やまなし・まちかど図鑑

山梨県内のレトロなまちかど、面白・珍らし物件を凡苦楽庵が探訪します。

今年の近代建築探訪

2018年12月27日 | お知らせ
今年もあとわずか。
今年探訪した近代建築は以下の通りです。

5/16 大市館(山梨・身延町) S初期
5/25 種徳館(山梨・都留市) M20代 
6/1 横山酒造店(山梨・南部町)T5+S28+S30
6/2 安田屋旅館(静岡・沼津市)T7・S6
6/13 旧早川家住宅(山梨・笛吹市)S17
6/20 東京都慰霊堂(東京・墨田区)S5、千鳥ヶ淵戦没者墓苑(東京・千代田区)S34
7/14 立正佼成会大聖堂(東京・杉並区)
東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂(東京・文京区)
乗泉寺(東京・渋谷区)いずれもS39
7/19 旧農林水産省蚕糸試験場・小淵沢飼育所第2養蚕室(山梨・北杜市)S16
10/30 金具屋(長野・山ノ内町)S4
11/7 旧豊郷小学校(滋賀・豊郷町)S12
11/8 近江八幡市のヴォーリズ建築
近江金田教会(S25)
ヴォーリズ記念館(S6)
ハイド記念館(S6)
旧八幡郵便局(T10)
ヴォーリズ記念病院(礼拝堂(S12登文)
五葉館(T7・ツッカーハウス(T7)
11/9 旧琵琶湖ホテル(滋賀・大津)S9
12/15 天理市の近代建築
天理大図書館(S6)
若江の家(T13)他


旧堀田家住宅(堀田古城園)の保存修復工事現場見学会

2018年08月11日 | 甲府市
甲府市の歴史文化財課の案内で、武田神社南に残る、旧堀田家住宅(堀田古城園)保存修復工事現場見学会に参加しました。

旧堀田家住宅(堀田古城園)の遍歴は、
昭和7年竣工
昭和8年 割烹料亭開業
第二次世界大戦後、GHQの将校宿舎として貸し出し
昭和21年 旅館業開業
昭和46年 旅館業閉業、その後は住宅として使用
平成10年前後空き家となる
平成26年主屋建物の保存を条件に甲府市に寄付
となっています。
昭和初期の近代和風建築です。工事は漆喰の中塗りが終わった段階でした。


右の飛び出ている部分は、中二階になっていて当時は離れ座敷として、特別な使われ方をされていたようです。


二間続きの座敷


広縁のガラス戸には、一部に「結霜ガラス」が使われています。


廊下の突き当たりにある、タイル製の流し


長屋門はショップとカフェとして利用されるそうです。


離れの茶室は、平面が矩形でなく菱形をしていて、「武田菱」をモチーフにしているとの事です。

旧武川国民学校奉安殿

2018年07月30日 | 北杜(ほくと)市
奉安殿」そのものはもとより、その言葉さえ知らない世代が増えています。
もちろん小生もリアルな体験はなく、知識としてしか知りません。
小生としては、その意匠等の建築的な関心しかありませんので、この秋に開催する「まちかどの近代建築写真展in藤村記念館」で、奉安殿のちょっとしたコーナーを設けることにしました。
そんな訳で山梨県内の奉安殿を調べた所、北杜市武川に「旧武川国民学校奉安殿」が現存していることが分かりました。
峡陽文庫というブログによりますと、
昭和3年に当時の富里尋常高等小学校の奉安殿として建設され、昭和8年に武川村の発足に伴い、武川尋常高等小学校と改称され、昭和16年には国民学校令に伴い武川国民学校となったそうです。
終戦後は武川村役場の書庫として使用され、その後、昭和36年に武川小学校隣りの牧ノ原八幡神社境内に移設されているそうです。
全国には、驚くような意匠の奉安殿もあり、写真展を楽しみにして下さい。


まちかどの近代建築写真展in藤村記念館Ⅸ

2018年07月27日 | お知らせ
恒例となりました「まちかどの近代建築写真展in藤村記念館」のお知らせです。
9回目となる今回は、信仰・鎮魂・祈願といったキーワードで、全国に残る明治から昭和にかけて建てられた教会や寺院などの祈りの建築約400点を集めました。

期間 9月22日(土)から10月14日(日)まで
AM9:00〜PM5:00(最終日はPM3:00まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
会場:甲府市藤村記念館(甲府駅北口よっちゃばれ広場)
入場料:無料


