今年は3月11日の東日本大震災をはじめとして、さまざまな面で大激震の年でしたが、個人的には嬉しい事もいくつかありました。
そのもっとも大きな喜びは、甲府駅北口に移築された、藤村記念館(旧睦沢学校・重要文化財)で、春と秋の2回、「まちかどの近代建築写真展」を実行したことです。これは、全国の近代建築愛好家の協力を得て各地で開催されているもので、春は「擬洋風」、秋は「駅舎」を展示しました。この写真展が縁で、甲府駅北口の指定管理者となったNPOの会員にもなり、また甲府市教育委員会の藤村記念館運営委員にも委嘱され、ますます藤村記念館との結びつきが深くなりました。
「擬洋風」とは明治初期に地域の大工や職人が、文明開化によってもたらされた西洋建築を見よう見まねで建てたものを言います。山梨では、当時の知事にあたる県令・藤村紫朗(ふじむらしろう)が、県内の公的施設、特に学校に、この擬洋風建築を強く推奨したことから、後に「藤村式建築」と呼ばれるようになりました。
現在、県内に現存している藤村式の学校は5棟あります。この1年の締めくくりに際し、5棟一挙に紹介します。
旧睦沢学校(現・藤村記念館)明治8年
旧津金学校(北杜市)明治8年
旧室伏学校(山梨市)明治8年
旧舂米学校(富士川町)明治9年
旧尾県学校(都留市)明治11年
県内の藤村式建築がネットワークで結ばれ、共同事業等を通して地域の発展につながれば良いなと思っています。2012年の初夢としておきましょう。
本年も当ブログを訪問下さり、まことにありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
←“藤村式勢揃い!”と一日一回クリックして頂けるとありがたいです。
そのもっとも大きな喜びは、甲府駅北口に移築された、藤村記念館(旧睦沢学校・重要文化財)で、春と秋の2回、「まちかどの近代建築写真展」を実行したことです。これは、全国の近代建築愛好家の協力を得て各地で開催されているもので、春は「擬洋風」、秋は「駅舎」を展示しました。この写真展が縁で、甲府駅北口の指定管理者となったNPOの会員にもなり、また甲府市教育委員会の藤村記念館運営委員にも委嘱され、ますます藤村記念館との結びつきが深くなりました。
「擬洋風」とは明治初期に地域の大工や職人が、文明開化によってもたらされた西洋建築を見よう見まねで建てたものを言います。山梨では、当時の知事にあたる県令・藤村紫朗(ふじむらしろう)が、県内の公的施設、特に学校に、この擬洋風建築を強く推奨したことから、後に「藤村式建築」と呼ばれるようになりました。
現在、県内に現存している藤村式の学校は5棟あります。この1年の締めくくりに際し、5棟一挙に紹介します。
旧睦沢学校(現・藤村記念館)明治8年
旧津金学校(北杜市)明治8年
旧室伏学校(山梨市)明治8年
旧舂米学校(富士川町)明治9年
旧尾県学校(都留市)明治11年
県内の藤村式建築がネットワークで結ばれ、共同事業等を通して地域の発展につながれば良いなと思っています。2012年の初夢としておきましょう。
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