花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

腰赤燕 3

2010年09月30日 21時10分45秒 | 
渡っていく季節を前に、栄養補給に余念のないツバメ。
写真のはコシアカツバメ。
狭い街はずれの畑とかであれば、ぐるぐる回っているところに多くのシャッターチャンスが生まれるが、
だだっ広いところを気ままに飛ぶのにはなかなか手も足も出ず、豆粒写真のトリミングが関の山。
写真の見栄えは良くないが、目で見るのには伸び伸びとしていて気の晴れるものだ。



実りの田んぼの上を飛ぶ、こちらは普通のツバメ。
α55のEVFでツバメを追うことも無理ではないが、激しく追うと画面表示コマ数が30fpsになってしまう。
常時60fpsあればEVFの印象はぜんぜん変わるだろうと思うのだが。

鴛鴦 18

2010年09月28日 22時10分48秒 | 
まもなく10月というタイミングで、例年通り宝ヶ池にオシドリがやって来始めた。
今年の暑さを考えるとあまりに気が早くも冬羽になっているオスと、まだ大体夏羽だが冬羽になりつつあるオスの2羽。



池の鯉の餌やりに参加するカルガモとマガモに混ざっていた。
今回、飾り立てて見せる相手がいないのでイチョウ羽を畳んで、まだしも地味な出で立ち。
マガモも、これから顔が緑になるオスもまだ中途半端な状態で、そういえばこれも渡り鳥なのであった。馴染みすぎだ。



オシドリの地味状態でも、くちばしが赤いのはオスなので間違うことはない。
なにか、違う妙な鴨にも見える。

鳰 9

2010年09月27日 22時16分24秒 | 
ダッシュカイツブリ。
夏が終わると、カイツブリがニオホホホと歌いだし、湖面は俄然、にぎやかになる。
そういう中で、らしくなくハッスルするカイツブリも居る。
全体的に貧相がゆえに必死さの美しい絵面である。


α55というカメラは、使うほどモニョモニョした気分になる使い勝手の微妙なカメラだが、役に立つところでは今までにない役立ち方をしてくれるのは良い。
万能選手ではない小さいスペシャリストという面は、このカイツブリに似ている。

大原

2010年09月26日 20時50分09秒 | 秋冬の風景
昨日のヒガンバナ探しが不発だったので、安全牌の大原に行った。
今年のヒガンバナはやはり遅く、微妙ではあったが、全体的に綺麗なところなので、それはそれで良い。

写真は、リスペクトを捧げる「( ゜毒゜)< しんどい。」の人の「日本カーブミラー百景。」に感動して、一度やってみたかった雰囲気の。
ミラーの中の風景にピントを合わせるとミラー自体にピントが合わず、絞ると素敵な周辺減光が減ってつまらなくなる二律背反。


  

ヒガンバナの比較的良いところの切り抜き。
花の時期が例年より遅いと、早い花と遅い花のばらつきが大きくなって満開の派手さが損なわれることが多いようだが、さてこれはどうだろうか。
次の土曜あたり再挑戦したいところ。


善峰道

2010年09月25日 23時08分51秒 | 秋冬の風景
京都府の向日市、長岡京市の街から京都市西京区の山の中の善峯寺へ通じる道が善峰道である。
途中、丹波街道を横切る辺りの竹林は嵐山野宮神社周りの竹林に手作り感と素朴さを併せた感じで写真には良くないが味のある風景だ。
写真は、もっと山の中に入って、下の見晴らしが良くなってきた辺りの、街と反対側の風景。
この時期の田んぼの実りの風景を見ると、日本人ならば郷愁を感じずにいられないものだ。


無人販売所はナスの季節。今年もさすがにもうずいぶん涼しいので、秋ナスと言ってもよかろうか。
水茄子とじゃがいもを買いました。



このへんの田んぼにヒガンバナが咲いていないかというのを期待しての今回であったが、あまり数がないと思ってよく見たら多くが刈り捨てられてあった。
まぁいろいろ理由はあるにせよ無いにせよ、カメラおやじにあぜ道を踏み荒らされて写真を撮らせてもお百姓さんに良いことはひとつもないので何も言えない。
やはり観光のために咲かせてあるところが、俺に良しお前に良し具合良しであるか。