旧蚕糸試験場

2018年07月19日 | 北杜(ほくと)市
北杜市小淵沢にある、旧農林水産省蚕糸試験場・小淵沢飼育所第2養蚕室。
昭和16年の建築





門はスクラッチタイル、現在は「農業・食品産業技術総合研究機構遺伝資源センター」になっています。


大正時代の看板建築-横山酒造店

2018年06月04日 | 峡南(身延・早川・南部)
南部町にある店舗です。
大正5年頃の建築ですが、その後昭和28年と30年に増築(3階部分と北側)されています。
2016年に登録有形文化財として登録されました。




日本最古の公民館-種徳館

2018年05月25日 | 都留市・西桂町
種徳館は都留市出身で東京・品川沖の台場工事などで財を成した建築家天野開三氏(1814-1900年)が、青少年の修身鍛錬の場として明治20年代に建設されました。日本最古の公民館とされています 。天野氏の子孫から建物を寄贈された市は、現在地に移築。その際、建材は極力再利用したとのこと。現在、そば打ちなどが楽しめる体験施設として利用されている。(富士山NETより引用)




下部温泉散策(1) 大市館(裕基屋)

2018年05月17日 | 峡南(身延・早川・南部)

武田信玄のかくし湯としても知られる下部温泉。その歴史はもっと遡ることが出来ます。中学時代の国語の教科書に、井伏鱒二の「山椒魚」が載っていましたが、その井伏がよく湯治に来ていたのが下部温泉です。この宿は、創業明治8年とのことですが、木造3階建てのこの建物は昭和初期のもののようです。

2018年5月17日追記:登録文化財への答申がされましたので、再訪問しました。

峡北の教会2題

2017年11月27日 | 教会・寺社
来年の「まちかどの近代建築写真展」のテーマは教会や寺院を予定しています。
以前長坂の「聖マリア教会」を撮影に行った時、誤って外観写真を消去してしまったので、再訪問しました。ついでに清里に廻って、「聖アンデレ教会」へ。
両方とも聖公会の教会です。似ていますね。
「聖マリア教会」は昭和37年、「聖アンデレ教会」は昭和23年の建築です。


長坂聖マリア教会


清里聖アンデレ教会

登録有形文化財の答申

2017年07月23日 | お知らせ
2017年7月22日の山梨日日新聞の記事と、新聞にも掲載された3件の写真を紹介します。

谷村町駅舎(都留市)

村松新聞店(都留市:旧市役所分庁舎)

黒田医院(大月市:旧猿橋警察署庁舎)


まちかどの近代建築写真展in藤村記念館Ⅷ

2017年07月15日 | お知らせ
まだちょっと先の話しですが、恒例となりました「まちかどの近代建築写真展in藤村記念館」のお知らせです。
今回は8回目となり、全国に残る明治・大正・昭和初期に建てられた“医院建築”を集めました。
「医者と味噌は古いほど良い」という諺がありますが、建築も古いほうが良いこともあります。
期間 9月12日(火)から9月28日(木)まで
AM9:00〜PM5:00(最終日はPM3:00まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
会場:甲府市藤村記念館(甲府駅北口よっちゃばれ広場)
入場料:無料


桜の下の分校-市川南小学校南分校

2017年04月20日 | 市川三郷町
市川三郷町の大木地区に残る、旧分校です。
昭和31年の建築ですから60年を経ています。






はかり屋さんの工場

2017年04月08日 | 甲府市
道路拡幅や後継者の問題もあり、店を閉じ、建物も解体されることになりました。
過日、市の教育委員会の依頼で、奥にある工場の採寸をしました。洋小屋トラスです。
平成29年に解体されました。




「まちかどの近代建築写真展in藤村記念館Ⅶ」

2016年09月05日 | お知らせ
長らく更新していませんでしたが、恒例となりました「まちかどの近代建築写真展in藤村記念館」のお知らせです。
今回は、全国に残る明治・大正・昭和初期に建てられた“商店建築”を集めました。
期間 10月4日(火)から10月21日(金)まで
AM9:00〜PM5:00(最終日はPM3:00まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日)
会場:甲府市藤村記念館(甲府駅北口よっちゃばれ広場)


民家のあるワイナリー

2014年05月29日 | 甲州市


創業100年になるこちらのワイナリー、敷地内に築100年の民家があります。現在は売店とゲストルームに使っているようです。

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