花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

深山川蜻蛉 3

2011年05月31日 21時59分16秒 | 
間もなく6月になろうというのにえらく涼しい日が続いている。
写真趣味的に好ましくない展開だが、このまま夏まで涼しければ節電の話的には良かったりもするのだろう。

写真は以前晴れていた日のミヤマカワトンボ。
カワトンボやイトトンボはフワフワヒラヒラとしたばかりの印象で心浮き立たせるものが少ないが、イマイチ晴れない気分をゆるゆる持ち上げるには向いているかもしれない。

鼈 2

2011年05月29日 21時55分20秒 | 
お寺の池を亀が泳いでいる、普通の風景だが、亀がスッポンであると何か物語性を受け取らざるをえないものがある。
野生のものが混ざってくることがないタイプの池であるので、誰かが放しているものであるわけで。
名前は知っていても、生き物としても食材としても馴染みは全然ないものだけに、そこに馴染んだ姿だけを見せられると、奇妙な印象だけが浮かぶ。

雲形豹紋蝶

2011年05月28日 21時33分26秒 | 蝶・蛾
目的はアオバセセリであったが、残念ながら今年は振られたようで、姿を見られなかった。
その代わりというものでもないが、今回初見のクモガタヒョウモン。



種類が違っても変化が少ない豹紋蝶だが、これは裏面が特に地味であることが特徴。
品の良い感じと言えなくもないかもしれない。

小山蜻蛉

2011年05月26日 21時17分19秒 | 
結構な勢いでグルグルと飛び続ける大型のトンボ。
飛び方とサイズからヤンマの種類だと思ったが、どうもエゾトンボの種類、オオヤマトンボかコヤマトンボのどちらかだ。
写真の角度が悪く不鮮明なため、どちらか確実にはわからないが、どちらかというとコヤマトンボっぽい、気がする。

胸部が黒と黄ではなく、光沢がある青緑との縞である特徴はこの写真でも見えるが、このボケ写真ではそれ以外なんとも言いようがない。

川鵜 12

2011年05月25日 21時25分23秒 | 
浅く広い下流の川のカワウの潜るのを、橋の上から。
潜ると言っても、体2つ分の水深もないので、くねくねするする泳ぐ姿がよく見えて面白かった。
獲ろうとする魚でもいれば、それも見えると思うのだが、それは見えず。なんだろう。



何故かF16とかの絞りになっていたので露光が遅くなり、ブレた写真になってしまったが体のテラテラ感が水鳥らしく。
鵜は足がぶっとい。



おまけで、別の日に別の所で飛ぶカワウの若鳥。
飛ぶ姿の様にならなさが何とも言えない。

鶯 8

2011年05月23日 22時46分54秒 | 
ものすごい口の開きかたで、大きく一鳴きするウグイス。
油断なく周りを警戒しているのか、存在を誇示しているのかどっちなのかわからないが、小さい体を震わせて限界のパフォーマンスを見せる姿は素晴らしい。
顔の毛が逆立って見た目に綺麗でないのも、そういう瞬間だからであるので、スポーツ選手の変顔写真のようなものである。

青紋糸蜻蛉

2011年05月21日 22時50分29秒 | 
赤いイトトンボといえば、ベニイトトンボという絶滅危惧種がいて、この辺りでは時々見られるということで期待するのだが、この赤いのはアオモンイトトンボ。
ごくありふれた青いトンボだが、メスの一部の羽化したての個体はこのように赤いということである。
また、同じように普通なアジアイトトンボというのも、これととても良く似ている、らしい。

ハズレ籤のようなものだが、まぁこれはこれでキレイな虫であることは違いない。

芍薬

2011年05月17日 23時55分42秒 | 春夏の花
マー綺麗な花ですネーとくらいにしか感想のあるものではないが、こういうのは、それ以外は余分だ。
という感じの、シャクヤクの花。



満開の花盛りと言うにはちょっと花の密度が薄く、あるように見せないと案外地味なのはこの花の弱点。

大手毬 2

2011年05月16日 23時18分19秒 | 春夏の花
良い感じにちょうど満開のオオデマリ。
個人的には、藪手毬や大手毬はテマリ、と澄んで発音したいものなのだが、どこの誰のどんな判断によるものだかしらないがデマリと呼ばれることになっている。
オオデマリ、オオテマリ、どちらが呼びやすいというようなこともないと思うのだが。