瑠璃立羽蝶 7

2010年09月23日 22時44分28秒 | 蝶・蛾
ルリタテハとアカタテハ。
α55の秒間10連写モードはこういうシーンを撮るのに向いているように見えて、
実はシャッタースピード1/500秒を堅守しつつなるべく低感度で撮るアルゴリズムのため、
1/500秒では遅すぎるような被写体は対象外であるという罠があったのであった。
この写真は、アカタテハの顔はシャープネスをキリキリかけて縮小したら、まぁ見られるものではあり、
ルリタテハの方はそもそもピントから外れているのだが、しかし1/1000は欲しかった。



なるべく綺麗に撮りたい時には二刀流のα900で。
やはりどうしても格の違いというものはある。

秋桜 5

2010年09月21日 21時24分04秒 | 秋冬の花
田んぼの隙間の小さいコスモス畑?のコスモスも、遅まきながら花をつけ始めた。
まだ何とも貧相で微笑ましい具合。
一本からの蕾の量が後々の猛々しさを想像させるものの、実に微妙だ。



ヌスビトハギやらエノコログサやら、雑草の茂り放題で、上ではコスモス畑と書いたが実際は何なのだか。
しかしこういうのも面白い絵だ。

lycoris

2010年09月20日 21時10分41秒 | 秋冬の花
もうじきお彼岸であるが、今年は残暑がいつまでも厳しかったのでヒガンバナは遅れている。
早い年なら9月半ばに満開だが、今年はそろそろ出てき始めたところだ。
で、写真は、日本語名をつけるなら西洋彼岸花とか西洋夏水仙とかとでも呼ぶべきリコリスの種類。



リコリスといえば、話に聞くサルミアッキなど「リコリス味」の菓子などはリコリスでもlicoriceであるスペイン甘草であって、ヒガンバナ味ではないようである。
ヒガンバナは毒性があることでも有名なので一安心といったところだ。

金蛇 5

2010年09月19日 20時58分20秒 | 
ツユムシに喰らいついたカナヘビ。



カナヘビは、こう見えていちいちにアクションが大きいので、草むらが大仰にガサゴソいうのでよくわかる。
その辺で、スマートな印象はないが、なかなか堂に入ったハンターの風貌である。

瑠璃立羽蝶 6

2010年09月17日 20時36分03秒 | 蝶・蛾
α-sweetD、700、900の試運転の時にも出てきてくれたルリタテハ、今回のα55の時にも出てきてくれた。が、やんぬるかな、幼虫である。
タテハ蝶の幼虫はどれも、このような、青虫ではなく毛虫でもない、トゲ虫?のような、形容のしっくりこない姿をしている。

上記のような縁のある蝶だが、実は今回は撮るときにルリタテハであることを知らなかったのでいつものα900で撮っている。
55で羽化した良い成虫を撮りたいものだ。

秋海棠 3

2010年09月16日 21時45分33秒 | 春夏の花
ここ数日でずいぶん涼しくなったが、写真はその前、先週末の暑い頃。
しかし暦どおりにシュウカイドウの花も咲いて、なんとなく期待するほど気候によるドラスティックな変化というものはないようで。



こちらは、α55で広角で下から覗き込む構図。
右下に札が写り込んで植物園であることがばれている。その辺は気をつけないといけない。
それはそれとして、普通の目線とでずいぶん花の印象が違う図になるのが面白い。

雁草 4

2010年09月15日 21時49分43秒 | 秋冬の花
花の形が半端に個性的すぎて、この角度以外になかなか撮りようがないが、しかし良い花であるカリガネソウ。

これは先日からのα55ではなく900で撮った写真。
55のファインダーも決して悪くはないが、900のと比べられる性質のものではない。
二つ持ち歩いて適宜に持ち替えながら撮っていると、良し悪し、向き不向きがまざまざと見える。
止まったものにα900、動くものにα55の二刀流が現状最強か。

紫燕蝶

2010年09月14日 21時12分39秒 | 蝶・蛾
ムラサキシジミにとても良く似て、後羽にツバメシジミやアゲハのような燕尾部があるのが、ムラサキツバメだ。
閉じた羽の内側には、やはりムラサキシジミのような青く光る模様がついているはずだが、今回は見せてくれなかった。



こうしていると地味なばかりだが、ストロボを光らせると羽の外側にも光沢があり、目にハイライトも入って可愛らしげにも見える。
悪くない。