49秒 | 春夏の花
今年は5月が妙に忙しく、あたふたするうち気がついたらもうこんな花が咲いている。
と、思って過去の分を見ると6月半ばから7月頭の記録なので、このタイサンボクが少々気の早い木だということだった。

写真としては、あまり密に花がつかないこの木で、この距離にまずまず形のいい状態の花が並んだことがちょっと珍しい。
という一葉。

小紫陽花

2012年05月28日 22時33分41秒 | 春夏の花
紫陽花らしいといえばらしく、らしくないといえばらしくない、コアジサイの花。
もうじき6月で、そうこうするうちには普通のも咲く時期になるだろうが、それより少し早く咲いている。

紫陽花の特徴である装飾花がなく、その中心の貧弱な花だけが集っているカタチ。
遠目にはモヤッとしているばかりだが、近づいて見ると、割と普通に花らしい花だ。

四十雀 18

2012年05月26日 23時24分09秒 | 
親を待つシジュウカラの子。
それだけの絵のようだが、よくみるとクチバシから舌がはみ出ている。
目の下、口のワキのシワのせいでいまいち可愛らしくならないヒナであるが、少しは愛嬌になるか。
と思ったが、やはりいまいちだ。

金蛇 6

2012年05月25日 23時01分43秒 | 
とぐろを巻いているカナヘビ。
後ろのこちらを見る目が妙に可愛らしげな一葉。
写真的には、もっとピントを深くしたほうが良かったようだ。
しかしそれほどピッチリクッキリ見せたいほどのものでもない。



上から。
丸い杭の上に丸くなっているのは面白い絵。
なにか色のあるものがあれば最高だったが。

柄長 19

2012年05月24日 23時43分10秒 | 
枯草の上に停まった若エナガ。
顔がはっきりしないと思ったら、そこだけ動いていて被写体ブレしている。
ブレているせいで、ふさふさと柔らかそうにも見えるのがちょっと良い写真。



一応、ブレていないものも。
目の周りの赤いアイリングだけが妙に目立って、見た目には非常に良いアクセントであるが鳥的には何の意味があるのだろう。

小啄木鳥 8

2012年05月23日 22時36分44秒 | 
コゲラ親子の給餌シーン。
姿ではどちらが親で子か見分けがつかない。
動きで見て、左の親が右の子に餌を与えているようだ。



普段、あまり低いところには来ないコゲラだが、まだどんくさい子が低いところでよたつくので、写真撮りに狙い目。
この距離だと、子のくちばしは黄色いのが見える。



子も、後ろから見ると頭の赤印がちょぼっと見える。
立派さというよりは愛嬌があるレベル。

金環日食

2012年05月22日 00時17分41秒 | 春夏の風景
イベントごととして無視する謂われはない、今朝の金環日食。
前日の天気予報では割と絶望的に言われていたが、誰の日頃の行いが良かったものか、全体的にごく薄い雲がかかっていたものの、まず良好な見え具合であった。
が、ここらでは肝心の金環の瞬間のみ雲がかかってしまう酷いタイミング。
さほど不自由なく見えたものの、釈然としないものが残った。



日食といえば、写真になるような真っ暗なイメージが植え付けられているものだが、
実際には日差しが頼りなくなるくらいで、肉眼では日が欠けていることが見えない。
歴史物とかで、日食で人々が恐れおののくシーンがあるが、これくらいなら気づかないだろうと思うのだが。

こう、イメージ通り暗く撮れば、それらしく幻想的で美しい。



金環状態になる寸前の、月の凹凸で線が見え隠れしている状態。
知らなかったが、言われてみればそういうこともあるだろうというシチュエーション。
案外、月もデコボコしているものだ。



金環が通り過ぎた。
これも良く見ると月のラインで太陽のコロナと思しき紫色のなにやらが見える。

こういうのが見えると実にうれしいもので、もっと良い装備を準備していれば良かったかとも思う。
後の祭りというものだが、これきりでもう無いことでもあれば、これくらいで充分でもあろう。

青羽せせり蝶 3

2012年05月21日 00時52分00秒 | 蝶・蛾
この季節のこの花にだけ姿を見せる、アオバセセリ。
今日は天気が悪く光沢が出ないため、ストロボ発光で艶を出した。
これだけの接写でピカピカさせたのは申し訳なかったが、頭の毛の生え際の虹色に光っているのは自然光では出ない色だ。写せて良かった。



ストロボ無しでも撮っておいてもよかったが、それはまた来年の楽しみということで。

蝮草 2

2012年05月20日 00時49分07秒 | 春夏の花
みずみずしい緑色が美しい、名前は仰々しいマムシグサ。
好みな造形であるが、色彩的に賑々しさには欠けるので、せめて量がほしい感じで見てみた。
大群生にはならないタイプなので、多くとってもこんなもの。
花が全部あっちを向いてしまっているが、背中の艶のグラデーションは良い。



単品でも背景が良ければ綺麗。
まあ、こういう背景なら何の草でも綺麗だろう。



役目を果たしてデロリと終わっていく花。
こうなると、また全然違ったものに見える。
花部分の付け根あたりのブツブツのある部分が、秋には真っ赤な実になる。

九輪草 3

2012年05月15日 02時15分51秒 | 春夏の花
クリンソウが群生っぽくかたまって生えている。
山中の小川のそばがポジションのクリンソウで、これもそうなのであるが、杉山で、水が画面内に入れないと、これも雑草のテイストになってしまう。



花的には、単品でも良いほどにボリュームがあって、花らしい結構な花だ。
実際に見る感じでは良いものだが、それもそれとして悪くない。

縞蛇 2

2012年05月12日 01時00分48秒 | 
まだ寒さの残る山中の小川の上、木の枝に絡まって日なたぼっこ中のシマヘビ。
小さい蛇だが、小さいなりに長い体を持て余すような複雑なポーズ。



顔周りの鱗の造形が格好良い。
あと、体の縞模様が鱗ごとの色の変化ではなくて、それを無視した線になっているのが、意外といえば意外。